ストーリー構成は決まってるのですがイベント→イベント向かうための過程の部分の内容が中々決まらず1年立ちました
ルシアのオリジナル魔法「魔女の隠れ家(ウィッチクラフト・バイデンハウス)」
の中でルシアはリネルの尋問を終え嘆きの亡霊で今後についての話し合いを行っていた
「シト、あんた覚えておきなさいよ」
ポーションを口に突っ込まれ気つけ薬を嗅がされ強制的に意識を覚醒させられたルシアが恨み言を口にした
ルシアがこちらを睨みつけるがいつものことなので気にしない
顔色も悪いが魔力欠乏によるものなので気にしない
「ごめんなさい、ルシアちゃん、でも今回はあまり時間はなさそうだから、クライさんが注意をひいてくれてる間になんとかしないと」
「うぉぉぉぉぉぉぉお!!!ルシアぁぁぁぁぁぁ、こんなものか!?これじゃ修行にならねぇぞ!!」
「……私の修行でもあります」
「何!!クソ!それなら仕方ねぇ!だが次は譲らん!!」
ルークの叫びを余所にリィズ、シトリー、ルシアが向き直る、ルークは話についていけなさそうなので其の辺でルシアの重量魔法を受けながら素振りをしている
なおルークが修行と称してルシアに無茶振りをするのもいつものことである
「はぁ、また兄さんがなんかやったの?」
ルシアは頭が痛そうにコメカミを抑えるがこれもいつものことなので気にしない
「まず、情報を共有しますが、現状の私達の目的は亜人連合のバックに存在していると思われる深淵の躯の討伐です、」
「法国に恩を売る為だっけ?」
「はい、本来であれば私達のような最上位冒険者はこのような行程を挟まずともよいのですが、お姉ちゃんとクライさんが陽光聖典を潰してしまいましたからね」
シトリーはやれやれというジェスチャーをしながらリィズをみる
ようは一度やりあってしまったから法国から大分警戒さるはコンタクトにも大分手間がかかったらしい
「えーーあれはあの禿が悪いんだけど、それに勝者が敗者から奪うなんて当然の権利じゃん」
リィズは悪びれることなく当たり前のように話す
思考が完全に賊のそれであるがこれは嘆きの亡霊のルールでもある
「そもそもこれに関しては法国が帝国兵に偽装して市民を襲っていたのが問題ですからね、珍しくお姉ちゃんが悪くないパターンですね」
「でもシトリーなんで法国なの?帝国でも評議国でもいい気がするけど」
「クライさんが法国を選んだ理由は2つです、そのうちの一つは神人の存在です」
「神人?」
「ずいぶん大層な名前ですね」
リィズは首をかしげルシアも「神」という言葉に訝しむ
「私も詳しくはありませんが、端的に説明するなら過去に存在した英雄の子孫といったところです」
「ふーんアークちゃんみたいな感じ?」
「まぁそんな感じですね」
「でもシトリー、その漆黒聖典もそんなに警戒するほどの相手なの?」
「帝国最強四騎士もルークちゃんにあっさり斬られるしねぇ」
「あれはルークさんの悪い癖が出てしまっただけですから」
「確かに、あの変な天使には驚いたけどぉ、私達と同じアダマンタイトのパーティ、えーとなんだっけ、なんか無駄に人数が多いやつ」
「銀糸鳥ですね」
「そうそう!確かそんな名前だった、あれと同じくらいなんでしょ?正直あまり期待できないかなー」
「アダマンタイトの冒険者パーティではありますが一人一人はミスリル級と言われてますから個人の実力としてはアダマンタイト内でも下層に位置するでしょうが、あの程度の集団ならティーちゃんだけでも勝てそうですね」
「ですが仮にもアダマンタイトです、一部を除いてそこまで実力に大きな開きはありません。陽光聖典ニグンもアダマンタイト級と評されています、ランク4〜5程度でしょうか、ですがスヴェンさんクラス相手だと勝つのは厳しいと評価しています、ルシアちゃん、魔術師としての目線からみてルシアちゃんならどう評価しますか?」
「正直、私もシトと同じ、魔法の技術もこの世界はそれほど高くはない、帝都のみでの評価だけどが、まぁあの墳墓にいた怪物を除いて、だけどね」
シトリーに同意するようにルシアは冷静に話す
ルシアノ゙場合は魔術を探求するものとして基礎魔法ばかりで目新しい発見がなく残念がっていた
「その例外が神人、世界の頂点とさえ言われる最強戦闘集団漆黒聖典、それが私が帝都の宮廷魔術師から聞いた情報です」
「漆黒聖典のトップ絶死絶命、彼女への接触が私達の目的です」
「絶死、、ねぇ、」
「大陸を統べるって、、確かなのシト?」
ルシアはルシアなりにこの世界で情報収集をしていたようで信じられないような顔をしていた
人間種で最高峰の実力を持つとされるアダマンタイト、その遙か上に位置する漆黒聖典
人外であればいざ知らず人の身でありながら神と揶揄されるほどの実力とされる漆黒聖典、だが所詮は人の身である
ルシアにとって大陸を統べるというのはあの墳墓で遭遇したアンデッドと同等の力を持つに等しいとはにわかに想像ができない
可能性があるとしたら一つしかない
「ルシアちゃんならもう勘づいたかも知れませんが、私も同じ考えです」
「それ確かなの??シト」
「はい、確かなスジからの情報なのでほぼ間違いないかと、クライさんも同じよう考えかと」
「???シト、どういうこと?」
「結論から絶死もしくはその祖先は私達と同じ外世界から現れたのではないかと仮定しています」
シトリーはそれならこの世界からあまりにも逸脱した存在がいる、ということに納得できた
自分達がそうなのだ、同じようなケースが過去にあったとしてもなんら不思議ではない
というよりそう考えるのがもっとも妥当だ
だがそうなってくるといよいよなんでもありだ
下手をすれば神クラスの存在だってありえるということである
「過去の資料を一通り漁りましたがそう思える存在も確かにありました」
「六大神、八欲王ね」
「その通りですよルシアちゃん、可能性は極めて高い、そう考えてます」
「そしてその存在の証明こそが私達が元の世界に変えるための手段になりえるのです」
「それでシト?私はどうしたらいいの?クライちゃんが私を連れて行かなかったてことは私にも役割があるんでしょ?」
「はい、お姉ちゃんとルークさんにはそれが本物かどうかを身を持って確認してもらいます」
「え?ぶん殴っていいの?」
「はい、大丈夫です、不意打ちであれそれくらい防げないようでしたら望み薄でしょう」
「シト、、、あんたそんなキャラだっけ??」
「必要なら私も全然パンチしますよ、なんせ結局これが一番シンプルで早いですからね」
シトリーはフンっと力コブを作り二人に見せつける
論より証拠、自分達でいう証拠とは結局強いか否かなのだ
それが最も簡単で最も信頼できるロジックであり信頼できる、脳筋手法
「それに私達にとって幸い法国はエルフ国との戦争中にあります、会える可能性は限りなく高いです」
「共同戦線てわけね」
「はい、十中八九法国側は絶死という切り札を切らざる終えないでしょう」
「現状数では法国が勝りますが個々の質はエルフ国に軍配が上がります、」
「ふーん、猫の手も借りたいてことね、」
「えぇ、法国にとって私達は正に喉から手が出るほど欲しい駒、という訳です、協力の対価として対象へと謁見も叶うでしょう」
「そのための依頼というわけ、、か、シト、」
「さて、というわけで見せつけてやりましょう、私達、嘆きの亡霊の力を」
「少しは休ませて欲しいんだけど」
「まっ!そうだ!それならこれが終わったらクライちゃんにバカンスの予定を立てて貰お!!!」
「お!なんだ!バカンスか!いつやるんだ?俺も行くぞ!」
シトリーはそういいガッツポーズをとる、
リィズもルシアもそれに呆れながらも同意する
「……皆……まだ来ないかなぁ…」
そんな幼馴染みを他所にクライは一人途方に暮れるのだった