ISおじさん   作:サンバガラス

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第七話 このISをテムジンを舐めるなよ

 

ISを装備した陽介はカタパルトの発射台に足を乗せた。

 

「じゃあ、行ってくる」

 

「頑張ってください、おじさん!!」

 

そしてカウントダウンが鳴り始めた。

 

「気合い入れて行くぞ空!!」

 

【ええ、勿論。マスターとセガをバカにしたコロネ女を叩き潰しましょう!!】

 

「嶋㟢陽介行くぞ!!」

 

カタパルトが発射され、陽介はISのフライトシステムを使い、アリーナの上空に止まった。既に陽介の目の前には、ISを装着しているセシリアが居た。そしてセシリアは陽介に挑発をかました。

 

「最後のチャンスをあげますわ」

 

「何だ?」

 

「私が一方的な勝利を得るのは決定されていますわ!!それに今では古いとされる全身装甲などで私に挑もうなど、片腹痛いですわ!!でも、今此処で謝ると言うのならば、許してあげる事も無くてよ!!」

 

「断る。お前に謝る言葉など無い」

 

陽介はセシリアにそう言った。すると空が陽介に警告していた。

 

【警告!!マスター、相手が射撃モードに移行。狙われています】

 

(早速か・・・空、武器を頼む)

 

【了解しました】

 

「そうですか。それは残念。では」

 

そして次の瞬間セシリアは

 

「お別れですわね!!」

 

手に持っていたビームスナイパーライフル『スターライトmkIII』を陽介に照準を合わせ、ビームを放ったが、

 

ピッキンンン!!!

 

「なっ!?」

 

「悪いが、すぐにはやられないぞ」

 

陽介は空の武器、可変型の多目的ビームランチャー『スライプナー』束カスタムを装備し、ソードモードのブリッツ・セイバーに変化し、セシリアの放ったビームを弾き飛ばした。

 

「そ、そう来なくては面白くはありませんわ!!さあ、踊りなさい!!私セシリア・オルコットとブルー・ティアーズの奏でる円舞曲(ワルツ)で!!」

 

セシリアは陽介にビームを連射しているが、陽介はスラスターを吹かせ、ギュギュィィィィンンンと凄い音を立たせながら、避けていた。

 

「は、速い!?ですが、ただ避けてるだけ!!それに近距離格闘武器で私に挑もうなど、失笑!!」

 

セシリアのその反応に陽介はほくそ笑んだ。

 

「・・・すまないが、誰が近接武器しか持って無いと言った?」

 

陽介はブリッツ・セイバーをガンモードのニュートラル・ランチャーに変更してセシリアに向けてビームを2発打ち込んだ。セシリアは不相打ちを受け、1発目はモロに受けてしまったが、2発目は被弾はしたものも、咄嗟に避けたので、肩アーマ部分が少し損傷した程度で済んだ。

 

「くっ!?や、やりますわね!!」

 

「言っておくが、この武器は近距離、中距離、遠距離、どれでも行ける男のロマンが詰まった武器だ。セシリア・オルコット、このISを、テムジンを舐めるなよ」

 

【マスター、テムジンでは無く空です。間違えないでください】

 

カッコいい台詞を言った陽介に空は冷たいツッコミを入れた。

 

「・・・貴方が、そこそこやれる事は認めましょう。それにこのブルー・ティアーズを初見にしてここまで耐えたのは貴方が、初めてですわ。褒めて差し上げますわよ」

 

「・・・」

 

「あら無視ですか?それも良いでしょうでは、そろそろ終焉(フィナーレ)と参りましょう」

 

セシリアは4機のビットを展開して、陽介に向かって攻撃し始めたのだ。

 

「チッ!!邪魔だな、まさかファ○ネルもどきを使ってくるとは」

 

【ですが彼女、ビットは使い慣れていますが、同時には動けない様ですね】

 

「そうか。ならこっちもちょっと出すか。闇の精霊よ。汝この武器に纏い、その姿明らかに現せ

 

陽介はスライプナーに闇の魔法を纏わせた。陽介は自分に向かって攻撃するビット本体を斬らずに、その後ろの空間を斬った。

 

「あら、外れましたわyえ!?」

 

するとビットは突然反応が切れ、そのまま地面に向かって落ちた。

 

「やっぱりか。詳しくは分からないが、電波か何かで操っていたな」

 

そして陽介は慣れた感じでビットを落として行き、そのままセシリアに突っ込んで行った。最初は焦ったセシリアだったが、まだ切り札は残しているのだ。

 

「残念ですけど、ビットは後2機ございますのよ!!」

 

セシリアは腰アーマーからミサイル型ビットを発射したが、

 

「甘い!!」

 

「キャァァ!!?め、目眩し!!?」

 

陽介はミサイルが発射されたと同時に、束が作ったオリジナルパワーボム『ライト&ボンバーボム』を投げたのだ。名前の通り、爆破攻撃と目眩しの効果があるボム。目が見えなくなったセシリアは大きな隙が出来ていた。

 

ギュギュィィィィンンン!!ギュギュィィィィンンン!!ギュギュィィィィンンン!!

 

「!?」

 

更に目の見えない状況でスラスターの激しい音だけが、聞こえるのだ。それは攻めて来る合図。セシリアにとっては恐怖でしか無い。

 

「終わりだ」

 

その言葉が聞こえた瞬間、セシリアはブリッツ・セイバーで斬られまくられた。

 

「キャァァァァ!!!?」

 

「駄目押しだ!!」

 

陽介はトドメと言わんばかりに銃身が2つに分かれ、巨大に変形した砲門形態。『ラジカル・ザッパー』に変形したのだ。

 

「え・・・・・」

 

目眩しが解けたセシリアが見たのは変形したラジカル・ザッパーが目の前にあり、ほぼゼロ距離でビームを放たれた瞬間だった。セシリアはビームに呑まれてしまい、悲鳴などあげる暇など無かったのだ。セシリアはアリーナの地面に叩きつけられ、その衝撃でクレーターが出来た。当然、ISのシールドエネルギーは無くなり、ISは解除され、セシリアは気絶していた。

 

『し、勝者 嶋㟢陽介!!』

 

この戦いを制したのは陽介であったが、この戦いを観ていたクラスメイトはこう思った。“これ、やり過ぎじゃない?”と

 

 

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