バシレウスは、重傷を負い、サーシャの肩に借りつつ血を垂らしながら、安全な場所へ移動していた
バシレウスは片方の足を引きずり、その痕の大地には血痕が引きずられてなのか、乱雑に血の道が敷かれている様な感じだった
サーシャはこれまで1度も、バシレウスの血塗れで弱っている姿を見た事が無かった、尚更、早くしないとバシレウスが死んでしまうんでは無いかと言う不安に駆られてサーシャーの動向が激しく鳴り響く、そして動向に気付いたのか、はたまた、魔力を辿って来たのか、サーシャの前にはアノスとベリアルとレイとミサの姿があった
アノス達はバシレウスとサーシャの元へ駆け寄る、そしてベリアルとアノスはバシレウスの状態を確認する、しかしアノスの方はどうにも出来ないと言った感じだった
アノスがどうにも出来ないと言うのは根源が無いからだぁ、アノスは根源の無い生き物等生まれて1度も見た事が無い為、根源のある者への対処法か知らなかったのだ
その一方でベリアルは、バシレウスの容態を見て、ベリアルは重々しく歯を噛みしながら、アノス達の方へ向き直り口を開いて言う
「このままだとバシレウスは……死んじまう・・だが…方法が無い訳じゃねぇ…この世界から俺とバシレウスがいた時空迄届くか分からないが、もうアレしか無い、いや彼奴をこっちの世界に連れて来ねぇと無理だ」
ベリアルは彼奴と言った、アノスは疑問に思った、それは単純な疑問だった
「ベリアル…彼奴とは誰だ?それに呼び出すのになにかするのか?」
アノスはベリアルに彼奴と言うのが誰の事を言っているのかをベリアルに問う
「彼奴は…俺の初恋の女さ…」
アノスや他の皆、そしてバシレウスも驚いた
ベリアルに初恋がいた事を全員驚驚いた
それを気にせずベリアルは話す
「彼奴の名前はマリーって言ってなぁ、美人で綺麗で俺好みの女だった、・・ってのはまた話す、兎に角マリーの力であれば、この怪我でも一瞬で治療、いや再生させられる」
そしてベリアルは何かサインのようなものを空高くへ飛ばした
ベリアルが飛ばしたのはウルトラサインと言う、ウルトラの一族で使われる通信用の信号で、ウルトラ一族なら誰でも読めるウルトラ語でもある
簡単に言うと、携帯電話で使用されるメールの様なものである
「届かない事は無いと思うがぁ……」
ベリアルはウルトラサインがちゃんと光の国に届いてるか心配だったが、空から謎のサインが提示される、そしてそのサインはベリアルのよく知る、マリーからのものだった
「うしっ!届いたか!!…ん?……はぁ!?どう言う事だ!!マリー!!行けないって!!・・」
ベリアルは苛立ちを覚え1人で急に怒りの言葉を叫ぶ、何故マリーがこちらの世界に行けないのかと
しかし、こうも書かれていた
《私達はそちらの世界には確かに出向く事はむずかしい・・ですが、ベリアル…貴方には私同様に治療の術を持っています、貴方の治癒力であればバシレウスさんの怪我もきっとすぐ治る事でしょう》
マリーのウルトラサインにはベリアルにも治療能力が備わっているとの事だった
「はっ?・・まさかぁ…俺にそんな力が・・ある訳無い……おいマリー俺は!・・」
ベリアルは感情的になるが、届く筈も無い声をマリーに叫ぶ
アノスは後ろからベリアルに、口を開いて言う
「ベリアル… "己の力を信じよ" 、……俺には読めなかったが、お前なら出来るって事を言っていたんだろう?、なら "自身の力を信じろ" 、それと初恋の相手なら初恋相手の言う事も信じてやるのが男なのでは無いか?ベリアル」
「アノス…そうだなぁ俺らしくなかった……やってやるぜ!……バシレウス!覚悟は良いなぁ?ちょっとチクリとするが」
アノスに言われ、ベリアルはかつて自信に満ち溢れていたあの頃を思い出し、自信を取り戻し、いつものベリアルに戻り、ベリアルはバシレウスに言う
『・・・信用し・・て・・良い・・のかぁ…まぁ・・出来るの……なら……たの・・・むゥ・・』
バシレウスは血を大量に出し過ぎたせいで、顔色も悪く、喋るのもキツいと言った感じだった
「お前は絶対に死なせねぇからなぁ!バシレウス!!」
そしてベリアルは、力を解放し、バシレウスを治療を始めた
その治療力は半端無く、バシレウスの痛々しくも生々しい風穴や傷がみるみると瞬時にに治って来た
そしてバシレウスの体力も回復させた、流石に弱体化した力までは戻せなかったが、しかし、先程受けた傷はもう完治しており、体力の方も回復した
『何と・・あれ程の重傷をこうも簡単に・・・ベリアルお前の治療力は凄いものだァ…』
ベリアルの治療が終わった時、タイミング良くミーシャも合流し、ミーシャはバシレウスに抱きつく、それを見たサーシャは負けじとバシレウスに抱きつく
『どうしたのだ2人とも…そんなに抱きついて…』
ミーシャもサーシャもバシレウスに抱きつき大泣きだった
2人からしてみれば、瀕死の状態だったのだから、大泣きもする、そう愛してしまった、大泣きする理由はそれだけで足りうるものだった
アノスが横からバシレウスに言う
「心配かけさせたんだ、暫くはこのまんましといてやれ、その位はなぁ」
『そうかぁ・・悪かった2人には心配掛けたぁ…済まない』
落ち着いたミーシャとサーシャ、アノス達に先程の事情を説明する
アノスとベリアルそしてレイとミサも話を理解する、先ずアノスから口を開いた
「おいバシレウス今の話は本当か?…その男は本当に顔が見えなかったか?」
アノスはフードの男についてバシレウスから情報を得ようと聞いてみる
『顔は本当に見えなかった…それに声も何やら変性で変えていた、しかし……余はあの風貌を見た事がある』
「そいつは誰なんだ?」
バレシウスから放たれた言葉はアノスも一瞬驚くものだった
『多分奴は……メルヘイスだろう…メルヘイスの風貌と酷似していたからなぁ』
「・・・そうかぁ……メルヘイスが・・かぁ」
一方メルヘイスは・・・
氷の空間・・厄介なぁ…
しかし…煉獄魔法で溶かし、出れば問題は無い
メルヘイスは煉獄の炎を放出し氷の空間ごと蒸発させ、その場を去った
「申し訳ございませぬ…バシレウスの始末は失敗に終わりました……スタースクリーム様」
メルヘイスがひざまつくその先にはスタースクリームが大きな黄金色の椅子に座っていた
「失敗・・かぁ……1度で成功するとは思っていない…策はあるんだろう?メルヘイス…もし成功すればメガトロンにも同じ事が可能になると証明出来る、バシレウスはメガトロンよりは弱いが、全宇宙を荒らしたその時空では名を知らぬ者もいなかった恐怖の根源とも言われたバシレウスはメガトロンの次に脅威であり強い…だから今のうちに消して置かねばならない」
「しかしその・・ベリアルと言う男もいるようで……少々厄介です」
スタースクリームベリアルと言う名を聞いた事があった、エンペラ星人が死んで以来はベリアルの時代だったとも言えたと、そしてスタースクリームはベリアルも弱体化させようと考えた
自分の考えをメルヘイスに言うスタースクリーム
「メルヘイスよ…バシレウスの事は引き続き頼む…それと並行してベリアルの弱体化も視野に入れて欲しい、だからベリアルも弱体化させる策を考えよ」
「承知致しました…スタースクリーム様ぁ……」
メルヘイスはスタースクリームの命じられた通り、事を進め始めた
そしてメルヘイスは、ベリアル弱体化の種を巻き学園のどこかに潜伏し隠れ潜んだ
学園の方では、メフィラスとグローザムが2人でメルヘイスの事を話していた
メフィラスとグローザムもどうやら、メルヘイスが怪しい事に気付いており、メルヘイスが何を企んでいるのか、そしてメルヘイスを裏で操っているのが誰なのかと言う事を2人は話し合っていた
「メルヘイスは俺が思うに…皇帝が言っていた金属生命体の誰かだと思っている、メフィラスはどうだ?」
「奇遇ですねぇ…グローザム、私も金属生命体の誰かだとふんでいます……ですが……皇帝が戦った者ではなさそうです」
「そうだろうなぁ…話を聞くに、ソイツはこんな回りくどい事をする様な奴じゃねぇと俺は思う」
2人共金属生命体の誰なのかをお互い言い合って話し合っていると、2人は同時に同じ事を思った
やり口から考えて、ソイツは策略家で、どんな手を使おうとも、目的を達しようとする奴だと・・・そして2人は直感的だったが、相手の金属生命体の中でも副リーダー的な奴だと、2人は考えた
2人はある結論に至る
その結論は・・・
「「相手の組織のNo.2!!」
メフィラスとグローザムは同じ結論を出した、そして、2人は急ぎ、この事を皇帝である、バシレウスの元へ駆け付けた
バシレウスをまた更に弱体化させる?
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絶対に弱体化させる方が良い
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更に弱体化させて欲しい
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どちらでも
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今のままでおk