ジニアはベリアルの申し出を丁重に断るのだった
そしてジニアはアノスの方に向き直り、何の前触れも無くある質問をする
「アノス・・君に1つ質問だ、私はこの世界にあるありとあらやる全魔法を知っている、さて正確な数を当てろとは言わん・・・どの程度の魔法があるのか当ててみよ」
アノスはジニアの問いに少し悩む動作をする、そして暫くすると答える
「だいたい1000は超える・・違うか?」
「素晴らしいまさか、おおよその数を当てるとはなぁ…」
ジニアはアノスの推察力に感心し、口角を一瞬だけ上げていた
その時、ジニアの表情を見てトレギアだけが気付いた
トレギアは、ジニアの口角が上がった表情に不信感を抱きつつも、彼の話に耳を貸すのだった
そしてジニアは、暗黒大樹について、唐突に話し始める
「では少し話は変わるが、あの闇のオーラの絶えぬ大樹についてなのだが、良いか?」
バシレウスが受け答える
『構わぬ、言うてみよ』
「あの大樹からは何か邪悪で禍々しい、そして底の見えぬ闇がある様な何か・・、アレは一体何なのだ?」
バシレウスは表情を暗くすると、重く口を開く
『アレは、・・・・究極生命体レイブラッド星人と言うかつて全オムニバース、全時空の次元、宇宙を己の力や能力のみで支配した、その能力で自身の分身体とも言える海獣を生み出し、全時空、次元、宇宙を支配した、宇宙人だ』
続けてバシレウスはレイブラッドについて話し続ける
『だからこの世界も支配下に置かれていたのでな無いか?、大魔王ジニアよ……』
すると、ジニアは顔を縦に降り頷き口を開く
「確かにあの時代、何者かに支配されてこちらも手を出せ無かったのを覚えている、だが同時に皇帝とかも聞いたが・・」
『アレは余だ』
「あ、そうか君だったのか・・・君はその支配者とは別で動いていたな?」
『確かに、奴とは関係無く動いていたなぁ、話は脱線したが、あの大樹な暗黒大樹と呼ばれているが、実際は奴の闇の塊が大樹になったものだ』
バシレウスは、大樹についてジニア含む全員に話す
既に知っている、ベリアルとトレギアとカミラは黙ってその場に立ち尽くしていた
そしてジニアは口を開く
「とんでもないのがあるものだなぁ…して、バシレウス、お前からはその闇の力も感じ取れるが、まさかその闇を自身の力へと変換させたのか?」
ジニアの推察力は的を得ていた
『凄い推察力だ、余はアレで更なる力を得た、今思えばつまらぬ事をしたとは思ってるがなぁ』
バシレウスは後悔交じりの顔になりながら言うのであった
黙っていたベリアルが急に口を開く
「レイブラッドに直接魂を乗っ取り、身近に感じていたから分かるが、奴は生まれつきの腹が煮えかりそうな程のドス黒い邪悪さがある、そして奴の言葉には逆らえない何かがある、何故かそう思い込ませられてしまう、悪魔や神何かよりタチが悪い……」
話について来れないサーシャが口を開く
「えっ!?それって・・あ〜もう!頭がパンクしそう!、でもそんなヤバい奴に好き勝手させても・・・」
バシレウス達はどうしようも無いと言う反応を見せるのだった
それからまた数日が経ち、学園生活を送っていた