気がついたら天使様に恋をしていたのだがどうしたらいい? 作:ブラックマッハ
昨日、真昼の事で妹と喧嘩してしまったため、晩飯を作ってもらえなかった。そんな俺はコンビニに買い出しに行き、鮭の弁当を買った。
そして現在ベランダから食べてる最中だ。たまたま俺が居る時に真昼もベランダにいたらしく話しかけられた。
「何食べているんですか?」
「コンビニの鮭の弁当だ」
「……まさか晩御飯だと言いませんよね?」
そう尋ねられて、はいそうですなんて答える俺じゃない。だが真昼のオーラを感じるとやはり嘘をつけなくて真実を言ってしまう。
「そうだよ。妹と喧嘩中だから仕方がないだろう」
まるで何かを訴えかける政治家みたいになっている気分だ。
「結局仲直りするのが大変な状態だからしょうがない。まぁその内ビンタとかすれば仲直り出来るんじゃないか?」
「仲直り出来る自信があるんですね」
そう言われて俺ははっきりと頷く。喧嘩はするが仲直りも早い。結局最後に謝るのは俺なんだ。
鮭の弁当を食べるのに飽きて料理を作って欲しくて謝る。
てのは建前で本当に妹と喧嘩するのは嫌なんだ。早く仲直りをしたくなる。
「それより……食べ盛りの男子高校生がたったそれだけで満足出来るんですね?」
「出来ないさ、まぁ仕方がないだろう。今満足出来る食べ物がこれしかないのだから。料理作れないから諦めているよ」
「……その上整理整頓も出来ないのによく一人暮らししてますね……」
「整理整頓は出来ないな。でも清掃はしっかりしているぞ。掃除機かけるのは俺だからな」
真昼は俺の顔をじっと見てきた。俺は、弁当を食べる方に集中した。
真昼は、ため息をつくと
「しょうがないですねちょっと待っていてください」
そう言って真昼はベランダから消えて、いい匂いがする。これはなんだ。そう思うと食が進み、どんどん弁当の中身が消えて行く。
……そしてしばらくすると「ピンポン」とチャイムが鳴る。それを聞いて俺は直ぐに玄関に向かう。すると、美味しそうな香りのする鍋を持って真昼はやってきた。
中身はなんなのか蓋がされていて見えない。何か楽しませる工夫を感じた。
だが中身が気になる。
「これはなんだ」
そう尋ねると
「お味噌汁です。……中に入ってもいいですか?」
そう言われて俺は直ぐに鍋を持ちリビングに連れて行き、鍋を置いて二つの茶碗を準備した。
「どうぞ」
そう言って俺は、赤い茶碗を渡した俺は黒い茶碗で食べる。
「なんかな……」
俺を言い出した言葉をためらった。
「なんです、聞かないときになります」
「カップルみたいだなと思ったんだよ。まぁ見られないけど」
俺は、やや恥ずかしくなりながらそう言った。
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