幻想郷に迷い込んだ結果、紅魔館で執事することになりました。 作:ぽてとめぇん
初投稿です。
注意
にわかによる創作です。
設定やしゃべり方が違うかもしれません。
ご了承ください…。
「…まよった。」
俺は今日ソロで田舎にあるキャンプ場に来ていた。
今回来たところは滅多に行かない地域だったため散策しに行っていたのだった。
移り行く景色を堪能していたのだが、
夢中になりすぎて帰り道がどこかを完全に見失ってしまった。
幸い、キャンプするための道具は持っているのだが食糧が足りるか…
一泊二日の予定で来ていたので2,3食分しかない。
早めに抜け出したいところだが、
形態の電波はおろか、民家すらも見つからない。
完全に森の中に迷い込んでしまった。
そうこう考えているうちに気が付けば日が傾き始めていた。
「どこか開けた場所に行こう…考えるのは場所を確保してからだ…」
森の中を散策していると、開けた場所に出ることができた。
ここら辺ならテントを設営できそうだ。
今日は何とかそこにテントを設営し、一夜を過ごすことができた。
次の日の朝。
外からは誰かの話声が聞こえる。
?「…これは何かしら?」
?「俺が知るかよ…けど、ここらじゃ見ないものだな…」
俺は気になりテントから出てみるとそこにいたのは…
?「うわぁ!…びっくりさせんなよ…って、人間?」
?「…本当だわ、なんでこんなところに人間がいるのよ。」
赤い服に包まれた巫女のような恰好をしたような女の人と
魔女のような恰好をした黄色い髪の女の人がそこにいた。
主「…誰ですか?」
赤い人「それはこっちが聞きたいわ、あんたどこから来たの?」
主「えっと…○○県○○市の…」
赤い人「…なるほど…外来人ってことね。」
主「外らい…それってなんでs」
黄色い人「なぁなぁ!これなんて道具なんだ!すっげーかっこいいんだけど!」
外来人について聞こうとしたとき黄色い人がこちらにずいっと近寄る。
彼女の手にあったのは、『バーナー』という道具。
この上にやかんや鍋を置いてお湯を沸かしたり、料理したりするものだ。
赤い人「あ・ん・た・ねぇ!」
赤い人のげんこつが黄色い人の頭に吸い込まれるように当たる。
黄色い人「ってぇー!なにすんだよ、霊夢!」
赤い人「それはこっちのセリフよ!
人様が外来人の対応を考えているのにあんたは外来人の道具に興味持っちゃって!」
黄色い人「いいじゃねぇかよ、別に。気になったんだから…」
赤い人「ふーん…じゃあ、咲夜にパチュリーの本を無断で借りたとき、
勝手にフランたちのスコーン食べたこと言っていいんだ。」
黄色い人「なっ!なんでそれを…!」
赤い人「これがばらされたくなければ私に協力しなさいよ。」
黄色い人「…へ、ならこっちのも秘策ってもんが―――」
ギャアギャアと喧嘩を始める二人。
結局何をしたかったんだろうと思っていると…
赤い人「…って、そんなことはどうでもいいわ!大事なこと忘れるところだったわ!」
黄色い人「あぁ!そうだよ、異変の解決に向かってるのに道草食ってる場合じゃねぇ!」
我に返る二人。
すると、俺のほうを見て何かを考えだす。
赤い人「…とりあえず、この人は紅魔館にでも預けましょう。」
黄色い人「そうだな…襲われないことを祈るしかないな。」
赤い人「とりあえず名乗っておくわ、私は博麗霊夢。」
黄色い人「私は、霧雨魔理沙。とりあえず、これに乗りな。」
主「え、こうですか?」
いわれるがまま魔理沙の箒に乗る。
霊夢「さ、行くわよ。急ぎなさい。」
魔理沙「ちょ、待てよ!」
主「へ?うわぁぁぁぁぁ!!」
箒が浮き空を飛び始めた。
そして、感じたことのないスピードを出してどこかへ向かい始めた。
魔理沙「しっかりつかまってろよ。振り落とされるんじゃ、ねぇぞ!」
主「え、まだ、加速…うぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」
主「はぁ…はぁ…つ、疲れた…」
魔理沙「ははは!なんだよ、情けない奴だなー!」
霊夢「言ってる暇はないわ。ほら、行くわよ。」
いわれるがまま二人についていく。
すると、目の前には赤い大きな洋館が見える。
初めて見る建物だった。
霊夢「よし、寝てるわね。」
魔理沙「おぉ~、相変わらずさぼってやがる。」
霊夢「じゃ、ここに置いていきましょう。」
主「…はい?」
霊夢「仕方ないじゃない、私たちこれから異変の解決しないといけないもの。」
魔理沙「事情は、そこの寝てるやつにしてくれ。多分中に入れてくれると思うからよ。」
霊夢「じゃ、行くわね。無事生き延びることを祈っておくわ。」
魔理沙「悪いな、終わったらすぐ迎えに行くからよ。それまで無事でいろよ~!」
そう言って二人はどこかへと消えてしまった。
わからない土地で、しかも不気味な館の前に独りぼっちとなってしまった。
魔理沙曰く、寝てる人に事情を説明すれば…と言っていたのだが。
?「( ˘ω˘)スヤァ」
主「…起こしづらいな。」
幸せそうに寝ている人を起こすのは少しが気が引ける。
どうしようか、悩んでいたところ唐突に首から冷たいものを感じた。
なんだと、そう思い首のほうを見ると…
?「動かないでください。さもなくは…」
本物のナイフが俺の首筋には添えられていた。
命の危機を感じる。
自然と俺の心拍数が上がっていく。
?「そこまでにしなさい、そいつはあの二人に連れられてきただけよ。
敵意はないわ。」
ある人の声で首筋にあったナイフが下がる。
その声の主のほうを見ると、そこには少女が立っていた。
?「さて、あなたはなんていう名前なの?どうしてここにいるのか答えなさい。」
その少女の目は赤く光っていて、背中からは羽らしきものが生えていた。
主「えっと…
霊夢さんと魔理沙さんに連れられてきて、置いて行かれた感じです。」
?「やはりあの二人だったのね、ありがとう。咲夜、この人を中に案内しなさい。」
咲夜「承知しました。では、お客様。こちらに。」
一「はい…お邪魔します。」
館へと入り、そのまま咲夜さんについていく。
咲夜「先ほどはナイフを向けてしまい、申し訳ありませんでした。」
一「いえいえ、周りから見れば侵入者に思えますよね…こちらも紛らわしいことしてすいません。」
咲夜「謝る必要など…あ、こちらの部屋でお休みください。」
一「ありがとうございます。ありがたく使わせていただきます。」
俺はそう言って中に入ると個室とは思えない広さの部屋が見て取れた。
俺は反射でドアを閉める。
咲夜「どうなされたのですか?」
一「…これって、個室ですよね?」
咲夜「はい、そうですよ?もしかして、狭かったですか?」
一「いやいやいや!広すぎるくらいですよ!
なんで部屋に普通にキングベットが置いてあるんですか?
しかも、キングベットが置いてあったとしてもこの有り余ったスペース…
本当に広すぎますよ!」
咲夜「お気に召したようで…」
一「いやぁ…さすがにこれで止めてもらうだけなんて…代わりに何か手伝わせてください。」
咲夜「さすがにお客様にお手伝いなど…」
?「いいんじゃない?ちょうど人手が足りなかったようだし。」
咲夜さんの後ろには先ほど玄関で会った銀髪の少女。
そして、その少女の後ろにも金髪の少女がいた。
咲夜「レミリア様。本当によろしいのでしょうか?」
レミリア「本人がそう望んでるのであればそれでいいんじゃない?」
咲夜「…承知しました。では、一さん。早速ですが…」
咲夜さんがたぶん、ここでの仕事を話そうとしたとき金髪の少女がこちらに近寄ってくる。
?「見ない顔ね。お姉様、こいつ誰なの?」
レミリア「フラン、初対面の人にこいつなどと言わないの。
この人は霊夢と魔理沙が連れてきた外来人よ。
二人が帰ってくるまでこちらで面倒を見ることにしたの。」
フラン「ふーん…」
そういって、こちらをまじまじと見るフラン。
フラン「…ふふ、なかなかいいおもちゃになりそうね?」
一「……おもちゃ?」
フラン「決めた。あんた、私に付きなさい。いいわよね、お姉様。」
咲夜「フ、フラン様、それはさすがに…」
レミリア「いいわ。」
咲夜「レミリア様!?」
フラン「ありがとう、お姉様。ほら、行くわよ?ついてきなさい。」
俺は、彼女の言うとおりについていく。
出ていく間際、咲夜さんに耳打ちされる。
咲夜「……どうか、お気をつけて。」
その言葉を聞きながら、俺は自室を後にした。
咲夜「…大丈夫でしょうか。」
レミリア「大丈夫よ。」
咲夜「一さんは人間です。私からするとフラン様のそばにつかせると最悪…」
レミリア「安心しなさい、咲夜。私の運命では…きっと大丈夫よ。」
咲夜「…はい、レミリア様。」
俺は、フランに言われるがままついていく。
気が付けば地下室へと来ていた。
フラン「ここが私の部屋。覚えておくのよ。」
一「は…はい…それで、私は何をすれば…」
フラン「私の…遊び相手になりなさい。」
一「…遊び…相手?」
フラン「そうよ、最近になって外界にも出れるようになって…
そこで、いろんな遊びを学んできたの…それで私と遊びましょ♪」
一「…ちなみにどのような遊びでしょう?」
フラン「それはね……」
咲夜「……大丈夫でしょうか。」
レミリア「言っているでしょう、一は無事だと。」
咲夜「し、しかし…フラン様ですよ?」
レミリア「そんなに心配なら、見に行けばいいじゃない。」
咲夜「…わかりました、行ってきます。」
(無事でいてくださいね…一さん。)
フランの部屋の扉が開く。
咲夜「一さん…大丈夫で…す…」
フラン「あぁー!またジョーカー引いちゃったわ!」
一「ははは…では、次は私が引かせてもらいますよ…」
フラン「むぅー!絶対に引かせないから…一抜けさせないわよ…!」
二人がカードゲームで楽しく遊んでいる。
私が想像した遊びとは全く違う。
フラン「あれ?咲夜、どうしてここにいるの?」
一「咲夜さん?どうしたんですか?」
咲夜「いえ…その…確認に来ただけです。」
フラン「ふーん…今いいところだから、邪魔しないでね。」
咲夜「はい…承知しました…」
フラン「…さぁ、引きなさい
一「……行きます!…あぁぁぁ…ジョーカーかぁ…」
フラン「あはは!これで、わたしが引けば…!…やったぁぁ!あーがり!」
一「あらら…さすが、フラン様です。」
フラン「うふふ…こんなに面白い遊びもあったなんて…ねぇねぇ!もっと他にないの!まだ、遊び足りないわ!」
咲夜(フラン様…あんなに楽しそうな顔をするなんて…)
私は、ゆっくりと扉を閉めてその場を後にした。
レミリア「どうだった?」
咲夜「レミリア様の言う通りでした。あんなに楽しそうに遊んでいるところ、久しぶりに見ました。」
レミリア「そう…なら、よかったわね…」
咲夜(あの人なら…きっと、勤まるわ。)
フランの部屋。
フラン「たしか…ここと…ここかしら!やった!全部取り終わったわよ!」
一「…すごいですね、こんなに取られたのは初めてですよ。」
フラン「まぁね!わたしにかかればこんなものよ!」
気が付けばもうすでに夕飯時。
あれから数時間もぶっ通しで遊んでいたことに気づく。
咲夜「フラン様、一さん。ご夕飯の支度が出来ました。」
フラン「えー…もうそんな時間なの?仕方ないわね、ほら、はじめ。行くわよ。」
一「はい、今行きます。」
そして、俺たちは夕食をとるために部屋を移動した。
レミリア「待ってたわ。では、食べましょう。」
テーブルに座っているのは、俺を含め七人。
レミリア様、フラン様、咲夜さん、門番の人…そのほか二人は初めて会った。
レミリア「それでね、はじめ。
あなた、今日から霊夢たちが帰ってくるまで臨時の執事をやりなさい。」
一「執事ですか?…とはいっても、テーブルマナーとかはさっぱりですよ?」
咲夜「そこらへんは気にしなくていいです。
執事といっても、やることは身の回りの世話や家事です。
その件に関しては私が教えますので、ご安心を。」
一「ありがとうございます、咲夜さん。」
ここで住み込みで数日働くことについて話していると、門番の人がしゃべりだす。
?「その~…誰なんですか?」
咲夜「…あぁ、そういえばあなたはサボっていたので見てませんでしたね。
霊夢たちが紅魔館に置いていった外来人よ。ここで数日働くことになったから。」
一「
紅「え、あぁ…よろしくね。私は
パチュ「…パチュリーよ。」
小悪魔「小悪魔って言います。よろしくね!」
一「皆さん、短い間ですがよろしくお願いします。」
こうして、短期間ではあるが紅魔館の執事として勤めることとなった。
読んでいただきありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。