セシリアとの戦いが終わり、それから数十分後、今度は一夏と戦う事になった。2人は既にアリーナの上空に居た。
「・・・おじさん。ひとついいですか?」
「何だ一夏君」
一夏は陽介に質問していた。
「さっきのセシリアとの戦い・・・あれやり過ぎじゃないですか!?」
「え!?でも、あれでもまあまあ手加減した方なんだけど・・・」
陽介は手加減した状態だと一夏に伝えると、
「いや、あの戦いを見て、とても手加減していた様には見えないんですけど!?見ていて、怖かったですし、後ドン引きしてますよ!?これからおじさんと戦いますけど・・・」
一夏の強烈なツッコミが炸裂した。それに対して陽介は
「大丈夫、大丈夫!!ちゃんと手加減するから。オルコットの時はセガを馬鹿にされたから少し力が入っちゃっただけだから」
「本当ですか!?俺まだ死にたく無いですよ!!?」
そう会話していると、ブザーが鳴り、試合が始まった。最初に攻撃を仕掛けたのは一夏である。IS『白式』の武器、近接特化ブレード『雪片弐型』を構え、陽介に斬り掛かった。
「おおおお!!!」
「ブレードか・・・ならこっちも!!」
『スライプナー』をソードモードのブリッツ・セイバーに変化して一夏の攻撃を防御した。
「やっぱり剣道をしてたから、剣筋はいいな」
「それはありがとうございます」
「でも、速さが足りない!!」
ブリッツ・セイバーで雪片弍型を弾き飛ばし、スラスタを吹かせ、体当たりをお見舞いした。
「うわぁぁ!!!??」
「どうした?そんなものか?」
そこから陽介は全身を回転しながらドリルの様なキックで攻撃したのだ。
「葉呀龍!!」
「グワァァァ!!!」
一夏はモロに喰らってしまい、シールドエネルギーは全体の3分の1減ってしまった。一方その頃、アリーナの観客席では、
「本音見て見て!!葉呀龍だよ!!影丸の必殺技!!」
「ほんとだーー!!凄いおじおじ!!」
クラスメイトの本音と同室の簪が興奮していた。特に簪はヒーローを見ているかの様に目をキラキラしながら、陽介を見ていた。当初、この戦いを見るのはあまり乗り気では無かったが、陽介のIS『空』の外観を見た際に最高潮に興奮していたのだ。そして場面は戻り、優勢な陽介に一夏は賭けに出た。
「一か八かやってみるか!!」
一夏は雪片弍型を構えると、雪片弍型は白い光を纏い、ブリッツ・ブレードと斬り合いになった。すると空が陽介に警告していた。
【大変です。マスター!!】
「どうした空!?」
【シールドエネルギーが減少していってます!!】
「何だと!?」
白式の
「こうなったら・・・」
「なっ!!!」
陽介はブリッツ・ブレードを手放し、その光景に一夏は驚き、隙が生まれてしまった。陽介は左手を一夏に構え、そこに魔法陣が発生した。
「風の精霊よ。汝風の弾となりて、敵を吹き飛ばせ」
「うわぁぁァァァ!!!!???」
一夏は突風に吹き飛ばされ、アリーナの壁に激突したのだ。それと同時にシールドエネルギーがゼロになった。
『勝者 嶋㟢陽介!!』
陽介は一夏の元まで来ていた。
「やるな、一夏君。少し本気を出しちゃったよ」
「あ、いえ。おじさんこそ強かったですね。・・・まだまだ弱いですね」
「そんな事無いさ。誰だて最初から強かった訳ではないからな。これから強くなっていけばいいだけさ」
「おじさん・・・」
一夏とおじさんとの仲が深まった。その後、2人はセシリアのお見舞いに行ったが、セシリアはおじさんの姿を見るや否や、
「ヒィィィィ!!許してください!!許してくださいまし!!」
「「・・・」」
カタカタと震え始め、謝り始めた。どうやらおじさんの攻撃やトドメでトラウマを植え付けられたのだ。つまりセシリアはおじさん恐怖症になっのだ。それから2人は真耶から専用機ISに関する取り扱いの説明と条約の書かれた分厚い本を貰い、項垂れていたのは言うまでもない。後、セシリアは一夏に優しくされてコロッと落とされてたよ。流石チョロインだ。
IS紹介
『空』
見た目は電脳戦記バーチャロンのテムジンにそっくり。中身は高性能のISで、第3.5世代型である。今の所の武装は可変型の多目的ビームランチャー『スライプナー』と相手を妨害する数種類のボムと言った、シンプルな武装となっている。束が陽介の要望を聞き、作り上げたもの。