ISを装備した陽介はカタパルトの発射台に足を乗せた。
「じゃあ、行ってくる」
「頑張ってください、おじさん!!」
そしてカウントダウンが鳴り始めた。
「気合い入れて行くぞ空!!」
【ええ、勿論。マスターとセガをバカにしたコロネ女を叩き潰しましょう!!】
「嶋㟢陽介行くぞ!!」
カタパルトが発射され、陽介はISのフライトシステムを使い、アリーナの上空に止まった。既に陽介の目の前には、ISを装着しているセシリアが居た。そしてセシリアは陽介に挑発をかました。
「最後のチャンスをあげますわ」
「何だ?」
「私が一方的な勝利を得るのは決定されていますわ!!それに今では古いとされる全身装甲などで私に挑もうなど、片腹痛いですわ!!でも、今此処で謝ると言うのならば、許してあげる事も無くてよ!!」
「断る。お前に謝る言葉など無い」
陽介はセシリアにそう言った。すると空が陽介に警告していた。
【警告!!マスター、相手が射撃モードに移行。狙われています】
(早速か・・・空、武器を頼む)
【了解しました】
「そうですか。それは残念。では」
そして次の瞬間セシリアは
「お別れですわね!!」
手に持っていたビームスナイパーライフル『スターライトmkIII』を陽介に照準を合わせ、ビームを放ったが、
ピッキンンン!!!
「なっ!?」
「悪いが、すぐにはやられないぞ」
陽介は空の武器、可変型の多目的ビームランチャー『スライプナー』束カスタムを装備し、ソードモードのブリッツ・セイバーに変化し、セシリアの放ったビームを弾き飛ばした。
「そ、そう来なくては面白くはありませんわ!!さあ、踊りなさい!!私セシリア・オルコットとブルー・ティアーズの奏でる
セシリアは陽介にビームを連射しているが、陽介はスラスターを吹かせ、ギュギュィィィィンンンと凄い音を立たせながら、避けていた。
「は、速い!?ですが、ただ避けてるだけ!!それに近距離格闘武器で私に挑もうなど、失笑!!」
セシリアのその反応に陽介はほくそ笑んだ。
「・・・すまないが、誰が近接武器しか持って無いと言った?」
陽介はブリッツ・セイバーをガンモードのニュートラル・ランチャーに変更してセシリアに向けてビームを2発打ち込んだ。セシリアは不相打ちを受け、1発目はモロに受けてしまったが、2発目は被弾はしたものも、咄嗟に避けたので、肩アーマ部分が少し損傷した程度で済んだ。
「くっ!?や、やりますわね!!」
「言っておくが、この武器は近距離、中距離、遠距離、どれでも行ける男のロマンが詰まった武器だ。セシリア・オルコット、このISを、テムジンを舐めるなよ」
【マスター、テムジンでは無く空です。間違えないでください】
カッコいい台詞を言った陽介に空は冷たいツッコミを入れた。
「・・・貴方が、そこそこやれる事は認めましょう。それにこのブルー・ティアーズを初見にしてここまで耐えたのは貴方が、初めてですわ。褒めて差し上げますわよ」
「・・・」
「あら無視ですか?それも良いでしょうでは、そろそろ
セシリアは4機のビットを展開して、陽介に向かって攻撃し始めたのだ。
「チッ!!邪魔だな、まさかファ○ネルもどきを使ってくるとは」
【ですが彼女、ビットは使い慣れていますが、同時には動けない様ですね】
「そうか。ならこっちもちょっと出すか。闇の精霊よ。汝この武器に纏い、その姿明らかに現せ」
陽介はスライプナーに闇の魔法を纏わせた。陽介は自分に向かって攻撃するビット本体を斬らずに、その後ろの空間を斬った。
「あら、外れましたわyえ!?」
するとビットは突然反応が切れ、そのまま地面に向かって落ちた。
「やっぱりか。詳しくは分からないが、電波か何かで操っていたな」
そして陽介は慣れた感じでビットを落として行き、そのままセシリアに突っ込んで行った。最初は焦ったセシリアだったが、まだ切り札は残しているのだ。
「残念ですけど、ビットは後2機ございますのよ!!」
セシリアは腰アーマーからミサイル型ビットを発射したが、
「甘い!!」
「キャァァ!!?め、目眩し!!?」
陽介はミサイルが発射されたと同時に、束が作ったオリジナルパワーボム『ライト&ボンバーボム』を投げたのだ。名前の通り、爆破攻撃と目眩しの効果があるボム。目が見えなくなったセシリアは大きな隙が出来ていた。
ギュギュィィィィンンン!!ギュギュィィィィンンン!!ギュギュィィィィンンン!!
「!?」
更に目の見えない状況でスラスターの激しい音だけが、聞こえるのだ。それは攻めて来る合図。セシリアにとっては恐怖でしか無い。
「終わりだ」
その言葉が聞こえた瞬間、セシリアはブリッツ・セイバーで斬られまくられた。
「キャァァァァ!!!?」
「駄目押しだ!!」
陽介はトドメと言わんばかりに銃身が2つに分かれ、巨大に変形した砲門形態。『ラジカル・ザッパー』に変形したのだ。
「え・・・・・」
目眩しが解けたセシリアが見たのは変形したラジカル・ザッパーが目の前にあり、ほぼゼロ距離でビームを放たれた瞬間だった。セシリアはビームに呑まれてしまい、悲鳴などあげる暇など無かったのだ。セシリアはアリーナの地面に叩きつけられ、その衝撃でクレーターが出来た。当然、ISのシールドエネルギーは無くなり、ISは解除され、セシリアは気絶していた。
『し、勝者 嶋㟢陽介!!』
この戦いを制したのは陽介であったが、この戦いを観ていたクラスメイトはこう思った。“これ、やり過ぎじゃない?”と