「な、何でだ!どうしてボガートに魔法が使える!?」
ドラコの上ずった声が、必要の部屋に響く。それに答えたのはルナだった。
「ボガートってなに?ラックスパートの亜種?それとも-」
「人の怖がるものに変化するモンスターだ!」
ルナの疑問に答えたのはハリーだった。ハリーは異常事態に混乱しながら、何とか普段通りの平常心を保とうとしていた。
「……すごい!!魔法が使えるの!?」
「普通は使えないんだ!!」
「じゃあ新種!?……すっごい!!」
純粋に喜ぶルナの言葉は場違いだった。
闇祓い志望のファルカス以外の人間は思考を停止して怯えていたし、ハリーやファルカスも目の前の異常事態を認識するのに数秒の思考を要していた。
(……ボガートが魔法を使うなんて……!!)
それは本来ならあり得ないことだった。
歴史上、ゴブリンが魔法使いの杖を奪って魔法使いに『反乱』を起こしたことはある。それは純粋に脅威ではあった。魔法世界のヒエラルキーの頂点に魔法使いが立っていられたのは、杖を持ち、他の知的生命体よりも優れた魔法を使いこなすことが出来たからだ。少なくともスリザリンではそう信じられている。魔法使いが絶対であり、それ以外の種族を根本的に見下しているのだ。
その優位性が、崩れる。
ボガートという魔法生物は不死身ではない。リディクラスという対抗呪文による『笑い』の感情によって消滅する生命体だ。しかし、それが杖を持ってしまったとしたらどうなるか。リディクラスを防ぎ、魔法使いと同じ魔法を使うボガートは恐ろしい。人間に恐怖を与えるために、明確な害意を持って魔法使いを襲うことが出来るようになるのだから。ハリーの額はずっと、リドルに立ち向かった時のような痛みを発し続けていた。
ハリーはもしかすると、ボガートにはリディクラス以外の魔法は通用しないのではないかと思った。ハリーだけではなくドラコもそうで、この場で最も成績が良い二人は冷や汗を流していた。ハリーはせめてボガートをザビニから遠ざけようと、魔法を唱える。
「ロコモータ リーブリ(法典よ動け!)!!こっちを向けボガート!!」
分厚い法律書の山が女性へとぶつかり、女性は吹き飛ばされる……ことはなかった。
ザビニの母親を象ったボガートは、プロテゴで防ぐことすらしない。分厚い法典が胴体に直撃しようとも構わずにザビニに近寄っていく。
「アクシオ リーブリ(法典よ来い!)」
ハリーは法典を引き寄せることで、ボガートをハリーの側に引っ張ろうとした。しかし、ボガートは実体化した肉体をゴーストのように魔力として霧散させることもできるらしい。法典は女性の身体をすり抜けてハリーの手元へと戻った。
「え、ええい!リクタスセンプラ(嗤え!!)リディクラス!!」
ドラコは自分にリクタスセンプラ(爆笑魔法)をかけて笑い、ボガートへとリディクラスをかけた。しかし、女性はプロテゴで防ぎもしない。
リディクラスによる笑いのイメージは、魔法や薬品によって引き出されたものではなく、本人が心の底から笑えるものでなければならないのだ。ハリーはファルカスに頼んだ。
「ファルカス、ルナ!何でもいいから笑える姿をイメージしてボガートにリディクラスを撃ってくれ!!」
「うん!リディクラス(馬鹿馬鹿しい)!!」
「プロテゴ(護れ)」
ルナのリディクラスは練習もなにもない不完全なイメージでしかなかったはずだが、ザビニの母親はプロテゴを唱えた。魔法によってリディクラスは阻まれる。
極々稀にではあるが、知識が物事の足枷になることがある。二年生でボガートの知識がなかったルナは、ボガートが魔法を使えることに違和感も嫌悪感も恐怖心もない。何なら世界に一匹だけかもしれない珍しい生き物にあえたルナの精神は高揚していて、ハリーやドラコやファルカスよりは『笑い』のイメージを浮かべやすかったのだ。
「リディクラス!!……ハリーは!?」
「あの壁を爆破する!……クラブ!!ゴイル!!君たちの力を貸してくれ!!リディクラスでボガートをやっつけてくれ!!」
ファルカスのリディクラスもプロテゴの障壁に阻まれる中、ハリーはありったけの悪意や害意を貯めて、カースを撃とうとしていた。ボガートの姿をバーノンだと思って、障壁を破壊するために必要な理論を頭に思い浮かべ、魔法を唱える。
「エクソパルソ(爆破)!!」
ハリーは闇の魔術に近い危険な魔法、爆破のカースをプロテゴの障壁へと向けた。大抵のチャームを弾いてしまうプロテゴの固い障壁は、悪意を持ったハリーの魔法によって障壁が爆発する。
爆発によるボガートへのダメージはない。しかし、そこに二人の男子による魔法が襲いかかった。
「ヒャハハ!!!俺たちが人から頼られるなんて!!リディクラス!!」
「母ちゃんにも褒められたことないのに!リディクラス!!」
グレゴリー·ゴイルとビンセント·クラブ。今までドラコの取り巻きとしか認識されていなかった二人ではあるが、ルーピン先生の指導によって感情を起点とする魔法、リディクラスを習得していた。
クラブとゴイルは、二人とも座学が苦手である。勉強の習慣がないのか集中力がないのか、教科書を読み込むということもしない。
しかしそのお陰で、二人は魔法を使うボガートの異常性を認識して萎縮するということがなかった。この場の誰よりも、二人のリディクラスはボガートに対して有効だったと言ってよいだろう。
ザビニの母親は長い髪の毛に足を取られて転び、クラブかゴイルのどちらかがイメージしたブーブークッションに倒れこんでその美しい容姿とは不釣り合いな間抜けな音を立てた。ハリーは冷や汗をかいて恐る恐るザビニを見た。ザビニは己の母親の姿になにかを諦めたような、力のない笑みを浮かべていた。
「……ザビニ……」
「ハリー、今は……それどころじゃねえだろ。リディクラスをやってくれよ」
ルナもファルカスもザビニを気遣って手を止めている間に、ボガートはもくもくと音を立てて煙のように薄くなっていく。
クラブとゴイルの爆笑に包まれたボガートは、しゅうしゅうと音を立ててまた姿を変えた。
「……ふん。勝ったのか?なんだ、驚かせてくれたが大したことはなかったじゃないか。お前たちにしてはよくやったぞ、ゴイル、クラブ-」
ドラコがほっと胸を撫で下ろして杖を降ろしたとき、ドラコの近くで何かが弾ける音がした。
「ドラコ、後ろだ!退いてくれ!!」
ハリーは叫んだが、遅かった。ボガートはクラブとゴイルの爆笑に包まれて尚も余力を残していたらしい。ボガートの姿は、プラチナブロンドの長髪で、表情に高慢さを携えた裕福そうな男性へ姿を変えた。その顔はドラコとよく似ていた。
「ドラコ……駄目ではないか。マルフォイ家の次期当主ともあろうものが下賎な輩と遊ぶためにこんなところにいては」
ドラコの肩が本能的にピクリと震える。ハリーにはドラコの気持ちがよくわかった。
ボガートについて知識があれば、怖いと思うものに姿を変えることはわかっている。自分の怖いものがわかっていれば対処することは不可能ではない。理屈の上では、事前に想定さえしておけば面白い姿を思い浮かべることはできるだろう。
しかし、本能は恐怖に呑まれる。理性とは別のところにある、その人にとっての根本的なアイデンティティに関わる恐怖。それは頭で考える理屈を超えて、魔法使いを動けなくさせてしまうのだ。
ハリーにとってはバーノンによる制裁や魔法の剥奪であり、ルナにとっては女性の死体。ザビニならば犯罪者の疑惑がある実の母親で、幼い頃から家の長男としての教育を受けてきたドラコにとっては、実の父親からの失望というわけだ。
その姿を見て、ファルカスが震えた。
「皆警戒して!だけど怖がらないで!!」
ファルカスの声は上ずっていた。
ドラコの父親は、かつて英国史上最悪の闇の魔法使いの右腕だったとされる男だ。その実力は並の大人を遥かにしのぐだろうと、闇祓いを祖父に持つファルカスだからこそ警戒していた。
そのボガートは、先程まで対峙していたボガートに相違なかった。ボガートの手にはルシウス·マルフォイ本人のものを再現した杖が握られており、その杖はファルカスがリディクラスを撃つよりも早く、無言でファルカスに向けて振るわれた。
「アヴィホース(鳥になれ!)」「リディクラス(馬鹿馬鹿しい)!!」
ハリーが魔法をかけた法典のページを破ると、法典は無数の鳥になってファルカスを守るように飛んだ。たったひとつの呪文ではあるが、ひとつのページに魔法をかけた後それを破ると、発生する動物を増やすこともできる。シリウスとマリーダから教わったことをハリーは覚えていた。
『闇の魔法使いはな、プロテゴじゃあ防ぎきれない魔法を撃ってくる。だから障害物をうまく使って変身魔法で魔法を躱すんだ、ハリー』
シリウスは夏期休暇の間、ハリーに実演しながら指導をしてくれていた。ハリーがこの土壇場で動くことができたのも、シリウスの薫陶の賜物と言えるだろう。
ルシウスの撃った魔法は、ステューピファイ(失神)の赤い閃光だった。無数の鳥のひとつがぽとりと落ちると、ルシウスはハリーの方へと向き直り杖を構えた。
ルシウスはザビニの母親とは異なり、よく動き回りよくリディクラスを躱していた。クラブもゴイルもルシウスの姿をしたボガートに攻撃できないなか、ルナとファルカスのリディクラスだけが頼みの綱だった。ハリーは、何としても二人を死守しなければならなかった。ルシウスがハリーを狙ってくれて、ハリーは正直に言ってほっとしていた。ザビニによるプロテゴの援護もあり、ルシウスの使う魔法はカース以上の危険な魔法に限定されている。それがまがり間違ってファルカスたちに向かえば、最悪の場合は命を落とす。
(好都合だ!!ここで引き付けて隙を作ってやる!!)
ハリーはルシウスとの鬼ごっこに興じることで、友人たちを守るという行動に出た。それに対して、ボガート·ルシウスも禁じられた手札を切った。ボガートに人間社会の法律や倫理を守る必要などないからだ。
「クルーシオ(拷問)!!」
「や。やめてください父う……父上を侮辱するなボガート!!リディクラス!!」
アヴィホースによって産み出した無数の鳥と、レヴィオーサによる浮遊魔法でハリーはルシウスが撃った魔法を躱した。ドラコは抗議の声をあげる。ファルカスは恐怖で声を上ずらせる。
「逃げてハリー!!闇の魔術だ!!当たったら不味い!!」
ハリーは言われなくても当たる気はしなかった。今のところボガートルシウスの攻撃を躱し続けることはできていた。ルシウスはハリーを狙っているが、地面に足をつけて走り回るルシウスに対して、空を飛んでいるために機動力ではハリーに分があった。
(……大丈夫だ!!杖の射線に入らないように移動していれば、怖くはない!!)
ハリーが割れるように痛む額にも構わずにそう思いかけたとき、ボガートは呪文を唱えた。
「クルーシオ(拷問)!!」
当たる筈がない攻撃だった。鳥によって、ボガートとハリーとの間の射線は遮られていた。
しかし、その魔法はハリーへと直撃した。
ボガート·ルシウスは、ドラコの恐怖心によって実体化した偽りのルシウスである。本来のルシウスであれば、ホグワーツの生徒に杖を向けるのはよほど切羽詰まった状況でしかあり得ない。しかし、ドラコの恐怖を色濃く反映したこのルシウスは、本来のルシウスより魔法の技量でこそ弱体化していたものの、本来のルシウスが抱く筈の高慢さや大人であるがゆえに子供に対して持つ慢心がなく、ドラコが見た範囲でのルシウスの魔法や、魔法技術の再現は完璧だった。
ルシウスはその高い技量によって、魔法の光線そのものをねじ曲げるというルシウスしか知らない魔法を体得し、度々ドラコの前で披露していた。そしてドラコの前で、禁じられた闇の魔術をのひとつ、クルーシオを見せたこともある。その二つが最悪に噛み合った。
クルーシオが直撃したハリーは、墜落した。ハリーは受け身も取れずに落下したために額から流血し、左足は変な方向に折れ曲がっている。
しかし、そんなものは苦痛ではなかった。
ハリーがクルーシオによって受けた痛みは、ハリーが味わった中でも最悪のものだった。バジリスクの毒による、命が潰えていくような激痛をボガートのクルーシオは再現していた。
「ハリィィィィィッ!!!!!……逃げるぞ皆、こっちに来い!!!」
ザビニはハリーが墜落したのを見るや、即座に火消しライターを灯して自分の近くにいたドラコを逃がした。ファルカスはハリーを抱えてザビニのもとへ走り寄ってくる。ドラコは目に泪を浮かべながら火消しライターによって必要の部屋から追い出された。皮肉なことにドラコがいなくなったことで、ボガートはルシウスの姿を保てなくなろうとしていた。その間に、クラブとゴイルもザビニに合流する。
それでも。ハリーを倒したことで一行のなかにルシウスに対する恐怖が生まれようとしていた。ボガートはだんだんとルシウスの姿を取り戻していく。ザビニの手が震え、火消しライターを取り落とす。ルシウスの杖が、ザビニに向けられる。
「クルーシオ(拷問)」「プロテゴ ディアボリカ(悪魔よ 僕の友達を護れ)」
ルシウス·ボガートがかけ続けたクルーシオが解けたことで、ハリーは意識を取り戻していた。目覚めたハリーが見たのは、ルシウスボガートがザビニに杖を向けている姿だった。
ハリーはもはや闇の魔術への嫌悪感などなかった。ただ己を殺しかけたルシウス。否、友人たちの親の姿を象って散々ハリーたちを苦しめたボガートへの憎しみと、殺意に飲み込まれていた。
本来のルシウスであれば、コンディションも整っていない中学生が撃った闇の魔術では倒せない。しかし、ボガートは弱っていた。ハリーが息を吹き返したことで、ファルカスやザビニやルナの恐怖感が薄れたからだ。
ボガートのクルーシオは、ハリーの悪魔の炎に阻まれてかき消される。ハリーは額から血を流しながら、ボガートに近寄った。
「どうするのハリー!?」
「ボガートの姿をバーノンに変える!マグルなら魔法は使えない!楽に殺せる!」
(殺す……いまここで殺さないと、次に部屋を訪れた人をこの化け物は殺す!)
ファルカスに対してハリーはそう返答すると、折れた足を引きずって弱ったボガートに歩み寄る。最早痛みなど気にしている場合ではなかった。
ルナはそんなハリーを追い越して、ボガート·ルシウスの前に立ちはだかった。ボガートの姿は、破裂音の後でルナによく似た大人の女性の死体に変わった。
「何を……してるんだ、ルナ?」
「気が付いたんだ。何でママはレイブンクローの髪飾りを付けてたんだろうって。エクスペリアームス(武装解除)!」
ルナが魔法を唱えると、遺体が被っていた髪飾りはするりと女性の遺体から離れる。後には、緩慢な動きの遺体だけが残った。ボガートはクラブが近寄るとなにも並べられていないテーブルに変わり、ゴイルなら勉強用具に、ファルカスならスリザリンの得点がゼロになった寮杯が出現した。一同は顔を見合わせた。
「……そうか。新種のボガートの原因は、この髪飾りか……」
ハリーは冷たい目でレイブンクローの髪飾りを見ると、何の躊躇もなくルナに言った。
「そいつを壊す。貸して」
「……えーっ!?やだぁ!!レイブンクローの遺産だモン!ボガートも新種だよ!?消すのは待って!」
ルナは新種のボガートとレイブンクローの髪飾りを見つけた喜びで一杯になっていた。ハリーはてこでも動かないルナに対してどうしたものかと思ったが、最終的にファルカスやザビニとの三人がかりで説得した。
クラブとゴイルが泣きながらごねるルナを哀れんで珍しくルナの擁護に回るなか、ハリーもザビニもファルカスも折れなかった。
「その髪飾りはやべえと思う。ボガートも……魔法を使って人を傷つけたんだぞ。どっちも生かしとくわけにはいかねえ」
「大人に任せればいいじゃん!」
ルナの言葉に、ハリーは首を横に降った。
「その前に、始末だけはしておくべきだよ、ルナ。前学期のことを思い出して。あのときもそうだっただろう?」
ハリーの言う前学期のこととは、トムとバジリスクのことだ。ルナはトムのことを思い出したのか、渋い顔になった。
「新種を見つけたのはすごい発見だけど、ボガートは可能なら駆除しなくちゃいけない闇の生物なんだ。もし新種が生き延びて繁殖して、同じことが起きたら不味いってルナならわかるだろ?」
ファルカスもそう言葉を重ねる。駄々っ子をあやすように説得を続けられ、ルナも徐々に言葉の勢いをなくしていった。
最終的に、ルナもボガートと髪飾りを引き渡した。ボガートがクラブとゴイルのリディクラスによって消滅すると、ルナはクラブとゴイルにお礼を言った。
「ありがとう、ゴイルちゃん、カニちゃん……きっとボガートも苦しまなかったと思うよ……」
「僕たち全員を代表して、君達にお礼を言うよ。二人ともありがとう。二人が居なかったら、誰か死んでいたかもしれない」
「いや……」
「俺たちドラコに付き合ってただけだし……」
お礼を言われた二人は、自分が言われたことが信じられないという顔をしていた。ハリーは少しだけ暖かい気持ちになりながらも、憎悪と殺意を滾らせてレイブンクローの髪飾りを破壊するための魔力を蓄えていた。
レダクト(粉々)、コンジュレーション、エクソパルソ(爆破)といった数々のカースや魔法をザビニやファルカスと共に試して髪飾りの破壊を試みたが、髪飾りの魔力には何の影響もない。ハリーがそこまで躍起になったのは、ボガートの消滅を確認しても額の傷跡の痛みが引いてくれなかったからだった。
この髪飾りがもしもボガートに魔法という叡知を与えただけのものだったとしたら、ハリーの行動は狂気そのものだった。歴史的な本物の遺産かもしれないものを、壊そうとしているのだから。しかし、その場にルナ以外でハリーの行動に異論を唱える人間はいなかった。髪飾りが闇のアイテムに違いないと、皆が思っていたからだ。
「ペスティス インセンディウム(黒い死をもたらす炎よ 全てを焼き尽くせ)」
ハリーはロックハートが書いたラブレターに悪霊の火を灯すと、そこに髪飾りを投げ入れた。膨大な魔力を蓄えていたサファイアはその輝きを失い始め、やがて禍々しい蛇と髑髏が合わさったようなものがサファイアから浮かび上がった。
ハリーの悪霊の火は、青く輝く蛇となって黒い髑髏を飲み込んだ。ハリーのイメージに従って悪霊の火は髑髏を燃やし尽くし、後にはレイブンクローの髪飾りが残された。髪飾りの額のサファイアは、それまでの神々しいような輝きを失ったものの、飾ったものを引き立てるような淡い光を放ちながら微かに輝いていた。
おめでとう。
ハリーのLOVEが上がった(某インディーズゲーム風)!!