私、支持率0%の職業でゲームにログインします。   作:バスタオル

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第30話 第4回イベント 最終日

場所…レイドバトル(無属性)

 

アリシア「三つ首!ブレス!」

 

雷首「カァァァァァァァァァッ!!」

氷首「ンバァァァァァァァァッ!!」

火首「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

 

バゴォォォォォォォォン!!

三つ首のブレスがドラゴンに命中した。

 

コヨミ「やぁぁぁぁっ!」

 

ビュン!

コヨミはジャンプした。

 

コヨミ「天魔神の一撃!!」

 

ズバァァァァァン!!

コヨミの攻撃はドラゴンの足に命中した。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ビュォォォォォォォォ!

ドラゴンの周囲に衝撃波が走った。

 

カナデ「堅守の粉!」

 

ブゥゥゥゥゥゥン!

味方全員の防御力が上昇した。

 

ナギ「挑発!」

 

音声「一定時間、敵の攻撃を引き付けます」

 

マロリーニョ「ガードアップ!」

 

ブゥゥゥゥゥゥン!

ナギの防御力が上昇した。

 

ナギ「ありがとうございます!」

 

ドラゴン「グワァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴォォォォォォォォ!!

ドラゴンはブレスを放った。

 

ゲンブ「はぁっ!」

 

ガシャン!!

ゲンブは大盾を4つ展開して味方を守った。

 

アリシア「ありがとうゲンブ!」

 

ゲンブ「はい!」

 

アリシア「スザク!四獣剣技 夜桜乱撃!」

 

スザク「はいっ!」

 

アリシア「セイリュウ!四獣刀技 群青羅刹!」

 

セイリュウ「はい!」

 

アリシア「コハク!天地開闢!」

 

コハク「 ( • ̀ω•́ )✧ 」

 

ズシャシャシャシャシャシャシャシャ!

スザクはドラゴンに連続攻撃を繰り出した。

 

ズババババババババババババババババ!

セイリュウも後に続いて攻撃を入れる。

 

ゴォォォォォォォォ!!ドゴォン!!

コハクは天から落ちてきた隕石でドラゴンを攻撃する。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ドラゴンは大ダメージを受けた。

 

ドラゴン「グワァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴォォォォォォォォ!!

ドラゴンはブレスを放った。

 

アリシア「ゲンブ!」

 

ゲンブ「はい!」

 

ガシャン!!

ゲンブは盾を展開して攻撃を防いだ。

 

ドラゴン「グルルルルル…」

 

アリシア「今ってどれくらいポイント稼いでるのかな」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ーロザリーサイドー

 

ロザリー「乱れ突き!!」

 

ドスッ!ドスッ!ドスッ!ドスッ!

ロザリーはドラゴンに4回攻撃した。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ライン「やるじゃないか。ロザリー」

 

ロザリー「そりゃどうも」

 

ルーラ「シン!いくよ!」

 

シン「任せろ」

 

タッタッタッタッタッ!

ルーラがドラゴンに向かって走った。

 

シン「聖騎士の守り!」

 

ガシャン!!

ルーラにバリアが展開された。

 

ルーラ「砲門展開!」

 

ブゥン…ブゥン…ブゥン…ブゥン…ブゥン…

するとルーラが走った足跡から魔法陣が展開され、いくつもの重火器が姿を現した。

 

ルーラ「放てぇ!」

 

ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!

出現した重火器から無数の砲弾が放たれた。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ローズ「爆砕符 大巌破砕!」

 

シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!

ローズは御札を投げた。その御札はドラゴンの足にピッタリとくっついた。

 

ローズ「起爆!」

 

ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!

ローズの合図で一気に爆発が起こった。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ドシィン!

ドラゴンは地面に倒れた。

 

ロザリー「乱れ突き!!」

 

ドスッ!ドスッ!ドスッ!ドスッ!

ロザリーは間髪入れずに攻撃する。

 

ライン「天明ノ剣(アルテリアソード)!!」

 

ズバァァァァァン!!

続いてラインが攻撃を入れる。

 

ローズ「色彩符 極彩色の翼!」

 

ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!

ローズは背後に複数枚お札を出してそこから極彩色のレーザーを放った。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ゴォォォォォォォォ!!

ドラゴンはブレスを放った。

 

シン「ブレスガード!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!

シン、ルーラ、ロザリーにブレスを防ぐバリアが展開された。

 

ライン「くっ!」

 

キン!

ラインは剣を構えて防御した。

 

リィ「ブレスガード!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!

リィ、ミズキ、ローズにブレスを防ぐバリアが展開された。

 

ゴォォォォォォォォ!!

シン、ルーラ、ロザリー、リィ、ミズキ、ローズはブレスガードでドラゴンのブレスをノーダメージで乗り切った。しかしラインはドラゴンのブレスをその身で受けた。

 

ライン「くっ…」

 

ドサッ…

ラインは膝をついた。

 

ロザリー「あら、君でも膝はつくんだ。ライン」

 

ライン「まぁね。ちょっとダメージが大きすぎた。回復できる人を連れてくるべきだった」

 

ロザリー「自分なら1人でもできるって思った?」

 

ライン「…あぁ。思ったさ」

 

ロザリー「ふふっ。甘かったね。ライン君」

 

ライン「ははっ…全くだ」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ージンサイドー

 

ジン「はぁっ!!」

 

ズバッ!ズバッ!ズバッ!

ジンは炎を纏った剣で攻撃していく。

 

ミィ「放てぇ!」

 

ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!

ミィもジンに負けないようにたくさん重火器を展開して攻撃している。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ゴォォォォォォォォ!!

ドラゴンがブレスを放った。

 

ミィ「!」

 

タッタッタッタッタッ!

ミィはその場から離れた。

 

ゴォォォォォォォォ!!バゴン!バゴン!バゴン!

ミィの重火器がドラゴンのブレスによって破壊された。

 

ミィ「くっ…次!展開!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

ミィの合図でまた新しく重火器が現れた。

 

ジン「すげぇなあいつ。あれ、確かうちのギルドにも同じ職業のやついたよな。今度聞いてみるか」

 

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ールシュ&ゼディサイドー

 

ルシュ「雷撃!!」

 

ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!

ルシュは雷の玉で攻撃した。

 

ゼディ「轟雷!」

 

バリバリバリバリバリバリバリバリ!!

ゼディは杖の先から雷を放った。

 

マリン「雷撃!」

 

ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!

マリンはルシュと同じ魔法を使った。

 

マートン「雷鳴!」

 

ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!

マートンは雷で作った龍を複数作り出してドラゴンに向けて放った。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ビュォォォォォォォォ!

ドラゴンの周囲に衝撃波が走った。

 

ゼディ「うわっとと…」

 

ゼディは少しバランスを崩した。

 

ルシュ「体幹がなってないわね!ゼディ!」

 

ゼディ「うるさい!」

 

マリン「雷撃!!」

 

ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!

マリンは負けじと攻撃していく。

 

マートン「雷鳴!!」

 

ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!

マートンはマリンに続いて攻撃していく。

 

ゼディ「轟雷!!」

 

シーン…

ゼディは雷属性魔法を放とうとしたが、何も変化がなかった。

 

ゼディ「…あれ、あれ?轟雷!」

 

シーン…

ゼディは再度魔法を使ってみた。しかしさっきと同じで全く変化はなかった。

 

ゼディ「なんで魔法が…まさか!」

 

ピッピッ

ゼディはステータス画面を開いた。

 

ゼディ「あっ!MPが!!」

 

ゼディのMPは魔法を使うほどの量は残っていなかった。

 

ゼディ「くっ!MPポーションは…」

 

ガサゴソ…ガサゴソ…

ゼディは自分の持ち物からポーションを取り出していた。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ドシン!!

ドラゴンはMPポーションを探しているゼディの前に立った。

 

ルシュ「ゼディ!!」

 

ゼディ「!」

 

ドラゴン「グワァァァァァァァァァァ!!」

 

ズシャッ!!

ドラゴンは鋭い爪でゼディを攻撃した。

 

ゼディ「ぐぁっ!」

 

ドサッ!!

ゼディはドラゴンの攻撃で少し後方に飛ばされた。

 

ゼディ「うぐっ…くぅぅぅぅぅっ…」

 

ゼディは攻撃されたところを押さえていた。

 

ドラゴン「グワァァァァァァァァァァ!!」

 

ドシン!ドシン!ドシン!

ドラゴンはゼディに近づいた。

 

ゼディ「くっ…これで!」

 

パキッ!ポワァァァァァ…

ゼディはポーションを使った。しかしHPは回復しなかった。

 

ゼディ「あれ!?HPじゃない!?」

 

ゼディが使ったのはMPポーションだった。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ゼディ「!」

 

ゼディがドラゴンの方を見ると、ドラゴンはすでに鋭い爪を振りかざしていた。

 

ゼディ「くっ!」

 

ルシュ「ゼディ!!」

 

ズシャッ!!

ゼディが防御すると同時にルシュが体を張ってゼディを守った。

 

ルシュ「ぐぁぁぁっ!!」

 

ゼディ「ルシュ!」

 

ルシュ「ぐっ…早く…離れて…HPを…回復して…」

 

ゼディ「ルシュも一緒に!」

 

ルシュ「早く行って!」

 

ゼディ「っ!」

 

ゼディは一瞬考えたが、すぐに行動した。

 

ゼディ「…分かった」

 

タッタッタッタッタッ!

ゼディはその場から離れた。

 

ルシュ「いったたた…ゲームでも痛いんだぁ…これ…」

 

ルシュはゼディを庇ったことで背中に攻撃を受けた。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ドラゴンはルシュに狙いを定めた。

 

マリン「雷撃!!」

マートン「双極電磁砲!」

 

ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!

マリンとマートンが魔法でドラゴンの注意を引き付けた。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

キュィィィィィィィィ…

ドラゴンはマリンとマートンに向けて大きな水の玉を生成した。

 

マートン「マリン!あの水玉を割るぞ!」

 

マリン「分かった!」

 

バリバリバリバリ!!

マリンとマートンは魔力を高めた。

 

マリン「雷撃!!」

 

ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!

マリンは魔法で作った雷の玉で攻撃した。

 

マートン「落雷!」

 

ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!

マートンはドラゴンの頭上から雷を落とした。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…パチンッ!!

するとドラゴンが溜めていた水玉が割れてしまった。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ドシン!ドシン!

ドラゴンは水玉が割れたことで少し後方に仰け反った。

 

ゼディ「ルシュ!」

 

ルシュ「っ…」

 

タッタッタッタッタッ!

回復したゼディがルシュの所に戻ってきた。

 

ルシュ「あぁ…ゼディ…」

 

ゼディ「これを!」

 

パキッ!ポワァァァァァ…

ゼディはHP回復ポーションを使った。

 

ルシュ「ふぅ…ありがとう。ゼディ」

 

ゼディ「どういたしまして」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ーカミラサイドー

 

カミラ「オラオラオラオラオラオラ!!」

 

ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!

カミラはファイナルウェポンを使ってドラゴンを攻撃していく。

 

スレッド「影打ち!!」

 

ズバッ!!

スレッドも負けじと攻撃を入れていく。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

バサッ!バサッ!

ドラゴンは空高く飛んだ。

 

カミラ「何っ…あれだけ高いところまで飛ばれたら攻撃できないぞ」

 

スレッド「くっ…」

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

キュィィィィィィィィ…

ドラゴンは口元に魔力を集めた。

 

カミラ「くっ!」

 

ガンッ!

カミラは地面を攻撃した。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

するとナギが使っている光の盾が出現した。

 

カチャカチャ…

カミラは光の盾を装備し、防御体勢をとった。

 

カミラ「少年。君も防御した方がいい。あれは一方的に攻撃してくるやつだ」

 

スレッド「何っ…」

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ドォォォォォォォォォォン!!

ドラゴンは光のブレスを放った。

 

スレッド「くっ!」

 

グッ!

スレッドは盾も持たずに両腕で防御体勢をとった。

 

バゴォォォォォォォォン!!

ドラゴンのブレスは地面に当たると一気に大爆発を起こした。

 

ビュォォォォォォォォ!

その瞬間、周囲に衝撃と暴風が巻き起こる。

 

カミラ「くっ…」

 

カミラは光の盾で何とか防ぎきった。しかし盾で防御してても多少ダメージは入る。

 

スレッド「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

スレッドはカミラと違って盾を持たないのでもろに攻撃を受けてしまった。

 

ドォン!!

スレッドは衝撃と暴風で壁まで飛ばされてしまった。

 

スレッド「がはっ!」

 

ドサッ!

スレッドは膝をついてしまった。

 

スレッド「くっ…」

 

カミラ「少年がやられたか」

 

ヒュッ…ガランガラン…シュゥゥゥゥゥゥ…

カミラはドラゴンの攻撃で使い物にならなくなった光の盾を手放した。カミラの手から離れると、光の盾はそのまま消えていった。

 

カミラ「ここからは私がやってやるよ!」

 

ビュン!

カミラはゆっくり降りてくるドラゴンに合わせて接近した。

 

カミラ「いくぞ!!」

 

ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!

カミラは接近している間に地面を攻撃し、ルーラが使っている天使の光銃を複数召喚した。

 

カミラ「蝶ノ舞!!」

 

ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!

すると天使の光銃の幻影が多数現れた。

 

カミラ「放てぇ!!」

 

ババババババババババババババババババ!!

カミラの合図で一斉射撃が始まった。

 

ズドドドドドドドドドドド!!

天使の光銃が放った弾丸はドラゴンの翼に命中した。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ヒュゥゥゥゥゥゥ!

ドラゴンは翼を攻撃されて上手く飛べず、落下し始めた。

 

カミラ「っしゃあ!!」

 

ガンッ!!

カミラはファイナルウェポンを置いて大きな筒状のものを取り出した。

 

カミラ「せいっ!!」

 

ガンッ!ゴロゴロゴロゴロゴロ!!

カミラはその筒状のものを転がしてドラゴンの落下地点まで動かした。

 

カミラ「あとはこれを…」

 

ゴソゴソ…ゴソゴソ…

カミラは持ち物から小さなボールのようなものを取り出した。

 

カミラ「少年!少し離れて!!」

 

スレッド「!」

 

タッタッタッタッタッ!

スレッドはドラゴンから離れた。

 

カミラ「ん〜!せいっ!!」

 

ヒュッ!!

カミラは小さなボールのようなものを投げた。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ドシン!!

ドラゴンは地面に落ちてきた。

 

カンッ!!

それと同時にカミラが投げた小さなボールのようなものが大きな筒状のものに当たった。

 

バゴォォォォォォォォン!!

その瞬間、ドラゴンの体を覆うほどの大爆発が起こった。

 

ビュォォォォォォォォ!

大爆発によって周囲に衝撃波が走った。

 

スレッド「ぬっ!」

 

ビュォォォォォォォォ!

スレッドは壁に張り付いて吹き飛ばされないようにした。

 

カミラ「っはは。自分で作っておいて恐ろしいな」

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ビュォォォォォォォォ!

ドラゴンが起き上がると同時に煙が全てかき消された。

 

カミラ「確かHPは無いんだったな。だがこれで結構ポイント稼げただろ?」

 

スレッド「…なんて女だ。こんなやつがいるとはな」

 

スレッドはさっきの大爆発を見てカミラに対する評価が変わった。

 

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場所…休憩所

 

アリシア「5分って案外短いよね」

 

ロザリー「確かにね。でも5分間だけでも本気で戦えるって結構気持ちいいよ」

 

アリシア「まぁ確かにそうなんだけどね」

 

ロザリー「そういえば今私たちのギルドってどれくらいポイント稼げてるのかな?」

 

アリシア「えーっと…」

 

ピッピッピッピッ

アリシアはイベントの集計結果を見た。

 

アリシア「私たちのところは9,066ptだって」

 

ロザリー「ふぅん。となると他のギルドも気になるね」

 

ライン「僕たちのところは10,341ptだよ」

 

ロザリー「なるほど。ちょっと負けてるね」

 

ライン「今回は僕も本気でやるからね」

 

ロザリー「負けませんよ。私たちが勝ちます」

 

ライン「望むところだ」

 

それからイベントは順調に進んでようやく最終日の終盤まで来た。

 

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アリシア「…ふぅ。最終日。最終日」

 

アリシアは目を閉じて集中していた。

 

コヨミ「アリシアさん!最終日も頑張りましょう!!」

 

アリシア「うん!」

 

アリシアたちはそれぞれ得意な属性を選ぼうとした。

 

音声「最終日となりました」

 

アリシア「!」

 

突然音声が聞こえたため、アリシアはいつもの属性に入るのをやめて聞くことにした。

 

音声「最終日はプレイヤー全員同じフィールドで戦っていただきます」

 

ロザリー「え?どういう事?」

 

音声「最終日のレイドボスは全ての属性が有効となります」

 

ロザリー「あ〜…なるほど…」

 

音声「フィールドは全プレイヤーが入れるよう拡大しております。ルールは今まで通り変わりません。最後まで奮闘してください」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアたちの前に一際大きな魔法陣が展開された。

 

ライン「なるほど。ここからみんな同じ場所に飛ばされるわけか。よく見ると今まであった魔法陣は全て消えてる。ここからしか入れないようだ」

 

アリシア「ほんとだ…」

 

ロザリー「アリシア」

 

アリシア「!」

 

ロザリー「今まで別々だったけど、最終日だけは一緒に戦えるね。頑張ろう」

 

アリシア「うん!!」

 

ライン「さ、そろそろ行こうか」

 

スタスタスタスタ

ラインたちが魔法陣の方へ歩き出した。

 

ロザリー「アリシア。私たちも」

 

アリシア「うん!」

 

スタスタスタスタ

アリシアたちも魔法陣の方へ歩き出した。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!

こうしてアリシアたちは全員同じフィールドに転送されたのだった。

 

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場所…レイドボス 最終フィールド

 

そこはどこか異空間のような場所だった。地面は崩れた足場になっており、背景には黒い渦が見える。空は禍々しい感じを醸し出しており、今までとは違っておぞましいように見える。

 

アリシア「何?あの黒いの」

 

ロザリー「多分ただの背景だよ。あまり関係なさそう」

 

ドラゴン「グワァァァァァァァァァァ!!」

 

バサッ!バサッ!バサッ!バサッ!バサッ!

するとドラゴンがその黒い渦から姿を現した。

 

アリシア「わっ!出た!」

 

ロザリー「なるほど。ドラゴンの出入口ってわけ」

 

ジン「アリシア!ロザリー!待たせたな!」

 

アリシア「!」

ロザリー「!」

 

アリシアとロザリーが後ろを振り返るとギルド:宿り星のメンバー全員が集まっていた。

 

ジン「ここからは俺たちも一緒だぜ!」

 

コヨミ「アリシアさん!私たちも頑張ります!」

 

ルーラ「ロザリーさん!私たちも頑張りますよ!」

 

アリシア「みんな…」

 

ライン「僕たちも本気で行くよ。アリシア」

 

ザッザッザッザッ

ラインたちギルド:天明ノ帝のメンバーがアリシアたちのところに来た。

 

スレッド「今日が最終日だ。本気でさせてもらうぜ」

 

アリシア「ラインさん!私たちだって負けませんよ!」

 

マリン「私たちも頑張るよ!!みんなに負けないんだから!」

 

ザッザッザッザッ

さらにギルド:ホイップガールズのマリンたちが来た。

 

マリン「今回はみんな一緒だから今までよりもさらにパワーアップするよ!」

 

ロザリー「なるほど、そっちも本気で来るわけね」

 

マリン「当たり前だよ!」

 

シルバー「おっと。私たちを忘れてもらったら困るな」

 

ザッザッザッザッ

ギルド:近衛騎士団のメンバーがアリシアたちのところに来た。

 

シルバー「我々も全員集まっている。ここからは手加減なしだ」

 

この場で各ギルドマスターたちが顔を合わせた。

 

アリシア「みんな強そうだね。でも私たちが勝つよ!みんな!いくよ!」

 

ロザリーたち「おー!!!」

 

こうして最終日のレイドバトルが始まった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

現れたドラゴンは今までのドラゴンと比べて遥かに大きく、鱗が虹色に輝いていた。今までと同じように大きな翼で宙に浮いている。

 

アリシア「ギルド:宿り星!戦闘準備!!」

 

カチャ!ブゥン…コンッ!ガンッ!シュッ!

ロザリーたちはそれぞれ武器を装備した。

 

ライン「ギルド:天明ノ帝も行くぞ」

 

キンッ!ブゥゥゥン…チャキッ!

ラインたちも武器を装備した。

 

マリン「ギルド:ホイップガールズ!武器を構えて!」

 

ブゥン…ガンッ!ポワッ…ヒュッ!

マリンたちも武器を装備した。

 

シルバー「ギルド:近衛騎士団。推して参る!」

 

チャキッ!

シルバーたちも武器を装備した。

 

アリシア「みんな出てきて!!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!

アリシアの掛け声でコハクたちが全員召喚された。

 

アリシア「全員!攻撃開始!!」

 

ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!

アリシアの仲間モンスターやロザリーたちが一斉に動き始めた。

 

アリシア「ゲンブ!盾を展開!」

 

ゲンブ「はいっ!」

 

ガシャン!!

ゲンブはアリシアとマエラテを守るように盾を展開した。

 

アリシア「スザク!四獣剣技 夜桜乱撃!!セイリュウ!四獣刀技 群青羅刹!!コハク!天地開闢!!」

 

スザク「四獣剣技…夜桜乱撃!!」

セイリュウ「四獣刀技…群青羅刹!!」

コハク「 ( ✧Д✧) 」

 

ズシャシャシャシャシャシャシャシャシャ!!

まず初めにスザクが攻撃を入れた。

 

ズババババババババババババババババ!!

続けてセイリュウが攻撃を入れる。

 

ゴォォォォォォォォ!ドゴォォォォォン!!

さらにコハクの攻撃が入った。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

バサッ!バサッ!

ドラゴンは3人の攻撃で少し後方に仰け反った。

 

アリシア「メルさん!ラルクさん!」

 

メル「鬼神・壊!!」

ラルク「鬼神・覇!!」

 

ドォォォォォォォォォォン!!

メルとラルクは鬼神の力を身に宿した。

 

メル「いきますよ!ラルク!」

 

ラルク「うん!お姉ちゃん!」

 

ビュン!ビュン!

メルとラルクは同時に動いた。鬼人族だからか、普通の人の何倍もの速さでドラゴンに接近した。

 

メル「ラルク!私がアイツを落とします!その後に攻撃を!」

 

ラルク「うん!」

 

ビュン!

メルはさらに加速してドラゴンの足元まで来た。

 

メル「はぁっ!」

 

ビュン!ガシッ!!

メルはジャンプしてドラゴンの尻尾を掴んだ。

 

メル「やぁぁぁぁぁっ!!」

 

ドゴォォォォォン!!

メルはそのままドラゴンの尻尾を引っ張って地面に叩きつけた。

 

ラルク (流石お姉ちゃん)

 

メル「鬼人乱舞!!」

 

ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!

メルはそのままドラゴンの尻尾を持ってドラゴンを振り回し始めた。

 

ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!

その際に何度も地面に叩きつけた。その度に地面が大きく揺れた。

 

メル「ラルク!いきますよ!」

 

ラルク「はい!」

 

ビュン!

ラルクはさらに加速した。

 

メル「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ドゴォォォォォン!!

メルはラルクの前にドラゴンの顔が来るようにドラゴンを叩きつけた。

 

ラルク「鬼人穿撃!!」

 

ビュン!バゴォォォォォォォォン!!

ラルクはめいっぱい力を込めてドラゴンの顔を攻撃した。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

その際、あまりの攻撃の強さからドラゴンの顔が反り返り、体が少し浮いた。

 

メル「よしっ!」

 

スレッド「なっ…なんだあの2人…」

 

マートン「あれもアリシアの仲間だよね…」

 

ライン「…とんでもない力だ。あのドラゴンを振り回し、投げ飛ばし、挙句蹴り上げるなんて…人間の力じゃ到底不可能だ」

 

マリン「すごっ!!何あれっ!!」

 

ミィ「あれを相手に戦ってきたの…私たちは…」

 

リィ「恐ろしっ!」

 

シルバー「なんだ。まだ仲間がいたのか。アリシアというやつは」

 

ツァイ「すごっ!!アリシアさんの仲間すごっ!!」

 

コン「あのメイドさんたち…えげつなぁ…」

 

ユノ「相変わらずすごいな…あの人たちは…」

 

みんなメルとラルクの攻撃や連携を見て唖然としていた。

 

アリシア「ヴィレッタさん!」

 

ヴィレッタ「任せろ!」

 

タッタッタッタッタッ!

ヴィレッタが剣を構えて走った。

 

アリシア「ムクロ!三つ首!ヴィレッタさんを援護して!」

 

ムクロ「あぁ」

 

雷首「ガッハハハ!」

氷首「任せろ嬢ちゃん!」

火首「ヘマするなよムクロ!」

 

ビュン!

三つ首はヴィレッタの頭上を飛んだ。

 

ムクロ「…全く。誰に言ってるんだか」

 

タッタッタッタッタッ!

ムクロはヴィレッタの後を走った。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

キィン!

ドラゴンは鋭い爪を構えた。

 

ムクロ「はぁっ!」

 

ビュン!

ムクロは素早く走ってドラゴンの目の前に立った。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

ムクロ「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

キィィィィィィィン!!

ムクロはドラゴンの爪を受け止めた。

 

ヴィレッタ「すまない!」

 

タッタッタッタッタッ!

ヴィレッタはドラゴンの背後まで走った。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ブゥン…ブゥン…ブゥン…ブゥン…ブゥン…

ドラゴンの周囲に魔法陣が展開された。

 

ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!

すると魔法陣から全ての属性魔法が放たれた。

 

雷首「カァァァァァァァァァッ!!」

氷首「ンバァァァァァァァァッ!!」

火首「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

 

バゴォォォォォォォォン!!

三つ首はブレスで魔法攻撃を防いだ。

 

アリシア「ゲンブ!」

 

ゲンブ「はい!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!

ゲンブは元の姿に変身した。

 

玄武「っ!」

 

ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!

玄武は魔法陣を展開した。

 

玄武「はぁっ!」

 

ズドドドドドドドドドドド!!

玄武は魔法で弾幕やレーザーを放ち始めた。

 

バゴン!バゴン!バゴン!バゴン!バゴン!バゴン!

玄武の魔法はドラゴンの魔法に匹敵するものだった。

 

アリシア「ゴロちゃん!」

 

ゴロちゃん「…」

 

ヒュッ!ドシン!!

ゴロちゃんはアリシアの前に立って盾役となった。

 

ロザリー「さっすがアリシア!さぁ!行くよ!!」

 

ジジジ…バリバリバリバリバリ!!

ロザリーはロンギヌスの槍を装備して投擲姿勢をとった。

 

ロザリー「赤雷!!」

 

ビュン!バゴォォォォォォォォン!!

ロザリーはロンギヌスの槍を投擲した。

 

ズドォォォォォォォォン!!

ロンギヌスの槍はドラゴンのちょうど胸あたりに当たった。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

コヨミ「ナギ!行くよ!!」

 

ナギ「うん」

 

タッタッタッタッタッ!

コヨミとナギはドラゴンに接近した。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ババババババババババババ!

ドラゴンは弾幕を放った。

 

コヨミ「ナギ!」

 

ナギ「聖騎士の守り!」

 

ガシャン!!

コヨミはバリアで守られた。

 

ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!

コヨミはナギが展開したバリアのおかげでノーダメージで済んだ。

 

コヨミ「やぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ドゴォォォォォン!!

コヨミはドラゴンの足を攻撃した。

 

ルーラ「シン。援護して」

 

シン「…あぁ。任せろ」

 

タッタッタッタッタッ!

ルーラがドラゴンに接近した。

 

ルーラ「流石はコヨミちゃん。ナギちゃんもシンに負けないぐらい強い」

 

タッタッタッタッタッ!

ルーラはドラゴンの周囲を走り回った。

 

ルーラ「展開!!」

 

ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!

ルーラの足跡から重火器などが召喚された。

 

ジン「うぉっ!?あれ!!見たことある!!おいミィ!!うちの仲間もあんたと同じことできるぞ!!」

 

ミィ「ホントですね!!」

 

ジン「すげぇ!!」

 

ミィ (ん〜〜〜〜〜!!)

 

ミィは大いに喜んだ。

 

ルーラ「放て!!」

 

ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!

ルーラが召喚した重火器たちがドラゴンを攻撃した。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ブゥン!!バゴォォォォォォォォン!!

ドラゴンは尻尾を使ってルーラの重火器を破壊した。

 

ルーラ「っ…再展開!!」

 

ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!

破壊された重火器が再度召喚された。

 

ルーラ「放て!!」

 

ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!

ルーラは再度攻撃し始めた。

 

ミィ「すごい!再展開してる!私も!私もやる!!」

 

タッタッタッタッタッ!

ミィはルーラの方へ走った。

 

マリン「ミィ。すごく目が輝いてたね」

 

リィ「まぁ、同じ人いないからね。私たちのギルドは」

 

ローズ「でも銃ってカッコイイよね」

 

ミズキ「たしかにカッコイイよね」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ルーラ「くっ!」

 

キン!ヒュッ!

ルーラは手榴弾を投げつけた。

 

ドカン!

ルーラの攻撃は順調だった。

 

ミィ「ねぇあなた!あなたも機工士なの!?」

 

ルーラ「!」

 

ズサァァァァァァ!

ルーラはミィに話しかけられて足を止めた。

 

ミィ「ねぇ!あなたも機工士なのね!?」

 

ルーラ「え、あ、はい」

 

ミィ「私も!!私も機工士なの!私はミィ!よろしく!!」

 

ルーラ「え、あ、ルーラです。よろしくお願いします」

 

ギュッ…

ミィとルーラは握手をした。

 

ミィ「ん〜!ルーラさん!このイベント終わったら一緒に武器を見に行きませんか!」

 

ルーラ「!」

 

ミィ「私!あなたの戦い方に惚れました!一緒に同じ武器を持って戦いませんか!!」

 

ルーラはミィの言葉に押されつつあった。

 

ルーラ「え、えっと…まぁ、イベントが終わったらでよければ…」

 

ミィ「やったぁ!!じゃああとでゲームカードあげる!あなたのもちょうだいね!」

 

ルーラ「は、はい」

 

ミィ「よぉし!私も攻撃するぞー!」

 

タッタッタッタッタッ!

ミィはそのままドラゴンの周りを走り始めた。

 

ルーラ「…」

 

ルーラはそんなミィに話しかけられて少し驚いていた。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ライン「はぁっ!」

 

ズシャッ!ズシャッ!ズシャッ!ズシャッ!ズシャッ!

ラインは素晴らしい剣技でドラゴンにダメージを与えていく。

 

シルバー「久しぶりだなライン!」

 

ライン「!!」

 

ラインのところにはシルバーがいた。

 

ライン「君は確か…近衛騎士団の…」

 

シルバー「シルバーだ。よろしく頼むよ」

 

オルゴ「はぁっ!」

 

スタッ!!

するとオルゴも合流してきた。

 

オルゴ「なんだシルバー。こんな所にいたのか」

 

シルバー「ライン。紹介しよう。彼は近衛騎士団のオルゴだ」

 

オルゴ「オルゴです」

 

ライン「ラインだ。よろしく頼む」

 

オルゴ「こっちこそ」

 

シルバー「私たちのギルドは全員、剣を扱うのに長けている。いつか君とも手合わせ願いたいものだ」

 

ライン「あぁ。またいつか戦おう。しかし今はこいつだ」

 

シルバー「あぁ」

 

オルゴ「よしっ。やるか」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

カナデ「いきます!闘志の粉!!堅守の粉!!」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥン!!

味方の攻撃力、防御力が上昇した。

 

アレックス「パワーアップ!」

リン「スピードアップ!」

マロリーニョ「ガードアップ!」

ミカン「マジックアップ!」

フミ「ハートフィールド!」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥン!!

その他ステータスが上昇した。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ツァイ「神速剣!!」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥン!!

ツァイのスピードが上昇した。

 

コン「天翔る龍の一撃!!」

 

ビュン!

コンは素早くドラゴンに接近した。

 

ユノ「天翼剣撃!!」

 

バサッ!

ユノの背中に翼が生えた。

 

ツァイ「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

コン「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

ユノ「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ズバッ!!ドスッ!!ズシャッ!

ツァイ、コン、ユノの同時攻撃が命中した。

 

ツァイ「やった!」

 

コン「よしっ」

 

ユノ「まだまだ!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ドラゴン「グルルルルルルル…」

 

ドラゴンは急に動きを止めた。

 

ドラゴン「グワァァァァァァァァァァ!!」

 

ビュォォォォォォォォ!

すると突然咆哮し、周囲に衝撃波が走った。

 

アリシア「なっ…何っ!?」

 

ドラゴン「グワァァァァァァァァァァ!!」

 

ギュォォォォォォォォォ!!

突然プレイヤー全員がドラゴンの方へ引き寄せられ始めた。

 

ライン「何だっ!!」

 

シルバー「引き寄せられてる!」

 

アリシア「わわっ!何っ!!」

 

マリン「みんな!一旦ドラゴンから離れて!!」

 

ドラゴン「グワァァァァァァァァァァ!!」

 

バゴォォォォォォォォン!!

ドラゴンは自身の魔力を集め、周囲のプレイヤーに爆発で攻撃した。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

ドラゴンは爆発攻撃が終わると、魔力回復のため、一定時間何もしなくなる。

 

アリシア「っ…!!」

 

アリシアは周囲を見た。するとドラゴンの周囲にいたプレイヤーたちが全員倒れていた。

 

アリシア「ロザリー!!」

 

ロザリー「…」

 

当然近くにいたロザリーも倒れていた。ロザリーはピクリとも動かない。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

するとHPが0になったプレイヤーたちは強制退去になった。

 

アリシア「待って!!ロザリー!!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

ロザリーも他のプレイヤーたちと一緒に強制退去された。

 

アリシア「ああっ…ロザリー…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

するとアリシアの仲間であるメル、ラルク、ヴィレッタ、ムクロ、三つ首たちも強制退去させられた。

 

アリシア「みんなっ!!」

 

ドシン!!ドシン!!ドシン!!

すると大きな足音が聞こえた。

 

アリシア「!」

 

アリシアが音のした方を見ると、そこには玄武がいた。

 

アリシア「ゲンブ!!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

玄武は人間体に姿を変えた。

 

ゲンブ「ご主人様。お怪我はありませんか」

 

アリシア「私は大丈夫…でも…みんなが…」

 

ゲンブ「…はい。大体の戦力は削られました。でもご主人様にはまだ仲間がいるでしょう?」

 

アリシア「!」

 

そう。アリシアにはまだ召喚されてない仲間モンスターがいた。

 

アリシア「そうだった…まだいた…召喚 キリちゃん!ミオレーネ!ミデル!!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!

キリちゃん、ミオレーネ、ミデルが召喚された。

 

キリちゃん「主様!私を呼んでくださった!!あぁ…主様!!」

 

ミオレーネ「…どうした。アリシア」

 

ミデル「んっふふふ♪」

 

アリシア「みんな!あのドラゴンを攻撃して!!」

 

ミオレーネ「ドラゴンだと?」

 

ミデル「あれでしょ?あの地面に這いつくばっているドラゴン」

 

ミオレーネとミデルはドラゴンの方を見た。ドラゴンはまだ魔力回復を図っている。

 

ミオレーネ「あれを倒せばいいんだな。やるぞ。ミデル」

 

ミデル「おまかせを〜♪」

 

スタスタスタスタ…フワフワ…

ミオレーネとミデルはドラゴンの方に向かった。

 

キリちゃん「主様?どうされましたか?」

 

キリちゃんは優しくアリシアに声をかける。

 

アリシア「キリちゃん…」

 

キリちゃん「はい。主様」

 

アリシア「…助けて」

 

ビキッ…

キリちゃんはアリシアの助けを聞いて一瞬で顔色が変わった。今まで見た事ないほど怒りに満ちた顔だった。

 

キリちゃん「…主様。私が行きます。ここでお待ちください」

 

スッ…ザッザッザッザッ…

キリちゃんはすぐに立ち上がってドラゴンの方へ歩いた。

 

ゲンブ (あの娘…一瞬で気配が変わった。何だ…どういう生き物だ…?)

 

ゲンブはキリちゃんの変わりように少し寒気を覚えた。

 

マエラテ「アリシア…」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ガラガラ…ガラガラ…

崩れた瓦礫からラインとシルバーが現れた。

 

ライン「くっ…何だ…今の攻撃は…」

 

シルバー「油断した…ツァイにコン、ユノ、オルゴがやられた…」

 

ライン「こっちもスレッドとマートンがやられた。今の攻撃は注意しないといけない」

 

シルバー「だが見てみろ。さっきの攻撃でこいつ動けなくなってるぞ」

 

ラインはドラゴンの方を見た。ドラゴンは魔力回復のために動けないでいた。

 

ライン「なるほど。大きい隙がある攻撃か…どうりで強いわけだ。仲間がほとんどもっていかれた」

 

マリン「おおっ。天明ノ帝のギルドマスターと近衛騎士団のギルドマスターが揃ってるなんて」

 

シルバー「…お前は」

 

ザッザッザッザッ…

そこにいたのはギルド:ホイップガールズのギルドマスターであるマリンだった。彼女もまたさっきの攻撃から逃れたプレイヤーだった。

 

マリン「マリンだよ。よろしくね」

 

ライン「マリン…確かホイップガールズの…」

 

マリン「そう。ギルドマスター」

 

シルバー「まさか3ギルドのギルドマスターが集まるとは…何の因果か」

 

ライン「ここにアリシアでもいれば4ギルドのギルドマスターが集まったことになるな」

 

シルバー「…アリシアか」

 

ザッザッザッザッ…

そんな3人のところに歩いてくる人物がいた。

 

ライン「…」

シルバー「…」

マリン「!」

 

3人はすぐにその存在に気づいた。

 

ミオレーネ「やるぞミデル。主様の命令だ」

 

ミデル「当たり前だよ。一切手は抜かないから」

 

ライン「!」

シルバー「!」

マリン「!」

 

ザッザッザッザッ

現れたのはアリシアの仲間であるミオレーネとミデルだった。2人は余裕の表情で姿を現した。

 

ライン「なっ…お前は…」

 

シルバー「…ミオレーネ」

 

ミオレーネ「…ん?なんだ」

 

マリン「えっ…あれ?君たちアリシアの仲間じゃ…」

 

ミデル「そうだよ?当たり前じゃん」

 

マリン「えっ、でもアリシアは負けたんじゃ…?」

 

ミオレーネ「失礼だな。私の主様はまだ健在だ。勝手に殺すな」

 

ミデル「そうそう。今は亀の子に守られてるよ」

 

ライン「…ははっ。流石はアリシア」

 

シルバー「なるほど。魔物使いは主が負ければモンスターはいなくなるが、こうして姿があるってことはまだ負けてないってことか」

 

ミオレーネ「貴様らは何してる。ここにいると邪魔だ。離れろ」

 

ミデル「そうそう。今から僕たちが暴れるから」

 

ライン「無理だ。こいつにHPはない。倒せない」

 

ミオレーネ「助けてという主様の命令だ。私たちはその命令に従うのみ」

 

ミデル「主様を守るのが僕たちの役目だよ」

 

ライン「…そうか」

 

ミオレーネ「とにかく邪魔だ。離れてろ」

 

ザッザッザッザッ

ミオレーネとミデルはその場をあとにした。

 

ライン「…あの人…中々いい戦闘力だな」

 

シルバー「私が目をつけたモンスターだ。中々いいだろう?」

 

マリン「とにかく離れよう?アリシアがいるところまで」

 

ライン「場所は分かるのか?」

 

マリン「あの2人が来た方に行けば見つかるでしょ」

 

ライン「…確かにな」

 

シルバー「なら移動するか」

 

スタスタスタスタ

ライン、シルバー、マリンはその場をあとにした。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

キリちゃん「主様主様主様主様主様主様!!」

 

タッタッタッタッタッ!

キリちゃんは鎌を持ちながら凄まじい形相で走っていた。

 

キリちゃん「あれが主様を壊したやつ!!私が私が私が私が私が!!私が切り刻んで!!細切れにして!!ああああああああああ!!!」

 

ライン「!」

シルバー「!」

マリン「!?」

 

ピタッ!

ラインたちは前方から奇声が聞こえて足を止めた。

 

ライン「何だこの声」

 

シルバー「えらく乱れた声だな」

 

マリン「あっ!あれじゃない?」

 

タッタッタッタッタッ!

マリンたちが前方を見ると、鎌を持って鬼の形相で走ってくるキリちゃんの姿があった。

 

キリちゃん「邪魔あああああ!!」

 

キリちゃんはラインたちを見るやいなや大声で言葉を発した。

 

ライン「っ!」

シルバー「っ!」

マリン「!!」

 

ササッ!

ラインたちはすぐに道を開けた。

 

キリちゃん「許さない許さない許さない!!アイツ!!私の主様を泣かせたぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

タッタッタッタッタッ!

キリちゃんはラインたちなど目もくれず、まっすぐドラゴンの方へ走り去っていった。

 

ライン「なんだ…今のやつは…」

 

シルバー「全く…自分の感情すら御すこともできんのか」

 

マリン「こわぁぁぁぁ…」

 

3人はアリシアのところに向かった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

アリシア「ミオレーネ!後ろから攻撃くる!!ミデル!ミオレーネの援護して!!」

 

3人がアリシアのいるところに到着するとアリシアはミオレーネとミデルに指示を出しているところだった。

 

ゲンブ「!」

 

ガシャン!!

ゲンブは盾を展開して3人を警戒した。

 

ゲンブ「何者ですか。あなたたちは」

 

ライン「待て。攻撃する意思はない。アリシア」

 

アリシア「!」

 

アリシアはラインの声に反応して後ろを振り返った。

 

アリシア「あれ、ラインさん?それにシルバーさんにマリンさんも」

 

マリン「やぁやぁ」

 

シルバー「先日はツァイとコンとユノが世話になったな」

 

アリシア「え…あ、はい」

 

ライン「アリシア。提案がある。俺たちであのドラゴンを落とすぞ」

 

アリシア「!」

 

ライン「戦っているあの3人は相当強いだろうが、それでも足りない。俺たちも加勢する」

 

シルバー「仲間がやられたからな。1人でも多い方がいいだろう」

 

アリシア「はい!お願いします!」

 

マリン「よしっ!じゃあ行こうか!」

 

ライン「あぁ。またあとで」

 

タッタッタッタッタッ!

ライン、シルバー、マリンはドラゴンの方へ向かった。

 

アリシア「ロザリー…」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

キリちゃん「キィィィィエェェェェェアァァァァァァ!」

 

キン!キン!キン!キン!キン!キン!キン!キン!

キリちゃんは素早い攻撃でドラゴンを翻弄していく。

 

ドラゴン「グワァァァァァァァァァァ!!」

 

ミデル「シャイニングスター!」

 

ズドドドドドドドドドドド!!

ミデルは星の弾幕でドラゴンを攻撃した。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ドシン!!ドシン!!

ドラゴンは大きく仰け反った。

 

ミオレーネ「はぁぁぁぁっ!!」

 

ズバッ!!ズバッ!!ズバッ!!ズバッ!!

ミオレーネも続けて攻撃を入れていく。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ビュン!

ドラゴンは大きな爪を振りかざした。

 

ミオレーネ「!」

 

ライン「天明ノ剣(アルテリアソード)!!」

 

ズバァァァァァァァァァン!!

そこにすかさずラインが登場した。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

シルバー「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

マリン「光の波動!!」

 

バゴォォォォォォォォン!!

シルバーとマリンの連携攻撃でドラゴンは大きく仰け反った。

 

ライン「やるじゃないかシルバー」

 

シルバー「これでもギルドマスターだ」

 

マリン「私もギルドマスターだよ!!」

 

ミオレーネ「お前たち。離れてろと言ったはずだが」

 

ライン「すまないね。僕たちも仲間がやられたからその仕返しをしに来た」

 

ミデル「ミオレーネ!上!」

 

ミオレーネ「!」

 

ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!

ミオレーネたちが上を見ると、空から火の玉が落ちてきていた。

 

ミオレーネ「何っ!!」

 

マリン「私に任せて!」

 

ブゥン…ブゥン…ブゥン…ブゥン…ブゥン…

マリンは水色の魔法陣を展開した。

 

マリン「水撃!!」

 

ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!

マリンは水撃で落ちてくる火の玉を全て破壊した。

 

マリン「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ブクブクブクブクブクブク!!

マリンは一際大きな水の玉を生成した。

 

マリン「やぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ビュン!バゴォォォォォォォォン!!

マリンはその大きな水の玉をドラゴンにぶつけた。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

シルバー「ほぅ。やるじゃないか。マリン」

 

マリン「えっへへへ」

 

アリシア「ミオレーネ!ミデル!キリちゃん!!」

 

ドラゴン「グワァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴォォォォォォォォォォォ!!

ドラゴンはブレスを放った。

 

ミオレーネ「何っ!!」

 

ドォォォォォォォォォォン!!

ミオレーネたちはドラゴンのブレスを受けてしまった。

 

アリシア「ミオレーネ!ミデル!キリちゃん!!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

周囲に煙が立ち込める。アリシアは何もできず、ただ見ることしかできなかった。

 

アリシア「ミオレーネ…ミデル…キリちゃん…」

 

ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

やがて煙が晴れた。

 

アリシア「!!」

 

アリシアの目に飛び込んできたのはミオレーネやミデル、キリちゃん、ライン、シルバー、マリンの倒れた姿だった。

 

ミオレーネ「…」

ミデル「…」

キリちゃん「…」

ライン「…」

シルバー「…」

マリン「…」

 

アリシア「あぁっ…あぁぁぁ…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

ミオレーネたちはHPが0になり強制退去となった。

 

アリシア「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

アリシアは大声で叫んだ。

 

アリシア「ツムガリ!!!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!パシッ!

アリシアの手にツムガリが出現した。アリシアはツムガリを手にした。

 

アリシア「よくも私の仲間を!!」

 

ダッ!タッタッタッタッタッ!

アリシアは強く地面を蹴って走った。

 

ゲンブ「ご主人様!!」

 

タッタッタッタッタッ!

ゲンブはアリシアを後を追った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ボボッ!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!

ドラゴンは火の玉と水の玉を放った。

 

アリシア「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ゲンブ「ご主人様!!」

 

ガシャン!!キンッ!!

火の玉と水の玉がアリシアに直撃する前にゲンブが盾を展開してアリシアを守った。

 

アリシア「よくも私の!!」

 

チャキッ!

アリシアはツムガリを構えた。

 

アリシア「私の仲間をやっつけたなぁぁぁぁぁ!!」

 

ビュン!ズシャッ!

アリシアはドラゴンに攻撃した。しかしアリシアの攻撃力は極端に低いのでドラゴンには効果がなかった。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ゲンブ「ご主人様!!」

 

キィィィィィィン!!

ゲンブは大盾でドラゴンの咆哮を防いだ。

 

アリシア「はぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

ズシャッ!ズシャッ!ズシャッ!ズシャッ!

アリシアは何度も攻撃した。しかし低い攻撃力では戦況をひっくり返すことはできなかった。

 

アリシア「このっ!このっ!このっ!!」

 

アリシアはそれでも攻撃し続ける。

 

ドラゴン「グワァァァァァァァァァァ!!」

 

バサッ!!

ドラゴンは宙に飛んだ。

 

アリシア「!!」

 

アリシアは空中で使用するスキルを持っていないため、少し飛ばれただけでも歯が立たない。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

キュィィィィィィ…

ドラゴンが魔力を溜め始めた。

 

アリシア「!」

 

ゲンブ「ご主人様!!後ろに!!」

 

ザザッ!

ゲンブがアリシアの前に立った。

 

ゲンブ「全大盾展開!!全て前方に集中!!」

 

ブゥン…ブゥン…ブゥン…ブゥン…

ゲンブの声で4つの大盾が出現し、ゲンブとアリシアの前に縦に並んだ。

 

ゲンブ (これで耐えてくれたら…)

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ゴォォォォォォォォォォォ!!

ドラゴンは溜めた魔力を全て放出した。

 

ドォォォォォォォォォォン!!

ドラゴンの魔力とゲンブの盾がぶつかり合った。

 

ゲンブ「くっ!」

 

ピシッ…バリィン!!

1つ目の大盾が破壊された。

 

ゲンブ (やっぱりダメか…)

 

ピシッ…バリィン!!

2つ目の大盾が破壊された。

 

ゲンブ (これで半分…耐えられるか…)

 

ピシッ…バリィン!!

3つ目の大盾が破壊された。

 

ゲンブ (くっ!!残り1つ…)

 

ピシッ…

最後の1つにもヒビが入った。

 

ゲンブ (…こうなったら)

 

ジリッ…

ゲンブはドラゴンの魔力に押されていた。

 

アリシア「ゲンブ!!」

 

ゲンブ「…」

 

バリィン!!

とうとう最後の大盾が破壊された。

 

ゲンブ「っ!!」

 

バゴォォォォォォォォン!!

ドラゴンのブレスが地面に当たると周囲に魔力が広がった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

周囲に煙が立ち込める。アリシアは地面に座っていた。そして膝あたりに誰かの頭がある。

 

アリシア「…ゲンブ?」

 

ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

少しずつ煙が晴れてくるとその姿も鮮明になってくる。

 

アリシア「!!」

 

ゲンブ「…」

 

ゲンブは身を呈してアリシアを守った。アリシアも多少ダメージを受けたが、直撃するよりもマシだった。

 

アリシア「あっ…ゲンブ…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

ゲンブはそのまま強制退去となった。

 

アリシア「ゲンブ…」

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ビュォォォォォォォォ!

ドラゴンが咆哮すると周囲に衝撃波が走った。

 

アリシア「っ…」

 

ジリッ…

アリシアはツムガリを強く握って立ち上がった。

 

アリシア「…」

 

ギロッ…

アリシアはドラゴンを睨んだ。

 

アリシア「…」

 

チャキッ!

アリシアはツムガリを構えた。

 

アリシア「はぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

タッタッタッタッタッ!

アリシアはそのままドラゴンに接近した。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ビュン!

ドラゴンは鋭い爪で攻撃してきた。

 

アリシア「っ!!」

 

キン!バリン!!

アリシアはドラゴンの攻撃をツムガリで防いだが、そのツムガリがへし折れてしまった。

 

アリシア「!!」

 

ドサッ!

アリシアは尻もちをついた。

 

アリシア「あっ…あぁっ…」

 

フルフル…フルフル…

アリシアの手が震えていた。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

アリシア「っ…」

 

アリシアはもう諦めていた。

 

アリシア「…もうダメね。1回負けてやり直そう」

 

ザッ…

アリシアは立ち上がった。

 

アリシア「…さ、どうぞ」

 

アリシアは両手を広げ、抵抗しないことを示した。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ビュン!

ドラゴンは鋭い爪で攻撃した。

 

ロザリー「アリシア!!」

 

アリシア「!」

 

突然声が聞こえた。その声はアリシアにとって聞き馴染みのある声だった。

 

ライン「天明ノ剣(アルテリアソード)!!」

シルバー「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

マリン「光の波動!!」

 

バゴォォォォォォォォン!!

アリシアがその声に反応すると同時にドラゴンが攻撃を受けて後方に仰け反った。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ドシィン!!

ドラゴンは後ろに倒れた。

 

アリシア「あっ…ああっ…みんな…」

 

ロザリー「アリシア!」

 

アリシア「ロザリー…よかった…死んじゃったかと思ったぁ…」

 

ロザリー「えっ?死ぬ?そんな事ないよ?これゲームだよ。また入り直すことくらいできるよ。少し時間かかるけど」

 

アリシア「よかったぁぁぁぁぁぁ…」

 

アリシアは途端に力が抜けた。

 

スザク「主様」

 

アリシア「!」

 

アリシアはスザクの声に反応してスザクの方を見た。そこにはやられたはずのスザクたち仲間モンスターが全員揃っていた。

 

アリシア「みんな!!」

 

キリちゃん「主様!!」

 

ギュッ!

キリちゃんはアリシアに抱きついた。

 

ロザリー「さ、ここからはみんなでやるよ。アリシア。準備はいい?」

 

アリシア「…うんっ!!」

 

ロザリー「よしっ!ギルド:宿り星!全員最高火力を叩き込むよ!!」

 

ライン「ギルド:天明ノ帝も最高火力だ!」

 

シルバー「ギルド:近衛騎士団!全員!手を抜くなよ!」

 

マリン「ギルド:ホイップガールズも!やるよ!!」

 

4つのギルドが結束して大技を叩き込むことにした。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

アリシア「スザク!四獣剣技 夜桜乱撃!セイリュウ!四獣刀技 群青羅刹!コハク!天地開闢!」

 

スザク「はいっ!」

セイリュウ「はいっ!」

コハク「 (o´・ω-)b 」

 

アリシア「ムクロ!死の告知(アブズ・ギブズ)!三つ首!ブレス!」

 

ムクロ「…了解だ」

 

雷首「いくぞムクロ!」

氷首「やつをぶちのめしてやるぜ!」

火首「首が鳴るぜぇ!」

 

アリシア「ゴロちゃん、プニちゃん!腕を伸ばして攻撃!」

 

ゴロちゃん「…」

プニちゃん「任せて!」

 

アリシア「キリちゃん!切り裂き鎌!ミオレーネ!天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!ミデル!ホワイトノヴァ!」

 

キリちゃん「主様ー!!」

ミオレーネ「あぁ」

ミデル「全力で攻撃だ!!」

 

アリシア「ヴィレッタさん!光輝斬!メルさん!鬼人乱撃!ラルクさん!鬼人穿撃!」

 

ヴィレッタ「任せろ!」

メル「はい!」

ラルク「はい!」

 

マエラテ「ツクヨミ!月楼!」

 

ロザリー「赤雷!!」

 

ジン「獄炎!!」

 

ルシュ「ダイヤモンド・ダスト!」

ゼディ「ダイヤモンド・ダスト!」

 

シン「聖騎士の守り!」

ナギ「聖騎士の守り!」

 

コヨミ「彗星落とし!!」

 

ルーラ「蝶ノ舞!」

 

カナデ「闘志の粉!」

アレックス「パワーアップ!」

リン「スピードアップ!」

ランドール「パライズ!」

マロリーニョ「ガードアップ!」

ミカン「マジックアップ!」

フミ「ハートフィールド!」

 

カミラ「魔王の断頭!」

 

ライン「天明ノ剣(アルテリアソード)!!」

 

スレッド「影斬り!」

 

マートン「風神・雷神!」

 

マリン「光の波動!」

 

ミィ「高出力熱光線!」

 

ミズキ「怒りの力!」

 

リィ「聖騎士の守り!」

 

ローズ「陰陽符 幻想陰陽玉!」

 

シルバー「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

ツァイ「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

コン「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

オルゴ「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

ユノ「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

スノー「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)…」

 

バゴォォォォォォォォン!!

みんなの攻撃が一度に命中し、凄まじい威力となった。

 

ドラゴン「キャァァァァァァァァ!!」

 

ドシィン!!

ドラゴンはみんなの攻撃を受けて後ろに倒れた。

 

アリシア「やった!」

 

ドラゴン「グルルルルルルル…」

 

ジリッ…

しかしドラゴンはまた立ち上がる。

 

アリシア「嘘っ!?まだ倒れないの!?みんなで攻撃したのに!」

 

ビーッ!ビーッ!ビーッ!

時間切れの合図が鳴った。

 

アリシア「!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアたちはいつもの休憩所に転送されたのだった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…レイドバトル 休憩所

 

アリシア「ん〜〜〜〜!!みんなで攻撃するのすごく興奮した!!」

 

ロザリー「だね。今まで一度も無かったもん。こんな大規模で攻撃するの」

 

ライン「確かに。また機会があればやってみたいものだ」

 

ロザリー「大型のモンスターが来ればまたできそうだね」

 

音声「イベント終了の時間となりました。これにて第4回イベントを終了します。結果は以下の通りとなっております」

 

ブゥン…

すると第4回イベントの結果が表示された。

 

1位.天明ノ帝

2位.宿り星

3位.近衛騎士団

4位.ホイップガールズ

5位.Snow

6位.フリージア

7位.プロテア

8位.アンカーレイジ

9位.十二天星

10位.ハムスター

 

アリシア「やった!!私たち2位だよ!!ロザリー!」

 

ロザリー「うん!好成績だね!」

 

ジン「なんかこうやって見てると他のギルド名は中々見ないやつも多いな」

 

ルシュ「確かに。ハムスターって何?」

 

ジン「知らね」

 

ゼディ「ねぇ見てルシュ。9位のギルド」

 

ルシュ「?」

 

ルシュは9位のギルドを見た。

 

ゼディ「十二天星ってあの十二天星のことかな?」

 

ルシュ「あーあの特殊な力を持ったーとかいう人たちのこと?」

 

ゼディ「そう」

 

ルシュ「分からないわ。そこの人たちの名前を借りてるだけかもしれないし」

 

ゼディ「…」

 

ゼディは少し考え込んだ。

 

コヨミ「やったねナギ!2位だよ!」

 

ナギ「そうね。良かったね」

 

ルーラ「お疲れ様。シン」

 

シン「…ルーラもお疲れ様」

 

ライン「ふむ。今回も勝たせてもらったぞ」

 

スレッド「まぁやるだけやって1位なら完璧だわ」

 

マートン「だね。一度やられたけど」

 

マリン「悔しい!!この中じゃ一番下だよ!」

 

リィ「でも4位なんて十分だよ」

 

マリン「でもー!」

 

シルバー「ふむ。まぁまぁだな」

 

ツァイ「仕方ないよ。スノーがずっと寝てたし同じ部屋にはアリシアさんもいたし」

 

シルバー「アリシア…か」

 

コン「でもスノーはちゃっかり最後の攻撃には混ざってたけどね」

 

ユノ「ほんとだね」

 

スノー「うん…」

 

シルバー「スノー。できれば起きてて欲しかったな」

 

スノー「…ごめん。眠気が勝った。後悔はない」

 

こうして第4回イベントが幕を閉じた。アリシアたちは各順位ごとに特別なアイテムが与えられ、武器や防具、スキルや特性などと交換することができるようになった。




〜物語メモ〜

砲門展開…ルーラが使ったスキル。魔法陣から様々な重火器を召喚することができる。砲撃は合図で可能。
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