もしもウマ娘の世界で野球部が存在してたら…   作:ぽてとめぇん

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部員A「はい!ゲッツーゲッツー!」

部員D「ハイっす!」

部員C「おぉ!ナイスゲッツー!」


ここ最近の守備練習では基本的なプレーをこなせるようになってきた。

また、ここ最近はピッチャーから投げられた球を打ち返せるようになってきた。

春季大会まであと一か月を切っている。

貴洋(そろそろ、やってみるか…)







初めての試合

 

 

部員A「え?試合?」

 

ライアン「試合って、あの試合?」

 

貴洋「その試合だ。今回は紅白試合。

 

意外と部員が多いから2チームに分かれて試合をする。

 

約1か月後には春季大会があるから、そろそろ試合感覚を養ってもらう。」

 

 

試合というものは練習でやってこなかったプレーも出てくる。

 

その他にも、普段の練習で出てこなかった課題も出てくる。

 

そして、先ほども言ったが春季大会が間近になった今、

 

そろそろ試合形式のものをやらなければならないと思った。

 

 

貴洋「試合前のシートノックもやる。そこでの動き方も教える。」

 

ライアン「…けどさ、肝心の審判はどうするの?」

 

部員A「そうだよ、私たちど素人なんだよ?」

 

貴洋「そこは任せておいて。俺に案があるから。」

 

ライアン&部員A「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土曜日。

 

今日は紅白試合の日である。

 

 

チームの振り分け、スタメンは以下のとおりである。

 

 

 

先行 紅組

 

1 ライト    部員B (2年)

2 レフト    貴洋  (1年)

3 ファースト  部員K (3年)

4 ピッチャー  部員P (3年)

5 セカンド   部員G (2年)

6 ショート   部員S (3年)

7 センター   パーマー(1年)

8 キャッチャー 部員Y (2年)

9 サード    ライス (1年)

 

 

後攻 白組

 

1 センター   ヘリオス(1年)

2 キャッチャー アイネス(1年)

3 ショート   部員C (1年)

4 ピッチャー  ライアン(1年)

5 サード    部員T (3年)

6 セカンド   部員A (2年)

7 ライト    部員R (3年)

8 ファースト  部員F (1年)

9 レフト    部員E (1年)

 

 

とりあえずスタメン候補を散らばらせる。

 

これで戦力差が少なくなったはずだ。

 

 

ライアン「…ねぇ、審判本当に大丈夫なんだよね?」

 

 

不安そうな表情でこちらに問いかけるライアン。

 

 

貴洋「大丈夫、もうすぐ来るから。」

 

ライアン「くるって…?」

 

貴洋「お、来た来た。」

 

?「おーい!元気にしてたか、貴洋!」

 

?「はは!本当にウマ娘ばっかりだな!」

 

 

グラウンドに入ってきたのはいい年したおじさん2人。

 

 

ライアン「…あの人たちは?」

 

貴洋「ん?俺の親父とじーさん。」

 

ライアン「へ?」

 

貴洋「一応2人とも現役で審判してるから、安心して。」

 

ライアン「…野球一家なんだね。」

 

貴洋「おう、そんな感じ。」

 

 

すると、親父がこちらに近づいてくる。

 

 

親父「おいおい…もう女を作ったのか?」

 

ライアン「お、女っ!?」

 

貴洋「違う、同級生だ。そもそも、練習で忙しくてそれどころじゃねぇよ。」

 

祖父「がっはっは!孫よ、早めに作って損はないぞぉ~。」

 

貴洋「じーさんまで…はぁ…まぁ、今日はよろしく。」

 

親父&祖父「おう、まかせとけ!」

 

 

 

 

 

 

シートノックを済ませて、俺は紅組のほうに移動する。

 

 

ライス「ね、ねぇ…なんでライスがサードなの?」

 

貴洋「ん~…一番球質が良かったし、フィールディングもうまかったから。」

 

ライス「けど…ライス、素人なんだよ?」

 

貴洋「大丈夫、ライスならできる。ゴロのさばき方とかは練習通り。オーケー?」

 

ライス「…うん。」

 

 

親父「両チーム、整列してくださーい。」

 

 

貴洋「お、そろそろか。ライス、いいか?

 

エラーしてもいい。だが、チャレンジすることは忘れるな。いいか?」

 

ライス「…うん、ライス頑張るね。」

 

 

 

こうして、チーム初の試合が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1回表

 

1アウトランナーなし

 

相手ピッチャーはライアン。

 

 

貴洋(ブルペンでの投球見た限り、ストレート押してくるかな…)

 

ライアン「貴洋君、簡単には打たせないからね!」

 

貴洋「へへ…やってみなきゃわかんねぇぞ?」

 

ライアン「ふふ…そうだね。いくよ!」

 

 

そう言って振りかぶるライアン。

 

キャッチャーはアウトコースに構える。

 

投球モーションに入り…

 

 

ライアン「たぁ!」

 

 

放たれた豪速球と言っても過言でもないストレート。

 

 

貴洋「…やっぱりな!」

 

 

俺は狙いすましたようにバットを出す。

 

見事に芯でとらえた打球はライトのライン線へ飛んでいく。

 

俺はそのままセカンドベースまで走った。

 

 

ライアン「うっそ…コースは完璧だったはず…」

 

 

そう、アウトコースビタビタの完璧なストレートだった。

 

しかし、高さが甘かった。

 

ベルトラインは特に打ちやすい。

 

だから俺は振った。

 

どれだけ速くても、コースが甘ければ打たれやすい。

 

 

部員K「うっそ~、簡単に打ち返したんだけど…」

 

部員P「しかも、長打って…すご。」

 

ライアン「…やっぱり、すごいよ。…っし!あったまってきたぁ!」

 

 

その後ライアンは後続を完璧にシャットアウト。

 

俺が打った後、しっかり高さが修正されていた。

 

 

貴洋「さすがライアンだな…面白くなってきた!」

 

 

俺はそう言いながら守備位置に走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5回裏。

 

スコアは0-0。

 

1アウト1,3塁のピンチを背負っていた。

 

バッターは、メジロライアン。

 

 

部員P「はぁ…はぁ…これで!」

 

 

ピッチャーが投げた球はインコース。

 

 

ライアン「…!ここだ!」

 

 

しかし、コースも高さも甘かった。

 

それを見逃さなかったライアン。

 

打った打球はサードを守るライスに飛ぶ。

 

 

貴洋「ライス!いけるぞ!」

 

 

ライス(すごく強い打球!怖い…けど!)

 

『エラーしてもいい、チャレンジすることを忘れるな。』

 

 

ライス「…行くんだ!!」

 

 

ライスがうまく体を引きながらボールを取る。

 

 

ライス「セカンドさん!」

 

部員G「はいよ!」

 

 

そしてライスがセカンドに投げる。

 

祖父「She's Out!!」

 

部員G「ファースト!」

 

 

そして、ファーストに投げられた白球はライアンの足がベースに付く前に

 

ファーストのグラブの中に入った。

 

 

親父「She's Out!!」

 

 

本格的に初めてまだ1か月に満たないライス。

 

そんなライスが、ダブルプレーをして見せたのだった。

 

 

貴洋「ライス!ナイスプレーだ!!」

 

ライス「やったよ!ライスにも…ライスにもできたよ!!」

 

部員G「すごいよライス!あの強い打球よくとったね!」

 

部員K「うんうん。始めたばっかなのにすごいよ!」

 

ライス「あ、ありがとうございます!」

 

 

このプレーで勢いづいた紅組はそのままの流れで1点の先制に成功したのだった。

 

 

 

6回裏。

 

ここで紅組はピッチャーを交代。

 

 

ライアン「…ついに来たね。」

 

部員C「同級生っすよね?貴洋君ってそんなすごいんすか?」

 

ライアン「…うん、きっとすごいよ。」

 

 

 

俺は先頭打者に球を投げ込む。

 

その球はアウトコース低めに決まる。

 

 

親父「Strike one!」

 

部員T「うへぇ~ビタビタ…」

 

 

そして次もアウトコースギリギリに決める。

 

 

親父「Strike two!」

 

アイネス「…さっきと同じコースに。」

 

ライアン「しかも、高さもおんなじ。彼のコントロールは一級品だよ…」

 

 

そして、俺はもう一度同じようなコースに投げ込む。

 

 

部員T「何度も同じ手にははまらないよ!」

 

 

そう言ってバットを振るバッター。

 

しかし、投げ込まれた球はバットから避けるように外へ逃げていく。

 

スライダーである。

 

 

親父「Strike out!」

 

部員T「うっそ、完全にとらえたと思ったのに…」

 

ライアン「…アイネス、あれ何?」

 

アイネス「多分スライダー。…だけど、彼の本当の決め球は。」

 

 

次のバッターも2球で追い込み、3球目を投げ込む。

 

そのボールはインコースへ。

 

しかし、高さが甘い。

 

もちろん、バッターは振ってくる。

 

しかし…

 

 

部員A「あれ…消えた?」

 

 

その球はストンと、落ちていきキャッチャーの前でワンバウンドした。

 

 

ライアン「何今の変化球…すごく落ちたんだけど…」

 

アイネス「…あれが彼の…貴洋君の決め球、フォークなの。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、俺は後続をなんとか抑え抜き結果は1-0で紅組が勝った。

 

俺は4イニングを投げて被安打0、7奪三振に抑えた。

 

 

パーマー「ちょっと、君すごいじゃん!完全に無双してたんだけど!」

 

貴洋「ありがと、けどまだ課題はあるから。」

 

ヘリオス「うっそ、あんなちょー完璧なピッチングで

 

満足できないなんてやばない!完璧超人じゃん!」

 

ライアン「本当にすごかったよ、ねぇ、あとで変化球教えて!」

 

部員P「あ、私も!私も、すごい変化球投げたい!」

 

貴洋「いいですよ。けど、その前に試合全体を振り返りましょう。」

 

 

結論から言うに、この打線はとにかく貧打が目立つ。

 

まだ完全にとらえていない子が多い。

 

もちろんヒットは出ているのだが、つながっていない。

 

そのため、今後試合になっていくとそこが弱点になっていく。

 

しかし、収穫もあった。

 

それは守備だ。

 

エラーこそあったがそれはチャレンジしてできたもの。

 

ケアレスミスでエラーはしていない。

 

むしろ好守が多かった。

 

不測の事態にもきちんと対応しきっていた。

 

 

貴洋「…というわけで、守備面はすごくよかったです。

 

あとは、打って取らないとなりません。

 

当たり前ですが、野球は点数を多くとったほうの勝ちです。

 

勝つためにはそれなりの打力も持たなければなりません。

 

これからはバッティングメニューも増やしていくので

 

みんな意識していきましょう。」

 

部員みんな「はーい!」

 

 

そうこう話していると先生が走ってくる。

 

 

先生「貴洋君、ちょっといいかしら?」

 

貴洋「どうしたんですか?そんな深刻そうな顔をして。」

 

先生「背番号ってなに?」

 

貴洋「……もしかして、ベンチメンバーを決めてないんですか?」

 

先生「…お願い!決めてくれないかしら!そうじゃないと大会に出られないの!」

 

貴洋「…別にいいですよ。ちなみにいつまでですか?」

 

先生「え、えーっとぉ……明日まで…。」

 

貴洋「………おい。」

 

 

その後何とかしてベンチ入りメンバーを決めたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

ウマ娘学園

 

ベンチ入りメンバー

 

背番号   選手名     学年

 

 1  パララシオン   (3年) ←部員P

 2  アイネスフウジン (1年)

 3  クシナダヒメ   (3年) ←部員K

 4  アイエナン    (2年) ←部員A

 5  ティナン     (3年) ←部員T

 6  シレジアムトリベ (3年) ←部員S

 7  阿部 貴洋    (1年) 

 8  メジロパーマー  (1年)

 9  バスクワリーノ  (2年) ←部員B

10  ダイタクヘリオス (1年)

11  メジロライアン  (1年)

12  ヨセリア     (2年) ←部員Y

13  フェルエス    (1年) ←部員F

14  グラシャラボラス (2年) ←部員G

15  ライスシャワー  (1年)

16  チェイルミマレ  (1年) ←部員C

17  エルミシュン   (1年) ←部員F

18  レヘボトロナー  (3年) ←部員R

 

 

監督 ウィスキースイム       ←先生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一回戦  美浦高校

 

 

 

 

 






ウマ娘、先生の名前は特に意味はありません。

テキトーに決めました。


次回もよろしくお願いします。
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