私、支持率0%の職業でゲームにログインします。 作:バスタオル
場所…ギルド:宿り星
アリシアは精霊殿での死闘を終えた。フィーリアは精霊殿に残り、アリシアが必要な時だけ外に出ることになっている。アリシアはヴィレッタ、メル、ラルクと一緒にギルドに戻っているところだった。
アリシア「でもすごいね。ヴィレッタさんってなんでもできるんだ」
ヴィレッタ「あぁ。もう故郷を離れてから長くなるな」
メル「まぁご飯だけはできませんが」
ヴィレッタ「メル…そういう事は言わないでくれ…」
ラルク「でもそれ以外できるならそれでいいじゃないですか?」
アリシア「だよね。私は全部お母さんに任せてるから何もできないよ?」
ヴィレッタ「そうか。でも君の故郷は平和なのだろう?それでいいじゃないか」
アリシア「ううん。いつか家を出るからできることはやっておきたいな」
ヴィレッタ「…流石アリシアだ」
アリシア「えへへ。あ、着いたね」
ガチャ…ギィィィィィィィィ…
アリシアはギルドの扉を開けた。アリシアたちのギルドは作った当初とあまり変わらない。アリシアは個人的に模様替えとかもできたらいいなと考えている。
アリシア「戻ったよー!」
アリシアが元気よく入るとロザリーが迎えてくれた。
ロザリー「あ、ようやく帰ってきたね。アリシア」
アリシア「あれ、ロザリー?ログインしてたんだね」
ロザリー「まぁ用事ができたからね。そっちは?」
アリシア「私は今さっき死闘を繰り広げてました!」
ロザリー「ほ〜?そりゃ大変だったね」
アリシア「でも新しい仲間も増えたからラッキー!」
ロザリー「あ、そうなの?てか今何体いるの?」
アリシア「いっぱい!」
ロザリー「そ…そうなんだ…」
ロザリーはアリシアの答えに言葉が詰まった。ロザリーはとりあえず話題を変えることにした。
ロザリー「そういえばアリシア。今たくさんスキルがあると思うんだけど、ちゃんと使えてる?」
アリシア「うーん…持ってても使わないやつたくさんあるよ。持ち物だっていっぱいあるし」
ロザリー「私もしてるんだけど、アリシアもスキルを捨ててみたらどう?使わないやつとか特に」
アリシア「うーん…」
アリシアは取ったものは全て保管してある。捨てるのはもったいないと思う人なので捨てるに捨てられない。
アリシア「捨てるのはちょっと…なんか可哀想じゃない?」
ロザリー「でも使わないなら使う人に渡してもいいと思うんだけど」
アリシア「うーん」
ピッピッピッピッ
アリシアはステータス画面を開いた。
アリシア「うーん…まぁ…確かに…」
ヴィレッタ「アリシア。俺もその子の意見に賛成だ。持ってても使わないなら使う人に渡すべきだと思う」
アリシア「ヴィレッタさんもそう思うんだ…」
アリシアは自分のスキルを見た。ついでに自分の持ち物も確認する。
アリシア「持ち物たくさんあるなぁ…これとか使ってないし」
アリシアは第一特異点 再臨のアルマ・マドラの装備を見せた。この武器は魔法を使う職業の人には効果があるが、アリシアは魔法が使えないので宝の持ち腐れとなっている。
ロザリー「その武器は魔法用の武器や防具だからルシュやゼディに渡した方がいいね。他には?」
アリシア「うーん…」
アリシアとロザリーは持ち物の取捨選択をした。とりあえずほとんど使わないものなので売るか、誰かに渡すことに決めた。
ロザリー「結構スッキリしたんじゃない?」
アリシア「うん。まぁね」
アリシアの持ち物のほとんどは売った。残ったものは誰かに渡す用で置いてある。
ロザリー「あとはスキルだけどどうする?」
アリシア「うーん…これは持っておこうかな。やっぱり捨てられない」
ロザリー「そっか。でも持ち物は気をつけてね。所持上限があるから」
アリシア「うん」
ピコッ
するとゲームの新情報に関する通知が入ってきた。
ロザリー「お、新しい情報だよアリシア」
アリシア「えっ!どんなの?」
ロザリー「第4層追加と第4層解放のためのボスモンスター追加だって」
アリシア「へー!」
ロザリー「ボスモンスターは今夜追加で第4層は明後日らしいね」
アリシア「やった!じゃあ頑張らないと!」
ロザリー「そうだね。今回もみんなで行こうか。ボスモンスター」
アリシア「うん!強くなった私の仲間を見せてあげる!」
それから時間は過ぎていき、ボスモンスター解放の時間となった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
場所…ギルド:宿り星
ロザリー「よしっ。みんな、新情報は確認してくれたよね」
ジン「あぁ。ボスモンスター追加と第4層だろ?」
ロザリー「そう。まだ攻略情報は来てないから初見だけどみんなで戦おうかなって思ってみんなを集めたの」
ルシュ「いいわね。私たちが先駆者よ」
ロザリー「他のプレイヤーはすでにボスモンスターに挑戦してるけど、みんなやられてるらしいよ」
アリシア「うへー…そんなに難しいの?」
ロザリー「かもしれない。でもみんながいるからある程度は戦えるはずだよ」
アリシア「そっか!じゃあみんな!頑張ろう!」
全員「おー!!」
コヨミ「ナギちゃん!頑張ろうね!」
ナギ「うん。頑張るよ」
ルーラ「ねぇシン」
シン「ん?」
ルーラ「私のこと、ちゃんと守ってね」
シン「…あぁ。最後まで守りきってやるよ」
アリシアたちも第4層解放のため、ボスモンスターに挑むことにした。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
場所…戦の跡地
ここは戦の跡地と呼ばれている場所。精霊の世界に似つかわしくない荒れた場所となっている。第4層解放にあたって新たに追加されたステージ。ここはいきなりボス戦となり、倒すことで第4層解放となる。しかし、現状クリア者は少なく、攻略情報も少ない。
アリシア「よしっ。みんな、準備はいい?」
ロザリー「いいよギルドマスター」
ジン「ちゃんと準備はしてある。負けたら次考えよう」
ルシュ「あなた本当にジン?いつものあなたとちょっと違うけど」
ジン「うるせぇ」
ゼディ「魔法も十分。対応できるよ」
コヨミ「アリシアさん!私たちもこの日のために色々と頑張ってきました!」
ナギ「コヨミと2人で頑張りました」
シン「俺たちもだな」
ルーラ「えぇ」
カミラ「武器も作ってある。壊れたら言いな」
カナデ「私たちの方も準備万端です!」
アリシア「よしっ!じゃあ行こう!」
スタスタスタスタ
アリシアたちは戦の跡地に入った。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ザッザッザッザッ…
アリシアたちは広い空間に出た。ここには理由は分からないけど大きな水晶みたいな物が宙に浮いている。それもたくさん。
アリシア「何っ…ここ…不思議な場所」
ロザリー「…」
ブゥン…ブゥン…ブゥン…ブゥン…
すると宙に浮いていた水晶みたいなものが1ヶ所に集まり始めた。
アリシア「!」
ロザリー「全員!武器を装備!」
カチャッ!
アリシアたちは全員武器を装備した。
ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!
1ヶ所に集まった大きな水晶はグルグルと高速で回り始め、異空間の扉を作り出した。
アリシア「何あれ!!」
ズォォォォォォォォォォ!
すると水晶が作り出した異空間の扉から杖を持った煌びやかな女性が現れた。その女性は第二特異点 浄化のウラノ・ロゴスほどではないが、とても体が大きい。見た目からどこかの女王様に見える。
???「…戦いの時は来た」
ビュォォォォォォォォォォォォォォ!!
その女性を中心に風が吹き荒れた。
???「神将よ。全ての命を賭して戦うがいい。戦の神は2人もいらぬ!」
アリシア「なっ…なんか…怖っ…」
ロザリー「大丈夫だよアリシア。私たちがいるから」
アリシア「…うん!」
???「戦の神は私だ!貴様ではない!!」
ビュォォォォォォォォォォォォォォ!!
さらに風が吹き荒れる。
アリシア「うわっとと!」
アリシアはバランスを崩しかけたが何とか耐えた。
ロザリー「これ…私たちに向けての言葉じゃない」
アリシア「どういうこと?」
ロザリー「多分別の誰かに向けての言葉だと思う。私たちには関係ないかも」
アリシア「でも関係ありそうな人はいないよ?」
ロザリー「っ…」
ブゥン!
アリシアたちの前に画面が表示された。そこには第三特異点 軍神 イクサヒメと書かれてあった。
アリシア「軍神 イクサヒメ?」
ロザリー「多分このボスモンスターの名前だよ。みんな!行くよ!」
全員「おー!!」
イクサヒメ「神将よ。戦の神であるこの私に歯向かうか。であるなら命の保証はないぞ!」
ビュォォォォォォォォォォォォォォ!!
イクサヒメの周囲がさらに風で吹き荒れる。
アリシア「わわっ!こんなの近づけないよ!」
ロザリー「くっ…」
イクサヒメ「はぁぁぁぁぁぁっ!!」
ズドドドドドドドドドドドドド!!
イクサヒメの周りを回っている大きな水晶から弾幕攻撃が放たれた。
ロザリー「いくよ!みんな!」
タッタッタッタッタッ!
ロザリーたちは一斉に動き始めた。
アリシア「ゲンブ!」
ゲンブ「はぁっ!」
ガシャン!
ゲンブはアリシアに盾を展開した。
ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!
ゲンブは盾で弾幕を防御した。
イクサヒメ「戦の神は私だ!貴様は伏せていろ神将!」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!
イクサヒメは続けてレーザーを撃ち始めた。
ジン「くっ!なんだこの攻撃は!!」
ロザリー「酷く荒れてる!みんな!気をつけて!」
コヨミ「はいっ!」
ナギ「コヨミちゃん!」
コヨミ「!」
コヨミがナギの声に反応して前方を見ると、イクサヒメのレーザーが目の前に落ちてきた。
コヨミ「嘘っ!!」
ナギ「コヨミちゃん!!」
ガシャン!
ナギはなんとかコヨミの前に立って防御した。
バゴォォォォォォォォン!!
大爆発を受けたが、ナギが盾を構えたことで多少ダメージを抑えることができた。
ナギ「くっ…」
ドサッ!
ナギは地面に膝を着いた。
コヨミ「ナギちゃん!」
ナギ「私は大丈夫…まだ立てる」
ジリッ…
ナギはゆっくり立ち上がった。ロザリーはその2人の様子を見ながら走っていた。
ロザリー (盾でガードしててもあぁなるのね。これは一筋縄にはいかないね)
ルーラ「砲門展開!」
ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!
ルーラが砲撃の準備をし始めた。ルーラは機工士なのであらゆる種類の銃火器を使うことができる。
ルーラ「放てぇ!!」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!
ルーラの指示で展開された銃火器たちが一斉射撃を開始した。
イクサヒメ「くっ…神であるこの私に攻撃するか!!神将!」
ググッ…
イクサヒメは自分の杖を強く握った。
イクサヒメ「戦の神の力を思い知るがいい!」
ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!
イクサヒメは様々な武器を召喚した。剣や槍、斧、弓、銃など様々。
ロザリー「なっ!」
ジン「ロザリー!あいつ攻撃手段が多すぎる!とにかく落とさねぇと!」
ロザリー「くっ…」
ゼディ「いくよルシュ!」
ルシュ「任せてゼディ!!」
バッ!
ルシュとゼディは何やら魔法を発動しようとしていた。
ルシュ「イカヅチノタマ!!」
ゼディ「イカヅチノタマ!!」
ブゥゥゥゥゥゥゥン!
2人は雷の玉を作り出し、イクサヒメの背後に忍ばせた。
ルシュ「イカヅチノヤリ!」
ゼディ「イカヅチノユミ!」
バリバリバリバリバリバリ!!
ルシュは雷の槍、ゼディは雷の弓を生成し、矢を射る姿勢をとった。
ゼディ「いくよルシュ!」
ルシュ「えぇ!ぶっぱなして!」
ゼディ「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ピュン!ビュュュュュュュュン!!
ゼディはイカヅチノヤリを放った。
ヒュゥゥゥゥゥ…ドスッ!!
イカヅチノヤリはイクサヒメの胸に命中した。
イクサヒメ「ぐっ…!何っ!?」
パリィン!
するとイクサヒメの背後に忍ばせていたイカヅチノタマが反応して割れた。
ゼディ (よしっ…)
バリバリバリバリバリバリバリバリ!!
その瞬間、雷が一気に広がり、イクサヒメの全身をすぐに覆った。
イクサヒメ「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ゼディ「よしっ!」
タッタッタッタッタッ!
ジンたちは走りながらその攻撃を見ていた。
ジン「やるじゃねぇか。ルシュとゼディ」
ロザリー「だね。とりあえず魔法は効果があるみたい」
ジン「よしっ。俺たちもやるぞ!ロザリー!」
ロザリー「えぇ!」
タッタッタッタッタッ!
ロザリーたち近接攻撃をする人はイクサヒメに接近した。
ロザリー「戦乙女の戦火!」
ブゥゥゥゥゥゥゥン!
ロザリーのステータスが上昇した。
ロザリー「威光!」
ブゥゥゥゥゥゥゥン!
ロザリーの全ての攻撃に光属性が付与された。
ロザリー「光芒!」
ブゥゥゥゥゥゥゥン!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!
ロザリーは光の槍を降り注がせた。
イクサヒメ「ぐっ…神将よ…私を拒むか!私を殺すつもりか!」
ビュォォォォォォォォォォォォォォ!!
イクサヒメの周囲に風が発生した。
ジン「はぁっ!」
ズシャッ!!
ジンはその風をもろともせず接近して攻撃した。
コヨミ「天魔神の一撃!!」
ドゴォォォォォォォン!!
コヨミの渾身の一撃が命中した。
イクサヒメ「ぐぁぁぁぁぁっ!!」
コヨミは攻撃力にしかステータスを振ってないので全ての攻撃が桁違いとなっている。
ナギ「聖騎士の守り!」
ガシャン!
ナギはコヨミに結界を展開した。
イクサヒメ「神将め…この私に!!」
ガンッ!
イクサヒメが杖でコヨミに攻撃したが、コヨミはナギの結界によって守られた。
コヨミ「流石はナギちゃん!ありがとう!」
ナギ「次来るよ!!」
イクサヒメ「私の邪魔をするな!神将!!」
ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!
イクサヒメの周りにある玉が急速に回り始めた。
イクサヒメ「はぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ジジジッ…バリバリバリバリ!
玉が回転することで周囲に電気が発生した。
ルーラ「砲門展開!!」
ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!
ルーラの合図で様々な銃火器が出現した。
ルーラ「放てぇ!!」
ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!
ルーラの銃火器たちが一斉射撃を開始した。
イクサヒメ「神は一人だ!貴様は要らぬ!!」
ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!
イクサヒメの周囲に雷が落ちてきた。
シン「聖騎士の守り!!」
ガシャン!
ルーラはシンの結界によって守られた。
ルーラ「砲門展開!」
ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!
ルーラは追加で銃火器を展開した。
カナデ「闘志の粉!」
ブゥゥゥゥゥゥゥン!
味方全員の攻撃力が上昇した。
カナデ「癒しのつぼみ!」
パァァァァァァ…
味方全員に自動HP回復の効果が付与された。
リン「スピードアップ!」
ブゥゥゥゥゥゥゥン!
味方のスピードが上昇した。
アレックス「パワーアップ!
マロリーニョ「ガードアップ!」
ミカン「マジックアップ!」
ランドール「ハック!」
フミ「ハートフィールド!」
ブゥゥゥゥゥゥゥン!
味方の様々なステータスが上昇し、イクサヒメの状態異常耐性を下げ、さらに一定の範囲内に自動でHPが回復するフィールドを展開した。
カミラ「はぁっ!」
ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!
カミラはファイナルウェポンで攻撃していく。
カミラ「砲門展開!」
ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!
カミラがルーラと同じように様々な銃火器を召喚した。
カミラ「はぁっ!」
ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!
カミラは合図を出して砲撃を開始した。
イクサヒメ「おのれ神将…この私を愚弄するか!!」
パァァァァァァァァ!
イクサヒメの背後に光輪が現れた。
ガコッ…ガラガラガラガラガラ!
するとその光輪が回り始めた。
イクサヒメ「戦の神の力を見せてやる!!」
キィン!バゴォォォォォォォォン!!
光輪が光のレーザーを放ち始めた。
ジン「ロザリー!」
ロザリー「!」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!
光のレーザーがロザリーたちに降り注ぐ。
ルシュ「はぁっ!」
ゼディ「はぁっ!」
キィン!
ルシュとゼディは結界を使った。
バゴォォォォォォォォン!!
ルシュとゼディは光のレーザーに被弾した。
ルシュ「うぐっ!」
ゼディ「防げないっ…!」
ロザリー「やぁぁぁぁぁぁっ!」
ドスッ!!
ロザリーは持ち前のスピードを活かしてレーザーを回避し、イクサヒメに攻撃した。
ロザリー「この程度じゃダメ…もっと強くないと!」
バゴォン!
ロザリーも光のレーザーに被弾した。
ロザリー「あぐぁっ!!」
ジン「ロザリー!」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!
ジンは盾で防御していた。しかし光のレーザーの量が多すぎて捌ききれない。
ジン「くっ…このっ!」
シン「聖騎士の守り!!」
ガシャン!
味方全員にバリアが展開された。
ジン「なっ…これは…」
カナデ「癒しの粉!」
フミ「癒しの光!」
パァァァァァァァァ!
ロザリーたちのHPが回復した。
ロザリー「よしっ!」
タッタッタッタッタッ!
ロザリーたちは一斉に攻撃に出た。
ロザリー「赤雷!!」
ビュン!バリバリバリバリバリバリ!!
ロザリーは赤い雷を纏った槍を投擲した。
アリシア「スザク!四獣剣技 夜桜乱撃!!」
スザク「はいっ!」
タッタッタッタッタッ!
スザクは一気にイクサヒメとの距離を詰めた。
スザク「四獣剣技…」
ビュン!
スザクは2本の短剣を構えてジャンプした。
スザク「夜桜乱撃!!」
ズシャシャシャシャシャシャ!!
そして素早い斬撃でイクサヒメを攻撃した。
イクサヒメ「まだ立つか神将…忌まわしき敵よ!!」
アリシア「セイリュウ!四獣刀技 群青羅刹!」
セイリュウ「はっ!」
ビュン!
セイリュウはスザクと同じようにジャンプした。
セイリュウ「四獣刀技…」
キィン…
セイリュウは薙刀を構えた。
セイリュウ「群青羅刹!!」
ズババババババババババババ!!
セイリュウの攻撃はスザクに負けず劣らずの素早い斬撃だった。
イクサヒメ「ぐっ…」
アリシア「コハク!天地開闢!!」
コハク「 ( • ̀ω•́ )✧ 」
ゴォォォォォォォォォ!バゴォォォォォォォォン!!
コハクが出した隕石がイクサヒメに命中した。
イクサヒメ「ぬぅっ!!」
ドォン!!
イクサヒメは地面に膝を着いた。
アリシア「よしっ!」
イクサヒメ「この私が…神将ごときに後れを取るなど…」
ロザリー「よしっ!もうひと踏ん張り!!」
イクサヒメ「この私を地に跪かせるとは…汚らしい!」
バリバリバリバリ!!
イクサヒメの様子が変わった。
イクサヒメ「この私に地上の穢れを与えるとは…神に仇なす者よ…私が全て消し炭にしてくれる!!」
ビュォォォォォォォォォォォォォォ!!
イクサヒメは魔力を溜め始めた。
ロザリー「マズイ!」
タッタッタッタッタッ!
ロザリーは本能で危険な状況だと察知し、イクサヒメに接近した。
ロザリー「はぁっ!」
ドスッ!!
ロザリーの攻撃はイクサヒメに命中した。しかしイクサヒメにはなんの効果もなかった。
ロザリー「っ!」
ジン「獄炎!!」
バゴォン!
続けてジンが攻撃する。しかしこれも全く効果がなかった。
ジン「何っ!?」
ロザリー「ジン!今すぐ全員引き上げさせて!」
ジン「何っ!?」
ロザリー「これはダメージが与えられない強制的に発動する大技だよ!早く!」
ジン「分かった!」
タッタッタッタッタッ!
ジンは急いで全員に離れるよう指示を出しに行った。
ロザリー「私は少しでも時間を稼がないと!!」
ブゥン…ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!
ロザリーは光の槍を落とした。イクサヒメは全く防御する姿勢を見せず、ロザリーの攻撃を全て受けている。
ロザリー「やっぱりこれはダメね…」
タッタッタッタッタッ!
ロザリーもすぐにその場から離れた。
イクサヒメ「私に近づく穢れは全て私の魔力の糧となれ!!」
ビュォォォォォォォォォォォォォォ!!
イクサヒメの魔力が膨張し、今にも破裂しそうだった。
イクサヒメ「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
???「軍神よ。戦の神を名乗るとは…おこがましい!!」
キィン!!バゴォォォォォォォォン!!
突然イクサヒメが攻撃され、膨張した魔力の塊が破裂した。
ロザリー「!?」
ジン「!!」
ルシュ「!」
ゼディ「!」
カミラ「!?」
コヨミ「!!」
ナギ「…」
シン「…」
ルーラ「!」
カナデ「!!」
アレックス「!?」
リン「!」
ランドール「っ!!」
マロリーニョ「!」
ミカン「!?」
フミ「!」
アリシア「!?」
その様子を見ていたアリシアたちは全員驚いていた。しかし驚いたのは破裂したイクサヒメの魔力ではなく、突然現れたもう一体のボスモンスターにだった。そのボスモンスターは軍神 イクサヒメとは違い、見た目は筋肉質な男性で肌は少し赤く、瞳が黄色く光っている。おまけにとても大きな刀を持っている。
イクサヒメ「ぐっ…神将…この私の邪魔をするのか!!」
???「…軍神よ。貴様…俺を差し置いて戦の神を名乗るのか…」
アリシア「何っ…あれ…もう一人出てきたよ…」
ロザリー「まさか…」
ピッ!
突然通知音がなり、通知が表示された。
音声「第三特異点 神将 カタナヒコが出現しました」
アリシア「えっ!第三特異点ってあの人じゃないの!?」
ロザリー「違う…アリシア!!」
アリシア「!」
ロザリー「第三特異点は2人で1つなんだ!!」
アリシア「!?」
第三特異点は第一特異点と第二特異点とは違い、2人で1セットとなっている。しかし軍神 イクサヒメと神将 カタナヒコはとても仲が悪く、常に戦っている戦いの神そのもの。
カタナヒコ「戦の神は2人でなければならない。だが貴様は力不足だ軍神。今すぐ降りろ」
イクサヒメ「神将。私こそが戦の神に相応しい!貴様は必要ない!!」
ビュォォォォォォォォォォォォォォ!!
イクサヒメの周囲で暴風が発生した。
カタナヒコ「全く…この俺がその程度でやられると思うな!!」
バリバリバリバリバリバリ!!
カタナヒコも力を放出した。
イクサヒメ「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
カタナヒコ「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
キィィィィィィィィン!!
イクサヒメの杖とカタナヒコの刀がぶつかり合う。その際、2人の力が周囲に広がった。
ビュォォォォォォォォォォォォォォ!!
2人の攻撃は凄まじく、周囲に暴風が発生した。
アリシア「わわっ!何あれ!!仲間割れ!?」
ロザリー「これはチャンスかも…アリシア!」
アリシア「!」
ロザリー「あの二人は互いを攻撃し合ってる!このまま私たちが生き残れば第4層が解放される!どうする!?戦う!?」
アリシア「!!」
第三特異点である軍神 イクサヒメと神将 カタナヒコは互いに攻撃し、どんどんHPを削っている。このままアリシアたちが何もしなければ2人は倒れ、第4層が解放される。しかしそれでいいのかはアリシアにとっては疑問だった。
アリシア「…ロザリー!私たちが外から攻撃したら2人とも早く倒せるかな!?」
ロザリー「!!」
アリシアが考えているのは、2人が互いを攻撃し合いながらこちらも攻撃し、より早く2人を倒すことだった。こっちの方がリスクはあるが、長居はできない。MPの回復も間に合わないかもしれない。
ロザリー「できると思うけどあの中に突っ込むことができるかは分からないよ!」
アリシア「遠距離から攻撃するなら大丈夫でしょ!?」
ロザリー「!」
アリシアたちのギルドには遠距離攻撃ができるメンバーがいる。まずはアリシア、そしてロザリー、ルシュ、ゼディ、コヨミ、ルーラ、カミラの7人だった。
ロザリー「分かった!みんなに指示出して!」
アリシア「うん!みんな聞いて!今からあのボスモンスターに攻撃するよ!でも近づくのは危険だからなるべく遠距離から攻撃!遠距離攻撃ができない人はなるべくサポートしてあげて!」
ジン「じゃあ俺はサポートだな。防御は任せてくれ」
ゼディ「やるよルシュ。僕たちの出番だ」
ルシュ「もちろんよゼディ」
シン「ルーラ」
ルーラ「!」
シン「…ルーラは俺が守るからな」
ルーラ「…えぇ。私のことを守ってね。シン」
ナギ「コヨミちゃん。私が守るから。コヨミちゃんは攻撃に集中して」
コヨミ「うん!」
アリシア「遠距離攻撃できる人は攻撃開始!できない人はサポートを!」
全員「了解!!」
アレックス「パワーアップ!」
リン「スピードアップ!」
ミカン「マジックアップ!」
カナデ「闘志の粉!神速の粉!知性の粉!」
ブゥゥゥゥゥゥゥン!
味方の攻撃力、スピード、魔力が上昇した。
ロザリー「赤雷!」
ジジジ…バリバリバリバリ!!
ロザリーはロンギヌスの槍に持ち替えて投擲姿勢をとった。
ロザリー「やぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ビュュュュュュュン!!
ロザリーはロンギヌスの槍に赤い雷を纏わせ、投擲した。
ルシュ「いくわよゼディ!」
ゼディ「うん!」
ルシュ「イカヅチノタマ!」
ゼディ「イカヅチノヤリ!イカヅチノユミ!」
バリバリバリバリ!!
ルシュとゼディは2人で攻撃することにした。
ルシュ「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ゼディ「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
バゴォォォォォォォォン!!
ルシュとゼディは同時に魔法を放った。
コヨミ「スローアックス!!」
ビュン!ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!
コヨミは天魔神の斧を投擲した。
ルーラ「砲門展開!」
カミラ「砲門展開!」
ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!
ルーラとカミラは2人で攻撃することにした。ルーラは元々のスキルを、カミラはファイナルウェポンでルーラの武器を召喚し、ルーラと同じスキルを使用した。
ルーラ「放てぇ!」
カミラ「放てぇ!」
ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!
ルーラとカミラは一斉射撃を開始した。
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!
軍神 イクサヒメと神将 カタナヒコはロザリーたちの攻撃を受けた。
イクサヒメ「ぐっ!」
カタナヒコ「なっ!」
戦っていた軍神 イクサヒメと神将 カタナヒコは戦いの手を止め、ロザリーたちの方を見た。
イクサヒメ「神将。この者たちは貴様の部下か」
カタナヒコ「いいや。俺の部下ではない。イクサヒメ。貴様の部下だろう?」
イクサヒメ「いいや。私の部下でもない」
カタナヒコ「…であるなら戦いに水を差すなど戦の神に対しての冒涜か」
イクサヒメ「神に仇なす者はこやつらか」
アリシア「ね、ねぇロザリー…これってまさか…」
ロザリー「あーっと…これはマズイ…」
イクサヒメ「戦の神に手を出す愚か者よ」
カタナヒコ「戦の神に手を出す愚か者よ」
突然2人が同時に話し始めた。さっきまで殺し合ってたようには見えないほど息が合っている。
イクサヒメ「我らに敵対するなら」
カタナヒコ「我らに敵対するなら」
キン!
イクサヒメは杖を、カタナヒコは刀を前に突き出した。
イクサヒメ「全てを賭して挑みなさい」
カタナヒコ「全てを賭して挑むがいい」
ロザリー「アリシア!」
アリシア「!」
ロザリー「これが第三特異点だよ!」
アリシア「えっ!?」
ロザリー「こいつらは2人で第三特異点だよ!仲が悪いのはいつも通りだろうけど、共通の敵が現れたから二人の息が合ってる!」
アリシア「じゃ…じゃあ…その共通の敵って…」
ロザリー「恐らく…私たちのこと…」
アリシア「となると…」
アリシアたちはイクサヒメとカタナヒコの方を見た。イクサヒメとカタナヒコはすでに戦闘態勢に入っていた。
アリシア「全員!戦闘準備!第三特異点 軍神 イクサヒメと神将 カタナヒコを倒します!!」
全員「了解!!」
イクサヒメ「はぁぁぁぁぁっ!!」
ビュォォォォォォォォォォォォォォ!!
イクサヒメの周囲に暴風が発生した。
カタナヒコ「んぬぅぅぅあぁぁぁぁぁ!!」
ブゥゥゥゥゥゥゥン!
カタナヒコのパワーが上昇した。
イクサヒメ「天の轟雷!!」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!
イクサヒメは天から破滅の雷を落としてきた。
シン「聖騎士の守り!!」
ガシャン!!
シンは味方全員にバリアを展開した。
マロリーニョ「ガードアップ!!」
ブゥゥゥゥゥゥゥン!
味方全員の防御力が上昇した。
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バリィン!!
イクサヒメの雷はシンのバリアを簡単に破壊した。
シン「何っ!ルーラ!!」
ゲンブ「くっ!!」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!
ロザリーたちはイクサヒメの攻撃を受けてしまった。アリシアはゲンブの防御でノーダメージで済んだ。
パリィン!
ゲンブの盾がひとつ破壊された。
ゲンブ「くっ…」
アリシア「何…今の攻撃…」
ゲンブ「結界は貫通されてませんでした。防御で軽減できます」
カタナヒコ「地の撃砕!」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!
地面から多数の剣が突き出してきた。
ロザリー「ぐぁっ!」
ジン「くそっ!」
ルシュ「がぁっ!」
ゼディ「いっつ…」
ロザリーたちはカタナヒコの攻撃を受けてしまった。
アリシア「ロザリー!ムクロ!出てきて!!」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ!
ムクロが召喚された。
ムクロ「…戦いか。アリシア」
アリシア「ムクロ!あの刀を持ったボスをやっつけて!」
ムクロ「…分かった」
ザッザッザッザッ…
ムクロはカタナヒコの所へ向けて歩き始めた。
アリシア「ミオレーネ!スザク!セイリュウ!フィーリア!」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ!
フィーリアとミオレーネが召喚された。
フィーリア「アリシアか。私の力が欲しいのか」
ミオレーネ「…」
アリシア「フィーリア!ミオレーネ!あの刀を持ったボスをやっつけて!お願い!!」
フィーリア「…任せなさい。精霊王 フィーリア。主に従命する」
ミオレーネ「任せて。アリシア」
ビュン!
スザク、セイリュウ、ミオレーネ、フィーリアもカタナヒコの所へ向かった。
アリシア「みんな!出てきて!!」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ!
アリシアは残りのモンスターたちを召喚した。
コハク「ε-(`・ω・´) 」
雷首「行くぞお前ら!!」
氷首「命令すんじゃねぇ!」
火首「俺がやるんだ!!」
ミデル「君たちほんと面白いねぇ」
キリちゃん「主様主様主様!!」
プニちゃん「主様。どうしたの?」
ゴロちゃん「…」
ヴィレッタ「呼んだか。アリシア」
メル「お呼びでしょうか。アリシア様」
ラルク「アリシア様。お呼びで」
マエラテ「ツクヨミ。いくよ」
ツクヨミ「はい」
アリシア「みんな!あのボスモンスターをやっつけて!」
雷首「行くぞお前ら!!しっかり着いてこい!」
氷首「やかましい!俺が先に行く!!」
火首「どけぇ!嬢ちゃんは俺に命令したんじゃ!!」
ビュン!
真っ先に動いたのは三つ首だった。三つ首はイクサヒメの方へ向かった。
コハク「 :;((っ`꒳´c)); 」
ビュン!タッタッタッタッタッ!
コハクはカタナヒコの方へ走った。
ミデル「ンッフフフフ…」
ヒュゥゥゥゥゥ…
ミデルはイクサヒメの方へ飛んだ。
キリちゃん「また主様を怖がらせるやつがいるのね…ほんと…今すぐにでも消してあげる…」
スタスタスタスタ
キリちゃんは怒りを抑えながらカタナヒコの方へ歩き始めた。
プニちゃん「主様!私!やるよ!」
タッタッタッタッタッ!
プニちゃんはイクサヒメの方へ走った。
ゴロちゃん「…」
ビュン!ドシン!ビュン!ドシン!
ゴロちゃんは極端に歩くのが遅いのでジャンプしながらカタナヒコの方へ進んだ。
ヴィレッタ「俺たちはあの男の方に行く」
スタスタスタスタ
ヴィレッタ、メル、ラルクはカタナヒコの方へ進んだ。
マエラテ「ツクヨミ。君はあの女性の方に」
ヒュゥゥゥゥゥ…
ツクヨミはイクサヒメの方に飛んだ。
アリシア「みんな…勝って…」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カタナヒコ「ぬぅあぁぁぁぁぁ!!」
ガン!ガン!ガン!キン!ガン!ガン!ガン!ガン!
カタナヒコはスザクたちと対峙していた。スザクたちはカタナヒコの攻撃を受け流していく。
スザク「くっ…重いっ…」
セイリュウ「四獣刀技 群青…」
カタナヒコ「はぁっ!」
セイリュウ「!!」
ガン!バゴォン!
セイリュウがスキルを使おうとした時、それを察知したのか、カタナヒコが攻撃してきた。セイリュウは体勢が悪かったせいでそのまま吹き飛ばされてしまった。
セイリュウ「きゃっ!」
スザク「セイリュウ!」
ドォン!
セイリュウは地面に叩きつけられた。
セイリュウ「うぐっ…」
カタナヒコ「はぁっ!」
ブゥン!
カタナヒコはセイリュウに追撃をする。
コハク「 (#^ω^) 」
バゴォン!
カタナヒコが刀を振り下ろすと同時にコハクがカタナヒコの刀に攻撃した。そのお陰かセイリュウには攻撃は当たらなかった。
スザク「コハク!」
ムクロ「はぁっ!」
ズバッ!ズバッ!
ムクロはカタナヒコに攻撃する。
カタナヒコ「ぐっ!地上に住まう穢れどもが!!」
ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!
カタナヒコはムクロに攻撃する。
ミオレーネ「はぁっ!」
ズバッ!ズバッ!ズバッ!ズバッ!ズバッ!
ミオレーネは素早い斬撃でカタナヒコを攻撃する。
カタナヒコ「ぐっ…また…増えやがって!!」
バリバリバリバリ!!
カタナヒコは力を解放した。
ブゥン…
するともう片方の手に同じ刀が生成された。
カタナヒコ「切り刻んでやる」
ミオレーネ「!」
カタナヒコ「はぁっ!」
キン!ガン!ガン!ギン!ドゴォン!キン!バゴォン!
カタナヒコの攻撃が2倍に増え、速度も速くなった。
ミオレーネ「くそっ!」
キリちゃん「イヤァァァァァァァァァ!!」
キン!キン!キン!キン!キン!キン!キン!キン!
キリちゃんは大きな鎌で素早く切り刻む。カタナヒコはあまりの速さに驚いていた。
カタナヒコ「なんだ貴様は!」
キリちゃん「主様を泣かせるやつは嫌いだ!!」
キン!キン!キン!キン!キン!キン!キン!
キリちゃんはさらに攻撃を重ねる。カタナヒコはキリちゃんのスピードに追いつけない。
カタナヒコ「ぐっ…地上にこれほど速いやつがいたとは…」
ヴィレッタ「光輝斬!」
カタナヒコ「!」
ズバッ!
カタナヒコが隙を見せた瞬間、ヴィレッタが攻撃に入る。
カタナヒコ「くっ…今度は誰だ!!」
メル「いきますよラルク!」
ラルク「うん!お姉ちゃん!」
メル「鬼神・壊!」
ラルク「鬼神・覇!」
ブゥゥゥゥゥゥゥン!
メルとラルクは鬼神の力を身に纏った。
メル「鬼人乱撃!!」
ラルク「鬼人穿撃!!」
バゴォォォォォォォォン!!
メルとラルクはカタナヒコの足に攻撃した。
カタナヒコ「ぬぅっ!?」
ドシン!!
カタナヒコはメルとラルクの攻撃で膝を着いた。
ミオレーネ「
フィーリア「
バゴォォォォォォォォン!!ゴォォォォォォォォォ!
ミオレーネの斬撃とフィーリアの炎がカタナヒコを襲う。
カタナヒコ「ぐぅぅぅぅぅぅぅ!!」
ゴロちゃん「…」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!
ゴロちゃんも攻撃に参加する。
カタナヒコ「この俺が…貴様らと同じ大地に跪くとは」
ザッ!
カタナヒコは急に立ち上がった。
カタナヒコ「ぬぅああああああ!!」
ビュン!ガン!ガン!ガン!バゴォン!ガン!キン!
カタナヒコは両手に持った刀で暴れ始めた。
スザク「全員!少し距離をとれ!」
ビュン!ビュン!ビュン!
スザクたちはカタナヒコから距離をとった。しかし1人だけ、距離を取らない人がいた。
スザク「何してるフィーリア!やられるぞ!!」
フィーリア「…」
フィーリアだった。フィーリアはまっすぐカタナヒコを見ていた。
フィーリア「…私がこいつごときに負けるとでも思っているのか。幻獣よ」
スザク「!」
ググッ…
フィーリアは槍を強く握りしめた。
フィーリア「甘く見られたものだ。こいつごときに臆していられるか」
カタナヒコ「ぬぅあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
フィーリア「…ふん」
ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!
カタナヒコは刀を振り回した。フィーリアはその場から動かず、全て受け流した。
フィーリア「この程度か。戦の神よ」
カタナヒコ「くっ…このっ!」
ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!バゴォン!
フィーリアはカタナヒコの攻撃を全て受け流し、さらに反撃した。
カタナヒコ「!?」
ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!ガランガラン!
カタナヒコはフィーリアの反撃で刀を手放してしまった。
カタナヒコ「何っ…俺の刀が…」
フィーリア「その程度で神を名乗るなら…」
カタナヒコ「!!」
フィーリア「私は上位神くらいの強さだろうな」
カタナヒコ「くっ!」
グッ!
カタナヒコは防御姿勢をとった。
フィーリア「
バゴォォォォォォォォン!!
フィーリアは槍に纏わせた雷でカタナヒコを攻撃した。
アリシア「やった!すごいフィーリア!!」
フィーリア「…」
ヒュォォォォォォォォォ…
静寂が訪れる。フィーリアの槍はフィーリアの手元に自動で戻ってきた。カタナヒコに動きはない。
カタナヒコ「…ははっ…やるじゃないか…穢れども…この俺が…妖精ごときに…」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…
カタナヒコの体が消えていった。
アリシア「やった!!カタナヒコやっつけた!!」
フィーリア「…ふん。当たり前だ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
イクサヒメ「!!」
ステージからカタナヒコの気配が消えた。イクサヒメは驚きを隠せなかった。
イクサヒメ (神将の気配が消えた。まさか奴を倒したのか)
雷首「カァァァァァァァァァァッ!!」
氷首「ンバァァァァァァァァァッ!!」
火首「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」
イクサヒメ「くっ!」
ガシャン!バゴォォォォォォォォン!!
イクサヒメは三つ首のブレスが当たる直前で結界を展開して防御した。
ツクヨミ「はっ!」
バゴォォォォォォォォン!!パリィン!
ツクヨミは月楼を放ち、イクサヒメの結界を破壊した。
イクサヒメ「!?」
プニちゃん「やぁぁぁぁぁぁぁ!」
ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!
プニちゃんが追撃に入った。しかしあまり強くないのか、イクサヒメには効果がなかった。
ミデル「ンッフフフフ!パープルサンダー!」
バリバリバリバリ!!
ミデルは紫色の雷の玉を放った。
イクサヒメ「はぁっ!」
ガシャン!バゴォン!
イクサヒメは再度結界を展開して攻撃を防いだ。
ミデル「ンッフフフフ…」
イクサヒメ (多属性の敵が2人、やたらと攻撃力が高い敵が1人、そしてよく分からないピンク色の敵が1人。多属性の敵が厄介だ)
ルーラ「放てぇ!!」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!
遠距離からルーラが砲撃を開始した。全てイクサヒメに命中したが、イクサヒメは継続して結界を展開していた。
イクサヒメ「何っ…やられてなかったか」
イクサヒメは攻撃が来た方を見た。するとそこにはイクサヒメの攻撃でやられたロザリーたちが立っていた。
ロザリー「全員!総攻撃!!」
ダダダダダダダダダダダ!!
ロザリーたちはイクサヒメに接近した。
イクサヒメ「まだこの私に歯向かうか…なんと愚かで小さき者よ!!」
ビュォォォォォォォォォォォォォォ!!
イクサヒメの周囲に暴風が発生した。
ロザリー「赤雷!!」
ビュン!バゴォォォォォォォォン!!
ロザリーは槍を投擲し、イクサヒメに攻撃した。
イクサヒメ「くっ!このっ…」
コヨミ「スローアックス!!」
ビュン!ビュン!ビュン!ガンッ!!
コヨミが斧を投擲し、イクサヒメの結界に攻撃した。
イクサヒメ「なっ!」
ピシッ!
イクサヒメの結界にヒビが入った。
イクサヒメ「!?」
コヨミ「やった!」
ジン「灼熱!」
ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!
ジンは火の玉を放った。イクサヒメの結界にさらにヒビが入る。
ジン「ルシュ!ゼディ!」
ルシュ「いっくわよゼディ!!」
ゼディ「任せろ!!」
ルシュ「イカヅチノユミ!!」
ゼディ「イカヅチノユミ!!」
ビュン!バゴォォォォォォォォン!!
ルシュとゼディは同時に魔法を放った。
パリィン!
イクサヒメの結界が破壊された。
イクサヒメ「なっ…!?」
アリシア「マエラテ!ツクヨミに指示出して!ミデル!ホワイトノヴァ!」
マエラテ「分かった!ツクヨミ!月楼!!」
ミデル「ンッフフフフ…いくよいくよぉ」
ツクヨミ「はぁっ!」
ミデル「ホワイトノヴァ!」
バゴォォォォォォォォン!!
ツクヨミの月楼とミデルのホワイトノヴァが命中した。
イクサヒメ「ぐっ…」
アリシア「三つ首!ブレス!」
カナデ「闘志の粉!」
ブゥゥゥゥゥゥゥン!
味方全員の攻撃力が上昇した。
雷首「カァァァァァァァァァァッ!!」
氷首「ンバァァァァァァァァァッ!!」
火首「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」
バゴォォォォォォォォン!!
三つ首のブレスも命中した。
イクサヒメ「ぐぬっ…この私が…」
メル「鬼人乱撃!!」
ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!
メルはイクサヒメに連続で攻撃する。
イクサヒメ「ぐぁっ!!」
ラルク「鬼人穿撃!!」
バゴォォォォォォォォン!!
さらにラルクが追撃を入れる。
イクサヒメ「何っ…!!」
ドォン!!
イクサヒメはラルクの攻撃で地面に落ちてきた。
イクサヒメ「ぐっ…対応が追いつかない…」
アリシア「よしっ!みんな!このまま押し切るよ!!」
スザク「四獣剣技 夜桜乱撃!!」
ズシャシャシャシャシャシャ!!
最初にスザクが攻撃する。
セイリュウ「四獣刀技 群青羅刹!!」
ズババババババババババババ!!
続けてセイリュウが攻撃に入る。
コハク「 (`・ω・´) 」
ゴォォォォォォォォォ!バゴォォォォォォォォン!!
さらにコハクが隕石を落として攻撃する。
ムクロ「
ズバッ!!
コハクのあとにムクロが攻撃に入る。
ミオレーネ「
バゴォォォォォォォォン!!
ミオレーネも大技を出していく。
ミデル「パープルサンダー!」
バリバリバリバリ!!ドォン!!
ミデルはミオレーネから間髪入れずに攻撃を繰り出す。
キリちゃん「切り裂き鎌!!」
キン!キン!キン!キン!キン!キン!キン!
キリちゃんは目にも止まらぬ速さで切り刻む。
プニちゃん「やぁぁぁぁぁ!」
ドカッ!
プニちゃんも弱いながら攻撃していく。
ゴロちゃん「…」
ドゴォン!
ゴロちゃんもプニちゃんに続いて攻撃する。
雷首「カァァァァァァァァァァッ!!」
氷首「ンバァァァァァァァァァッ!!」
火首「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」
バゴォォォォォォォォン!!
三つ首のブレスがイクサヒメに命中する。
ヴィレッタ「光輝斬!!」
ズバッ!!
ヴィレッタは三つ首のブレスを掻い潜りながら攻撃を入れていく。
メル「鬼人乱撃!!」
ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!
メルはこれでもかと言わんばかりに攻撃を入れていく。
ラルク「鬼人穿撃!!」
ドゴォォォォォォォォン!!
最後にラルクが追撃に入った。
イクサヒメ「ぐぁぁぁぁぁぁっ!!」
アリシア「よしっ!!」
アリシアの仲間たちはそれぞれ得意なスキルで相手を攻撃した。イクサヒメは結界の生成に手間取り、自身を防御する手段を失っていた。
ロザリー「アリシア!まだ倒れてない!!」
アリシア「えっ!?嘘っ!!」
イクサヒメ「この私をここまで追い込むとは…戦の神であるこの私に…!!」
ビュォォォォォォォォォォォォォォ!!
イクサヒメの周囲に暴風が発生した。
アリシア「また風が!!」
ロザリー「くっ…!」
バリバリバリバリ!!
ロザリーの槍が赤い雷を纏った。
カナデ「闘志の粉!」
アレックス「パワーアップ!」
マロリーニョ「ガードダウン!!」
ブゥゥゥゥゥゥゥン!
味方全員の攻撃力が上昇し、イクサヒメの防御力が低下した。
ロザリー「赤雷!!」
ビュン!バリバリバリバリ!!
ロザリーは槍を投擲した。
イクサヒメ「!!」
ドスッ!!バゴォォォォォォォォン!!
ロザリーの槍は見事イクサヒメの胸に命中した。
イクサヒメ「ぐぅぅぅぅぅぅぅ!!」
ヒュォォォォォォォォォ…
イクサヒメの周囲に発生した暴風が消え去った。
ジン「よしっ!攻撃しやすくなったぜ!」
タッタッタッタッタッ!
ジンたちは一斉にイクサヒメに接近した。
ジン「獄炎!!」
ルシュ「イカヅチノユミ!!」
ゼディ「イカヅチノユミ!!」
コヨミ「彗星落とし!!」
ルーラ「蝶ノ舞!!」
カミラ「魔王の断頭!」
バゴォォォォォォォォン!!
ロザリーたちの攻撃は全てイクサヒメに命中した。
アリシア「やった!みんなすごい!!」
ロザリー「…」
ロザリーたちはイクサヒメの様子を見ていた。ただし、次の攻撃が来てもいいように少し身構えながら。
イクサヒメ「こ…この私が…神将と同じ道を辿るとは…戦の神である…この…私が…」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…
イクサヒメの姿が消え去った。
アリシア「…やった…の?」
ピコッ
すると通知欄が開いた。
音声「第三特異点 軍神 イクサヒメ、神将 カタナヒコの討伐に成功しました。第4層解放条件を達成されました。第4層追加までしばらくお待ちください」
アリシア「やっ…やったぁぁぁぁぁぁぁ!!」
アリシアたちは大いに喜んだ。これでアリシアたちは第4層に入ることができるようになった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
それから数日が経ち、第4層解放の時間となった。
場所…ギルド:宿り星
アリシア「ロザリー!もうちょっとだよ!」
ロザリー「うん!楽しみだね!」
ジン「そういえばあれから攻略情報とかできて第三特異点はみんなクリアできるようになったそうだぞ」
アリシア「あ、そうなんですね!」
ロザリー「そりゃあボスだと思ってたやつがいたのに後で追加されるなんて思わないよね」
ルシュ「そうそう。あんなのズルいよね」
ゼディ「でもその攻略は戦いを傍観するってやつだよね」
ジン「あぁ」
アリシア「そうなんですか!?」
ジン「あぁ。あれは戦いを傍観するのが正解らしいんだ。実際カタナヒコが参戦してきた時に何もしなかったプレイヤーがいて、その人が戦いを見てるだけで勝てたって書いてた。動画も上がってる」
ゼディ「僕たちは攻撃しちゃったから難しい道を進んだんだよね」
ルシュ「あ、そうだったのね」
アリシア「す…すみません…」
ルシュ「いいのよ?どうせ勝てたし。なんなら難しい方勝てた私たちは強いってことよ」
アリシア「そ…そうですね…」
ジン「まぁただ見てるだけだと戦いの余波で負けることもあるみたいだから余波を防御しつつ傍観するってよ」
アリシア「へぇ」
ロザリー「まぁボスが出ると大概攻撃するからそうなると難しくなるよって教えてくれたんだね。いらないけど」
ジン「あぁ。今回の第三特異点のやつは結構不評だったみたいだ。攻略情報がでるまでクリア者少なかったみたいだし」
ロザリー「だろうね」
音声「第4層解放の時間になりました。現時刻から第4層に入ることができます」
アリシア「よし来たっ!行こう!」
ピッピッピッピッ
アリシアたちは画面をタップして第4層に向かうことにした。
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…
アリシアたちは第4層に向かった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第4層:機械の世界
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…
アリシアたちは第4層に入ることができた。そこは見渡す限り大きなネジや歯車、ロボットなどの機械が多く存在する世界だった。
アリシア「おぉ!ネジ!あれは歯車かな?」
ロザリー「機械ばっかりだね」
ジン「防御力高そうだな」
ロザリー「たしかに。でも機械だったら雷属性の攻撃とかよく通りそうじゃない?」
ルシュ「意外と氷属性も効くかもしれないわね」
ロザリー「かもね」
アリシア「よぉし!ギルド:宿り星!第4層でも頑張るぞー!」
全員「おー!!!」
こうしてアリシアたちは第4層:機械の世界でゲームにログインするのだった。
〜物語メモ〜
第三特異点
軍神 イクサヒメ
イクサヒメはアリシアたちが最初に会ったボスモンスター。魔法の扱いに長けており、全属性の魔法を使うことができる。またイクサヒメの周囲は常に暴風が発生しており、近づくのは難しい。物理攻撃には弱いが、結界で自身を守るため、まずは結界を突破するところから始まる。神将 カタナヒコとはとても仲が悪く、何かにつけて喧嘩をする。ただし、共通の敵がいた場合は2人で力を合わせたりする。
神将 カタナヒコ
カタナヒコは途中で乱入してきたボスモンスター。刀の扱いに長けており、攻撃手段は全て物理攻撃となっている。軍神 イクサヒメと違って結界は使えないので、自身を守る手段はほぼない。ただし、攻撃力が高く、攻撃頻度も高いので、カタナヒコ自身、盾は必要ない。イクサヒメとはとても仲が悪く、2人で殺し合いをすることが多い。ただし、イクサヒメ同様、共通の敵が現れたら2人で相手を倒そうと動いてくる。
新スキル
癒しのつぼみ
カナデが使ったスキル。味方にHP自動回復の効果を付与する。
ハック
ランドールが使ったスキル。敵の状態異常耐性を下げる。
天の轟雷
軍神 イクサヒメが使った技。天から破滅の雷を落とす。
地の撃砕
神将 カタナヒコが使った技。地面から多数の剣が突き出してくる。
フィーリアが使ったスキル。敵の足元に魔法陣を展開し、天へと昇る炎の柱を出現させる。
フィーリアが使ったスキル。槍に雷を纏わせ、相手を攻撃する。その際、相手が神だった場合、与えるダメージが上昇する。