“『位置についてー、よーい』”
幼稚園に通っていたときの俺は、走ることが本当に嫌いだった。
“『がんばれー!衛士くーん!!』”
いまの俺がこんなことを言っても全く信じてもらえないだろうけど、幼稚園のときの俺は徒競走をすればいつも決まって最下位になるくらいには足が遅かった。ゴールテープのところにいる先生の悪意のない“がんばれ”という
“『おまえは足遅くて“のろま”だから逃げてもすぐ鬼になるから入ってくんな』”
小1のとき、“のろま”だからという理由で休み時間の鬼ごっこやサッカーで仲間外れにされたことをきっかけに、俺は同じクラスにいたスポーツのできる奴らからいじめられるようになった。本当にいじめていたあいつらには腹が立っていたけれど、足が遅くて勉強も出来なかったあのときの俺にはやり返す力なんてこれっぽっちもなくて、ただ黙って耐えていた。そうすることでしか反抗できない自分が、あいつらよりも腹立たしく思えて、心の底から悔しかった。
“『母ちゃん。俺、足速くなりたい』”
それがきっかけで、俺は速く走れるようになるために小2から地元の陸上クラブに入って、陸上競技を始めた。当然走ることが好きで入ったわけではなくて、速く走れるようになればあいつらも俺のことを見返してくれる、そしてあいつらより強くなるにはあいつらより速く走れるようになるしかない、そんな理由で始めた。
“『すごいぞ衛士、2週間前に測ったときより1秒も速くなってる』”
そんな理由でいざ始めてみたら、月日が経つたびに自分でもハッキリと実感するくらい速く走れるようになっていった。正しいフォーム、加速の仕方、ペース配分、カーブの曲がり方、そのどれもがただ闇雲に走るだけでは駄目で、一つ一つに速くかつ効率的に走るための“コツ”があって、そのコツを掴むためには最後までバテずに走り切るスタミナも必要で大変な思いもした。でもその一つ一つを徐々に克服していくたびに自分が速くなっていく感覚を覚えて、走ることに対する苦手意識も消えていった。最初は同い年の連中の中でぶっちぎりの最下位だった俺は、1年が経つとその中で1位を競えるくらい足が速くなっていた。あのとき陸上を教えていたコーチからは、“衛士には
“『俺が勝てたら、鬼ごっこの仲間に入れてほしい』”
小2の終わり際。俺を“のろま”だからと仲間外れにしていじめていたあいつに半ば喧嘩を売る形で、50M走の対決を申し込んだ。条件は至ってシンプルで、俺が勝てたらいじめは終わり、俺が負けたらいじめは続く。というものだった。あいつもまた少年野球をやっていて運動神経は抜群だったから、100パーセント勝てる自信があったわけじゃなかった。それでも俺は、何としてものろまだと馬鹿にするあいつを見返してやりたかった。
“『位置についてー、よーい』”
4月25日_
「随分と張り切ってんな、衛士」
授業が始まる前の朝8時。朝練の最後に50Mの加速走を済ませた俺に、同じく朝練に励むキャプテンの
「別にいつもと何ら変わんねぇよ。強いて言えば明日から支部大会があるってこと以外は」
「ははっ、相変わらず平常運転なことで」
「何かおかしなこと言ったか俺?」
「いや、全っ然」
桜咲高校陸上部の練習拠点になっている1周300Mからなるトラックで、顧問やコーチと話し合った上で各々行う1日の練習メニューをこなしていく日々。もちろんこれらの練習メニューはただ闇雲にスタミナ強化や足を速くする目的で練られているのではなく、俺たちが出場する大会や記録会で好成績を出すためのコンディションの調整も意味している。
「そういう
「心配ご無用。調整もバッチリ」
「ったく、お前はお前で大会前日だろうと相変わらずだな」
「先ずは何事も“エンジョイ”の精神でやるってのが、この俺の主義だからね」
もちろん中には顧問やコーチが先陣を切って部員を引っ張っていく
「余裕ぶっこいて足元すくわれても知らねぇぞ。雄磨」
この陸上部に入って2年と少し、大会前日だろうと今まで通りに自らに課した練習メニューをこなしながら、今日まで繋げてきた。だけれど、どれだけなるべく意識しないようにしても、どうしても大会や記録会の前の日は余計に意識しそうになる。特に今回は、インハイへ出場できる最後のチャンスだ。
“『お前も俺と一緒に“
“『悪ぃ、匡・・・・・・俺は・・・』”
「確かにそれは一理あるけど、だからって張り切り過ぎても足元すくわれるかもしれないぜ。衛士」
「言われなくても分かってる。“いつも通り”だろ?」
「そうそう。
ずっと勝つための目標にしている匡のことを不意に思い浮かべていたことを察せられたか、雄磨のやつから肩を軽く叩かれ優しく言い返される。
「城成の
もちろん張り切り過ぎが良くないことなど、わざわざこうやって言われなくてもわかる。だからこそ、現に今のコンディションは絶好調と言っていい状態をキープ出来ている。全てはインハイに出るための最大の壁でもある、匡に勝つため。
「・・・ほんとお前ってやつは、大会が近づくと普段の倍ぐらい“オカン”になるな」
「だってそうでもしないと衛士は熱くなり過ぎちまうからな」
「は?ならねぇよ」
「じゃあ去年のインハイ予選の決勝でスタートダッシュ盛大にミスったのは?」
「・・・匡に勝つことを意識し過ぎて力んだ」
「ぁははっ、ちゃんと自分のこと分かってんじゃん」
「笑い事じゃねぇだろが・・・」
それでも、中学のときにエースだった
“『衛士くんは忘れちゃったんだね。わたしとの“約束”』”
「もう同じ“ヘマ”はしねぇよ・・・絶対に」
「・・・あぁ、そうだったな」
もう二度と同じ“ヘマ”はしない。これがいまの俺が出来る、精一杯のことだ。
「いま朝練でグラウンド来てる野郎共!油断してるとホームルーム始まっちまうからそろそろ引き上げるぞ!」
「ハイッ!!」
俺と奈桜との間に起きた出来事を知っている雄磨は、俺が口にした“ヘマ”に込められた意味を知ってか知らずな相槌をして、グラウンドに来ていた俺以外の
「痛っ」
「どうした貴臣?」
「テーブルの脚のとこに膝ぶつけた・・・」
この学校に編入してから早3週目が終わろうかというところ。すっかり2度目の高校生活に慣れた俺は、カフェテリアで城野・宇島・2組の鞍手といういつものメンバーと一緒に昼を過ごす。
「まだ膝治らないのタカ?」
「そうなんだよね。もしかしたら割と派手にコケたからってのもあるかも」
桜咲での高校生活3週目になって新たに分かったことは、薬を飲んだこの身体は本当に外見だけしか若返らないらしく、あくまで傷の治りは“年相応”に遅くなっているということ。ちょうど1週間が経って掌のかすり傷はほとんど目立たなくなったが膝の傷はまだ塞がらず、普段は“パワーパット”という瘡蓋代わりの傷絆のおかげで痛みは気にならないが、座ったりするときに油断してテーブルの台が当たったりすると、普通にまだ痛む。
「そもそも高校生の治癒力ってこんなもんか?」
「多分、“こんなもん”だと思うけど」
「ってか高校生になって盛大にスッ転ぶこと自体あんまないからよく分からんって話じゃね?」
「確かにあんなに派手にコケたのって多分小学生のとき以来とかだから分かんないよね(だって10年以上も前のことだし)」
あんまり考えたくないけど、これが30代や40代のオッサンだったらもっと悲惨なことになっていたのは想像するに容易い。とにかくこれからはもっと足元に気を付けて行かなければ駄目だと、俺はあの転倒で自分に誓った。
「そう言ってるけど、タクは中3の体育祭のリレーで派手にコケてるでしょ?」
「クソやっぱそこ触れるかー」
「あ~あったあった、海音のロスった分を取り返そうとしてたら勢い余ってカーブんとこでスッ転んで膝から血を流しながらオレにバトン渡したんだよな」
「あのときのおれに代わっていま謝るよ、面目ない」
「いや3年越しに謝られてもどう返せばいいか分からないけどね?」
「そんでこっからオレとアンカーの凉の2人で逆転して1位になったってワケよ」
「結局体力自慢じゃねぇかオイ」
「にしても城くんが足速いのは分かるけど、アンカーってことは行橋さんもスポーツとか出来る感じ?」
「おう、凉もオレと一緒でスポーツはジャンル問わず万能だぜ。ちなみに中学んときはバスケ部のキャプテンな」
「なるほど、そりゃあリレーのアンカーも任されるわけか(ボウリングのときの体幹の良さからしてスポーツも万能な感じだし・・・)」
「つかまず
「やなこった」
そして3週目で、俺と城野たちの関係はまたひとつ“深く”なった。
「黒崎さんからはもう聞いてると思うけど・・・このあいだの金曜に、千鳥さんと会ってきた」
週明けの月曜日、俺は黒崎と協力のもと放課後の教室に残ってもらった城野と宇島と行橋としれっと1組に入った2組の鞍手、そして俺と同じく“編入生だから”という理由で残った海崎さんの4人に、先週の金曜日に千鳥と図書館で会って話をしたことを打ち明けた。言うまでもなく“約1名”はここにいる誰よりも真相を知ってたわけだけど。
「貴臣、新太、本当に悪かった・・・あまり大事にして欲しくないって奈桜が言ってたのもあるけど、なるべく編入生のお前らには奈桜のことは気にせず、って訳にはいかねぇかもしれないけど、オレたちと一緒にそういうのを背負ってほしくなかったんだよ。きっとアッキーからは事情は聞かされてるとは薄々思ってたけど、それを言ったら背負わせちまう気がして、恐くて言えなかった・・・・・・本当にすまん」
実は登校中に電車の中で千鳥とバッタリ会っていたこと、それがきっかけで千鳥が黒崎を通じて俺と友達になるために図書館に俺を呼んだこと、そして友達になったこと。あの日に起きたことの全てを打ち明けると、1組の教室に残った面子を代表して城野は俺と海崎さんに向けて頭を下げて謝った。普段はおちゃらけているクラスのムードメーカーの今まで見せたことのない神妙な表情に、千鳥のためにいつもの日常を送っている中にある“葛藤”を見た。
「そっか・・・」
もちろん、言えなかったみんなのことを責めたい気持ちなんてこれっぽっちもなかった。
「だったら“それ”、俺にも背負わせてよ。
だから、黒崎や城野たちが抱えている葛藤を一緒になって背負い込むことは容易かった。この程度のもの、千鳥自身が抱えている苦しみに比べたらきっと大したものじゃない。
「・・・言っていいかな城野くん?
「いいよ・・・やっぱり何があったかぐらいは、もっと知っておくべきだとオレも思うから・・・」
こうして俺は黒崎たちから明かされる形で、千鳥が一時的とはいえ不登校になってしまった理由を知ることとなった。
「・・・あれって赤間くんだよね?」
千鳥の秘密を共有してさらに仲を深めた城野たちと話をしながら何気なくカフェテリアを見渡すと、少し離れたテーブル席で赤間がメニューのランチらしきものを食べているのが視界に入る。
「誰と食べてるんだろう?」
同じテーブルには、俺の知らない誰かが座っていて赤間と何やら話をしている。見るからに男子なのは分かるけど、こんな人は俺のいる3年1組にはいない。
「あぁ、雄磨か」
「ユウマ?」
カフェテリアの席で赤間が知らない誰かと昼を食べているところを横目でガン見していると、城野が一緒に食べている人の名前を教えてくれた。
「
「へぇ~、そうなんだ」
「ちなみに衛士が昼食うときはだいたい雄磨と一緒だぜ」
「仲良いじゃん」
「まぁな。けどオレからみれば、あの2人はどっちかって言うと“戦友”って言葉が合ってるけど」
「・・・“戦友”、ね」
赤間と一緒に昼を食べている人の名前は原田雄磨という陸上部の
「ていうかタカ、あんなに遠くに座ってるのによく一匹狼くんに気付けたよね?」
「自慢じゃないけど裸眼で2.0あるから俺」
「マジ?オレと一緒じゃん」
「城くん完璧すぎない?」
「まさか
「さすがに視力が8.0はあるって言われてるマサイ族には負けるけどね」
陸上部のキャプテンとエース。きっとあの2人は、インターハイという目標に向けて切磋琢磨しながらも部活動を頑張っているんだろう。運動部だろうと文化部だろうと同じ部活で知り合った仲間との時間は、クラスメイトや彼氏彼女と過ごす何気ない時間とはまた違った良さがあって、その瞬間だけは勉強のことも将来のことも忘れて同じものに熱中して、時には自分よりも強い仲間と比べて嫉妬したりぶつかり合ったりすることもあるだろうけど、そんな酸いも甘いも全部をひっくるめて、こんな
“『すいません。俺・・・・・・部活辞めます』”
「・・・いいね。戦友」
「おっ、どうした貴臣いきなり黄昏ちゃって?」
人生においてたった一度しか経験することの出来ない
「別に黄昏てないけど・・・なんか赤間くんがああやって同じ部活のキャプテンと一緒に昼を食べてるのを見てると、ちょっと安心するっていうかさ」
「安心?」
「クラスだと城くんが話しかけても素っ気なくてずっと一匹狼みたいに1人でいるけど、ちゃんと一緒に楽しく昼を食べれる“
きっと独り言がこぼれた理由は、“後者”のほうだろう。と、今はそう信じたい。
「ハハハッ・・・衛士はこんなに身も心もイケメンな貴臣にこうやって友達として心配されてるからマジで幸せ者だよなぁ」
「いや、俺は思ったことをそのまま言っただけで」
「まず思ったことが“イケメンすぎる”んだよな大神は」
「そうかな?」
「でもそこまで思ってるならタカも一緒にあの一匹狼くんと食べてくればいいのに?」
「いやそれは、まだそこまでは信頼関係が築けてないっていうか」
「わかるわーそれ、俺も2年のときに同じクラスだったけど基本的に“俺に近づくなオーラ”全開でしょ赤間のやつ?」
「まぁ、最初はそうだったけど今は話しかけたら普通に話してくれるようになったよ」
「えっ?じゃあこのコミュ力お化けの真太郎ですら心を開かせるのに1年掛かったあの一匹狼の心を大神はこんなに早く開いたってこと!?」
「やっぱりみんな一匹狼って言うんだね(俺も思ってるけど・・・)」
「開いたっていうか、貴臣が弱みを握ったんだよな?」
「ある意味正解だけど言い方」
「あーあれか、小テストでタカがペンと消しゴム貸したやつ」
「貸したってことは赤間のやつ、またテストで筆箱忘れたパターン?」
「おう。こないだので通算3度目」
「ハハッw年に1回は絶対忘れてんじゃねぇか赤間のやつw」
「マジでそれ。でもああ見えて意外と抜けたとこがあっておもしれぇんだよな衛士は」
だってこんなふうにちゃんと高校生として1日を大事に生きてるみんながいる前で、ただ1人“挫折”した日々のことを思って感傷に耽っているのはみんなに対してあまりに失礼で、何より人生をやり直すために“この場所”にいる意味がない。
「ほんと、あともうちょっと自分に素直になってくれたら、衛士は雄磨とかオレたち以外からも普通に好かれる性格してんのにな・・・」
2度目の高校生活にはおかげさまですっかり慣れたものの、心に負っている傷は癒えたわけじゃなくて、まだ些細な
「まーだ食べてるの男子諸君?」
「おっ、これまた
マイペースに頼んだメニューを食べながら時間を忘れて城野たちと話していると、いつの間にか昼を食べ終えた黒崎と行橋が俺たちのところにやってきた。これもまた、2度目の高校生活の中ですっかりおなじみの光景になりつつある。
「あ、そうだ」
「?」
すると何気なく通りすがった黒崎が、俺を見るなり明らかに何かしらのことを思い出したようなリアクションをする。これはもしかしなくても俺に用があるパターンだ。
「貴臣くんって明日空いてたりする?」
「明日?まぁ、空いてるっちゃ空いてるけど」
「じゃあ明日、衛士の出る支部大会観に行ってくれるかな?」
「・・・え?」
「明日来てくれるかな?」
「(これって、“アレ”の流れだな・・・)・・・・・・いいとも」
やっぱり、俺の予想は当たった。かと言って明日は帰宅部ということになっている俺は特に休日はこれといった用事がないのがデフォルトだから、断る理由はない。
「良かった~、だって凉も含めてここにいるみんなってバンド活動でそれどころじゃなくて無理でさ~。もうマジで貴臣くんグッジョブ」
「その“グッジョブ”は果たして純粋な意味でのグッジョブなんですかね黒崎さん?」
とりあえず断る理由がないからどっかのお昼の番組でやってたくだりで“いいとも”してみると、黒崎はわざとらしく胸を撫で下ろして安堵する。何というか、絶対に断れない流れを作った上で約束を取り付けてくるところが、いかにも黒崎らしい。
「私らも最悪5月の都大会ならスタジオ審査が終わってひと段落ってタイミングだから息抜きで行けるかもだけど、さすがにそれまではバンドに専念したいから今回はごめんなさいってことになった。そもそも赤間くんが都大会に進めればって話だけどね」
「衛士だったら余裕っしょ。去年はインハイ予選の決勝まで行ってるし」
「行橋さんが言ってることって宇島くんがこの前言ってたフェスの審査?」
「うん、そう」
「まぁおれは陸上興味ないからどっちにしろ行かないけどね」
「宇島くんのことだからそう言うと思った」
「ハハッ、ホント海音は変なところでロックだからな~」
「ロックかそれ?」
ちなみに宇島たちペンギンパークの面々は“サウンドオブライオット”、略して“SOR”という全国の高校生バンドを対象にした音楽フェスへの出場をかけて、これから本戦出場をかけて待ち受けているスタジオ審査とライブ審査に向けて今はとにかくバンドに専念したい・・・と、俺が千鳥と会ったことを打ち明けた日の帰りにそんな話をしていたから無理なのは了承済みだ。
「てことで衛士が出る支部大会の会場の地図は後で送るから、貴臣くんのほうも誰かお願い!」
「誰かって・・・俺まだこの学校に来たばっかでこれといって知り合いとかいないんだけど」
「そこは貴臣くんの“イケメンパワー”でどうにかなるでしょ?」
「イケメンパワーて・・・」
という流れで、俺は赤間の出場する支部大会の観戦とそのメンバー集めを前日になって黒崎から頼まれる形になった。それと、とりあえず黒崎が腹黒いやつだってのは分かった。
「ていうか、もっと早くお願いできたんじゃないの黒崎さん?」
「ごめん、普通に忘れてた☆」
「絶対半分以上はワザとだよねこれ?(大人をナメやがってこの腹黒JKが・・・)」
「うわ出た“腹黒崎”」
「“腹黒崎”?」
「“腹黒い”と“黒崎”を引っ掛けて腹黒崎って意味」
「ちょっと凉、みんなの前でそのあだ名は呼ばないでくれます?」
「あーなるほどそういう」
「貴臣くんも納得しない」
「ちなみにタクのもう一個のあだ名は“地味”って意味で“ジミー”だよ、タカ」
「なんで全く関係ねぇ俺が巻き添え食らってんだ海音オイ」
「これってそういう流れじゃないの?」
「どういう流れだブッ飛ばすぞピンク髪コラァ!」
「(“ジミー”・・・
「いま拓巳のこと見てちょっとだけ“ぽいな”って思ったろ貴臣?」
「えっ?いやいや思ってないって(
「大神・・・お前もか」
「だから違うって」
というのはともかく、誰を誘うか。
“『改めて今日からよろしくお願いします・・・・・・大神貴臣くん』”
「あのさみんな・・・・・・思い切って千鳥さんを誘ってみようって考えが俺の中で浮かんだんだけど、いいかな?」
【人物紹介】
・原田雄磨(はるだゆうま)
7月3日生まれ O型 17歳(第36話時点)
身長:181cm 髪色:栗色 一人称:俺
イメージCV:古川慎
笑っていいともが終わって早10年・・・・・・えっ、もう10年?早すぎん?