私、支持率0%の職業でゲームにログインします。   作:バスタオル

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第22話 武器の修理

アリシア「カミラさんカミラさん」

 

カミラ「ん?何だいアリシア」

 

アリシア「カミラさんって一応鍛冶師ですよね?」

 

カミラ「えぇ、一応鍛冶師よ」

 

アリシア「ならコヨミちゃんの武器を直してあげられませんか?」

 

カミラ「コヨミ?」

 

アリシア「はい!バトルマスターの子なんですが、第3回イベントで武器を壊しちゃったらしくて…」

 

カミラ「あら、そうなの。その子は今どこに?」

 

アリシア「うーん…」

 

ピッピッピッピッ

アリシアはコヨミのログイン状態を確認した。

 

アリシア「あ、コヨミちゃんログインしてる。場所はどこかな」

 

ピッピッ

アリシアはコヨミの場所を特定した。

 

アリシア「コヨミちゃん今クエスト中らしいです」

 

カミラ「あらそうかい。なら帰ってきてからちょっと見てみようかしら」

 

アリシア「あ、じゃあそのように連絡します」

 

ピッ…タッタッタッタッ…

アリシアはコヨミに連絡した。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

それから数分後、コヨミはナギを連れて帰ってきた。

 

コヨミ「アリシアさん!帰ってきました!」

 

アリシア「あ!コヨミちゃん!ナギちゃん!」

 

ナギ「ただいま帰りました」

 

アリシア「カミラさん!帰ってきましたよー!」

 

スタスタスタスタ

するとカミラがハンマーを持って姿を現した。

 

カミラ「おや、帰ってきたかい?」

 

コヨミ「あ、カミラさん」

 

カミラ「武器が壊れちゃったんだって?見せてみ?」

 

コヨミ「あ、はい!」

 

ガサゴソ…ガサゴソ…ゴトッ

コヨミは破壊神の斧の欠片を机の上に置いた。

 

カミラ「あら、思ってた以上にやられてるわねぇ」

 

カミラは破壊神の斧を手に持って眺めながらそう言った。

 

コヨミ「あの…直りますか?」

 

カミラ「素材があればなるとかなると思う。でも素材の他にもうひとつ。錬成っていうスキルか特性があれば完全に直すことができるよ」

 

コヨミ「錬成…」

 

ナギ「聞いたことないですね」

 

アリシア「えっ?錬成?それって…」

 

ピッピッピッピッ

アリシアは自分のステータス画面を開いた。

 

アリシア「それってこれですか?カミラさん」

 

アリシアは自分のステータスにある錬成のスキルを見せた。

 

カミラ「それよそれ!それがあれば何とかなるわ!まぁ素材は必要だけどね」

 

コヨミ「どこで手に入れましたか!?アリシアさん!」

 

アリシア「えっと…それが…」

 

コヨミ「?」

 

ナギ「忘れちゃいましたか?」

 

アリシア「……はい」

 

カミラ「あらら…」

 

コヨミ「そ…そんな…」

 

ドサッ…

コヨミは床に膝を着いた。

 

アリシア「ごめんね…ごめんねコヨミちゃん…」

 

コヨミ「いえ…大丈夫です…自力で探します…」

 

ナギ「コヨミ…」

 

スザク「主様」

 

するとアリシアの背後にいたスザクが声をかけた。

 

アリシア「何?スザク」

 

スザク「確か主様は忠義という特性を持ってませんでしたか?」

 

アリシア「忠義………あっ!!」

 

アリシアは忠義という特性を思い出した。

 

アリシア「できます!解決しました!」

 

カミラ「えっ、どういう事?」

 

アリシア「コヨミちゃん!大丈夫!私には忠義っていう特性があるの!これは他人に自分のスキルや特性を譲渡するものなの!これで錬成のスキルをカミラさんに渡すことができる!」

 

コヨミ「!!」

 

コヨミは勢いよく立ち上がった。

 

カミラ「本当にそんな事ができるのかい?」

 

アリシア「はい!できます!待っててください!」

 

ピッピッピッ

アリシアは特性にある忠義を押した。

 

音声「忠義が選択されました。譲渡する人とスキル・特性を選択してください」

 

ピッピッピッピッ

アリシアは錬成のスキルをカミラに譲渡するよう設定した。

 

音声「スキルと譲渡先が選択されました。譲渡するとそれ以降そのスキルは使用できません。よろしいですか?」

 

すると「はい」か「いいえ」の選択肢が出てきた。

 

ピッ

アリシアは迷いなく「はい」のボタンを押した。

 

音声「スキル:錬成をプレイヤー:カミラに譲渡します」

 

ブゥン…

アリシアのステータス画面からスキル:錬成が消え、カミラのステータス画面にスキル:錬成が追加された。

 

カミラ「すごい…本当にできた…」

 

アリシア「やった!」

 

コヨミ「ありがとうございますアリシアさん!」

 

アリシア「いえいえ!」

 

カミラ「よしっ。このスキルがあるならあとは素材だけね。素材は…」

 

ピッピッ…ブゥゥゥゥゥゥゥゥン…

カミラは破壊神の斧の素材を調べた。

 

カミラ「とりあえず破壊神の珠玉と鋼鉄魔神の装甲、オリハルコン、邪悪な爪があればできるわ」

 

コヨミ「うわっ…どれも聞いたことない…」

 

ナギ「邪悪な爪なら近くの洞窟にいるコウモリみたいなモンスターが落とすよ」

 

コヨミ「ほんと!?」

 

ナギ「でもそれ以外の素材が難しいかも」

 

コヨミ「そんなぁ…」

 

アリシア「行こっ!コヨミちゃん!」

 

コヨミ「!」

 

アリシア「コヨミちゃんの大事な武器でしょ?なら素材が難しくてもやるべきだよ!」

 

コヨミ「アリシアさん…」

 

アリシア「私も手伝うよ!一緒に行こう!」

 

コヨミ「いいんですか?」

 

アリシア「うん!」

 

ナギ「コヨミ。私も行くから。一緒に行こ」

 

コヨミ「ナギ…」

 

ギュッ…

コヨミは拳を握った。

 

コヨミ「うん!行こう!素材集め!」

 

アリシア「おー!」

 

カミラ「砥石みたいな武器を作る道具は揃ってるから素材が集まり次第また戻ってきな。あとは私が何とかするからね」

 

アリシア「はい!じゃあ行こう!コヨミちゃん!ナギちゃん!」

 

コヨミ「はい!」

ナギ「はい」

 

スタスタスタスタ

アリシア、コヨミ、ナギは破壊神の斧の素材集めに向かった。

 

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場所…ギルド:宿り星近くの洞窟

 

アリシア「確かここだよね?」

 

ナギ「そうです。ここにいるコウモリみたいなモンスターが落とします。小さいものでも大きいものでもドロップ率は変わりません」

 

アリシア「なら…召喚 三つ首!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ!

すると魔法陣から三つ首が召喚された。

 

雷首「よぅ嬢ちゃん!」

氷首「今度はなんだ?」

火首「助けに来たぜ嬢ちゃん!」

 

アリシア「雷首、氷首、火首。今からコウモリみたいなモンスターを倒すの。必要な素材を落とすらしいから落とすまで手伝ってくれないかな」

 

雷首「任せろ!」

氷首「俺がやってやる!」

火首「俺が燃やしてやる!!」

 

三つ首たちは何やらやる気があるみたいだった。

 

雷首「カァァァァァァァァァァァァッ!!」

氷首「ンバァァァァァァァァァァァッ!!」

火首「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

 

バゴォォォォォォォォン!!

三つ首のブレスはコウモリたちを一掃した。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…

コウモリたちは一斉に消え去った。

 

ナギ「凄いね。効率いい」

 

コヨミ「これなら集まるかな?」

 

ポンッ!ポンッ!ポンッ!ポンッ!

すると消えたコウモリたちからそれぞれ素材が落ちてきた。

 

アリシア「お!見てみよ!」

 

スタスタスタスタ

アリシアは落とした素材を入手した。

 

アリシア「うーん…」

 

しかし邪悪な爪は手に入らなかった。

 

ナギ「なし…ですね」

 

アリシア「三つ首」

 

雷首「ん?」

氷首「ん?」

火首「ん?」

 

アリシア「もう1回お願いできないかな?」

 

雷首「任せろ!」

氷首「いいぞ!」

火首「おうよ!」

 

その後三つ首はブレスでコウモリたちを攻撃し続けた。

 

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アリシア「や…やっと…やっと取れた…」

 

アリシアはコウモリたちを約23体倒してようやく邪悪な爪を手に入れた。

 

コヨミ「中々時間かかったね」

 

ナギ「もしかしたらレア素材だったのかも…」

 

アリシア「でもこれで素材1つ手に入ったよ!次に行こう!」

 

スタスタスタスタ

アリシアたちは次の目的地に向かった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…鉱石山

 

アリシアたちはオリハルコンを手に入れるために鉱石山に来ていた。ここはレア度の高い鉱石を手に入れることができる。

 

カンッ!カンッ!カンッ!カンッ!カンッ!

アリシア、コヨミ、ナギは鉱石採集のための道具を手にオリハルコンを採掘していた。

 

アリシア「中々見つからないねぇ」

 

コヨミ「オリハルコン…見つからない…」

 

ナギ「結構レア度高いかもね」

 

カンッ!カンッ!カンッ!カンッ!カンッ!

アリシアたちはとりあえず鉱石の塊をカンッ!カンッ!と掘っている。

 

アリシア「そういえばさ、聞きたいことがあるんだけどいいかな?」

 

コヨミ「はい。何ですか?」

ナギ「?」

 

アリシア「オリハルコンってどんな見た目の鉱石なのかな」

 

コヨミ「!?」

ナギ「!?」

 

アリシア「私見たことないから分かんないの。2人は知ってる?」

 

アリシアはこれまで一度も鉱石を掘ったことがないからオリハルコンを知らなかった。むしろ今掘ってるところもテキトーにやってるだけであまりよく分かっていなかった。

 

ナギ「アリシアさん…オリハルコン知らないんですか?」

 

アリシア「え、あ、うん。ごめんね」

 

コヨミ「オリハルコンってこんなものですよ!」

 

コヨミはオリハルコンの画像を見せた。

 

アリシア「へぇーこんな鉱石なんだ。…ん?あれ?ほんとにこれがオリハルコン?」

 

コヨミ「はい。そうですよ」

 

アリシア「え、じゃあさっき見かけたよ?同じ色のやつ」

 

コヨミ「えっ!?」

ナギ「!?」

 

スタスタスタスタ

アリシアたちはその場所に向かった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

アリシア「ほら、これでしょ?」

 

アリシアは散らばった石の中でさっきの画像と同じ色の石を拾った。

 

コヨミ「え…本当だ…オリハルコンだ…」

 

ナギ「嘘…見せて」

 

コヨミはナギに石を渡した。

 

ナギ「本当だ…オリハルコンだ…」

 

アリシア「それやっぱりオリハルコン?」

 

コヨミ「はい…オリハルコンです…」

 

アリシア「やった!じゃあこれで2つ目ゲットだね!」

 

ナギ「す…すごい…結構レア度高いはずなのに…」

 

アリシア「そのオリハルコンはコヨミちゃんが持つ?」

 

コヨミ「あ、そうですね。私が持ってます」

 

ナギはコヨミにオリハルコンを渡した。

 

アリシア「えっとあとはなんだっけ?」

 

ナギ「破壊神の珠玉と鉄鋼魔神の装甲ですね」

 

アリシア「どっちの方が楽に取れるかなぁ」

 

コヨミ「名前的には鉄鋼魔神の装甲ですかね」

 

ナギ「実際そっちの方が楽だと思うよ。低レア素材だし」

 

アリシア「やった!じゃあ行こう!」

 

コヨミ「鉄鋼魔神は鉄鋼の扉って名前のダンジョンにいますよ。確か第一層にあるはずです」

 

アリシア「私たちがいるのは第二層だから1つ前のところだね。じゃあ行こう!」

 

スタスタスタスタ

アリシア、コヨミ、ナギは第一層 ダンジョン:鉄鋼の扉に向かった。

 

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場所…ダンジョン:鉄鋼の扉

 

アリシアたちは鉄鋼の扉に到着した。その扉は大きくいかにも硬そうな見た目をしている。でも少し錆びている部分も見える。

 

アリシア「これ?鉄鋼の扉って」

 

コヨミ「そうです。この扉です」

 

ナギ「攻略した人の記事を見ると、この扉のボスは雷属性の攻撃に弱いみたいですよ。逆にそれ以外の属性は全て半減するらしいです」

 

アリシア「え、どういう事?」

 

アリシアはゲーム初心者のため、ゲーム用語を言われても分からない。

 

コヨミ「つまりですね、このダンジョンのボスモンスターは雷属性の攻撃だけよく効くってことです。他の属性だとあまり効かないということです」

 

アリシア「あーなるほど…でも雷属性かぁ…」

 

ピッピッピッピッ

アリシアは自分のステータス画面を開いて自分のスキルを見た。

 

アリシア「…ダメだ。ひとつもない…雷属性…」

 

コヨミ「私もないですね」

 

ナギ「私もです」

 

アリシア「え、じゃあ結構難しかったりするのかな…」

 

ナギ「いえ、無属性なら等倍なのでそれでいきましょう」

 

アリシア「無属性?」

 

コヨミ「属性がないただの攻撃になります。属性を含んだ攻撃よりも効率よくダメージを与えられますよ」

 

アリシア「やった!じゃあそれでいこう!」

 

コヨミ「はい!」

 

スタスタスタスタ

アリシアたちは鉄鋼の扉に入った。

 

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場所…鉄鋼の扉 最下層

 

鉄鋼の扉は入るとすぐに広い空間に出る。そのため迷うこともないし、道中でHPやMPの消費もない。第一層のダンジョンはこのようなダンジョンが多い。

 

アリシア「あれ、もう着いたの?さっき入ったばかりだけど」

 

ナギ「第一層のダンジョンはこういうものが多いですよ。第二層から道中も長くなります」

 

アリシア「へぇ、あんまり気にしなかった」

 

アリシアたちは広い空間に入った。

 

コヨミ「わ…大きい…」

 

その広い空間には何やら大きな機械みたいなものが置いてあった。

 

アリシア「これは?」

 

ナギ「これがこのダンジョンのボスモンスターです。名前は鉄鋼魔神です」

 

ピピピッ…ドゥンドゥンドゥンドゥン…

すると目の前の機械は奇怪な音を立て始めた。

 

鉄鋼魔神「侵入者…侵入者…」

 

ガコガコガコガコガコ!

その機械はその大きな体を起こしてアリシアたちと向き合った。

 

アリシア「お、大きい…」

 

鉄鋼魔神の体はアリシアたちの何倍もの大きさになっている。

 

鉄鋼魔神「我…侵入者…排除スル…命令…」

 

ガコン!ガコガコガコガコガコ!

鉄鋼魔神は大きな手を挙げた。

 

ナギ「アリシアさん!コヨミ!武器を装備して!」

 

コヨミ「うん!」

アリシア「あ、うん!」

 

ガシャン!

ナギは太陽の斧(片手斧)と光の盾を装備した。

 

スッ…ゴンッ!

コヨミは天魔神の斧(両手斧)を装備した。

 

スッ…カチャ…

アリシアはツムガリ(刀)を装備した。

 

鉄鋼魔神「武器…視認…攻撃対象…」

 

ブゥン!ドゴォォォォォォン!!

鉄鋼魔神は挙げた手を一気に振り下ろした。

 

コヨミ「よっ!」

 

ビュン!

コヨミは鉄鋼魔神の攻撃を避けて鉄鋼魔神の顔あたりまで飛び上がった。

 

コヨミ「やぁっ!」

 

ゴォン!!

コヨミの攻撃は鉄鋼魔神に命中した。鉄鋼魔神はコヨミの攻撃で大きく仰け反った。

 

スタッ!

コヨミは綺麗に着地した。

 

ガコン!ガコン!ガコン!

鉄鋼魔神は体勢を立て直した。

 

ピカッ!

すると鉄鋼魔神の目が光った。

 

ブゥン!

するとアリシアたちの足元に魔法陣が展開された。

 

アリシア「!!」

コヨミ「!!」

 

ナギ「聖騎士の守り!」

 

ガシャン!

アリシアたちに結界が展開された。

 

ドォン!

その直後に魔法陣から火柱が上がった。

 

ナギ「ふぅ…間一髪でしたね」

 

アリシア「ありがとうナギちゃん!」

 

コヨミ「よしっ、もう1回行きます!」

 

ビュン!

コヨミは天魔神の斧を構えて接近した。

 

アリシア「スザク!四獣剣技 夜桜乱撃!」

 

スザク「承知!」

 

ビュン!タッタッタッタッ!

スザクはコヨミの後を追って敵に接近した。

 

アリシア「召喚 ムクロ!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアの目の前に展開された魔法陣からムクロが姿を現した。

 

ムクロ「…」

 

アリシア「ムクロ!あの大きなモンスターをやっつけるの手伝って!」

 

ムクロ「あぁ」

 

カチャ…

ムクロは刀を構えた。

 

ムクロ「任せろ」

 

ビュン!

ムクロも敵に接近した。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

コヨミ「やぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

ゴォン!!

コヨミは鉄鋼魔神の足を攻撃した。

 

鉄鋼魔神「…」

 

グラッ…

鉄鋼魔神はバランスを崩した。

 

スザク「四獣剣技 夜桜乱撃!!」

 

ズシャシャシャシャシャシャシャシャ!

続けてスザクが攻撃を入れていく。

 

コヨミ「!」

 

コヨミはスザクの剣技に驚いていた。

 

ムクロ「死の告知(アブズ・ギブズ)

 

ズシャッ!ブゥゥゥゥゥゥゥン…

鉄鋼魔神にかかっているバフが全て消失した。

 

鉄鋼魔神「熱探知」

 

ピッピッピッピッ…

鉄鋼魔神はスザクたちの体温を感知し、ロックオンした。

 

鉄鋼魔神「裁キノ矢」

 

ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!

鉄鋼魔神の頭上に複数の魔法陣が展開された。

 

ドドドドドドドドドドドドド!

するとその魔法陣から光属性の矢が放たれた。

 

スザク「なっ!」

コヨミ「嘘っ!?」

ムクロ「くっ…」

 

ドスドスドスドスドスドスドス!

鉄鋼魔神の裁キノ矢はコヨミたちに命中した。

 

コヨミ「うぐっ!がっ!」

 

スザク「くっ…この攻撃…」

 

ムクロ「この程度…」

 

アリシア「コヨミちゃん!スザク!ムクロ!」

 

ナギ「聖騎士の守り!」

 

ガシャン!

アリシアたち全員に結界が展開された。

 

コヨミ「うっ…くっ…」

 

コヨミは今の攻撃で体力が大幅に削られた。

 

スザク「中々やりますね…」

 

スザクもダメージを受けているが、特性:パートナーの影響でやられることはない。しかしそれでも裁きの矢の威力が高いため、身動きが取れなかった。

 

ムクロ「くっ…死の存在である俺では今の攻撃は耐えきれん…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…

ムクロは自分がやられるのを防ぐため、一旦戦線離脱した。

 

アリシア「ムクロ!」

 

ナギ「挑発!」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥン!

鉄鋼魔神の攻撃は全てナギに向けられた。

 

鉄鋼魔神「破壊ノ閃光」

 

キラッ!

鉄鋼魔神の目が光った。

 

バゴン!バゴン!バゴン!バゴン!バゴン!

するとナギのいる場所が突然爆発した。

 

ナギ「くっ…」

 

ピシッ…パリン!

するとナギと近くにいたアリシアの結界が破壊された。

 

アリシア「えっ!」

 

鉄鋼魔神「破壊ノ閃光」

 

キラッ!

鉄鋼魔神の目が光った。

 

スザク「主様!」

 

ガシッ!

スザクはアリシアを抱えてその場から離れた。

 

アリシア「わっ!」

 

ナギ「!」

 

アリシア「待って!待ってスザク!ナギちゃんが!」

 

バゴン!バゴン!バゴン!バゴン!バゴン!

アリシアが離れた瞬間、ナギは爆発に巻き込まれてしまった。

 

アリシア「ナギちゃん!!」

 

コヨミ「!!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…

爆発後、煙が晴れるとそこにいたナギは地面に倒れていた。

 

スザク「くっ…今の攻撃は危ないです」

 

アリシア「そんな…ナギちゃん…」

 

コヨミ「魔神化!!」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥン!

コヨミの攻撃力とスピードが2倍になった。

 

アリシア「コヨミちゃん!」

 

コヨミ「天魔神の一撃!!」

 

バゴォォォォォォォォン!!

コヨミは渾身の一撃を放った。

 

バゴン!バゴン!バゴン!バゴン!バゴン!

するとあまりの高威力に鉄鋼魔神の体の一部が欠けた。

 

ドシィン!

鉄鋼魔神は体勢を崩した。

 

ピピピッ…

鉄鋼魔神はコヨミの位置を探った。

 

ピピッ!

やがてコヨミの位置を割り出すことができた。コヨミは鉄鋼魔神の上にいた。

 

コヨミ「天魔神の一撃!!」

 

ドゴォォォォォォン!!

コヨミは更に攻撃を重ねた。

 

バキバキッ!!

鉄鋼魔神の体が更に壊れていく。

 

鉄鋼魔神「活動限界域突入…コレ以上ノ活動ハ不可能ト判断」

 

コヨミ「天魔神の一撃!!」

 

バゴォォォォォォォォン!!

コヨミは容赦なく攻撃する。

 

バキッ!!バゴン!バゴン!バゴン!

鉄鋼魔神の体がどんどん壊されていく。

 

鉄鋼魔神「コノ命…敵ノ命ト共ニ終エル…」

 

ジジジ…バリバリバリバリ!

鉄鋼魔神の心臓部が熱を帯び始めた。

 

鉄鋼魔神「諸共滅ブガイイ…」

 

コヨミ「天魔神の一撃!!」

 

ドゴォォォォォォン!!

コヨミは鉄鋼魔神の自爆行為に臆せず攻撃し続ける。

 

バキッ!!

その時、鉄鋼魔神の自爆プログラムがエラーを起こした。

 

鉄鋼魔神「自爆…エラー…コレハ…」

 

コヨミ「天魔神の一撃!!」

 

ドゴォォォォォォン!!

コヨミは最後の一撃を放った。

 

鉄鋼魔神「アリ…エナ…イ…」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥン…

鉄鋼魔神は機能停止した。

 

コヨミ「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…

コヨミの魔神化の効果が切れた。

 

アリシア「す…すごいコヨミちゃん…」

 

スザク「…」

 

スザクは何も言わずコヨミを見ていた。

 

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鉄鋼魔神との戦いのあとしばらくしてナギとコヨミが動けるようになったので素材を回収することにした。

 

アリシア「えっと…鉄鋼魔神の装甲だよね。というかどれが装甲?これ全部?」

 

鉄鋼魔神が倒されたことでアリシアたちは鉄鋼魔神の体の大部分を素材として回収することができる。

 

ナギ「あ、装甲ならもう回収したので問題ないですよ」

 

アリシア「あ、そうなんだ。ありがとう!」

 

ナギ「でももったいないので全部回収しちゃいましょう」

 

アリシア「うん!」

 

アリシアたちは全ての素材を回収した。

 

アリシア「よしっ!これで素材3つ目だね!」

 

ナギ「あと1つ。破壊神の珠玉」

 

コヨミ「結構レア度高そうな名前だね」

 

ナギ「実際レア度高いよ。でも特定の場所を攻撃し続けるとたまにドロップするらしい」

 

アリシア「へぇ、破壊神の珠玉ってどこにあるの?」

 

ナギ「それなら…」

 

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場所…破壊神の祠

 

アリシアたちはナギの案内で破壊神の祠に来ていた。

 

アリシア「こ…ここ?」

 

ナギ「はい。ここは破壊神の祠と言います。破壊神の斧の素材になるモンスターがいます」

 

アリシア「へ、へぇ…」

 

ナギ「行きましょう。これで最後です」

 

スタスタスタスタ

ナギたちは破壊神の祠に入った。

 

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場所…破壊神の祠 最深部

 

破壊神の祠は入ればすぐにボスモンスターが出現するタイプのダンジョン。そのため道中で無駄にHPやMPを消費することは無い。

 

ザッザッザッザッ…

ナギたちは最深部にたどり着いた。

 

ナギ「ここですね」

 

そこにはいつも宝箱が出現する祭壇に大きな石像がある以外普通のダンジョンと何も変わらなかった。

 

アリシア「あれは?あの石像?みたいなやつ」

 

ナギ「あれが破壊神の斧の素材になるモンスターです」

 

キィィィィィィィ…

するとその石像が怪しく光り出した。

 

アリシア「わっ!なんか光ったよ!」

 

バキッ!!バキッ!!バキッ!!

するとその石像が一気に砕けて中からモンスターが現れた。

 

???「…ほう。人間か」

 

現れたのは身長170cmくらいの男性だった。白い体色で胸元には赤く光る宝玉を埋め込んだネックレスをしている。

 

アリシア「わ、わぁ…男の人が出た…」

 

ナギ「あれがボスモンスターです」

 

コヨミ「すごい…」

 

ソドム「私は破壊神ソドム。私の領域に足を踏み入れた愚か者よ。私の斧でその命を終えるがいい」

 

ブゥン!

破壊神ソドムは斧を召喚した。

 

ナギ「いきますよアリシアさん、コヨミ。ここからは全力です」

 

アリシア「うん!」

 

コヨミ「よしっ。やるよ!」

 

ガンッ!

コヨミは天魔神の斧を装備した。

 

カチャ

アリシアはツムガリを装備した。

 

カチャカチャ

ナギは太陽の斧と光の盾を装備した。

 

ソドム「ほう。見せてみろ。人間の抗いを!」

 

ズォォォォォォォ…

ソドムの斧が黒いオーラを纏った。

 

コヨミ「先、行きます!」

 

タッタッタッタッ!

コヨミはソドムに接近した。

 

ソドム「来るか人間。覚悟しろ」

 

ビュン!

ソドムはコヨミとの距離を一気に詰めた。

 

コヨミ「!?」

 

ソドムは一瞬でコヨミの目の前に現れた。

 

ソドム「まずは1人だ」

 

ガンッ!ドゴォン!

ソドムはコヨミを攻撃した。しかしコヨミは素早い反応速度でソドムの攻撃を防いだ。

 

ソドム「!」

 

コヨミ「あっぶな…」

 

ソドム「やるではないか人間。いい勘をしている」

 

コヨミ「それはどうも!」

 

ナギ「灼熱太陽(サン・フレイム)!」

 

ゴォォォォォォォォォォ!

ナギは頭上に太陽を召喚してソドムに向けて放った。

 

ソドム「むっ…」

 

ソドムはそれに気づいた。

 

ソドム「今の人間は太陽を出せるのか…」

 

ガンッ!ドゴッ!

ソドムはコヨミの斧を弾いて蹴りを入れた。

 

コヨミ「あがっ!」

 

ヒュゥゥゥゥ…ズサァァァァァァ!

コヨミは少し吹っ飛ばされた。

 

ソドム「私が破壊神と呼ばれている理由を教えてやろうか」

 

スッ…

ソドムは太陽に掌を向けた。

 

ソドム「…フフッ」

 

ギュッ!

そして拳を握った。

 

バゴォォォォォォォォン!!

するとナギが出した太陽が跡形もなく消え去った。

 

ナギ「!?」

コヨミ「!!」

 

アリシア「えっ…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…

破壊神ソドムの手から煙が出ていた。

 

ソドム「ふむ。少し熱いな。流石は太陽」

 

ナギ「そんな…太陽が…」

 

ソドム「太陽を出すのはお前か人間」

 

ナギ「!」

 

ソドムはナギを見ていた。

 

ソドム「中々いい攻撃だ。だが相性が悪い」

 

ナギ「っ…」

 

ソドム「お前の太陽は強いが遅い。さっきみたいに私に攻撃の準備時間があれば簡単に突破される。考えて攻撃しろ」

 

ナギ「…くっ」

 

アリシア「召喚 三つ首!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ!

三つ首が召喚された。

 

雷首「ガッハハハハハハ!」

氷首「喚ばれたぞぉ!」

火首「違ぇよ!俺を呼んだんだよ!」

 

ソドム「ん?なんだあれは」

 

アリシア「三つ首!あの人をやっつけて!」

 

雷首「嬢ちゃんの頼みならやってやる!」

氷首「任せろ嬢ちゃん」

火首「俺が燃やしてやるよ」

 

ビュン!ドシン!

三つ首はソドムの前に着地した。

 

ソドム「…ふむ。妖怪か」

 

雷首「お前が嬢ちゃんを脅かす輩か」

氷首「ふざけるのも大概にしろよ」

火首「燃やすぞコラ」

 

ソドム「で、君は何をするのかな」

 

雷首「俺たちが何をするかだって?」

氷首「そんなの決まってら」

火首「てめぇの顔をグチャグチャにするんだよ」

 

ビュン!

三つ首は宙に浮いた。

 

雷首「カァァァァァァァァァァァァッ!!」

氷首「ンバァァァァァァァァァァァッ!!」

火首「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

 

バゴォォォォォォォォン!!

三つ首のブレスはソドムを捉えた。

 

ズサァァァァァァ!

ソドムは三つ首のブレスで吹き飛ばされた。

 

ソドム「くっ…ブレスか…鬱陶しい」

 

コヨミ「やぁぁぁぁぁっ!」

 

ソドム「!」

 

ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!

コヨミはソドムに攻撃した。しかしソドムはコヨミの攻撃を全て受け流した。

 

コヨミ「くっ…魔神化!」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥン!!

コヨミの攻撃力とスピードが2倍になった。

 

コヨミ「天魔神の一撃!」

 

ドゴォォォォォォン!!

コヨミはソドムに攻撃した。ソドムは攻撃をガードしたが、少し吹き飛ばされた。

 

ソドム「なっ…今の攻撃…」

 

ソドムはダメージを受けてないにもかかわらず少し力が抜けたような感じがした。

 

ソドム「くっ…こいつも油断できねぇな」

 

アリシア「スザク!四獣剣技 夜桜乱撃!」

 

ビュン!

スザクはソドムの目の前に現れた。

 

ソドム「…んっ?」

 

スザク「はぁっ!」

 

ズシャシャシャシャシャシャシャシャ!

スザクはソドムを攻撃した。

 

ソドム「なっ…」

 

スタッ!

スザクは綺麗に着地した。

 

ソドム「こいつ…速いな…」

 

アリシア「召喚 マエラテ!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアの目の前にマエラテが召喚された。

 

マエラテ「出てきてツクヨミ」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ!

更にマエラテの前にツクヨミが召喚された。

 

マエラテ「ツクヨミ、月楼」

 

ツクヨミ「…」

 

スッ…バゴォォォォォォォォン!!

ツクヨミはソドムに掌を向けて月楼を放った。

 

ソドム「くっ…!」

 

ビュン!

ソドムはツクヨミの攻撃を避けた。

 

スザク「あなたも遅いですね」

 

ソドム「!」

 

ソドムが避けた先にスザクが現れた。

 

ドゴォン!

スザクはソドムを蹴り上げた。

 

ソドム「がはっ!」

 

雷首「カァァァァァァァァァァァァッ!!」

氷首「ンバァァァァァァァァァァァッ!!」

火首「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

 

バゴォォォォォォォォン!!

続けて三つ首のブレスが命中した。

 

ヒュゥゥゥゥ…ドゴォン!

ソドムは地面にたたきつけられた。

 

ソドム「くそっ…この私がっ…」

 

アリシア「コハク!やっちゃって!」

 

コハク「 (。-`ω´-) 」

 

ビュン!

アリシアはいつの間にかコハクを召喚していた。

 

ソドム「人間どもに遅れを取るなど…」

 

ビュン!

地面に横たわっているソドムの目の前にコハクが現れた。

 

コハク「 (`・ω・´) 」

 

ソドム「!」

 

ググッ…

コハクは拳を握った。

 

コハク「 (っ`ω´c) 」

 

ドゴォォォォォォン!!

コハクはソドムに攻撃した。

 

ヒュォォォォォォォォ…

ソドムの周囲に煙が立ちこめる。

 

アリシア「っ…」

 

アリシアたちはその様子をじっと見つめる。

 

ビュン!スタッ!

煙の中から出てきたコハクはスザクの隣に着地した。

 

スザク「…やったのですか」

 

コハク「 ( ; ˘-ω-) 」

 

ソドム「この…私が…」

 

ジリッ…

ソドムはゆっくりと立ち上がった。

 

スザク「まだ倒せてないですね」

 

コハク「 ( ´•̥ω•̥`) 」

 

ソドム「この…私が…私がぁ!」

 

ズォォォォォォォ!

ソドムは黒いオーラを纏った。

 

ソドム「がぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

ビュン!

ソドムが黒いオーラに支配されていく時、1人接近する人の影があった。

 

コヨミ「天魔神の一撃!!」

 

ドゴォォォォォォン!!

それはコヨミだった。コヨミはソドムの背後をとって渾身の一撃を放った。

 

ソドム「な…んだとっ…私が…」

 

ジュワァァァァァァァ…

ソドムはその場から消え去った。

 

コヨミ「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

 

ガコッ!

祭壇に宝箱が出現した。

 

アリシア「やったぁ!倒した!やったぁ!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

アリシア、コヨミ、ナギは一旦集まることにした。

 

アリシア「やったねコヨミちゃん!」

 

コヨミ「はい!」

 

ナギ「あとは素材が出るかどうか…」

 

アリシア「お願い!出てきてください!」

 

ガコッ!

アリシアは宝箱を開けた。

 

音声「破壊神の珠玉×2、破壊神の魔力の欠片を手に入れました」

 

アリシア「わっ!2個出たよ!」

 

コヨミ「!!」

ナギ「!?」

 

アリシア「やった!これで全部揃った!」

 

ナギ「アリシアさん…すごい運がいいですね…」

 

アリシア「いやぁそれほどでもぉ」

 

コヨミ「やった…これで…全部…」

 

アリシア「ねぇコヨミちゃん!」

 

コヨミ「はい!」

 

アリシア「早く帰ろっか!」

 

コヨミ「はい!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ!

魔法陣が展開された。

 

アリシア「よしっ!帰ろう!」

 

シュッ!シュッ!シュッ!

アリシアたちはギルド:宿り星に戻った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…ギルド:宿り星

 

アリシア「カミラさーん!ただいま帰りましたー!」

 

スタスタスタスタ

するとカミラが姿を現した。

 

カミラ「おかえりアリシア。素材は集まったかい?」

 

アリシア「はい!全部!」

 

ゴトッ…ゴトッ…ゴトッ…ゴトッ…

アリシアは得た素材を全て出した。

 

カミラ「うん。これだけあれば十分よ」

 

コヨミ「やった…よかったぁ…」

 

カミラ「でもあとできっちりとお代はいただくからね」

 

コヨミ「はい!」

 

カミラ「さて、私はこの素材で武器を作ってみるわね」

 

アリシア「はい!お願いします!」

 

コヨミ「お願いします!!」

 

スタスタスタスタ

カミラは素材を持って部屋の奥に入っていった。

 

アリシア「さて、とりあえず私たちは休憩しよう!」

 

コヨミ「はい!」

ナギ「はい!」

 

アリシア「じゃあ武器ができるまで自由時間!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

あれから結構時間がかかったので3人は休憩することにした。

 

アリシア「スゥーッ…スゥーッ…スゥーッ…」

コヨミ「スゥーッ…スゥーッ…スゥーッ…」

ナギ「スゥーッ…スゥーッ…スゥーッ…」

 

ガチャ

突然ギルドの扉が開いた。

 

ロザリー「ただいま帰りましたー!」

 

ロザリーがクエストから帰ってきた。

 

ロザリー「アリシアー?いるー?っと…」

 

ロザリーはソファで寝ているアリシアたちを見つけた。

 

ロザリー (疲れてるのかな?寝ている姿を見るのは初めてだなぁ)

 

スタスタスタスタ

するとカミラが破壊神の斧を作り終えてアリシアたちを呼びに来た。

 

カミラ「おや、ロザリーじゃないか」

 

ロザリー「カミラさん。すごい斧ですね」

 

カミラ「ん?まぁね。コヨミがイベントで使ってたら壊れたって言ってたから直してたんだ。というか3人とも寝てるのね」

 

ロザリー「ですね」

 

カミラ「うーん…起こしてあげたいけど今は寝かせてあげようかな」

 

ロザリー「そうですね」

 

カミラ「さて、最終調整して時間を潰そうかしら」

 

スタスタスタスタ

カミラは破壊神の斧の最終調整に入った。

 

ロザリー (私も少し休もうかな)

 

ロザリーは別のソファで休むことにした。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ロザリーが帰ってきてしばらくするとアリシアが目を覚ました。

 

アリシア「ん…んー…」

 

アリシアは目を擦りながら起きてきた。

 

アリシア「あれ、寝ちゃったのかな…」

 

ゴソゴソ…

アリシアは隣で寝ているナギとコヨミに気づいた。

 

アリシア (あはは…3人で寝てたんだ)

 

アリシアは周囲を見渡した。すると近くのソファで寝ているロザリーに気づいた。

 

アリシア (ロザリーも寝てる。ふふっ…平和だなぁ)

 

スタスタスタスタ

カミラが破壊神の斧を持って部屋から出てきた。

 

カミラ「お、起きてるね。アリシア」

 

アリシア「あ、カミラさん。斧、できたんですね」

 

カミラ「あぁ。でもこの斧凄いね。私が作ったけどそれ以前に力を感じる。なんだろう…この斧」

 

アリシア「んー…それに関してはコヨミちゃんに聞いた方がいいですね」

 

コヨミ「ん〜…」

 

するとコヨミが起きてきた。

 

アリシア「あ、起きたねコヨミちゃん」

 

コヨミ「はい…おはようございます…」

 

アリシア「武器できたらしいよ」

 

コヨミ「!!」

 

それを聞いたコヨミは一瞬で目が覚めた。

 

カミラ「ほら、作ったよ」

 

タッタッタッタッ!

コヨミはすぐにカミラのところまで走った。

 

コヨミ「すごい!やった!ありがとうございますカミラさん!」

 

ナギ「ん…ん〜…」

ロザリー「…ん?」

 

コヨミが騒いでいるとナギとロザリーが起きてきた。

 

コヨミ「ん〜!」

 

コヨミはカミラから破壊神の斧を受け取ると強く握りしめた。

 

カミラ「代金はメモしてあるからあとでね」

 

コヨミ「はい!」

 

ナギ「うるさいなぁ…」

 

アリシア「ごめんねナギちゃん。コヨミちゃんの武器が完成したらしくてコヨミちゃんが大騒ぎしてるの」

 

ナギ「あ、武器できたんですね。よかったです」

 

ロザリー「おはようアリシア」

 

アリシア「あ、ロザリーも起きたの?」

 

ロザリー「うん」

 

コヨミ「〜♪〜♪」

 

コヨミは自分の武器が直って上機嫌だった。

 

ロザリー「どうやら武器が完成したみたいね」

 

アリシア「うん。コヨミちゃんすごく嬉しそう」

 

ロザリー「よかったねコヨミちゃん。あ、そうだアリシア」

 

アリシア「ん?」

 

ロザリー「少し前にアリシア宛にメール来てたよ」

 

アリシア「え?そうなの?」

 

ピッピッピッピッ

アリシアはメールを開いた。しかしメールには何も表示されなかった。

 

アリシア「あれ、ないよ?」

 

ロザリー「あ、アリシア宛のメールが私のところに届いたの」

 

アリシア「え、なんで?」

 

ロザリー「間違えて送ったのかな?とりあえず読むね」

 

ピッピッピッピッ

ロザリーはメールを開いた。

 

ロザリー「アリシアへ。第二層 天上の間にてあなたを待つ。あなたの全てを以て私を打ち負かし、その力を示しなさい。だって」

 

アリシア「な、なんか怖いね」

 

ロザリー「果たし状?ってやつかな」

 

アリシア「誰からの?」

 

ロザリー「分かんない。名前が無い」

 

ナギ「文は良いのに送る相手を間違えてるのは恥ずかしいですね」

 

アリシア「あはは…」

 

ロザリー「それにしても天上の間ねぇ」

 

アリシア「そういえばそれってどこにあるの?」

 

ロザリー「天空の闘技場が別名で天上の間って呼ばれてるの。だからそこに行けばわかると思う」

 

アリシア「分かった。そういえば日にちとか書いてない?いつ集合にするとか」

 

ロザリー「書いてないね」

 

アリシア「えぇ…」

 

ナギ「不足部分が多いですね」

 

アリシア「だね」

 

ロザリー「まぁ行ってみてもいいんじゃないかな。私も気になるし」

 

アリシア「うーん…分かった…行ってみる」

 

こうしてアリシアは謎のメールに従って天空の闘技場(別名:天上の間)に向かうことにした。




〜物語メモ〜

破壊神の斧の素材
破壊神の珠玉×1
鉄鋼魔神の装甲×1
オリハルコン×1
邪悪な爪×1
修理費:80万(カミラはしっかり請求しました)

場所…鉱石山
レア度の高い鉱石が手に入る場所。ある程度の鉱石はこの場所で採掘できる。

ダンジョン:鉄鋼の扉
ボスモンスター:鉄鋼魔神がいるダンジョン

鉄鋼魔神
鉄鋼の扉のボスモンスター。お城のように大きな体を持つ機械。言葉は話せるが、それほど上手ではない。主な攻撃は大きな手で押し潰したり、魔法陣から火柱や光属性の矢を放つ。熱探知を使って見えない相手を探すこともできる。

鉄鋼魔神の技(名前があるもののみ)
熱探知…見えない相手を熱で探知する技
裁キノ矢…頭上に魔法陣を展開して無数の光属性の矢を放つ
破壊ノ閃光…対象者の足元を爆発させる

破壊神の祠
破壊神ソドムがいる祠

破壊神ソドム
破壊神の祠にいるボスモンスター。身長170cmくらいの男性。白い体色に胸元には赤く光る宝玉を埋め込んだネックレスをしている。

新登場武器
ナギ
名前:太陽の斧(片手斧)
スキル:灼熱太陽(サン・フレイム)

天空の闘技場
第二層にある闘技場。別名:天上の間と呼ばれており、よくプレイヤーたちの決闘に使われる。
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