私、支持率0%の職業でゲームにログインします。   作:バスタオル

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第17話 ナギ部隊 VS ラインたち

ー少し前ー

 

ジン「…コヨミ、ナギ、アレックス、カナデ。戦う準備をしてくれ」

 

コヨミ「!」

ナギ「!」

アレックス「!」

カナデ「!」

 

ジン「…相手は本気だ」

 

アレックス「ジン。相手はどれだけ強いやつなんだ?」

 

ジン「…第1回イベントで1位だったやつだ」

 

アレックス「!」

 

ジン「残りの2人も好成績だった。だからあの3人で来たら俺たちは間違いなく負けるだろうな」

 

カナデ「なるほど。それは気が抜けませんね」

 

ジン「…あぁ。でもできるだけ相手を削る。勝てなくてもいい。次に繋げられたらそれでいい」

 

カナデ「…分かりました」

 

ジン「ナギ、コヨミ」

 

ナギ「はい」

コヨミ「はい」

 

ジン「…やるぞ。本気でな」

 

ナギ「はい」

コヨミ「はい!」

 

ライン「作戦会議は終わったかい?」

 

ジン「あぁ。終わったぜ」

 

ライン「よしっ。じゃあ覚悟してもらうよ」

 

ジン「っ…」

 

カナデ「命の若葉!」

 

音声「命の若葉が使用されました。味方HPが継続回復します」

 

シュゥゥゥゥゥゥ…

ジンたちは緑色の光に包まれた。

 

カナデ「闘志(とうし)の粉!堅守(けんしゅ)の粉!神速(しんそく)の粉!」

 

ブワッ!ブゥゥゥゥゥゥゥゥン!

ジンたちの攻撃力、防御力、スピードが一定時間上昇した。

 

ライン「…あのアイテム使う人が厄介だな」

 

スレッド「あれは俺が行こう。ラインはジンとか大きな盾を持ってるやつを頼む」

 

ライン「あぁ。分かった」

 

マートン「僕は全体的に攻撃するよ」

 

ライン「分かった。じゃあ行くぞ!」

 

ダダッ!!

ラインたちは一斉に接近してきた。

 

ジン「やるぞコヨミ!」

 

コヨミ「はい!」

 

ダッ!

ジンはラインに向かって走った。

 

ナギ「聖騎士の守り!!」

 

ガシャン!!

ジンたちにバリアが展開された。

 

ジン「火炎斬(かえんざん)!!」

 

ライン「水冷斬(すいれいざん)!!」

 

ギィィィィィン!!

ジンとラインの剣がぶつかり合った。

 

ジン「おぉぉぉぉらぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

ジン「火属性が水属性に勝てるわけないだろ!!」

 

キィィィィン!!

ラインはジンの剣を払い除けた。

 

ジン「ぐっ!!」

 

ライン「爆裂剣(ばくれつけん)!!」

 

ドゴォン!!

ジンはラインの剣技を受けて吹き飛ばされた。

 

ズサァァァァァァァァ!!

ジンはなんとか持ちこたえた。

 

ジン「けっ…痛てぇ…」

 

ダッ!

ラインはジンに接近した。

 

ジン (…来た!)

 

ライン「天明ノ剣(アルテリアソード)!!」

 

シュゥゥゥゥゥゥ!!

ラインの力が剣に移った。

 

ジン「グランドソード!!」

 

ガンッ!ゴゴゴゴゴゴゴ!!

ジンは地面から岩でできた剣を生成した。

 

ジン「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!

ジンは岩でできた剣をラインに向けて飛ばした。

 

ライン「くっ!」

 

ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!

ラインはジンの攻撃を避けた。

 

ジン「くそっ!流星(りゅうせい)…」

 

ライン「はぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ラインはジンの目の前にいた。

 

ジン「!!」

 

コヨミ「スローアックス!!」

 

ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!

コヨミは破壊神の斧をラインに向けて投げつけた。

 

ライン「くっ!はぁぁぁぁぁっ!」

 

ドゴォォォォォン!!

それに気づいたラインはコヨミが投げた破壊神の斧に向けて天明ノ剣(アルテリアソード)を使った。

 

パラパラパラパラ…

破壊神の斧が粉々に砕けた。

 

コヨミ「えっ!?嘘っ!?」

 

ライン「くっ…遠距離から武器を投げるとは…それだと自分から武器を捨ててるようなもんだぞ!!」

 

ビュン!タッタッタッタッ!!

ラインはコヨミの方へ走った。

 

ジン「マズイ!」

 

ダッ!!

ジンはラインの後を追いかけた。

 

コヨミ「来た!」

 

ナギ「任せて」

 

ライン「まずは君からだ!」

 

ガンッ!

ナギは盾を構えた。

 

ナギ「硬化!」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥゥン!

ナギの防御力が上昇した。

 

マートン「風神!雷神!」

 

ビュォォォォォォォォ!

バリバリバリバリバリ!

マートンは風と雷属性魔法を放った。

 

ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!

ナギのバリアがカナデたちを守る。

 

マートン「へぇ、硬いね」

 

ライン「天明ノ剣(アルテリアソード)!」

 

ガンッ!バリィィン!!

ラインの攻撃でナギのバリアが破壊された。

 

ナギ「!?」

コヨミ「!?」

カナデ「!?」

アレックス「!?」

 

ライン「はぁぁぁぁぁぁっ!」

 

ジン「グランドソード!」

 

ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!

ジンは岩でできた剣をラインに向けて飛ばした。

 

ライン「くっ…」

 

ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!

ラインはジンの攻撃を防いだ。

 

カナデ「麻痺粉!」

 

フワッ!

カナデは敵を麻痺させる粉を撒いた。

 

ライン「ぐっ…」

 

ビリビリビリ…ビリビリビリ…

ラインは麻痺を受けた。

 

ライン「この…麻痺か…」

 

コヨミ「やぁぁぁぁぁっ!!」

 

ドゴォン!!

コヨミは巨人のハンマーでラインを吹っ飛ばした。

 

ライン「ぐぁっ!」

 

ズサァァァァァァァ!

ラインはなんとか持ちこたえた。

 

ライン「ぐっ…まだ麻痺が…」

 

ビリビリ…ビリビリ…

ラインはまだ麻痺の状態異常が解けていなかった。

 

スレッド「マートン!ラインの麻痺を解除しろ!」

 

マートン「ダメだ!僕は状態異常を解除するスキルを持ってない!」

 

スレッド「道具はないのか!」

 

マートン「道具もない!」

 

スレッド「クソッ!」

 

ダッ!

スレッドはカナデに接近した。

 

アレックス「来るぞ!」

 

ナギ「!」

 

ガシャン!

ナギはカナデの前に立った。

 

スレッド「どけぇ!!」

 

ガンッ!!

スレッドはナギに攻撃したが、軽々とその攻撃が弾かれた。

 

スレッド「クソッ!」

 

マートン「風神!雷神!」

 

ビュォォォォォォォォ!

バリバリバリバリバリ!

マートンは風、雷属性魔法を放った。

 

ドカン!ドカン!ドカン!ドゴォン!

ナギはマートンの攻撃を全て受けきった。

 

マートン「くっ…」

 

コヨミ「やぁぁぁぁぁっ!!」

 

ドゴォン!ガンッ!ガンッ!ドゴォン!!

コヨミは連続でラインを攻撃した。

 

ライン「ぐはっ…」

 

ラインの麻痺はまだ解けなかった。

 

コヨミ「やぁぁぁぁっ!」

ジン「グランドソード!!」

 

ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!

コヨミとジンは連携してラインを追い詰めた。

 

ライン「かはっ…」

 

ドサッ…

ラインは膝を着いた。

 

ライン「ぐっ…まだか…」

 

ラインの麻痺はまだ解けない。

 

カナデ「混乱粉!」

 

フワッ!

カナデは混乱を与えるアイテムを使った。

 

スレッド「!!」

 

スレッドは急に足を止めた。

 

ナギ「!」

アレックス「!」

 

スレッド「こ…これは…」

 

スレッドの視界がぼやけ始めた。

 

スレッド「なんだこれ…視界が…」

 

カナデ「毒粉!」

 

フワッ!

カナデは毒を与えるアイテムを使った。

 

ブクブクブク…

スレッドは毒状態になった。

 

スレッド「くそっ…なんだこれ…」

 

ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!

スレッドは訳も分からず武器を振り回し始めた。

 

ナギ「これが混乱なんだ…」

 

アレックス「全く…めっちゃ準備してるじゃねぇか」

 

カナデ「当たり前です。アリシアさんにギルドに誘って頂けたんです。みなさんを勝たせるために反則ギリギリまで攻めますよ」

 

アレックス「…おっかねぇ」

 

マートン「くっ…ライン!スレッド!」

 

ライン「まだ…だ…早く…解けろ…」

 

ラインは麻痺で動けないでいた。

 

ジン「こんなに攻撃してるのにまだHP残ってるのかよ」

 

コヨミ「硬いね」

 

ライン「はっ…弱い鍛え方…してないよ」

 

ジン「コヨミ」

 

コヨミ「?」

 

ジン「本気の一撃をお見舞してやれ」

 

コヨミ「はい!」

 

パッ!

コヨミは巨人のハンマーから死神の鎌に武器を変えた。

 

音声「死神の鎌が装備されました。武器が持つ特殊能力とスキルを得ました」

 

ジン「特殊能力とスキル?」

 

コヨミ「はい。私も最近知ったんですが、この武器結構強いんですよ。もう壊されて無くなっちゃったんですが、破壊神の斧も特殊能力と特殊スキルを持ってたんですよ」

 

ジン「なるほど、レア度が高いとそういう特典もつくのか?」

 

コヨミ「分からないです。でも今なら…」

 

音声「死神の鎌の特殊能力:死への誘いが発動しました。攻撃時にカウントダウンが始まります」

 

ジン「カウントダウン?死への誘い?何だそれ」

 

コヨミ「はぁっ!」

 

ズシャッ!ズシャッ!ズシャッ!ズシャッ!

コヨミはラインを4回斬りつけた。

 

音声「カウントダウン開始。5、4、3、2…」

 

コヨミ「やぁ!」

 

ズシャッ!ズシャッ!

コヨミは更に攻撃を重ねた。

 

ライン「くっ…」

 

音声「1、0…特殊スキルが使用可能になりました」

 

ジン「特殊スキル?」

 

コヨミ「(あお)灯火(ともしび)!」

 

ボボボボボボボボボッ!!

死神の鎌が青い炎に包まれた。

 

コヨミ「やぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

マートン「双極電磁砲(そうきょくでんじほう)!!」

 

バゴォォォォォォォン!!

マートンはコヨミに向けて火属性、水属性の混合魔法を放った。コヨミは無防備な状態でその魔法を受けてしまった。

 

ジン「!!」

 

バリバリバリバリバリバリ!!

コヨミの周囲に電が走った。

 

ジン「うわっ!」

 

ビリビリビリビリビリ!

ジンは発生した雷に当たりそうになった。

 

ライン「…っよし…これで…」

 

ジリッ…

ラインは少しずつ体を動かし始めた。

 

ジン「コヨミー!!」

 

ライン「よそ見をしている場合か!」

 

ジン「なっ!」

 

ジンがラインの声に反応した時には目の前にラインが立って剣を構えていた。

 

ライン「天明ノ剣(アルテリアソード)!!」

 

ズシャッ!

ラインはジンを攻撃した。

 

ジン「ぐぁぁぁぁぁっ!!」

 

ドサッ…シュゥゥゥゥゥゥ…

ジンはラインによって倒されてしまった。

 

カナデ「ジンさん!」

 

アレックス「嘘だろ…」

 

ライン「くっ…思った以上にダメージを受けてしまった」

 

カナデ「コヨミさん!!」

 

ナギ (コヨミ…)

 

バリバリ…バリバリ…

マートンは攻撃を止めた。

 

シュゥゥゥゥゥゥ…

コヨミの周囲に煙が立ち込めた。

 

コヨミ「か…あ…」

 

コヨミは大ダメージを受けた。

 

ナギ「コヨミ…」

 

コヨミのHPが赤くなっていた。

 

カナデ「体力が!えっと…えっと…回復粉!!」

 

フワッ!

カナデはコヨミに向かって体力回復の粉を使った。

 

パァァァァァァ…

コヨミのHPが半分まで回復した。

 

カナデ「まだ応急処置だけど…」

 

アレックス「パワーアップ!!」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥゥン!

コヨミの攻撃力が上昇した。

 

ナギ「…あれじゃあもう…」

 

ライン「天明ノ剣(アルテリアソード)!!」

 

ナギ「なっ!」

 

ガァン!バリィィン!!

ラインの攻撃によってナギのバリアが破壊された。

 

カナデ「!?」

アレックス「!?」

 

ライン「スレッド!」

 

スレッド「っしゃあ!」

 

ズシャッ!ズシャッ!

スレッドはカナデとアレックスを攻撃した。

 

カナデ「きゃっ!」

アレックス「がっ!」

 

ドサッ…ドサッ…シュゥゥゥゥゥゥ…

カナデとアレックスはHPが0になったため、ジンと同じように消えていった。

 

ナギ「なっ!」

 

ライン「…あとは君とあの子だけ」

 

ナギ「っ…」

 

スレッド「さて、パラディンはHPと防御力が高いのが売りなんだろ?俺たちの攻撃…最後まで耐えられるかな!」

 

ライン「マートン!魔法で削れ!」

 

マートン「分かった!」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥゥン!

マートンは双子の魔導書に魔力を注いだ。

 

マートン「風神!雷…」

 

ブン!ブン!ブン!ブン!ブン!ズシャッ!

マートンが魔法を放とうとした時、どこからともなく大きな斧が飛んできた。

 

ズシャッ!

飛んできた斧はマートンにダメージを与えた。

 

マートン「あがっ!!な…なんだこれ…」

 

スレッド「マートン!!」

 

ライン「!!」

 

タッタッタッタッ!!

スレッドはすぐにマートンのところに戻った。

 

ライン「待てスレッド!!」

 

コヨミ「スローアックス!!」

 

ブン!ブン!ブン!ブン!ブン!ブン!

コヨミはスレッドめがけて巨人のハンマーを投擲した。

 

ライン「スレッド!!」

 

スレッド「!?」

 

ガンッ!!

スレッドは飛んできていた巨人のハンマーに気づくのが遅かったため、まともに攻撃を受けてしまった。

 

スレッド「ぐぉあっ!!」

 

マートン「スレッド…」

 

ドサッ!

スレッドは地面に倒れてしまった。

 

ライン「クソッ!」

 

ナギ「これであなたの仲間は動けない…私たちの…勝ち」

 

ライン「いいや…ここは僕たちが勝つ!天明ノ剣(アルテリアソード)!」

 

ズシャッ!

ラインの攻撃がナギに通った。

 

ナギ「がっ!!」

 

ライン「覇王斬(はおうざん)!!」

 

ズバァァァァン!!

ラインは重ねて攻撃した。

 

ナギ「ぐぁっ…もう…体力が…カナデさん…」

 

ライン「天明ノ剣(アルテリアソード)!!」

 

ズシャッ!…シュゥゥゥゥゥゥ…

ナギはHPが0になったため、消えてしまった。

 

コヨミ「アァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ライン「来るか!」

 

コヨミ「(あお)灯火(ともしび)!!」

 

ライン「天明ノ剣(アルテリアソード)!!」

 

キィィィィィィィィィィン!!

コヨミの死神の鎌とラインの天明ノ剣がぶつかり合った。

 

コヨミ「はぁぁぁぁぁぁっ!」

ライン「はぁぁぁぁぁぁっ!」

 

ギィン!ズシャッ!

 

コヨミ「!!」

ライン「っ…」

 

ラインの天明ノ剣がコヨミを捉えた。

 

ドサッ!

コヨミはそのまま地面に転がった。

 

コヨミ「がっ…ごふっ…」

 

コヨミは大ダメージを受けた。

 

ザッザッザッ…

ラインはコヨミの横に立った。

 

コヨミ「!」

 

ライン「…お前はよくやったよ。でも、これで終わりだ!」

 

ズシャッ!

ラインはコヨミに攻撃した。

 

コヨミ (すみませんアリシアさん…)

 

シュゥゥゥゥゥゥ…

コヨミはその場から消えてしまった。

 

ライン「…ふぅ」

 

カチャ

ラインは天明ノ剣を戻した。

 

ライン「…アリシアの仲間…中々に強かった。これは本人だとどれくらい強くなってるか分からないな」

 

ザッザッザッ

ラインはマートンとスレッドのいるところまで歩いた。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ライン「2人とも。大丈夫か?」

 

スレッド「な…なんとか…」

 

マートン「スレッドのおかげで助かった…あの攻撃を受けてたら僕はもう…」

 

ライン「…これで全員倒した。少し休んだらモンスター討伐を再開しよう」

 

スレッド「…あぁ」

マートン「分かった」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

アリシア部隊

 

ピコッ

アリシアたちに通知が届いた。

 

アリシア「ん?あれ、宿り星のギルドチャットからだ。何かあったのかな?」

 

ピッピッ

アリシアはチャット画面を開いた。

 

アリシア「えっ…」

 

そこにはナギ部隊が全滅したという内容が書かれていた。

 

アリシア「ナギちゃん…コヨミちゃん…」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…宿り星の拠点

 

シュゥゥゥゥゥゥ…

コヨミが拠点に戻された。

 

コヨミ「う〜ん…負けちゃった…」

 

アレックス「お、最後の人が帰ってきたぞ」

 

コヨミ「?」

 

コヨミは声のした方を見た。そこにはジン、カナデ、アレックス、ナギがいた。

 

コヨミ「あれ、みなさん…」

 

ジン「はぁ…全く…相変わらず強ぇなぁ」

 

カナデ「ジンさん。先程の方は」

 

ジン「あいつはライン。第1回イベントで第1位を取ったやつだ」

 

カナデ「第1位…ですか」

 

ジン「あぁ。それも第2位と結構な差をつけての第1位だ。実力もかなり上だろうな」

 

カナデ「そう…ですか…」

 

アレックス「でもカナデのアイテム結構役に立ってたよな。麻痺、毒、混乱とかな」

 

ナギ「確かに。状態異常に対する備えができてない様子でしたね」

 

ジン「あぁ。だが次はこうはいかないだろうな。対策してくるはずだ」

 

カナデ「そうですね。自分の手の内を見せるのはよくないですね」

 

ジン「だが仕方なかった」

 

アレックス「いいところまではいけたんだけどな。残りの2人も厄介だった」

 

コヨミ「確かに…あの2人がいなければなんとかなったかもしれませんね」

 

ジン「まぁ考えても仕方ない。少し休憩したらモンスターを倒してポイントを稼ごう」

 

コヨミ「はい」

ナギ「はい」

アレックス「あぁ」

カナデ「はい」

 

ナギ部隊の人たちは少し休息を取る事にした。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

それから2日目が終わり、集計時間となった。

 

アリシア「ジンさん」

 

ジン「ん?何だ?」

 

アリシア「あの、今日…」

 

ジン「…もしかして、全滅したことか?」

 

アリシア「!」

 

コヨミ「…」

ナギ「…」

カナデ「…」

アレックス「…」

 

アリシア「…はい」

 

ジン「すまなかったな。ラインと鉢合わせてな。あいつ、敵のギルドを潰しながらポイントを稼いでた。俺たちはたまたまそこに居合わせたってわけだ」

 

アリシア「あ、いえ、その…」

 

ジン「?」

 

アリシア「だ、大丈夫…ですか?」

 

ジン「…あぁ。大丈夫だ。みんなもなんともない」

 

アリシア「そ、そうですか。それは良かったです」

 

コヨミ「あの、アリシアさん」

 

アリシア「はい。何ですか?」

 

コヨミ「あの…実は相談がありまして…」

 

アリシア「相談?何ですか?」

 

コヨミ「その…私の武器があの人との戦いで壊れちゃって…」

 

ジャラッ…

コヨミは壊れた破壊神の斧の欠片を机に置いた。

 

アリシア「あらら…これは酷い…」

 

コヨミ「あの…武器を作れる方は知りませんか?」

 

アリシア「え?」

 

コヨミ「どんな素材が必要なのかは分かりません。お金もどれくらいかかるか分かりません。でも、直して欲しいんです。新しいのを買うよりも」

 

アリシア「な、なるほど…」

 

ナギ「コヨミは物を大事にしますから。壊れたから次新しいのを買うって人じゃありません」

 

アリシア「なるほど。思い出があるからだね」

 

コヨミ「はい…なので…」

 

アリシア「うーん…だれか武器を作れる人か…そんな人は…」

 

ジン「武器ならカミラが作れるぞ」

 

コヨミ「カミラ…さん?」

 

アリシア「!!」

 

ルシュ「確かに。私やジンの武器や防具を作ってくれたし、アリシアもそうでしょ?」

 

アリシア「そうです!カミラさんがいます!!カミラさんに任せましょう!!」

 

シン「でもイベント期間中は参加できませんよ」

 

アリシア「あ…」

 

ジン「そういえばあいつギルドメンバーじゃねぇわ」

 

ルシュ「呼びに行くのもねぇ…」

 

コヨミ「そ、そうですか…」

 

ナギ「コヨミ。イベントが終わるまで我慢だよ」

 

コヨミ「そんな…」

 

アリシア「じゃあこのイベントが終わったらカミラさんのところに行って直してもらお!できるならギルドにも入ってもらって!」

 

ジン「そうだな。鍛冶師は必要だと思うぜ」

 

アリシア「よしっ!じゃあコヨミちゃん!これは大事に持っててね!」

 

コヨミ「は、はい!」

 

ピコッ

するとみんなの目の前にスクリーンが表示された。

 

音声「イベント2日目の集計が完了しました。現在の順位を表示します」

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

総獲得ポイントと順位

 

1位.天明ノ帝…1378pt(+713 -)

2位.ホイップガールズ…1199pt(+578 -)

3位.RGO同好会…1027pt(+508 ↑)

4位.火力は正義…1025pt(+438 ↓)

5位.ピューティーキューティー…1007pt(+556 ↑)

6位.パフェ大好き侍…998pt(+521 ↓)

7位.ひよってるヤツいる?…966pt(+537 -)

8位.漢は拳で語り合う…887pt (+506 -)

9位.剣しか勝たん…801pt(+437 ↑)

10位.近衛騎士団…791pt(+433 ↑)

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

アレックス「おい!俺たちのギルドの名前が無いぞ!」

 

アリシア「えっ!?」

 

ピッピッ

ロザリーが別のページを開いて順位を確認した。

 

12位.宿り星…773pt(+408 ↓)

 

ロザリー「これは本格的にマズイね」

 

アリシア「どうしようロザリー…」

 

ロザリー「他のギルドは大体昨日の2倍くらいのポイントになってるね。だとすれば私たちはもっと頑張らないとダメみたい」

 

ジン「すまねぇな。ラインに会った時に逃げればよかった」

 

ロザリー「いや、ジンさんたちは森にいたんでしょ?逃げ場ないよ。あっても恐らく追いかけられてたと思う」

 

ジン「…そうか」

 

ロザリー「アリシア。明日も同じ編成でやるけどアリシアのところは守り無しで総力戦にして」

 

アリシア「総力戦?」

 

ロザリー「そう。従えてるモンスター全て出して片っ端からモンスターたちを始末して」

 

アリシア「分かった!」

 

ロザリー「負担が大きくなると思うけど、この中で唯一範囲攻撃を続けてできるからね。ルシュさんとゼディも範囲攻撃できるけどMPにも限りがある。その点アリシアは消費しないからずっと攻撃し続けられる気がする」

 

アリシア「任せて!」

 

ロザリー「ルシュさんとゼディも無理のない範囲でモンスターたちを一掃してください」

 

ルシュ「いいわねぇ。やりましょうかゼディ」

 

ゼディ「はい。本気でぶっ飛ばしてやりましょうか」

 

ロザリー「私たちもアリシアたちに負けないようにポイントを稼ごう!」

 

全員「おー!」

 

こうしてイベント3日目が始まるのだった。




〜物語メモ〜

アイテム:命の若葉
カナデが使ったアイテム。味方をHP継続回復状態にする。

アイテム: 闘志(とうし)の粉
カナデが使ったアイテム。味方の攻撃力を上昇させる。

アイテム:堅守(けんしゅ)の粉
カナデが使ったアイテム。味方の防御力を上昇させる。

アイテム:神速(しんそく)の粉
カナデが使ったアイテム。味方のスピードを上昇させる。

アイテム:麻痺粉
カナデが使ったアイテム。敵を麻痺状態にさせる。

アイテム:混乱粉
カナデが使ったアイテム。敵を混乱状態にさせる。

アイテム:毒粉
カナデが使ったアイテム。敵を毒状態にさせる。

特殊能力
レア度が高い武器に付与されている特殊な能力のこと。武器ごとに設定されており、装備することで発動する。

特殊スキル
特殊能力発動下で条件を満たすことで発動するようになっている特殊なスキル。一般的なスキルとは違い、発動に条件があるものの、威力や効果が絶大。

死神の鎌
特殊能力:死への誘い
特殊スキル:(あお)灯火(ともしび)

特殊能力:死への誘い
敵に攻撃することで5からカウントダウンが始まり、0に近づくほど攻撃力が増加する。0になると攻撃力が最大となり、特殊スキル:(あお)灯火(ともしび)を発動することができる。

特殊スキル:(あお)灯火(ともしび)
青い炎を纏い、その状態で敵を攻撃すると、一撃で敵のHP35%分のダメージを与えることができる。青い炎は5つあり、全て当てることで175%分のダメージを与えることができる。ただし、青い炎は武器を振るごとに消えていく。
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