クロノトリガーアレンジシナリオ(チラシ裏で温めてたやつ) 作:ロン毛リオン
マールを王宮にエスコートしただけで誘拐容疑で逮捕されるという異常性。しかも即刻裁判が始まり投獄。文明が進んだ司法制度を知っていたルッカには、とてもついていけなかった。西暦1600年代の中世ならありえたとしても、そこから400年も経っている現代ですらそのシステムが維持されているのは信難い事だった。
とはいえマノリア修道院での一件もある。魔族が人間に擬態して王家に先入してやりたい放題やっている可能性もある。ジナさんのうろたえ様が可哀想であり、何とかせねばと思ったルッカは、文明が進んでいた世界にて作っておいたドローンを使い、王宮の内部へとカメラ調査を仕掛けた。
王宮の上階には総理大臣専用の特別室がある。バルコニーから侵入したドローンは、その部屋にマノリア修道院でも見かけた図形(擬態に関する魔法陣)を見つけた。
クロノの死刑が決まった頃、カラス魔族がルッカの元に現れた。そのカラス魔族は歴史改変を主導した子孫であり、未来に生まれるかもしれないルッカを助けるようにをサポートするように指令を受けていた。
ルッカはカラス魔族に脱獄の協力を求めた。
カラス魔族は「大丈夫だろう」という。王家には仲間のスパイが以前から潜り込んでいて、既に脱獄の手筈は整っているという。兵士達の多くは取り調べもろくにしなかった担当監や大臣らの態度に不満を持っていて、脱獄に協力してくれるという。兵士らに戦いを仕掛けないでいれば、脱獄行為は見てみぬ降りをする計画になっているそう。
ルッカはドローンを操縦している際、王宮の渡り廊下手前にて対脱獄者用兵器(ドラゴン戦車)を目撃した。自分の兵器(火炎放射機)とちらが強いのかを試したくなったルッカは自らが脱獄の主犯になる決断をした。
脱獄後の逃走ルートはガルディアの森を抜ける事が計画されていて、森を抜けると、裁判結果に不満を持った大衆らがクロノ達を匿いつつ王宮前でデモ活動を予定しているという。
しかし、脱獄の最中、マールが逃亡の協力に加わるのは想定外だった。近衛兵達は王の許可がなくてはマールを外に出せない。千年祭に参加する為にこっそり抜けだしたマールの件に関して近衛兵は上役にこっぴどく叱られていた。マールだけは保護せねばならなかったが、一介の兵士が王女に触れる事は許されない。
クロノだけ捕まえるにせよ、次期国王になるかもしれないマールの嫁候補である。あるいはマールが次期女王になるかもしれないのにそのマールの機嫌を損ねるようなことは兵士にとって出世の道が永遠に無くなることを意味する。
捕まえそうで捕まえない不自然な行動をしてしまう。
ルッカはその光景が面白くて、つい魔が差してしまい、森の行き止まりに行くようにクロノに合図してしまい、そこで未来行きのゲートを発見してしまう。