気がついたら天使様に恋をしていたのだがどうしたらいい? 作:ブラックマッハ
俺はノロノロと冷蔵庫に買った物を適当に入れて、ノロノロと優雅に周の部屋にやってきた。入って思った事はゴミ屋敷の前段階だなと思った。物が沢山置いてあり、全く侵入出来る隙間なんてあるのかって感じだ。
「矛君、取り敢えず服は洗濯かごに放り込んでおきましょう。本来は掃除は上から下の順でするのですが、これは掃除機かける以前の問題です。折角のフローリングが物で隠れてるし。服は洗うにしても小分けがいいですね、多すぎます。あとこれ着ているもの着ていないもの区別つくんですか。全部洗っていいですか」
となんともツッコミどころが多い家である。まぁ俺は、基本床に物を置く主義はなくて、基本机の上でなんとか対処できる問題だ。だが周は机どころじゃないためいくら何でも酷すぎるのだ。
常日頃ためたゴミは厄介なことになると言うが本当の事らしい。こりゃ怪我済むどころの話じゃないなと思いながら作業を始めた。
俺は、真昼や周とは、反対の場所から片付けて行く。次から次へとなんかアリというより穴を掘るモグラみたいな印象を持ちながら雑誌や服を分別する。めんどくさい。
「矛君、雑誌に集中しないで手を動かしてください。」
「はいよ」と言うとたんに真昼は体制を崩した。俺は障害物を避けながら急いで真昼の所に行った。倒れ込むところをなんとか受け止めて、お姫様抱っこの形になった。
「危ない危ない」
俺は上から真昼の顔を見る。いかにも顔を尋常ない程顔が赤くなっていた。
「大丈夫か?」
「大丈夫じゃないです。早く降ろしてください」
そう言われて俺はゆっくり床に降ろした。
「転んだ私が悪いのは認めますが、こういう事があるから片付けをするべきだと」
「そうだぞ、最低でも机に置ける様にしておこうぜ。後で大変なことになりそうだからな」
2人でガミガミ叱られて萎縮してしまったようだ。
「矛君、わざわざ受け止めてくれてありがとうございます。こちらこそすみません」
「良いてことよ。友達なんだから助けて当たり前だな。さて頑張って終わらせようぜ」
そう言って気合いを入れる一言を言った。するとますます気合いが入る2人だった。俺のいるおかげか半日かけて終えることが出来た。
こんなのを毎日やるなんて引っ越し屋さんは凄いなと思った。
「どうしました。いつもより元気ないのはそうですが、顔色が悪くなっていませんか?」
「疲れただけだから、本当に引っ越し屋さんは凄いよ」
「そうですね。もしかしたらゴミ掃除もしますからね」
面白いと感じたらお気に入りや評価や感想をお願いします。
感想はこちらからhttps://syosetu.org/?mode=review&nid=311952
評価はこちらからhttps://syosetu.org/?mode=rating_input&nid