私、支持率0%の職業でゲームにログインします。   作:バスタオル

39 / 43
第37話 VS ギルドマスターたち

場所…決闘フィールド

 

アリシア「いくよロザリー!」

 

ロザリー「うん!いつでも!」

 

アリシア「出てきて!コハク、ゲンブ、セイリュウ!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアはコハク、ゲンブ、セイリュウを召喚した。

 

アリシア「スザク!あなたもお願い!」

 

スザク「お任せ下さい」

 

アリシアとロザリーは決闘をしていた。決闘とは、プレイヤー同士で戦うことができるシステムのこと。お互い合意が成立した際に決闘専用のフィールドに転送され、戦うことができる。決闘は始まる前に戦闘ルールを設定でき、1vs1や2vs2のようにもできる。今回は1vs1。

 

ロザリー「いくよ!アリシア!」

 

ビュン!タッタッタッタッ!

ロザリーは槍を構えて接近してきた。

 

アリシア「ゲンブ!」

 

ゲンブ「はぁっ!」

 

ガシャン!

ゲンブは大盾を4つ展開した。

 

ロザリー (相変わらず硬そうな盾…)

 

アリシア「コハク!セイリュウ!スザク!」

 

ビュン!ビュン!ビュン!

コハクたちは一斉に動き始めた。

 

ロザリー「はぁっ!」

 

セイリュウ「はぁっ!」

 

キィン!キン!キン!キン!カン!

ロザリーはまずセイリュウと対峙した。2人は素早い斬撃で攻撃していく。

 

ロザリー「やぁぁぁぁぁぁ!」

 

キン!キン!キン!カン!キン!キン!キン!

ロザリーは素早く槍で攻撃した。しかしセイリュウは余裕の表情でロザリーの攻撃を弾いていく。

 

セイリュウ「その程度では止められませんよ!」

 

ロザリー「なんの!」

 

ガシッ!

するとロザリーは槍を持っている方の腕を掴まれた。

 

ロザリー「!?」

 

セイリュウ「相手は私だけではないですよ!」

 

コハク「 ( `ᾥ´ ) 」

 

ビュン!ドォン!!ゴロゴロゴロゴロ!

コハクはロザリーを投げ飛ばした。ロザリーは受け身が取れず、地面を転がった。

 

ロザリー「いったたた…さすがはコハク…やっぱり攻撃力高いなぁ…」

 

スザク「四獣剣技 夜桜乱撃!」

 

ズシャシャシャシャシャシャ!!

スザクは素早い斬撃でロザリーを攻撃した。

 

ロザリー「うぐっ…!!」

 

ロザリーはスザクの攻撃を全て受けてしまった。

 

セイリュウ「四獣刀技 群青羅刹!」

 

ズババババババババババ!

続けてセイリュウが攻撃する。

 

ロザリー「くっ…!」

 

ビュン!スタッ!

ロザリーはすぐ起き上がってセイリュウの攻撃を回避した。

 

セイリュウ「あらら…避けられましたか」

 

ロザリー「はぁ…相変わらず速いなぁ…」

 

アリシア「マエラテ!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアはマエラテを召喚した。

 

ロザリー「?」

 

マエラテ「やぁアリシア」

 

アリシア「マエラテ!ツクヨミを!」

 

マエラテ「分かった。出てきて、ツクヨミ」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

マエラテはツクヨミを召喚した。

 

ツクヨミ「…」

 

ロザリー (また増えた…)

 

マエラテ「ツクヨミ、影縛り!」

 

ツクヨミ「…」

 

ズォォォォォォォォ…

ツクヨミの足元から黒い影が伸びてロザリーの方へ向かった。

 

ロザリー「!」

 

タッタッタッタッ!

ロザリーは近づいてくる黒い影に気づいてその場から離れた。

 

マエラテ「ツクヨミ、追いかけて」

 

ツクヨミ「…」

 

ズォォォォォォォォ!

ツクヨミの黒い影はロザリーの後を追い始めた。

 

ロザリー「ついてくるっ…!」

 

タッタッタッタッ!

ロザリーは必死に黒い影から逃げた。そんな中、ロザリーはアリシアの近くまで走ってきた。

 

ロザリー (このままっ…)

 

グッ…

ロザリーは槍を構えた。

 

アリシア「!」

 

ロザリー「やぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

キィィィィィィィン!!

ロザリーが槍を構えて突進した。しかしゲンブの盾によって防がれてしまった。

 

ロザリー「くっ…!」

 

ガシッ!

するとロザリーは後ろからついてきていた黒い影に捕まってしまった。

 

ロザリー「しまった!」

 

マエラテ「ツクヨミ!月輪!」

 

ツクヨミ「…」

 

ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!

ツクヨミの体から無数の斬撃が放たれた。斬撃は捕らえたロザリーを攻撃していく。

 

ロザリー「!?」

 

ズババババババババババ!

ロザリーはツクヨミの斬撃を防御無しに受けてしまった。

 

ロザリー「うぐぅぅぅぅぅぅ…!!」

 

ロザリーは痛みに必死に耐えた。数秒するとツクヨミの斬撃が収まった。

 

ロザリー「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

 

ロザリーはなんとか耐えきった。しかしツクヨミの影縛りはまだロザリーを拘束している。

 

ロザリー「くっ…これをどうにかしないと…」

 

マエラテ「ツクヨミ、月楼」

 

ツクヨミ「…」

 

スッ…バゴォォォォォォン!!

ツクヨミは月楼でロザリーを吹き飛ばした。

 

ズサァァァァァァァァァ!!

ロザリーはそのまま地面を転がった。

 

ロザリー「うぐっ…いったたた…流石に敵が多すぎる…」

 

アリシア「来て!ウルスラさん!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアはウルスラを召喚した。その時、何故かは分からないけどウルスラの子供たちも一緒に召喚された。

 

アリシア「あれっ!?ウルスラさんしか召喚してないよ!?なんでコスモスさんたちも!?」

 

ウルスラ「アリシアさん。私たちを使ってくださるのですか?」

 

アリシア「え…?あ、うん!ロザリーを攻撃して!」

 

ウルスラ「分かりました。いきますよ子供たち」

 

ヒュゥゥゥゥゥゥ!

ウルスラが空を飛んでロザリーに接近した。ウルスラの子供たちはウルスラの後ろについてくる。

 

ロザリー「何あの人たち…初めて見た…また新しい仲間でもできたのかな」

 

ウルスラはロザリーを視認した。それと同時にウルスラとロザリーは目が合った。

 

ロザリー「…まぁ、どうでもいいや。どうせ倒すんだし!」

 

キン!

ロザリーは槍を構えた。

 

ウルスラ「コスモス!攻撃!」

 

コスモス「はい」

 

ビュン!

するとコスモスがロザリーに急接近した。

 

ロザリー (速っ!!)

 

コスモス「はぁぁぁぁぁっ!」

 

ロザリー「っ!!」

 

キィィィィィィィン!!

コスモスはロザリーに攻撃した。ロザリーはコスモスのスピードに驚いたが、なんとか防御できた。

 

ロザリー (スピードは速いけど、攻撃はそこまで重くない。私でもいける)

 

コスモス「はぁっ!」

 

キン!キン!キン!キン!キン!キン!

コスモスは続けて攻撃していく。しかしロザリーも負けてない。コスモスの攻撃を全て受け流していく。

 

ロザリー (速いけど私ほどじゃない。これなら勝てる!)

 

ランギル「はぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ロザリー「!!」

 

ドゴォン!!

ロザリーが考え事をしていると、背後からランギルが攻撃してきた。

 

ロザリー「うぐっ…!!」

 

ドン!ズサァァァァァァ!ゴロゴロゴロ!

ロザリーはランギルの攻撃を受けて勢いよく吹き飛ばされてしまった。ロザリー受け身も取れずに地面に転がった。

 

コスモス「ランギル…あなた」

 

ランギル「母さんの命令だ」

 

コスモス「…そう」

 

ジリッ…

ロザリーはゆっくりと起き上がってきた。

 

ロザリー「うぐっ…いったたた…忘れてた…相手は5人いるんだった……いや、今は10人…あ、アリシアたちを入れて12人ね…これは中々骨が折れる…」

 

ロザリーはアリシアの方を見た。アリシアは真剣な目でロザリーを見ている。

 

ロザリー「ははっ…やっぱり大勢相手はキツい…さて、どうするか」

 

ヒュゥゥゥゥゥゥ…ドォォォォン!!

するとロザリーの背後にブレイカーが落ちてきた。

 

ロザリー「!?」

 

ロザリーは驚いて後ろを振り返った。その時、ブレイカーの大きさに息を飲んだ。

 

ロザリー (嘘っ…なにこいつ…)

 

ブレイカー「ガァァァァァァァ!!」

 

ググッ!ビュン!

ブレイカーは大剣を強く握りしめ、ロザリーに向けて振り下ろした。

 

ロザリー「っ!!」

 

ダッ!!タッタッタッタッ!

ロザリーはすぐに察してその場から逃げた。

 

ブレイカー「グルルルルルル…」

 

ロザリー「あれはマズイ!あいつには勝てない!」

 

アリシア「コハク!」

 

コハク「 ( • ̀ω•́ )✧ 」

 

ゴォォォォォォォォォ!!

コハクは空から隕石を落としてきた。

 

ロザリー「来たね!」

 

ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!

コハクはロザリー目掛けて隕石を落とした。

 

タッタッタッタッ!

ロザリーは隕石に当たらないようさらにスピードを上げて走った。

 

ロザリー「ふふん♪この程度なら余裕!」

 

アリシア「セイリュウ!」

 

ビュン!

セイリュウはロザリーに急接近し、ロザリーの前に現れた。

 

ロザリー「!?」

 

セイリュウ「四獣刀技 群青羅刹!!」

 

ズババババババババババ!

ロザリーはセイリュウの攻撃を受けてしまった。

 

ロザリー「うぐっ…!!しまっ…!!」

 

アリシア「スザク!」

 

スザク「はいっ!」

 

ビュン!

スザクもセイリュウ同様、ロザリーに急接近した。

 

スザク「四獣剣技 夜桜乱撃!!」

 

ズシャシャシャシャシャシャ!!

スザクはロザリーの横を通り過ぎると同時にロザリーを斬りつけた。

 

ロザリー「がはっ…!!スザク!」

 

ウルスラ「ミュラー!攻撃を!」

 

ミュラー「は〜い!」

 

ゴロゴロゴロゴロ…

ミュラーは雷雲を呼び寄せた。

 

ミュラー「いっけぇぇぇぇぇ!!」

 

ドォン!ゴロゴロゴロゴロ!!

ミュラーはロザリーに向けて雷を落とした。ロザリーはセイリュウの斬撃のせいで動けなかったため、そのままミュラーの雷も受けてしまった。

 

ロザリー「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ウルスラ「ミュラー!続けて攻撃!」

 

ミュラー「いっくよぉぉ!!」

 

ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!

ミュラーは光の玉を生成した。その光の玉はミュラーの体と同じ大きさだった。

 

ミュラー「はぁっ!」

 

ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!

光の玉はまっすぐロザリーの方へ飛んでいった。

 

ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!

ロザリーはノーガードでミュラーの魔法を受けた。

 

ロザリー「っ…」

 

ドサッ!

ロザリーはそのまま倒れてしまった。

 

アリシア「っ…」

 

ピコッ

するとフィールド中央に大きな通知欄が開かれた。

 

音声「勝者:アリシア」

 

するといつもの通知を知らせる声が聞こえてきた。決闘の結果はアリシアの勝利。ロザリーの体力を削りきったとのこと。

 

アリシア「よしっ」

 

パァァァァァァァァ…

するとアリシアとロザリーにHPとMPの回復が施された。

 

ロザリー「うっ…」

 

ジリッ…

ロザリーは体を起こしてアリシアの方を見た。アリシアの周囲にはスザク、セイリュウ、コハク、ゲンブの四獣たちとマエラテ、ツクヨミに加え、ウルスラ、コスモス、ランギル、ミュラー、ブレイカーが立っていた。

 

ロザリー「…あれじゃ勝てないわ…魔物使いがステータス最低値なのも分かる気がする…仲間のモンスターが強かったら自分が弱くても関係ないよね…」

 

音声「決闘フィールドから転送します」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアとロザリーは決闘フィールドからギルドの前まで転送された。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…ギルド:宿り星

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアとロザリーはギルドに転送された。

 

ロザリー「はぁ…なんか、見ないうちに強くなったよね。アリシア」

 

アリシア「うん!仲間も増えた!」

 

ロザリー「あ、見たことない人いたけどあれがそうなの?」

 

アリシア「うん!ウルスラさんにコスモスさん、ランギルさん、ミュラーさん、ブレイカーさん!」

 

ロザリー「まぁ、名前言われても分かんないけど」

 

アリシア「私もそろそろ強くなってもいいと思うんだけど…」

 

ロザリー「いや、魔物使いはモンスターに依存する職業だから今のままでいいと思うよ」

 

アリシア「そうなのかな?」

 

ロザリー「正直、これ以上強くなられると勝てなくなるし」

 

アリシア「あ、はい」

 

ピコッ

するとアリシアに通知が届いた。

 

アリシア「うん?なんだろ」

 

ピッピッピッピッ

アリシアは通知を開いた。その通知はラインからのものだった。

 

アリシア「あ、ラインさんからだ」

 

ロザリー「ライン?」

 

アリシア「えっと、決闘しないか?だって」

 

ロザリー「へぇ、忙しいね。アリシア」

 

アリシア「うん…さっきロザリーとしたばっかりなんだけどなぁ…」

 

ロザリー「1vs1?」

 

アリシア「うーん…バトルロイヤルって書かれてるよ」

 

ロザリー「バトルロイヤル!?」

 

アリシア「初めてラインさんからメッセージきたからできれば引き受けたい…」

 

ロザリー「まぁ、引き受けるならそれでもいいんじゃないかな」

 

アリシア「うん」

 

ピッピッピッピッ

アリシアはラインにメッセージを返した。

 

ロザリー「そういえば時間は?」

 

アリシア「あ、見てなかった」

 

音声「決闘フィールドに転送します」

 

アリシア「え?」

ロザリー「え?」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアは決闘フィールドに転送された。

 

ロザリー「…え?」

 

ヒュォォォォォォ…

ロザリーは1人取り残された。

 

音声「決闘の様子を観戦することができます。観戦しますか?」

 

ピッ

ロザリーは迷わず「はい」を押した。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

するとロザリーも決闘フィールドに転送された。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…決闘フィールド

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアは決闘フィールドに転送された。するとアリシアの前にラインと両隣にはギルド:近衛騎士団のギルドマスターであるシルバーとギルド:ホイップガールズのギルドマスターであるマリンが立っていた。

 

アリシア「??」

 

アリシアは急に転送されてしかも前にはラインとシルバー、マリンが立っていて少し混乱していた。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

ロザリーが観客席に転送された。

 

ロザリー「!」

 

ロザリーの隣にギルド:天明ノ帝のスレッドとマートン、ギルド:近衛騎士団のツァイ、コン、ユノ、ギルド:ホイップガールズのミィとミズキが座っていた。

 

ロザリー「あ、あなたたちは…」

 

スレッド「よぅロザリー。お前も座りな」

 

ロザリー「え?」

 

ミィ「今回はギルドマスター同士で戦うみたいですよ」

 

ロザリー「ギルドマスター同士?」

 

ミズキ「そうです。ギルドマスター同士で力を見せることでギルドの強さを見せようって話になったそうです。そちらのギルドにはメッセージが届いてませんでしたか?」

 

ロザリー「え、私たちのところには何も…」

 

マートン「それはおかしいよ。ラインはちゃんと全員にメッセージを送ってた。僕も近くで見てたし間違いないよ」

 

ロザリー「えぇ…アリシア…ちゃんとメッセージ見てたのかな…?」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ライン「すまないアリシア。日程はメッセージで送ってたが時間になっても来なかったからこちらから呼ばせてもらった」

 

アリシア「え?メッセージ?」

 

マリン「ギルドマスター同士で戦おうって話になってたんだけど知らない?」

 

アリシア「えっ!?そうなんですか!?」

 

シルバー「どういう事だライン。アリシアは知らなさそうだぞ」

 

ライン「いやおかしい。ちゃんと3人にメッセージは送ったはず」

 

マリン「ねぇアリシア。通知なかった?ラインからの」

 

ピッピッピッピッ

アリシアは通知を開いた。すると「!」のマークが書かれているメッセージが送られていた。

 

アリシア「あ、もしかしてこれかな?」

 

アリシアはそれっぽいメッセージを開いた。中にはこの決闘の目的と日時が書かれていた。

 

アリシア「ほんとだ…書かれてる…」

 

ライン「確認してなかったのか?」

 

アリシア「うん…分からなかった…」

 

ライン「そうか。ならどうしようか」

 

アリシア「あ!私は大丈夫ですよ!時間あるので!」

 

ライン「そうか?無理してないか?」

 

アリシア「はい!大丈夫です!」

 

ライン「…そうか。ならやろうか。ルールはバトルロイヤル。最後まで残れば勝ちだ」

 

アリシア「全員1人チームって事ですか?」

 

ライン「そうだ。忖度なし。施しもなしの本気の勝負だ」

 

アリシア「…」

 

ゴクッ…

アリシアは少しだけ生唾を飲んだ。

 

ライン「シルバー、マリン。準備はいいか」

 

シルバー「あぁ」

 

マリン「負けないんだから!」

 

ライン「よしっ。なら全員準備完了のボタンを押してくれ」

 

ピコッ

するとアリシアたちの目の前に決闘の準備合図が開かれた。アリシアは準備完了のボタンを押した。

 

ライン「よしっ。戦闘開始だ」

 

ピッ

ラインも準備完了のボタンを押した。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

するとアリシアたちはそれぞれ定位置に転送された。

 

ピッ…ピッ…ピッ…ピッ…

するとアリシアたちの目の前に10の数字が出てきてカウントダウンが始まった。

 

ライン「よしっ」

 

チャキッ

ラインは天明ノ剣を装備した。

 

シルバー「勝たせてもらう」

 

チャキッ

シルバーはイェルカンシェルを装備した。

 

マリン「負けないんだから!」

 

パシッ!

マリンは大魔道士の杖を装備した。

 

アリシア「と、とりあえず」

 

チャキッ

アリシアは堕天使の短剣と見切りの盾を装備した。

 

ピッ…ピッ…ピッ…ピーッ!

カウントダウンが3、2、1と進み、0となった瞬間、戦闘が開始された。

 

タッタッタッタッ!

その瞬間、ラインがアリシアの方に向かって接近してきた

 

アリシア「来て!ゲンブ!!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!ガシャン!

アリシアはゲンブを召喚した。ゲンブは召喚されたと同時に大盾を展開した。

 

ライン「はぁっ!」

 

キィィィィィィィン!!

ラインはゲンブの盾に攻撃した。ゲンブの盾はラインの攻撃ですら軽く防ぐことができる。

 

アリシア「よしっ…」

 

ライン「くっ…」

 

シルバー「はぁぁぁぁっ!」

 

ライン「!!」

 

キィィィィィィィィン!!

ラインの背後からシルバーが攻撃してきた。ラインはシルバーに気づいて後ろを振り返り、さらに攻撃をガードした。

 

ライン「後ろからとは卑怯じゃないか。シルバー」

 

シルバー「はっ…そんなこと言ってられないだろう?」

 

ライン「…まぁな」

 

アリシア「スザク!四獣剣技 夜桜乱撃!!」

 

スザク「四獣剣技…」

 

ビュン!

スザクはアリシアの背後からシルバーとラインに向かって走った。

 

スザク「夜桜…」

 

ライン「!」

シルバー「!」

 

スザク「乱撃!!」

 

ズシャシャシャシャシャシャ!!

スザクはラインとシルバーの横を通り過ぎると同時に2人を斬りつけた。

 

ライン「くっ…」

シルバー「しまった…」

 

マリン「光の波動!!」

 

ドォォォォォォォォォン!!

マリンはアリシア、ライン、シルバーに向けて光属性魔法を放った。

 

バゴォォォォォォン!!

マリンの魔法がゲンブの結界に当たると爆発を起こした。アリシアは無傷で済んだが、ラインとシルバーは追加でダメージを受けた。

 

ライン「うぐっ…!」

シルバー「クソッ…!」

 

アリシア「来て!三つ首!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアは三つ首を召喚した。

 

雷首「ガッハハハ!」

氷首「やるぞやるぞ!」

火首「暴れてやるぜぇ!」

 

ライン「なっ…あいつは…!」

 

シルバー「三つ首…!」

 

アリシア「三つ首!ブレス!」

 

雷首「カァァァァァァァァァァッ!!」

氷首「ンバァァァァァァァァァッ!!」

火首「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

 

バリバリ!ビュォォォォ!ゴォォォォ!

三つ首はマリンに向けてブレスを放った。

 

マリン「結界!!」

 

ガシャン!!

マリンは結界を展開した。

 

バゴォォォォォォン!!

三つ首のブレスはマリンの結界に命中した。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

しかしマリンの結界を破壊することはできなかった。

 

アリシア「壊れてない…」

 

マリン「あっぶなぁ…あんなのもいるんだ…こりゃ遠距離からチクチク攻撃できないなぁ」

 

アリシア「来て!ムクロ!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアはムクロを召喚した。

 

ムクロ「…来たぞ。アリシア」

 

ライン「来たか。骸の武士」

 

シルバー「ほう…あんなのもいるのか」

 

アリシア「ムクロ!あの魔法を使う人を攻撃!」

 

ムクロ「あぁ。任せろ」

 

タッタッタッタッ!

ムクロはマリンに向かって走った。

 

マリン「私知ってるよ!骸の武士は火に弱い!」

 

ゴォォォォォォォォォ!!

マリンは大きな火の玉を出した。

 

マリン「大炎球!」

 

ゴォォォォォォォォォ!!

マリンは大きな火の玉を放った。その火の玉はまっすぐムクロに向かって飛んだ。

 

ムクロ「ほう。俺の弱点を知ってるのか。だがその程度なら避けられる」

 

タッタッタッタッ!ビュン!

ムクロは地面を蹴って一気にマリンとの距離を詰めた。

 

ムクロ「はぁっ!」

 

キィン!

ムクロはマリンに攻撃した。しかしマリンは結界を展開して防御した。

 

ムクロ「!」

 

マリン「残念!炎撃!」

 

ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!

マリンは小さい火の玉を放った。その火の玉はムクロに見事命中した。

 

ムクロ「くっ…!!」

 

ライン「はぁっ!」

 

ズバッ!!

さらにラインが後ろから攻撃を入れる。

 

ムクロ「ぐっ…!!」

 

アリシア「三つ首!ブレス!ムクロを守って!」

 

雷首「カァァァァァァァァァァッ!!」

氷首「ンバァァァァァァァァァッ!!」

火首「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

 

バゴォォォォォォン!!

三つ首はムクロの周囲にブレスを放った。ラインとマリンはムクロから離れたことで三つ首のブレスを回避した。

 

ムクロ「くっ…三つ首のやつ…」

 

マリン「うわっとと…やっぱりあいつが厄介…」

 

ライン「遠距離からの攻撃はタチが悪い」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

シルバー「はぁっ!」

 

キィン!

シルバーはアリシアに攻撃した。しかしアリシアはゲンブの盾が展開している結界内にいるので全くダメージはない。

 

シルバー「くっ…!硬い結界だな」

 

アリシア「来て!ミオレーネ!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!キィィィィィィィィン!!

アリシアはミオレーネを召喚した。ミオレーネは召喚と同時にシルバーに攻撃した。

 

シルバー「ぐぅぅぅっ!!」

 

ズサァァァァァァァァァ!!

シルバーは少し後退させられた。ミオレーネの攻撃は以前戦った時よりも格段に上がっている。

 

シルバー「なんだ…前よりも強い…」

 

ミオレーネ「…立て。私に剣を向けろ。騎士だろ」

 

シルバー「!」

 

ザッ…キン!

シルバーは立ち上がって剣を構えた。

 

シルバー「…ははっ、ここで貴様に会えるとはな」

 

ミオレーネ「…行くぞ」

 

ビュン!

ミオレーネは一気に距離を詰めた。

 

シルバー「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

キィィィィィィィィン!!

シルバーとミオレーネの剣がぶつかり合う。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

アリシア「ムクロ!こっちに戻ってきて!」

 

ムクロ「っ…」

 

タッタッタッタッ!

ムクロはアリシアの方へ走った。

 

マリン「そうはいかないよ!!」

 

ザバァン!!

マリンはどこからともなく水を生成した。そしてその水をムクロに向けて放った。

 

ムクロ「くっ!」

 

タッタッタッタッ!

ムクロは走るスピードを速めた。しかし水の方が遥かに速い。

 

アリシア「来て!ミデル!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアはミデルを召喚した。

 

ミデル「ンッフフフフ…」

 

アリシア「ミデル!ダイヤモンドダスト!」

 

ミデル「いっくよぉ!ダイヤモンドダスト!」

 

ビュォォォォォォォォ!!パキパキパキパキ!!

ミデルは氷属性攻撃でマリンの水を全て氷に変えてしまった。

 

マリン「嘘っ!?私の魔法が!!」

 

ライン「くっ…また新しいやつか!」

 

ムクロ「あいつ…」

 

タッタッタッタッ!

ムクロはアリシアのところに着いた。

 

ムクロ「すまない…しくじった」

 

アリシア「待ってて!今治すから!」

 

ガサゴソ…ガサゴソ…

アリシアは持ち物から薬草を取りだした。

 

アリシア「これで!」

 

パァァァァァァァァ!

アリシアは薬草を使ってムクロを回復させた。

 

音声「特性:薬草学が発動しました。回復量が上昇します」

 

パァァァァァァァァ!

ムクロはさらにHPが回復した。

 

ムクロ「…ありがとう。アリシア」

 

アリシア「ううん!ムクロもありがとう!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ライン「はぁっ!」

スザク「はぁっ!」

 

キィン!キィン!キィン!キィン!キィン!

ラインとスザクが対峙していた。両者一歩も引かぬ戦いを繰り広げていた。

 

ライン「くっ…こいつ…速い…」

 

スザク (この人…どの攻撃も重い…)

 

ライン「いくぞ!」

 

タッタッタッタッ!

ラインがスザクに接近した。

 

スザク (であるなら、私は迎え撃つまで…)

 

チャキッ…

スザクは剣を構えた。

 

スザク「四獣剣技 夜桜乱撃!!」

 

ライン「はぁっ!」

 

キィィィィィィィィン!!

2人の剣は激しくぶつかった。その際、火花が散った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

雷首「カァァァァァァァァァァッ!!」

 

バリバリバリバリバリバリ!!

雷首がブレスでマリンを攻撃していく。マリンは結界で自身を守っていた。

 

マリン「くっ…!重い!!」

 

氷首「ンバァァァァァァァァァッ!!」

 

ビュォォォォォォォォ!!

マリンの結界は氷に閉ざされてしまった。

 

氷首「ガッハハハ!凍ったぞ!」

 

火首「いい眺めだ!!」

 

ピシッ…パキパキッ!

すると氷にヒビが入った。

 

氷首「おぉ、俺の氷がヒビ割れた。なかなかの魔力だな?」

 

バキィン!!

マリンは氷首の氷を破壊した。

 

マリン「あっぶなぁ…凍死するところだった…」

 

雷首「カァァァァァァァァァァッ!!」

 

バリバリバリバリバリバリ!!

雷首が雷のブレスを放った。

 

マリン「!」

 

ビュン!ヒュゥゥゥゥゥゥ!

マリンは雷のブレスに当たらないよう空を飛んで逃げた。

 

アリシア「わっ!空飛んだ!」

 

マリン「全く…あのブレスは危険だなぁ…火と氷はまっすぐ飛んでるけど雷はなんか広がって飛んでくるし」

 

雷首「空を飛んで俺たちに勝てるとでも思ってるのか?」

氷首「だとしたら面白い」

火首「叩き落としてやるぜ」

 

ビュン!

三つ首も空を飛んだ。

 

雷首「カァァァァァァァァァァッ!!」

 

バリバリバリバリバリバリ!!

雷首は雷のブレスでマリンを攻撃した。

 

マリン「結界!」

 

ガシャン!

マリンは結界を展開した。

 

バリバリバリバリバリバリ!!

雷のブレスは結界を攻撃したが、破壊できなかった。

 

氷首「ンバァァァァァァァァァッ!!」

火首「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

 

バゴォォォォォォン!!

続けて氷首と火首が攻撃する。ブレスが命中すると、大爆発を起こした。

 

ピシッ!パリィン!!

マリンの結界が粉々に砕けてしまった。

 

マリン「嘘っ!?」

 

氷首「壊れた壊れたぁ!!」

 

雷首「カァァァァァァァァァァッ!!」

氷首「ンバァァァァァァァァァッ!!」

火首「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

 

マリン「!!」

 

バゴォォォォォォン!!

マリンは次の結界を展開しようとしたが、間に合わずに三つ首のブレスに被弾してしまった。

 

マリン「っ…」

 

ヒュゥゥゥゥゥゥ!

マリンは力なく落ちていった。

 

雷首「ガッハハハ!」

氷首「派手に散ったぞ!」

火首「いい気味だ!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

シルバー「はぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ミオレーネ「はぁっ!」

 

キィィィィィィィィン!!

シルバーとミオレーネは互いに一歩も引かない戦いをしていた。

 

シルバー「まだまだぁ!!」

 

キィン!キィン!キィン!キィン!キィン!キィン!

シルバーは素早く攻撃するが、ミオレーネは全て捌いた。

 

シルバー「くっ…!」

 

ミオレーネ「その程度かぁ!!」

 

キィィィィィィィィン!!ズサァァァァァァ!

ミオレーネは力を込めて攻撃した。シルバーは間一髪で受け止めたが、ミオレーネの攻撃が重くて少し後退させられた。

 

シルバー「くっ…重い…」

 

ミオレーネ「貴様。この程度で膝をつくわけではあるまいな?」

 

シルバー「っ…」

 

シルバーは正直、膝をつきたかった。しかしミオレーネに言われてしまっては容易に膝はつけない。

 

ミオレーネ「…ふん。この程度で私に勝てると思うな」

 

ブワッ!!

するとミオレーネの剣が光を放った。

 

シルバー「!!」

 

ミオレーネ「続けたいなら避けろ」

 

キィィィィィィィィン…ドォォォン!!

ミオレーネは剣を高く掲げた。するとミオレーネの剣が強く光を放った。

 

ミオレーネ「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

 

ビュン!

ミオレーネはシルバーに向けて剣を振るった。

 

ライン「天明ノ剣(アルテリアソード)!!」

 

バゴォォォォォォン!!

その時、スザクと戦っていたはずのラインが割って入ってきた。ラインとミオレーネの剣どうしがぶつかった時、爆発が起こり、2人は一旦距離をとった。

 

シルバー「!?」

 

ミオレーネ「…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

ラインはミオレーネの攻撃を相殺した。

 

ライン「…ははっ…いい攻撃だ」

 

シルバー「ライン…お前…」

 

ライン「お前を助けたわけじゃない。俺はあいつを倒したくて仕方ないんだ。悪いが貰うぞ」

 

シルバー「何っ…」

 

タッタッタッタッ!

ラインはミオレーネに接近した。

 

ミオレーネ「貴様。スザクはどうした」

 

ライン「あの双剣使ってたやつなら切り伏せた!次はお前だ!!」

 

スザク「っ…」

 

ヒュォォォォォォ…

スザクは少し遠いところで横になっていた。しばらくは動けそうにない。

 

アリシア「スザク!!」

 

スザク「っ…すみません…主様…」

 

ライン「はぁっ!!」

 

キィィィィィィィィン!!

ラインはミオレーネに攻撃した。ミオレーネは余裕の表情でラインの攻撃を防御する。

 

ミオレーネ「…騎士の戦いに水を差すとは。無礼だぞ!」

 

キィィィィィィィィン!!

ミオレーネはラインを押し返した。

 

ライン「おっとと。へっ、お前に勝ちたい。それだけが理由だ!」

 

キィン!キィン!キィン!キィン!キィン!キィン!

ラインはミオレーネに攻撃する。ミオレーネはラインの攻撃を見切っているのか、全て捌いている。

 

ミオレーネ「スザクはこの程度のやつに負けたのか」

 

アリシア「セイリュウ!スザクを助けてあげて!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアはセイリュウを召喚した。

 

セイリュウ「主様。変身の許可を」

 

アリシア「いいよ!変身して!」

 

セイリュウ「承知しました」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

セイリュウは姿を変えて青龍となった。

 

青龍「ガァァァァァァァァァァ!!」

 

ライン「!!」

シルバー「!!」

 

ラインとシルバーは突然出てきた龍に驚いていた。

 

シルバー「なんだ…あいつは…」

 

ライン「まだいるのか…!」

 

ミオレーネ「よそ見をするな!」

 

キィィィィィィィィン!!ズサァァァァァァ!

ミオレーネはラインに攻撃した。ラインはなんとか防御できたが、少し後退させられた。

 

ライン「くっ…。シルバー」

 

シルバー「なんだ」

 

ライン「あのレベルの敵を相手にしてたなんて、よくやるよ」

 

シルバー「…あぁ。あいつは強い」

 

青龍「ガァァァァァァァ!!」

 

ザバァン!!

青龍はどこからともなく津波を呼び寄せた。

 

シルバー「何っ…!?」

 

ライン「!?」

 

ザバァン!!

シルバーとラインはその津波に飲み込まれてしまった。

 

氷首「ンバァァァァァァァァァッ!!」

ミデル「ダイヤモンドダスト!!」

 

ビュォォォォォォォォ!!パキパキパキパキ!!

すかさず氷首とミデルが氷属性攻撃で津波を凍らせた。

 

アリシア「やった!!」

 

ヒュォォォォォォ…

シルバーとラインは氷漬けにされてしまった。

 

ミオレーネ「セイリュウのやつ。巻き込みすぎだ」

 

ミデル「でもおかげで隙なく攻撃できたよ」

 

雷首「細かいこと気にすんなって」

氷首「あの魔法使いは始末した」

火首「あとはこいつらだけだ」

 

ジリッ…

すると横になっていたマリンが体を起こしてシルバーとラインの方に杖を向けた。

 

マリン「だ…大…炎…球…」

 

ゴォォォォォォォォォ!!バゴォォォォォォン!!

マリンは火属性魔法でシルバーとラインを攻撃した。

 

ミオレーネ「!」

ミデル「!?」

 

雷首「うおっ!!なんだ!?」

氷首「野郎…まだくたばってなかったか」

火首「またボコボコにしてやるぜ!」

 

マリン「これで…」

 

カランカラン!

マリンは杖を落としてそのまま力尽きた。

 

ミィ「マリン…」

 

ミズキ「まぁよく頑張ったよ。あのモンスターとほぼ互角だったから」

 

ミィ「うん。よく頑張ったね。マリン」

 

ジュワァァァァァァァァァ…

シルバーとラインはマリンのおかげで氷から脱出することができた。

 

ライン「くっ…まさか助けられるとは」

 

シルバー「あぁ。これは無駄にはできないな」

 

ザッザッザッザッ…

ラインとシルバーはゆっくりと歩いてきた。2人は何か覚悟したような顔をしていた。

 

ライン「…なぁシルバー」

 

シルバー「なんだ」

 

ライン「…まずはこいつらを倒そう。アリシアは簡単に倒せる。だがこいつらが厄介だ」

 

シルバー「…同感だ。手を貸してやる」

 

ラインとシルバーは手を組んでミオレーネ、ミデル、三つ首、セイリュウ、ムクロを倒すことにした。

 

ライン「さて、誰から倒すか」

 

シルバー「2人なら骸の武士からだな」

 

ライン「分かった。じゃあ行くぞ」

 

ビュン!タッタッタッタッ!

ラインとシルバーは一緒に動き始めた。

 

アリシア「来たよ!全員攻撃!」

 

ミデル「リーフハリケーン!」

 

ビュォォォォォォォォ!!

ミデルは周囲に暴風を発生させた。

 

雷首「カァァァァァァァァァァッ!!」

氷首「ンバァァァァァァァァァッ!!」

火首「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

 

バゴォォォォォォン!!

三つ首はブレスで攻撃した。

 

青龍「ガァァァァァァァァァァ!!」

 

ドォォォォォォォォォン!!

青龍は水のブレスで攻撃する。

 

シルバー「はっ!やっ!この程度!」

 

ライン「どけぇ!!」

 

シルバーとラインはミデル、三つ首、青龍の攻撃を避けてムクロに接近した。

 

ミオレーネ「はぁっ!」

 

シルバー「!」

ライン「!」

 

ビュン!

すると横からミオレーネが攻撃してきた。

 

シルバー「はっ!」

ライン「はっ!」

 

ビュン!スタッ!

シルバーとラインはジャンプしてミオレーネの攻撃を避けた。

 

ミオレーネ「!!」

 

シルバー「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

キィィィィィィィィン!!

2人がムクロのところに着くと、まずはシルバーが攻撃した。

 

ムクロ「くっ…!俺狙いか!」

 

ライン「はぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ズバァァァァァァァァン!!

ラインはムクロを背後から攻撃した。

 

ムクロ「うぐっ…!!」

 

ミオレーネ「ムクロ!」

 

シルバー「はぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ゴォォォォォォォォォ!!

シルバーの剣が光り輝いた。

 

ムクロ「!!」

 

シルバー「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

 

バゴォォォォォォン!!

シルバーはムクロに攻撃した。その際、天高く光の柱が上がった。

 

ムクロ「ぐっ…このっ…」

 

ドサッ!

ムクロはシルバーの攻撃で倒れた。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

そしてそのまま姿を消した。

 

アリシア「あっ!ムクロが!!」

 

シルバー「次!」

 

タッタッタッタッ!

シルバーとラインは次にミデルを狙った。

 

雷首「カァァァァァァァァァァッ!!」

 

バリバリバリバリバリバリ!!

雷首が2人の行動に制限をかけた。

 

シルバー「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

ライン「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

タッタッタッタッ!

しかし2人の進撃を止めることはできなかった。

 

ビュン!ビュン!

シルバーとラインは宙に浮いているミデルに攻撃するためにジャンプした。

 

ミデル「なっ!僕っ!?」

 

シルバー「はぁぁぁぁっ!!」

ライン「はぁぁぁぁぁっ!!」

 

ズバァァァァァァァァン!!

2人の同時攻撃が炸裂した。

 

ミデル「うぐぅあぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ドォォォォォォォォォン!!

ミデルは地面に落ちてしまった。

 

氷首「ンバァァァァァァァァァッ!!」

 

ビュォォォォォォォォ!!

すかさず氷首が2人の足場を凍らせた。

 

シルバー「ライン!私を蹴り飛ばせ!!」

 

ライン「分かった!いくぞ!」

 

グッ!

ラインとシルバーは互いの足の裏を合わせた。

 

ライン「はぁっ!」

 

ビュン!

シルバーはラインに蹴り飛ばされたことでミデルまでの距離が一気に縮んだ。

 

シルバー「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

 

ミデル「ちょっ…まっ!!」

 

バゴォォォォォォン!!

シルバーはミデルを攻撃した。シルバーの攻撃で光の柱が上がった。

 

ミデル「うがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

ミデルの体が消えてしまった。

 

シルバー「次!行くぞ!」

 

タッタッタッタッ!

シルバーとラインは次に三つ首に狙いを定めた。

 

シルバー「いくぞライン!」

 

ライン「望むところ!」

 

火首「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

 

ゴォォォォォォォォォ!!

火首は火のブレスで応戦した。しかし2人はさっきと同じように攻撃を見切っていく。

 

氷首「ンバァァァァァァァァァッ!!」

 

ビュォォォォォォォォ!!

続いて氷首がブレスで応戦していく。

 

雷首「カァァァァァァァァァァッ!!」

 

バリバリバリバリバリバリ!!

雷首は近づけさせないようブレスを吐いた。しかしこれも2人には当たらなかった。

 

シルバー「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

ライン「精霊斬!!」

 

ズバァァァァァァァァン!!

2人の攻撃は見事三つ首に命中した。

 

雷首「いっでぇぇぇぇぇ!!」

氷首「がぁぁぁぁぁぁ!!」

火首「この野郎が!!」

 

ゴォォォォォォォォォ!!

唯一あまりダメージを受けてない火首が続けて攻撃する。しかしラインとシルバーには当たらなかった。

 

ライン「いけるぞ!シルバー!」

 

シルバー「あぁ!このままいけば全員倒せる!」

 

タッタッタッタッ!

ラインとシルバーは分かれて三つ首を挟み撃ちにした。

 

火首「おい起きろ雷首!氷首!」

 

ビュン!ビュン!

ラインとシルバーはジャンプして三つ首に接近した。

 

雷首「クソッタレ!」

氷首「この俺たちに勝てると思うな!」

火首「ぶっ飛ばしてやる!」

 

ライン「天明ノ剣(アルテリアソード)!!」

シルバー「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

 

ビュン!ビュン!

ラインとシルバーが三つ首に攻撃しようとした時、ラインの前にはミオレーネが、シルバーの前にはセイリュウが現れた。

 

ライン「!?」

シルバー「!?」

 

ミオレーネ「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

セイリュウ「四獣刀技 群青羅刹!!」

 

キィィィィィィィィン!!バゴォォォォォォン!!

ラインたちの攻撃が当たった瞬間、大爆発が起こり、それと同時に暴風が発生した。

 

スタッ!スタッ!スタッ!スタッ!

ライン、シルバー、ミオレーネ、セイリュウは綺麗に着地した。

 

ドシィン!!

あとで三つ首が地面に降りてきた。

 

シルバー「…ライン」

 

ライン「なんだ、シルバー」

 

シルバー「…骨が折れるな。こいつらを相手にするのは」

 

ライン「あぁ。せめてマリンが起きてたら良かった」

 

シルバー「あの顔のモンスターを残したのは痛手だ。さっさと始末したかったが…」

 

ライン「さて、どうしたもんか」

 

セイリュウ「大丈夫ですか?三つ首さん」

 

雷首「あぁ」

氷首「すまねぇな」

火首「助けてもらっちまった」

 

ミオレーネ「私たちは仲間だ。仲間を助けるのは当然だ」

 

セイリュウ「そうですね」

 

ライン「…さて、誰から倒すか」

 

シルバー「…難しいな。あの薙刀を持ってるやつ。あいつは危険だ。攻撃が全て返される」

 

ライン「カウンターか?」

 

シルバー「近い。まさにそれかもしれないが」

 

ライン「だとしたらマリンが必要だ。俺たちじゃ勝てない」

 

シルバー「くっ…」

 

アリシア「出てきて!ウルスラさん!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアはウルスラを召喚した。その際、コスモス、ランギル、ミュラー、ブレイカーも一緒に召喚された。

 

ライン「!!」

シルバー「!!」

 

ラインとシルバーはまた新たに出てきたモンスターたちを見て驚いていた。

 

ライン「くっ…まだいるのか…」

 

シルバー「アリシアのやつ…一体なんなんだ…」

 

ウルスラ「コスモス、ランギル。攻撃を」

 

ビュン!ビュン!

コスモスとランギルはラインとシルバーの方へ飛んだ。

 

ライン「来るぞシルバー!」

 

シルバー「あぁ!来い!」

 

ビュン!ビュン!

それを見たミオレーネとセイリュウはラインとシルバーに接近した。

 

ライン「まずい!あいつらも来た!」

 

シルバー「!!」

 

ラインとシルバーは挟み撃ちにされた。空からコスモスとランギル、前からセイリュウとミオレーネが接近してきた。

 

ライン「くそっ!どっちをやれば!」

 

シルバー「こうなったらまとめて吹き飛ばして…」

 

雷首「カァァァァァァァァァァッ!!」

氷首「ンバァァァァァァァァァッ!!」

火首「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

 

ライン「!?」

シルバー「!?」

 

バゴォォォォォォン!!

シルバーが行動しようとした時、タイミングよく三つ首がブレスで攻撃した。2人は対応できずにブレスに被弾してしまった。

 

ライン「うぐっ…!!」

シルバー「なんだとっ…!!」

 

コスモス「はぁぁぁぁぁっ!!」

ランギル「はぁぁぁぁぁっ!!」

ミオレーネ「天地を断つ聖剣(エクスカリバー)!!」

セイリュウ「四獣刀技 群青羅刹!!」

 

ライン「!?」

シルバー「!?」

 

バゴォォォォォォン!!

コスモス、ランギル、ミオレーネ、セイリュウの攻撃がラインとシルバーに見事命中した。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

スレッド「ライン…」

マートン「っ…」

 

ミィ「ど…どうなったの…」

ミズキ「…」

 

ツァイ「おぉ…」

コン「やっぱりすごいなぁ…」

ユノ「相変わらずね…」

 

コスモス「…」

ランギル「…」

ミオレーネ「…」

セイリュウ「…」

 

ヒュォォォォォォォォォォォ…

煙が立ち込めていたが、少しすると2人の姿が見えてくるようになった。

 

ライン「っ…」

シルバー「…」

 

2人は大ダメージを受けて倒れていた。もう動けそうになかった。

 

ピコッ

すると通知が開き、音声が流れた。

 

音声「ラインさん、シルバーさん、マリンさんのHPが0になりました。決闘の勝者はアリシアさんとなります」

 

ブゥン!

フィールドの中央に大きく「勝者:アリシア」と表示された。

 

アリシア「やったぁ!勝ったぁ!!」

 

アリシアは大いに喜んだ。

 

ブゥン…

ゲンブは結界を閉じた。

 

ゲンブ「…」

 

ゲンブは倒れたスザクを見ていた。

 

ゲンブ「…スザク」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアたちは決闘フィールドから通常フィールドに転送された。その際、アリシアのモンスターたちはスザクを残して全員姿を消した。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…ギルド:天明ノ帝

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

アリシアたちはラインのギルドの前に転送された。ラインやシルバー、マリン、スザクは決闘フィールドを出る時にHPが全快し、動けるようになった。

 

マリン「あーもう!負けたー!」

 

ミィ「まぁまぁ…」

 

ミズキ「マリンはよくやったよ」

 

ライン「強くなったな。アリシア」

 

アリシア「ううん。私じゃないよ。スザクたちが強くなったんだよ」

 

ライン「…まぁ、確かにそうだな」

 

シルバー「しかし、見たことないモンスターもいたな。みんな仲間にしたのか」

 

アリシア「うん。結構苦労したやつもあるよ」

 

ツァイ「やっぱりアリシアさんには敵わないなぁ」

 

アリシア「まぁ、スザクたちが強いからね…私が前に出たら一瞬で負けちゃうよ」

 

ライン「まぁ、アリシアが弱い分、モンスターたちが強ければ問題ないな」

 

アリシア「うん!」

 

コン「でもあんなにモンスターがいたらアリシアに攻撃できないよ」

 

ユノ「確かに。難しいね」

 

スレッド「ほんと、知らねぇ間に色々と増えてるなぁ」

 

マートン「僕の魔法でもあの結界を突破するのは難しい」

 

アリシア「私の自慢のモンスターたちです!」

 

ライン「アリシア、シルバー、マリン。また近いうちにギルドマスター同士で戦わないか?」

 

シルバー「あぁ」

 

マリン「私もやる!今度こそ勝つ!」

 

アリシア「私も!私もやりたいです!」

 

ライン「よしっ。じゃあ今回はこの位にして次はイベントで会おう」

 

シルバー「あぁ」

マリン「うん!」

アリシア「はい!」

 

こうしてライン、シルバー、マリン、アリシアたちはそれぞれのギルドに戻ったのだった。




〜物語メモ〜

イェルカンシェル
シルバーの武器。属性攻撃力を上昇させることができる。無属性の場合は補正がない。

大炎球
マリンが使った魔法。炎撃の大きいバージョン。弾速は炎撃より遅いが、その分弾が大きく、炎の火力も高い。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。