私、支持率0%の職業でゲームにログインします。   作:バスタオル

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第23話 ある者からの挑戦状

場所…第2層 天空の闘技場(天上の間)

 

アリシア「ここが天上の間?ってやつ?」

 

ロザリー「そうね」

 

そこは天空に浮かぶ闘技場。入るには特定の魔法陣による転送が必要。アリシアたちはその魔法陣で天空の闘技場に入った。

 

アリシア「にしても広いね。流石は闘技場」

 

ザッザッザッザッ…

アリシアたちが闘技場の舞台に入るとその中央には1人の女性が立っていた。その女性はアリシアたちとは反対の方を見ている。見た目は長い黒髪に白い鎧を着た人だった。

 

アリシア「?」

 

ロザリー「あの人がメールを送ってきた人かな」

 

アリシア「そうっぽいよね」

 

ザッザッザッザッ…

アリシアたちはその女性に近づいた。

 

アリシア「あ、あのー…」

 

???「…来たのか」

 

ザッ…

その女性はアリシアたちの方に振り向いた。

 

アリシア「あなたがメールを送ってきた人ですか?」

 

???「…そうだ。読んでくれたか」

 

ロザリー「いや、読んだのは私。私の方にメールきたから」

 

???「…それはおかしい。あなたがアリシアではないのか?」

 

ロザリー「私はロザリー。アリシアはこっち」

 

そう言ってロザリーはアリシアを指さした。

 

???「…そうか。それはすまない。人違いだった」

 

ロザリー「で、用があるのは私?」

 

???「いや、用があるのはアリシアだ。君ではない」

 

ロザリー「そ、ならどうするの?」

 

???「どうするもなにも、それはメールに書いたはずだ」

 

ロザリー「…戦闘ってことね」

 

???「そうだ」

 

ロザリー「…アリシア。頑張ってね」

 

アリシア「え、あ、うん」

 

ロザリーはアリシアから離れた。

 

???「…さて、来てくれたということは戦いに応じてくれたということでいいのね?」

 

アリシア「えっと…はい」

 

???「…なら」

 

チャキッ…カンッ!

???は剣を抜いて地面に突き刺した。

 

ミオレーネ「私の名はミオレーネ。お前を倒す騎士の名前だ!」

 

アリシア「私の名前はアリシア!あなたを倒す魔物使いの名前です!」

 

ミオレーネ「いくぞアリシア!」

 

ダッ!!

ミオレーネは剣を持って地面を蹴った。

 

アリシア「スザク!」

 

スザク「はっ!」

 

ダッ!!

アリシアの声に反応してスザクが前に出た。

 

ミオレーネ「!」

 

キィン!ギリギリギリギリ!

ミオレーネの剣とスザクの剣がぶつかり合う。

 

スザク「主様のお手を煩わせるわけにはいきません。あなたなら私で十分です」

 

ミオレーネ「くっ…!」

 

ヒュッ!カンッ!カンッ!カンッ!カンッ!

ミオレーネはスザクの剣を弾いて攻撃したが、スザクは余裕で応戦する。

 

ミオレーネ「はぁっ!」

 

ガンッ!!

ミオレーネは大きく剣を振った。

 

スザク「その程度の力っ!」

 

キィン!キィン!カンッ!キィン!キィン!

スザクは素早い連続攻撃をする。

 

ミオレーネ「そんな弱い攻撃…いくら受けても効かん!」

 

スザク「ならこれはどうですか」

 

キィン!

スザクは2本の短剣を構えた。

 

スザク「四獣剣技 夜桜乱撃!」

 

ビュン!ズシャシャシャシャシャシャシャシャ!!

スザクはミオレーネをすれ違いざまに切り刻んだ。

 

ミオレーネ「なにっ…!?」

 

スザク「はぁっ!」

 

キィィィン!!

スザクは立て続けに攻撃を入れる。しかしミオレーネはスザクの攻撃を受けてもすぐに次の攻撃に対応した。

 

スザク「あなた、やりますね」

 

ミオレーネ「これでも私は騎士だ。大事な人を守るための訓練なら死ぬほどやってきた!」

 

キィィィン!!

ミオレーネはスザクの剣を弾いた。

 

スタッ!

スザクは少し後ろに着地した。

 

スザク「…」

 

ミオレーネ「私は誰にも屈しない!誰にも負けない!私はお前たちを倒してそれを証明する!」

 

スザク「…愚かな」

 

アリシア「スザクー!頑張れぇぇぇぇ!!」

 

音声「特性:応援が発動しました。スザクのステータスが上昇します」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥン!

スザクのステータスが上昇した。

 

ミオレーネ「!!」

 

スザク「さて、どうしますか」

 

ミオレーネ「ここで厄介なのはアリシアの存在だ。奴がいる限りお前はどんどん強くなるだろう」

 

スザク「…」

 

ミオレーネ「そうなれば狙うはひとつ…」

 

スザク「!!」

 

ダッ!!

ミオレーネはアリシアの方に接近した。

 

アリシア「!!」

 

ミオレーネ「やはり複数の敵と相手するならサポーターを先に潰しておくべきね」

 

ギィィィィン!!

スザクはなんとか食い止めた。

 

スザク「敵を目の前にして背を向けるとは…」

 

ミオレーネ「主とやらを倒せばお前も一緒に消えるんだろう?」

 

スザク「なるほど。あなたは私に勝てないことを悟って主様を攻撃することにした…と」

 

ミオレーネ「いいや、この戦闘において私はアリシアを倒すのが目的だ。お前ではない」

 

スザク「主様を倒すのなら私たちを倒していきなさい。私は主様の手足。主様を守るために存在している」

 

ミオレーネ「…そうか」

 

キィン!

ミオレーネはスザクの剣を弾いた。

 

ミオレーネ「ならそうしようか」

 

ググッ…

ミオレーネは剣を強く握った。

 

ミオレーネ「いくぞ」

 

キィン…

スザクは短剣を構えた。

 

スザク「えぇ。いつでも」

 

ビュン!

2人はほぼ同時に動いた。

 

ミオレーネ「はぁっ!」

スザク「はぁっ!」

 

キィィィン!!

ミオレーネとスザクはめいっぱい力を込めて攻撃した。

 

アリシア「スザク…」

 

キン!キン!キン!キン!キン!キン!キン!

スザクとミオレーネの攻撃はどんどん速くなり、アリシアの目では追いかけられないくらいになった。

 

ミオレーネ「くっ…」

 

スザク「…」

 

キン!キン!キン!キン!キン!キン!

ミオレーネは途中までスザクの攻撃についていってたが、スザクの攻撃速度には追いつくことができず、徐々に押されていった。

 

アリシア「スザク!四獣剣技 夜桜乱撃!」

 

スザク「はいっ!」

 

音声「特性:命令が発動しました。次の攻撃が1.2倍されます」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥン!

スザクの四獣剣技 夜桜乱撃の威力が上昇した。

 

スザク「四獣剣技 夜桜乱撃!」

 

キン!ズシャシャシャシャシャシャシャシャ!

スザクはミオレーネを攻撃した。

 

ミオレーネ「がはっ!」

 

ドサッ!

ミオレーネは膝をついた。

 

ミオレーネ「くっ…」

 

スザク「さて、どうしますか。結果は見えてますよ」

 

ミオレーネ「私は…主様を守る…騎士…」

 

スザク「1つ聞きますね」

 

ミオレーネ「…」

 

スザク「あなた、モンスターですよね」

 

ミオレーネ「!!」

 

スザク「それも私と同じ…かつて人と生きた魔物」

 

ミオレーネ「…」

 

スザク「あなたが戦う理由は何」

 

ミオレーネ「…主様を守るため」

 

スザク「そう。私も同じ。私を生かしてくれた主様を守るため。あなたと私は同じ存在」

 

ミオレーネ「…」

 

スザク「あなたがここで戦うと言ったのはなぜ」

 

ミオレーネ「…教えん」

 

スザク「…そう。でも私があの場所にいた理由と同じかもね」

 

ミオレーネ「…?」

 

スザクはアリシアと初めて会った場所を思い出していた。

 

スザク「…さて、そろそろ終わらせましょうか。本気でしないとあなた…負けますよ」

 

ミオレーネ「っ…」

 

キン!

スザクは短剣を構えた。

 

スザク「構えなさい。あなたが主様を守るのであれば私に剣を向けなさい」

 

ミオレーネ「っ…」

 

ザッ…

ミオレーネは立ち上がって剣を構えた。

 

スザク「…いきます」

 

ビュン!

スザクはミオレーネに接近した。

 

ミオレーネ (主様…私に…最後の力を!)

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

ミオレーネの剣が黄色く光った。

 

スザク「四獣剣技 夜桜乱撃!!」

ミオレーネ「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

 

バゴォォォォォォォォォォン!!

2人の剣技が衝突した。その瞬間、爆発とともに衝撃波が広がった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

爆発の後、辺りに煙が立ち込める。2人の姿は煙によって遮られていた。

 

アリシア「スザク…」

 

アリシアはスザクのことが心配だった。そんな中、少しずつ煙が晴れると2人の姿が徐々に見えてくるようになった。

 

スザク「…」

 

スザクは立っていた。

 

アリシア「スザク!」

 

ミオレーネ「…」

 

しかしミオレーネも立っていた。

 

スザク「…やればできるじゃないですか。あなた」

 

ミオレーネ「…ははっ」

 

スザクの左半身はほぼ蒸発していた。スザクは右足だけで自分の体を支えている。

 

アリシア「スザク!!」

 

ミオレーネ「…あなたも…さすがで…」

 

ドサッ!

ミオレーネは地面に倒れた。ミオレーネの右足にはスザクの短剣が突き刺さっていた。

 

アリシア「っ!」

 

タッタッタッタッ!

アリシアはスザクのところまで走った。

 

アリシア「スザク!」

 

スザク「…」

 

ドサッ!

スザクは後ろに倒れた。

 

アリシア「スザク!スザク!!」

 

アリシアはスザクのところに駆けつけるとスザクの顔を見て名前を呼んだ。

 

スザク「主…様…」

 

アリシア「スザク!」

 

スザク「私…勝ちました…」

 

アリシア「うん…ありがとう…スザク…」

 

ギュッ…

アリシアはスザクの手に握った。

 

スザク「私は死にませんよ…だって…主様の…パートナーですから…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

スザクの姿が消えた。

 

アリシア「そんな…スザク…」

 

ピコッ!

アリシアがスザクの事を考えていると、ミオレーネの仲間加入申請が届いた。

 

アリシア「!」

 

アリシアはその事にすごく驚いた。しかしアリシアは迷わなかった。

 

アリシア「…」

 

ピッ!

アリシアは申請を許可した。

 

音声「仲間加入申請を許可しました。ミオレーネが仲間になりました」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

ミオレーネの体が消失した。

 

アリシア「…」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ザッザッザッザッ…

遠くで見ていたロザリーがアリシアのところに行った。

 

ロザリー「…アリシア」

 

アリシア「…勝ったよ。スザクが勝ったよ」

 

ロザリー「…うん。見てたよ」

 

ロザリーはアリシアの頭をなでた。

 

ロザリー「よく頑張ったね。スザクは」

 

アリシア「…うん」

 

ロザリー「さ、帰ろっか」

 

アリシア「うん…」

 

スタスタスタスタ

アリシアとロザリーはギルドに戻ることにした。

 

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場所…ギルド:アリシアの部屋

 

アリシア「…」

 

アリシアはスザクを召喚して自分のベッドに寝かせていた。スザクは戦闘終了時は左半身がほぼ蒸発していたが、今は全身が元に戻っている。

 

アリシア「スザク…」

 

スザク「っ…」

 

するとスザクが目を覚ました。

 

アリシア「スザク!!」

 

スザク「あ…主…様…」

 

アリシア「よかった…スザク…」

 

スザク「そっか…私…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

するとミオレーネが姿を現した。

 

ミオレーネ「…」

 

ミオレーネは静かにスザクを見た。

 

スザク「あなた…」

 

アリシア「あ、私が加入申請を許可したの。もう私たちの仲間だよ」

 

スザク「…」

 

ミオレーネ「…」

 

スザク「主様。少し席を外していただけませんか?」

 

アリシア「え…なんで…」

 

スザク「少し…話がしたいです。お願いします」

 

アリシア「わ…分かった…」

 

スタスタスタスタ…ガチャ…バタン…

アリシアは部屋から出た。

 

スザク「…どういうつもりですか。あなた」

 

ミオレーネ「…」

 

スザク「あなた、戦う理由は主様を守るためと言ってたでしょ」

 

ミオレーネ「…」

 

スザク「あの方は私の主様です。あなたの主様ではありません。それなのに」

 

ミオレーネ「…戦う理由は主様を守るため…これは合ってます。ですが私は生前の主様と約束しました。もし私が倒されたらあなたを倒したその人に従いなさいって」

 

スザク「…」

 

ミオレーネ「私は幾度となく戦いました。聖騎士と名乗る者たちもいました。その中で一際強い力を持つ者もいました。でも…私を倒す人はいませんでした」

 

スザク「…」

 

ミオレーネ「その時私はある噂を耳にしました。魔物を従え、強いパートナーを持つ者がいると」

 

スザク「…それが主様と…」

 

ミオレーネ「…あぁ。名前も耳にした。アリシアと」

 

スザク「でもあなた間違えてたでしょ」

 

ミオレーネ「正直あの人がアリシアとは思わなかった。魔物を従えるとなるともっと歳を重ねた人と思っていたから」

 

スザク「失礼だな」

 

ミオレーネ「すまない。でも私はあなたに敗れた。故にあなたを従えるアリシアに従うことに決めた。ただそれだけの事だ」

 

スザク「…主様への忠誠心はないのか」

 

ミオレーネ「忠誠を誓った主様の命令だ。私は従う以外の道はない」

 

スザク「…そうか」

 

ミオレーネ「あなたにとって私は異質な存在だろう。しかし受け入れて欲しい。時間がかかるのは承知だ。でも…少しずつでいいから…」

 

スザク「…じゃああなたは何なの。主様の命令を全うして別の主様に仕えると?」

 

ミオレーネ「…」

 

スザク「あなたにとって主様って誰よ」

 

ミオレーネ「…今はアリシアだ」

 

スザク「…そう」

 

ミオレーネ「…」

 

スザク「もういいわ。主様が認めたのなら私は従う。私にとって主様はあの人のみ。あなたもあの方の従者となったならあの方のために命を懸けて戦って」

 

ミオレーネ「…あぁ。もちろんそのつもりだ」

 

スザク「…なら」

 

スッ…

スザクは手を出した。

 

ミオレーネ「!」

 

スザク「これからは一緒に戦いましょう」

 

ミオレーネ「受け入れて…くれるのか…」

 

スザク「あなたが主様のために戦ってくれるのなら」

 

ミオレーネ「……あぁ、存分に力を振るおう」

 

ギュッ!

スザクとミオレーネは握手を交わした。

 

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場所…ダンジョン:青龍の門

 

ここは青龍の門。第二層にあるダンジョンのうちのひとつ。ここではレア度の高い特性を手に入れることができる。

 

アリシア「よしっ。行こうスザク」

 

スザク「はい」

 

すっかり体が癒えたスザクはアリシアと一緒に青龍の門に来ていた。

 

スタスタスタスタ

アリシアはなるべくダメージを受けずにボスモンスターのいるところまでたどり着くことを目標にしている。

 

アリシア「そういえばスザク」

 

スザク「はい。何でしょうか」

 

アリシア「ミオレーネさんとは仲良くなれた?」

 

スザク「…はい。恐らく」

 

アリシア「正直ちょっと怖かった。あんな死闘を繰り広げた人と仲間なんて…」

 

スザク「大丈夫ですよ。約束しましたから」

 

アリシア「約束?」

 

スザク「主様のために戦ってくれるなら受け入れると」

 

アリシア「あっはは…それって仲良くなってるのかな…」

 

スザク「心配ならこの戦いで出してみてもいいかもしれませんよ」

 

アリシア「そうだね。ミオレーネさんにもお願いしてみよう」

 

スタスタスタスタ

アリシアとスザクはダンジョンを進んだ。

 

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場所…青龍の門 中層

 

アリシアとスザクは少し開けた場所に着いた。

 

スザク「…?」

 

ザッ…

スザクは少し異様な気配に気づいて足を止めた。

 

アリシア「ん?どうしたのスザク」

 

スザク「主様。少し嫌な気配がします」

 

アリシア「嫌な気配?」

 

ゴトッ!

するとアリシアの後ろに青色の宝玉が落ちてきた。

 

アリシア「えっ!?何っ!?」

 

アリシアはビックリして後ろを振り返った。

 

アリシア「…えっ。今のって…これ?」

 

ツンツン…

アリシアは屈んでつついてみた。

 

スザク「主様。それが嫌な気配です」

 

アリシア「えっ!?」

 

ザッ!

アリシアは飛び退いた。

 

スザク「主様。まだ敵の動きはありません。しかし奥の扉が閉まっている以上こいつを倒さなければならないかと」

 

アリシアはスザクが指さした方を見た。そこには次の階層に入るための扉があった。しかし扉は閉まっている。

 

アリシア「確かに…」

 

チャキッ…

スザクは2本の短剣を装備した。

 

スザク「主様。ミオレーネを召喚してください」

 

アリシア「えっ?ミオレーネさんを?」

 

スザク「はい。彼女と2人で倒します」

 

アリシア「っ…分かった!召喚 ミオレーネ!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

するとアリシアの前に魔法陣が展開し、ミオレーネが召喚された。

 

ミオレーネ「…」

 

ミオレーネは閉じていた目をゆっくりと開けた。

 

アリシア「ミオレーネさん!」

 

ミオレーネ「…お呼びですか。主様」

 

アリシア「スザクと一緒にあの丸いヤツをやっつけて!」

 

ミオレーネ「丸いヤツ…?」

 

ミオレーネは近くに落ちていた青色の宝玉を見た。

 

ミオレーネ「あの青色のやつでしょうか」

 

アリシア「うん!スザクと一緒にやっつけて!」

 

ミオレーネ「…主様のご命令とあらば…このミオレーネ…命を懸けて戦います」

 

キィン!

ミオレーネは剣を構えた。

 

フワフワ…フワフワ…

すると青色の宝玉が宙に浮いた。

 

アリシア「わっ!浮いた!」

 

スザク「主様!お下がりを!」

 

アリシア「うん!」

 

ザッザッザッ!

アリシアは後ろに下がって見切りの盾を構えた。

 

キュィィィィィィィ…

すると青色の宝玉がエネルギーを溜め始めた。

 

スザク「いきますよミオレーネ!」

 

ミオレーネ「承知!」

 

タッタッタッタッ!

スザクとミオレーネは青色の宝玉に接近した。

 

スザク「はぁっ!」

ミオレーネ「はぁっ!」

 

ギィン!ギィン!

スザクとミオレーネは同時に攻撃した。

 

キィン!バゴォォォォォォォォォォン!!

すると青色の宝玉が波動砲を放った。

 

アリシア「えっ!?」

 

その波動砲はまっすぐアリシアの方へ飛んできた。

 

アリシア「っ!!」

 

バゴォォォォォォォォォォン!!

アリシアは波動砲を受けてしまった。

 

ヒュゥゥゥゥゥ…ドゴォン!

アリシアはそのまま壁まで吹き飛ばされた。

 

アリシア「がはっ…!!」

 

スザク「主様!!」

 

アリシアの体力は残りわずかとなった。

 

キュィィィィィィィ…

青色の宝玉がエネルギーを溜め始めた。

 

ミオレーネ「よそ見するなスザク!」

 

スザク「!」

 

ミオレーネ「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

 

ドゴォォォォォォォォン!!

ミオレーネは青色の宝玉の攻撃を防いだ。

 

スザク「四獣剣技 夜桜乱撃!!」

 

カンカンカンカンカンカンカン!

スザクは連続攻撃を繰り出した。

 

スザク「くっ…硬いっ…」

 

ミオレーネ「はぁっ!」

 

ガンッ!!ガンッ!!ガンッ!!

ミオレーネは続けて攻撃をした。

 

キュィィィィィィィ…

青色の宝玉がエネルギーを溜め始めた。

 

ミオレーネ「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

 

ドゴォォォォォォォォン!!

ミオレーネの攻撃で青色の宝玉の攻撃を防いだ。

 

ブゥン…ブゥン…ブゥン…ブゥン…ブゥン…

すると青色の宝玉の周囲に魔法陣が展開された。

 

ババババババババババババババ!

そしてその魔法陣から無数の弾幕が放たれた。

 

スザク「っ!」

 

ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!

スザクはその弾幕を華麗に避けていく。

 

ミオレーネ「くっ…」

 

ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!

ミオレーネはスザクのように速くないので剣で攻撃を防御する。

 

スザク「四獣剣技 夜桜乱撃!!」

 

カンカンカンカンカンカンカン!

スザクは連続攻撃を繰り出した。

 

スザク「はぁっ!」

 

ガンッ!!

スザクは四獣剣技 夜桜乱撃のあとにめいっぱい力を込めて攻撃した。

 

ブゥン…

すると新しく魔法陣が展開された。

 

スザク「っ!」

 

ジジジ…バゴォォォォォォォォォォン!!

するとその魔法陣から波動砲が放たれた。

 

ドゴォン!

スザクは壁まで吹き飛ばされた。

 

ミオレーネ「スザク!!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

無数の弾幕が消えていった。

 

ミオレーネ「!」

 

タッタッタッタッ!

それに気づいたミオレーネはスザクのところへ走った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

アリシア「っ…くっ…」

 

アリシアはゆっくりと目を開けて周囲を確認した。するとそこには倒れているスザクとスザクを守るミオレーネの姿があった。

 

アリシア「スザク…ミオレーネ…」

 

アリシアはなんとか体を起こした。

 

アリシア「っ…召喚 コハク!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアの目の前に魔法陣が展開され、コハクが召喚された。

 

コハク「 ( ¯•ω•¯ ) 」

 

アリシア「コハク…」

 

コハク「 Σ(゚д゚;) 」

 

コハクはアリシアの様子に驚いていた。

 

アリシア「お願いコハク…スザクとミオレーネを…助けてあげて…」

 

コハク「 ( ¯•ω•¯ ) 」

 

ビュン!

コハクはアリシアの意思を汲み取ったのかすぐに行動に移した。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

バゴン!バゴン!バゴン!バゴン!バゴン!

ミオレーネは青色の宝玉の攻撃からスザクを守っていた。

 

ミオレーネ「くっ…」

 

スザク「ミオ…レーネ…あなた…」

 

ミオレーネ「意識あるようで良かった…動ける?」

 

スザク「…」

 

スザクは自分の腕を見た。腕は傷だらけで手にも力は入らなかった。

 

スザク「…足だけなら」

 

ミオレーネ「そう。ならここから動けるわね?」

 

スザク「…なんとか」

 

ミオレーネ「ならここから動くわよ。私の防御もそこまでもたな…」

 

ドゴォン!

ミオレーネが話していると突然爆音が響いた。

 

ミオレーネ「!?」

スザク「!」

 

コハク「 ( ¯•ω•¯ ) 」

 

ガシッ!

現れたのはコハクだった。コハクはそのまま青色の宝玉を掴んだ。

 

コハク「(#^ω^)」

 

ビュン!ドゴォン!

そして後ろへ放り投げた。青色の宝玉は反対側の壁に激突した。

 

コハク「 ( ̄・ω・ ̄) 」

 

ミオレーネ「なっ…なんだお前!」

 

コハク「 (。-`ω´-) 」

 

スザク「コ…コハク…」

 

ミオレーネ「お前も敵か!」

 

キン!

ミオレーネは剣を構えた。

 

スザク「待ってミオレーネ…彼は違う…」

 

ミオレーネ「スザク…」

 

ザッ…

スザクは立ち上がった。

 

スザク「コハク…あなたがいるということは…主様に召喚されたんですね…」

 

コハク「 (o・ω・))-ω-)) 」

 

コハクは頷いた。

 

ブゥゥゥゥゥゥゥン!

青色の宝玉が遠くで魔法陣を展開した。

 

スザク「!!」

 

スザクはそれに気づいた。

 

スザク「行かなきゃ…」

 

ザッザッザッザッ…

スザクは短剣を持たずに青色の宝玉のところへ歩き始めた。

 

ミオレーネ「待てスザク!」

 

ビュン!

ミオレーネがスザクを止めようとするとコハクが青色の宝玉に接近した。

 

ミオレーネ「!!」

 

スザク「コハク…」

 

コハク「 (#゚Д゚) 」

 

青色の宝玉はアリシアに向けて攻撃しようとしていた。それに気づいたコハクは一気に青色の宝玉との距離を詰めた。

 

コハク「ヽ(`Д´#)ノ 」

 

ググッ…ドゴォォォォォォォォン!!

コハクは拳を握って青色の宝玉に攻撃した。

 

ピシッ!パリィン!!

すると青色の宝玉が粉々に砕け散った。

 

ミオレーネ「!?」

スザク「!!」

 

コハク「 (。´-д-) 」

 

パラパラパラパラ…シュゥゥゥゥゥゥゥ…

青色の宝玉の欠片は周囲に飛び散るとそのまま消えていった。

 

ミオレーネ「なっ…やったのか…」

 

スザク「…流石…コハク…」

 

コハク「 ( ¯•ω•¯ ) 」

 

ザッザッザッザッ…

コハクはアリシアのところに向かった。

 

ミオレーネ「スザク…やつは一体…」

 

スザク「…私たちの仲間です…主様を守る…私と同じ存在です」

 

ミオレーネ「…」

 

ミオレーネはコハクの異様さに疑問を持ちながらスザクと一緒にアリシアの所へ向かった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

それからスザクはアリシアの持ち物から回復ポーションを取り出して全員を回復させた。

 

アリシア「っ…」

 

アリシアが目を覚ました。

 

アリシア「あれ…みんな…」

 

スザク「主様」

 

アリシア「スザク…」

 

スザク「あのモンスターは倒しました」

 

アリシア「あぁ…ありがとう…スザク…ミオレーネ…コハク…」

 

コハク「 (o´・ω-)b 」

 

スザク「主様。体は動かせそうですか」

 

アリシア「うん…なんとか…」

 

スザク「次の階層はどうしますか」

 

アリシア「行く…行かないと…」

 

ザッ…

アリシアは立ち上がった。

 

アリシア「さ…行こう3人とも…」

 

ザッザッザッザッ…

アリシア、スザク、ミオレーネ、コハクは最下層へ向けて出発した。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…青龍の門 最下層

 

ザッザッザッザッ…

アリシアたちは最下層へ到着した。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

すると最下層中央に青と水色の服を身に纏った女性が現れた。

 

スザク「…なるほど、見たことある名前かと思ったが…まさかあいつとは…」

 

アリシア「あいつ?」

 

スザクは現れた女性のことを知っている様子だった。

 

スザク「彼女は青龍。私と同じ存在です」

 

アリシア「スザクと?……ん?スザクと青龍…えっ?四獣ってこと?」

 

スザク「はい。その通りです。私の技も四獣剣技ですから」

 

アリシア「あ、確かに…」

 

スザク「主様」

 

アリシア「ん?」

 

スザク「彼女は強いですよ。徹底した間合い管理を得意とします。彼女が本気になれば私たちは近づけないでしょう」

 

アリシア「えっ…そんなに…」

 

スザク「はい。彼女は薙刀を使います。絶えず繰り出す攻撃はほぼ隙がありません。足の速い私でも少し難しいです」

 

アリシア「そうなんだ…」

 

スザク「でも今はミオレーネとコハクがいます。3人で何とかしてみせます」

 

アリシア「う、うん…」

 

スザク「ミオレーネ、コハク。行きましょう」

 

ミオレーネ「あぁ」

コハク「 (`・ω・´) 」

 

ザッザッザッザッ…

スザク、ミオレーネ、コハクは青龍と呼ばれるモンスターの所へ向かった。

 

アリシア「…」

 

ザッザッザッザッ…

アリシアもその後を追う。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ザッザッザッザッ…

スザクたちは青龍の前で止まった。

 

青龍「…覚えのある気配ですね。朱雀」

 

スザク「…青龍」

 

青龍は目を閉じている。だが目の前にいるのがスザクだと気づいた。

 

青龍「何故あなたがここにいるのですか」

 

スザク「…私は主様に仕えている。主様と共にあるのは当然だろう」

 

青龍「…なるほど。その後ろにいるのがあなたの主様ですか?」

 

青龍はスザクの後ろに立っているアリシアに気づいていた。

 

スザク「…相変わらず、気配の察知は四獣の中でもトップだな」

 

青龍「えぇ」

 

スザク「そうね。この方が私の主様。アリシアよ」

 

青龍「ふむ。あなたが選んだのなら優秀な主様なのですね」

 

スザク「あぁ。優秀だ」

 

青龍「…さて、話は変わりますが、あなたがここにいる理由は私を倒すためですか?」

 

スザク「…あぁ」

 

青龍「そうですか。3人で戦うと?」

 

スザク「あぁ」

 

青龍「…分かりました」

 

ブクブクブクブク…スゥゥゥゥゥッ…

青龍は手のひらに水を生成してその水の中から薙刀を取り出した。

 

ヒュッヒュッヒュッ!

青龍は薙刀を振り回して構えた。

 

青龍「構えなさいスザク。あなたが私を倒すと言うなら容赦はしませんよ」

 

スザク「…ははっ」

 

キン!

スザクは2本の短剣を装備して構えた。

 

スザク「…久しぶりに本気で戦えそうね」

 

ミオレーネ「スザク。手を貸そうか?」

 

スザク「最初は手を貸してもらおうかと考えてたけど、あれだけ言われたらね…」

 

青龍「あら、いいですよ?3人一緒でも」

 

スザク「!」

ミオレーネ「!」

コハク「 ∑(OωO; ) 」

 

青龍「私の腕は落ちてませんよ。侮らないでください」

 

スザク「…そう。ならミオレーネ。お願い」

 

ミオレーネ「えぇ」

 

キン!

ミオレーネは剣を構えた。

 

コハク「 (◦`꒳´◦) 」

 

ググッ!

コハクも拳を構えた。

 

アリシア (は、始まるのかな…)

 

グッ…

アリシアは堕天使の短剣と見切りの盾を装備した。

 

青龍「では…」

 

ヒュォォォォォォォォ…

青龍は水色のオーラを纏った。

 

スザク「2人とも。青龍の間合い管理がすごいことは話したわね。彼女、目を閉じていても相手の気配を察知することができるから全方位に隙がないわ。なんとか連携してあいつを追い詰めるわよ」

 

ミオレーネ「分かった」

 

コハク「 (o´・ω-)b 」

 

スザク「…行くわよ!」

 

ビュン!

スザクは青龍に接近した。

 

スザク「はぁっ!」

 

カンッ!!キン!カン!キン!キン!キン!

スザクは素早い攻撃を繰り出す。しかし青龍は涼しい顔をしながらスザクの攻撃を捌いていく。

 

スザク「くっ!」

 

ビュン!ビュン!ビュン!

スザクは一旦退いて周囲を素早く移動した。

 

青龍「ふむ。錯乱のつもりですか。ですがあなたは知っているでしょう?私に隙はないと」

 

ミオレーネ「はぁぁぁぁぁっ!!」

 

ガンッ!!

スザクが周囲を素早く移動している間にミオレーネが攻撃した。しかし青龍はミオレーネの攻撃を止めた。

 

青龍「ふむ。スザクより力が強いですね。あなたもアリシアという方に仕えているのですか」

 

ミオレーネ「あぁ」

 

青龍「…そうですか」

 

ビュン!

するとミオレーネの後ろからコハクが動き出した。

 

青龍「はっ!」

 

キンッ!ガンッ!!

青龍は薙刀を巧みに操ってミオレーネの体勢を崩した。

 

ミオレーネ「何っ!?」

 

青龍「はっ!」

 

ドンッ!

青龍は体勢が崩れたミオレーネを更に横に倒した。

 

ミオレーネ「うわっ!」

 

コハク「 Σ( ˙꒳˙ ) 」

 

ドサッ!

ミオレーネはコハクを巻き込んで地面に倒れた。

 

青龍「ふふっ」

 

ミオレーネ「くっ…すまぬコハク…」

 

コハク「 (´×ω×`) 」

 

ミオレーネはすぐにコハクからどいた。

 

青龍「仲良しですね」

 

スザク「はぁっ!」

 

キィィィィン!!

スザクは隙をついて攻撃しようとしたが、青龍はスザクの攻撃を防御した。

 

青龍「私の間合いより内側には入れさせませんよ。スザク」

 

スザク「っ…流石ね青龍」

 

ミオレーネ「はぁっ!」

 

キン!ガンッ!!

青龍はスザクの剣を弾いてミオレーネに対応した。

 

青龍「ふむ。もう動けますか」

 

ミオレーネ「当たり前だ。コハク!」

 

コハク「 ( *`ω´) 」

 

ビュン!ガシッ!!

コハクは青龍の懐に潜り込んで青龍に抱きついた。

 

青龍「!?」

 

コハク「 ε-(`・ω・´) 」

 

ドゴォォォォォォォォン!!

コハクはそのまま青龍を地面に叩きつけた。

 

青龍「かはっ!!」

 

スザク「なっ…青龍の間合いの内側に…入った…」

 

ビュン!スタッ!

コハクとミオレーネは一旦距離を置いた。

 

ヒュッ!スタッ!

スザクもコハクとミオレーネのところに着地した。

 

スザク「すごいわねコハク」

 

コハク「 ( *´꒳`*) 」

 

ミオレーネ「結局は動きを止めてしまえばいいのよ。いくら間合い管理が上手だとしても3人いればいずれそれも崩れる」

 

スザク「…そうね」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

青龍「…まさか私の間合いの内側に…それにあの人…スザクと同じ気配を感じる…もしかして…あの人…」

 

青龍はコハクの正体を予想した。

 

青龍「…試してみましょうか。彼ならこの技を防ぐ手段を知っているはずです。もし防ぐことができたら彼は…」

 

ザッ…ビュン!

青龍は起き上がってスザクたちと距離をとった。

 

青龍「…」

 

スザク「たった一撃であの驚きよう。見てて面白いわね」

 

ミオレーネ「あなた性格悪いわね」

 

スザク「それほどあの人の間合い管理はすごいの。私ですらあの薙刀の範囲内に入ることができなかった。それを崩せたのは気持ちがいいの」

 

ミオレーネ「…はぁ、なるほど」

 

コハク「 ( ̄・ω・ ̄) 」

 

青龍「…さて」

 

ビュォォォォォォォ!!

青龍が纏っていた水色のオーラが一際大きくなった。

 

ミオレーネ「!!」

スザク「!!」

コハク「 Σ(⊙ω⊙) 」

 

青龍 (ただ試すだけ…試すだけ…)

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

青龍は両手を前に出し、大きなエネルギーの塊を生成した。

 

スザク「マズイ!ミオレーネ!コハク!下がるぞ!」

 

ミオレーネ「な、なんだよあれ…何するつもりだよ」

 

スザク「あれは青龍の大技よ!青龍の近くにいたら一緒に吹き飛ぶわ!」

 

ミオレーネ「範囲はどのくらいだ!」

 

スザク「この場所の8割はその範囲内よ!だから主様のところまで下がるわよ!」

 

ミオレーネ「分かったわ!」

 

タッタッタッタッ!

スザクとミオレーネはアリシアの方へ走った。

 

コハク「 (´-ω-`) 」

 

ザザッ!

コハクが動いてないことに気づいたスザクは足を止めた。

 

スザク「コハク!早く下がれ!」

 

コハク「 ((-ω-。)(。-ω-)) 」

 

コハクは首を横に振った。

 

スザク「なっ…」

 

青龍 (やはり気づいてますね)

 

コハク「 (`・ω・´) 」

 

ビュン!

コハクは青龍に向かって走った。

 

スザク「おい!待てコハク!!」

 

タッタッタッタッ!

コハクはスザクの制止を振り切って青龍に接近した。

 

青龍「…やっぱり来ましたか。これで確信しましたよ…あなたは…」

 

コハク「 ( *`ω´) 」

 

ドゴォン!

コハクはエネルギーを溜めている青龍のお腹に攻撃した。

 

青龍「かはっ!!」

 

ヒュゥゥゥゥゥ…ドゴォン!

青龍はコハクの攻撃で壁まで吹き飛ばされた。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

すると青龍が溜めていたエネルギーの塊が消失した。

 

スザク「なっ…」

 

ミオレーネ「!!」

 

コハク「 (o´・ω-)b 」

 

スザク「止めた…のか…」

 

パラパラパラパラ…

青龍はゆっくりと立ち上がった。

 

青龍「…やはり止めに来ましたか」

 

コハク「 (´°ω°`) 」

 

青龍「これで確信しましたよ。忘れていた気配。スザクと同じ存在。あなた、白虎でしょう?」

 

スザク「!?」

ミオレーネ「…?」

コハク「 (´-ω-`) 」

 

アリシア「えっ…白虎?」

 

青龍「まさかここで会えるなんてね。見ないうちに強くなってますね。これもアリシアという方のおかげですか?」

 

コハク「 ( ¯•ω•¯ ) 」

 

青龍「…まぁいいです」

 

ヒュッヒュッヒュッヒュッ

青龍は薙刀を構えた。

 

青龍「古い友人が2人も会いに来てくれたんです。満足いただけるように本気で行きましょう」

 

ゴォォォォォォォォォォォ!!!

青龍は今までの中で一番大きな水色のオーラを纏った。

 

スザク「…ミオレーネ」

 

ミオレーネ「何?」

 

スザク「…ミオレーネは主様を守って」

 

ミオレーネ「なんだと?」

 

スザク「ここからは私とコハクで青龍を倒す。被害はどれくらいになるか分からない。主様がやられたら私たちは全滅よ。だから何としても主様を守って。お願い」

 

ミオレーネ「…」

 

ミオレーネはアリシアの方を見た。アリシアは少し怯えた表情を見せている。

 

ミオレーネ「…分かった」

 

アリシア「!」

 

ミオレーネ「主様。私の後ろに隠れてください」

 

アリシア「え、うん」

 

アリシアはミオレーネの後ろに隠れた。

 

ミオレーネ「主様が後ろにいる限り私はあなたの盾となります」

 

スザク「…お願いね」

 

ミオレーネ「えぇ。任せて」

 

スザク「…いくわよコハク」

 

コハク「 (`・ω・´) 」

 

ザッザッザッザッ…

スザクとコハクは2人で青龍に立ち向かうことにした。

 

ミオレーネ「…主様」

 

アリシア「?」

 

ミオレーネ「…いい仲間に巡り会えましたね」

 

アリシア「…うん!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

青龍「ふむ。2人で来ますか」

 

スザク「古い友人の戦いだ。存分に楽しもうか」

 

コハク「 ( -ω- ´) 」

 

青龍「懐かしい。昔、みんなで喧嘩しましたね」

 

スザク「あぁ。懐かしい記憶だ」

 

キン!

スザクは2本の短剣を構えた。

 

コハク「 (◦`꒳´◦) 」

 

ググッ…

コハクは拳を握った。

 

青龍「…参ります」

 

スザク「…いくぞ!」

 

ビュン!ビュン!

スザクとコハクは同時に動いた。

 

青龍「四獣刀技 群青羅刹」

 

ヒュッヒュッヒュッヒュッヒュッヒュッ!!

青龍は薙刀を巧みに振り回した。

 

スザク「四獣剣技 夜桜乱撃!!」

 

キンキンキンキンキンカンカンカンキン!

スザクの短剣と青龍の薙刀がぶつかり合う。

 

コハク「 ( *`ω´) 」

 

ググッ!

コハクは強く拳を握った。

 

ビュン!

コハクはスザクの横を通り過ぎて青龍の間合いに入った。

 

ズシャシャシャシャシャシャシャ!!

しかし間合いの内側に入った瞬間、コハクは無数の斬撃を受けた。

 

コハク「 (@_@) 」

 

スザク「離れろコハク!死ぬぞ!」

 

コハク「 ( ´ᾥ` ) 」

 

ビュン!

コハクは間合いの外に逃げた。

 

青龍「私には近づけさせませんよ」

 

カンカンカンカンカンカンカン!

青龍はコハクの方を見ながらスザクの剣技を受け流していく。

 

スザク「くっ…よそ見しながら攻撃を防ぐのか…」

 

キンキンキンキンキンキンキンキンキン!

スザクは更に速く攻撃した。しかし青龍の方が速く攻撃してくる。

 

スザク「うっ…くっ…」

 

キンキンキンカンキンキン!

スザクは徐々に押されていた。

 

スザク「このっ…!」

 

コハク「 \( •ω•´ )/ 」

 

ゴォォォォォォォォォォォ!!!

コハクが両手を挙げると上から隕石が落ちてきた。

 

スザク「くっ…!」

 

キン!

スザクは青龍の薙刀を強く弾いて後退した。

 

青龍「!」

 

青龍は大きく体勢を崩した。

 

青龍「まだこれ程までの…」

 

ゴォォォォォォォォォォォ!!!

青龍の頭上に隕石が落ちてきた。

 

青龍「!」

 

ズバババババババババババババ!!

しかしその隕石は青龍の間合いの内側に入った瞬間、細切れにされた。

 

バラバラバラバラ…

細切れにされた隕石は青龍の間合いの外に落ちていく。

 

青龍「…無駄ですよ」

 

コハク「 Σ(゚д゚;) 」

 

青龍「私の間合いには何も入れさせません」

 

スザク「なら…」

 

ビュン!

スザクが青龍に接近した。

 

スザク「四獣剣技 夜桜乱撃!!」

 

青龍「四獣刀技 群青羅刹」

 

キンキンキン!カン!キンキンキン!

スザクは力づくで青龍の間合いを突破しようとした。

 

スザク「コハク!」

 

コハク「 ( `ᾥ´ ) 」

 

ビュン!

コハクは青龍の方へ突っ込んだ。

 

青龍「させません!」

 

スザク「っ!!」

 

キィィィィン!

青龍は接近してきたコハクを攻撃しようとしたが、スザクが2本の短剣でそれを防いだ。

 

青龍「なっ…」

 

スザク「そっちこそさせねぇよ!」

 

ビュン!

スザクが隙を作っている時、コハクは青龍の間合いの内側に入ることができた。

 

青龍「!?」

 

コハク「 (`・ω・´) 」

 

ググッ!

コハクは強く拳を握った。

 

ドゴォン!

そしてコハクは思いっきり青龍を攻撃を攻撃した。

 

青龍「がはっ…」

 

ヒュゥゥゥゥゥ…ドゴォン!

青龍は壁まで吹き飛ばされた。

 

スザク「…ふぅ、よくやったコハク」

 

コハク「 (*´・ω・`)=3 」

 

パラパラパラパラ…

青龍はぐったりしていた。

 

ピシッ…パキパキ…パリン!

青龍の薙刀が粉々に砕け散った。

 

コハク「 (´-ω-`) 」

スザク「…」

 

ザッザッザッザッ…

スザクとコハクは青龍のところに向かった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

青龍「…ははっ…やりますね。朱雀、白虎」

 

スザク「あんたも中々ね。久しぶりに本気で戦ったわ」

 

コハク「 (o・ω・))-ω-)) 」

 

コハクも頷いた。

 

青龍「…これも主が優秀なのですね」

 

スザク「えぇ。主様はとても優秀よ」

 

青龍「…そう。ねぇスザク」

 

スザク「?」

 

青龍「お願いがあるのですが」

 

スザク「…お願い?」

 

スザクは青龍のお願いを聞いた。スザクとコハクはそのお願いに驚いたが、とりあえずアリシアの判断を仰ぐことにした。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

アリシア「えっと…仲間になりたいということ?」

 

スザク「はい」

 

コハク「 :(´◦ω◦`): 」

 

青龍「えっと、どうでしょうか」

 

アリシア「うん!全然いいよ!」

 

スザク「!」

コハク「 (@_@) 」

 

青龍「ありがとうございます!」

 

アリシア「じゃあ…」

 

ピッピッピッピッ

アリシアは仲間加入申請を送った。

 

アリシア「はい。これでいいかな?」

 

青龍「…」

 

ブブッ

青龍は仲間加入申請を拒否した。

 

アリシア「えっ…」

 

スザク「おい青龍!どういう事だ!」

 

青龍「…私から申し出たことです。私から申請するべきかと」

 

アリシア「あ、あー…真面目?」

 

青龍「さぁ、どうでしょうか」

 

ブゥン

すると青龍から仲間加入申請が届いた。

 

ピッ

アリシアは迷わず了承した。

 

青龍「これで私はあなたの手足となりました。主様。どうぞ私をお使いください」

 

アリシア「あ、はい!でもそんなかしこまらなくてもいいよ!」

 

青龍「いえ、主従であるなら対等な対応は良くないと思います」

 

アリシア (真面目だなぁ…)

 

青龍「この青龍。あなたのために力を振るいます」

 

スザク「主様。青龍に名前を与えてはどうでしょうか」

 

アリシア「名前?」

 

スザク「はい。私はスザクで白虎はコハクですから青龍にも何かしら名前がいるかなと」

 

アリシア「そうだねぇ…」

 

青龍「…私はどんなお名前でも受け入れますよ」

 

アリシア「…」

 

アリシアは少し考えてみた。

 

アリシア「えっと…じゃあ…普通にカタカナでセイリュウで」

 

青龍「…?それでいいのですか?」

 

アリシア「うん。せっかくいい名前があるならあまり変えたくないなって思って」

 

青龍「…分かりました」

 

アリシア「コハクはどうする?白虎って名前にする?」

 

コハク「 (ヾノ・∀・`) 」

 

コハクは首を横に振った。

 

アリシア「そっか。じゃあコハクはコハクで。よろしくねセイリュウ」

 

セイリュウ「はい。よろしくお願いします」

 

こうしてアリシアは新たにセイリュウを仲間にした。




〜物語メモ〜

新たに仲間になったキャラクター
ミオレーネ
天空の闘技場(天上の間)で出会ったキャラクター。かつての主様を守るために存在する騎士。卓越した剣技の持ち主で幾多のプレイヤーを倒してきた。その中には天明ノ帝のギルドマスターであるラインも含まれており、ラインは3回目の挑戦でミオレーネを倒すことができた。しかしラインは魔物使いではないのでミオレーネは仲間にならなかった。

セイリュウ(青龍)
青龍の門で出会ったキャラクター。薙刀を使う。徹底した間合い管理によって敵を寄せつけないほどの才覚を持つ。彼女は目を閉じていても相手の気配を察知することができるので、不意打ちとかは基本難しい。ただし彼女も一人なので複数人で挑まれると時々隙を見せることがある。彼女に勝つには1人ではなく、複数人のパーティを組んで戦うことが必要。

ミオレーネ
武器:アカマナツキ(剣)
スキル:天地を断つ聖剣(エクスカリバー)

セイリュウ
武器:水霊月華(薙刀)
スキル:四獣刀技 群青羅刹

新スキルの説明
四獣刀技 群青羅刹…青龍が使用したスキル。自身を中心として周囲に無数の斬撃を与える。その斬撃は青龍が薙刀を振り回すほど多く、速くなる。また、自身が溜めたエネルギーを剣気として薙刀に纏わせることで周囲に斬撃を飛ばすことはできなくなるが、素早い攻撃が可能となる。(これでスザクの四獣剣技 夜桜乱撃に匹敵する)

スザクの正体
スザクはダンジョン:棘の扉の秘密の部屋で出会ったキャラクター。赤を基調とした服を身にまとい、朱雀の羽を模した2本の短剣を所持している。その正体は青龍と同等の力を持つ朱雀と呼ばれるモンスター。桁外れなスピードと剣撃で相手を圧倒する力を持つ。

コハクの正体
コハクははじまりのダンジョンの秘密の部屋で出会ったキャラクター。白い服に白い面布を付けており、獣のような耳と尻尾を持つ。その正体は青龍、朱雀と同等の力を持つ白虎と呼ばれるモンスター。桁外れな攻撃力と拳で相手を圧倒する力を持つ。
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