私、支持率0%の職業でゲームにログインします。 作:バスタオル
場所…学校 中庭にあるベンチ
花蓮「そういえば結衣。次の新イベントの情報は見た?」
花蓮と結衣は中庭にあるベンチに座って話をしていた。
結衣「えっ?もう情報出たの?」
花蓮「うん。またプレイヤー同士で戦うやつだよ」
結衣「えっ、ギルドのみんなはどうなるの?敵?」
花蓮「ううん。同じギルドの人たちは味方だけど、今回のイベントはソロでやるやつだね。ただ同じギルドの人たちには攻撃は当たらないよってだけ」
結衣「どういう事?」
花蓮「ほら、これ見て」
タッタッタッタッ
花蓮はスマホを操作して結衣に画面を見せた。
結衣「うーん…第5回 イベント…あ、ほんとだ。あれ?でもモンスターを倒すって書いてるよ?」
花蓮「うん。でももう少し下を見て」
結衣「下?」
結衣はスクロールして下の文を読んだ」
結衣「今回のイベントはフィールドに出現しているモンスターを倒してポイントを獲得する形式となります。弱いモンスターから強いモンスターまでポイントは様々ですが、プレイヤー同士のバトルでもポイントを獲得することができます?」
花蓮「そう。同じギルドメンバーなら攻撃の影響は受けないけど、他のギルドの人には攻撃が通るようになっている。つまり、モンスターを倒さなくても稼ぐ方法はあるってわけ」
結衣「なるほど」
花蓮「ただ注意点があって…」
スーッ
花蓮はさらに下に書かれている注意事項を見せた。
結衣「?」
花蓮「なお、プレイヤー同士のバトルで負けた場合は獲得したポイントは全て没収され、勝ったプレイヤーに譲渡されますだって」
結衣「嘘っ!?」
花蓮「だからあまり気は抜けないよ」
結衣「確かに…これは頑張らないと…」
花蓮「私もレベル上げないとなぁ」
結衣「でもRGOってとても楽しいね!」
???「!」
花蓮「たしかに。他のプレイヤーがどんな職業でどんなスキルを持ってるのかってのも気になるし」
???「…」
中庭に続く廊下で2人の会話を聞いている人物が1人いた。その子は結衣が言ったRGOという言葉に反応して聞き耳を立てていた。
結衣「そういえば私ってもう花蓮にレベル追い越されてるんだよね…」
花蓮「まぁ私はこれでもゲームは得意だから」
結衣「いいなぁ…」
花蓮「結衣も頑張ったらいけるよ?」
結衣「うん…でもあまりレベル上がらないよね」
花蓮「まぁレベルが高くなると、その分必要な経験値も増えてくるよ」
結衣「はぁ…どこかいいレベル上げる場所や方法があればいいんだけど」
???「…あ、あの!!」
結衣「!!」
花蓮「!!」
突然その子は声をかけた。あまりの声の大きさに結衣と花蓮は驚いた。
???「わ…私…知ってます…その…」
結衣「…?」
花蓮「…?」
???「その…経験値…いい場所…狩りスポット…」
結衣「ほんと!?教えて!教えて!」
結衣は食い気味にその子に声をかけた。その子は結衣の積極性に驚いて少し萎縮した。
???「あっ…えっと…」
花蓮「ねぇあなた。名前は?」
美穂「えっと…美穂…です…
結衣「私は結衣!立花 結衣だよ!」
花蓮「私は小野寺 花蓮」
結衣「よろしくね!美穂さん!」
美穂「よ…よろしく…お願いします」
その子はやけにソワソワしていた。緊張しているのだろうか。
結衣「あ、それでそれで!どこ?経験値多い場所!」
美穂「えっと…第4層ならあそこがいいですよ」
結衣「あそこ?」
美穂「はい。あの…たくさん敵が出てくる場所なんですけど…えっと…名前忘れちゃいました…」
結衣「あらら…じゃあ今日教えてくれないかな?」
美穂「今日!?」
結衣「うん!イベントまでにレベル上げしたいから!」
美穂「え、えっと…はい…分かりました…」
結衣「やった!よかったね!花蓮!」
花蓮「えっ?あ、うん」
結衣「じゃあ夜の7時くらいにログインするね!」
花蓮「待って結衣。フレンド登録しないと誰か分からないよ?」
結衣「あ、そうだった…でもゲーム機持ってきてないし…」
花蓮「ねぇ美穂さん。プレイヤー名は何かな」
美穂「えっと…普通にmihoです…」
結衣「えっ?本名なんですか?」
美穂「はい…でもローマ字で…」
結衣「ねぇ花蓮…本名って大丈夫なの?」
花蓮「まぁ本来なら危ないけど仕方ないんじゃない?」
結衣「そうなんだ…」
花蓮「どんな服装してるのかな?」
美穂「えっと…少し赤みがかった服で…」
結衣「ふむ」
花蓮「職業は?」
美穂「あ…その…拳闘士…です」
結衣「けんとうし?」
花蓮「拳で戦う方かな?」
美穂「は、はい…」
結衣「分かった!私は魔物使いだからモンスターがいつも近くに立ってるんだ!一応広場にいるから7時くらいに声かけてね!私も見つけたら声かけるから!」
美穂「7時ですね…分かりました…」
花蓮「私は結衣の近くに立ってるから。槍持ってるから多分すぐ分かると思うけど私も見つけたら声かけるね」
美穂「は、はい…」
結衣「よしっ!じゃあ今日の7時に広場で!」
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場所…第4層 機械の世界 広場
あれから学校を終えた結衣と花蓮は約束通り、7時前に広場に来て美穂を待っていた。
アリシア「にしても初めてだね。拳闘士って」
ロザリー「確かに。今まで拳で戦うってコハクくらいしかいなかったもんね」
アリシア「うん!コハクくらい!」
ロザリー「確かに赤い服って言ってたよね。カンフーみたいな服装かな」
アリシア「えっ…?カンフー?」
ロザリー「拳闘士ってそんな感じじゃない?知らないけど」
アリシア「分かんない。コハクみたいな感じなのかな」
ロザリー「うーん…違うような…」
miho「あの…すみません…結衣さんと花蓮さん…ですか?」
アリシア「!」
ロザリー「!」
アリシアとロザリーは突然本名で呼ばれて驚いた。声のした方を見ると赤い服に赤い目、赤い髪をした女性が立っていた。全身赤色で揃えていた。
miho「あ、あの…美穂…です」
アリシア「あ、あぁ!美穂さんね…ビックリしたぁ…急に名前で呼ばれたから…」
miho「すみません…今後はプレイヤー名で呼びますね」
ロザリー「なんか…全身真っ赤だね…」
miho「はい。この装備、拳闘士にとって良いスキルと特性を持ってるんですよ」
アリシア「へぇ!どんなの?」
miho「これです」
ピッピッピッピッ
mihoはステータス画面を開いてアリシアとロザリーに見せた。
miho「特性は撃砕と分身、戦闘狂に挑戦者とコンボカウンター、スキルは爆裂拳と撃乱舞、神速に破壊神の加護と狂戦士の加護です」
アリシア「わわっ…全部見た事ない…」
ロザリー「分身は普通に分身だよね?」
miho「はい!分身は自分の分身を2つ作り出すやつです」
ロザリー「でもスキルじゃないんだね」
miho「はい!これは同じ特性にあるコンボカウンターと相性がいいんです」
ロザリー「これと?」
miho「はい!分身は自分の攻撃が10発、20発命中した際に分身を1つずつ増やすんです」
ロザリー「へぇ」
miho「それでこのコンボカウンターは攻撃を当て続けることで攻撃力とスピードが加算されていくって特性です」
ロザリー「あーなるほど…」
miho「攻撃を当て続けたらスピードも速くなってすぐに分身を作り出すことができるんです」
ロザリー「結構相性いいなぁ…」
miho「ですよね!ただ一定時間攻撃しなかったら分身は消えちゃうんですけど…」
ロザリー「でもまぁスピードを活かした戦い方ができるから問題なさそうね」
miho「はい!」
アリシア「よしっ!じゃあmihoさんの戦い方も見たいから一緒にレベルアップしに行こう!」
miho「はい!」
スタスタスタスタ
アリシア、ロザリー、mihoはとある場所に向かった。
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場所…遺跡
ここは第4層にある遺跡。遺跡の中は様々な機械が動いており、それぞれ守護する機械が存在する。強力だが経験値が高く、遺跡を出れば復活するのでレベル上げには最適。
miho「ここです!」
アリシア「おぉ…大きい扉」
ロザリー「遺跡?かな」
miho「はい!この中にいる機械たちが経験値高くておいしいですよ!ただ少し強いので負けることもあるんですが」
ロザリー「ちょっと見てみたいね」
アリシア「うん!mihoさんは何回も勝ってるの?」
miho「はい!私なら一人で勝てます!」
アリシア「あ、じゃあまずは見させてもらってもいいかな?mihoさんの戦い方!」
miho「いいですよ!任せてください!」
スタスタスタスタ
miho、アリシア、ロザリーは遺跡の中に入っていった。
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場所…遺跡内部
miho「ここが遺跡内部です!」
遺跡の中はなんか場所を移動できそうなテレポート装置があった。左右4つずつと真正面に1つあった。そして真正面の1つに関しては他のと少し色が違う。
アリシア「へぇ!何あれ!」
ロザリー「どこか別の場所に移動するやつかな?」
miho「そうです!左右の水色のテレポート装置どれかに立つと自動的にボスの部屋に転送されます。あの正面にある紫色のテレポート装置は1番強いモンスターがいますよ」
アリシア「へぇ!楽しみ!」
miho「結構強いので気をつけてくださいね。他のテレポート装置の先にいるモンスターも充分強いですよ」
アリシア「どんなのがいるんだろう!」
ロザリー「私の気になる」
miho「まずは私が得意な相手のところに行きましょう」
アリシア「いく!」
スタスタスタスタ
3人は右側の手前から3つ目のテレポート装置前に向かった。
アリシア「ここ?」
miho「そうです。あとはこの装置の上に立てばその場所に行けます」
アリシア「じゃあ行こう!」
スタスタスタスタ
3人はテレポート装置の上に立った。
ブゥゥゥゥゥン!シュッ!シュッ!シュッ!
3人は別の場所にテレポートした。
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場所…遺跡 第3階
シュッ!シュッ!シュッ!
3人は遺跡 第3階に転送された。
アリシア「あれ、さっきと同じ場所?」
そこはさっきいた場所とあんまり景色が変わらない場所だった。しかし1つ違う点があるとすれば、部屋の奥に別のテレポート装置があり、その前に何やらモンスターらしき機械が待ち構えていた。
miho「いえ、テレポート装置がありません。ここは3階なんですよ」
アリシア「あ、階層あるんだ」
miho「アリシアさんとロザリーさんはここにいてください。この線から出なければ攻撃を受けないので」
そう言いながらmihoは足元の白い線を指さした。この線を超えるとすぐに戦闘が開始されるようになっている。
アリシア「う、うん」
miho「…」
スタスタスタスタ
mihoは白い線を超えてモンスターに近づいた。
ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!
その瞬間、けたたましい警告音と同時に天井にある赤い警告灯が一斉に光りだし、部屋全体が赤い光に包まれた。
アリシア「わわっ!!何!?」
ロザリー「これはビックリするなぁ…」
miho「…」
スタスタスタスタ…ザッ!
mihoは少し歩いたところで足を止めた。
miho「…さて、行こうか!」
ビュン!タッタッタッタッ!
mihoは拳を構えてモンスターに接近した。目の前のモンスターは両手に斧を持っており、宙に浮いている。
miho「やぁぁぁぁぁぁ!!」
モンスター「…」
ピピピッ…ブゥン!!
モンスターがmihoをロックオンすると攻撃を開始した。
ガンッ!!ガンッ!!ガンッ!!
mihoはまず3回攻撃を入れる。モンスターは少し仰け反ったがすぐに立て直した。
miho「はぁぁぁぁ!!」
ドォォォォォォン!!
mihoは力を込めて攻撃した。しかしモンスターはmihoの攻撃を躱して斧を振りかざし、反撃した。
miho「!?」
ズシャッ!!
mihoはモンスターの攻撃を受けてしまった。
miho「うぐっ!!」
アリシア「mihoさん!!」
miho「あぁぁぁぁぁぁ!!」
ブゥン!!
mihoは力を込めて攻撃した。しかしモンスターはmihoの攻撃を躱した。
miho (なんか前のやつと少し動きが変わってる…?)
モンスター「…」
miho「こいつ…」
ビュン!
モンスターはmihoに接近した。
miho「来いっ!」
ブゥン!
モンスターは両手で斧を振りかざした。
ドォン!!
mihoはモンスターの攻撃を躱して反撃した。モンスターは少し仰け反ったが、硬い装甲に身を包んでいるため、あまり効果はなさそうに見える。
miho「爆裂拳!!」
ドドドドドドドド!!
mihoは素早い打撃でモンスターを攻撃した。
アリシア「すごっ…速っ…」
miho「よしっ…これで…」
ブゥン…
するとmihoの分身が現れた。
アリシア「あ!あれが特性にあった分身!?」
ロザリー「…」
miho「爆裂拳!!」
ズドドドドドドドドド!!
mihoは分身と一緒にモンスターに攻撃した。モンスターは大きく仰け反った。
miho「よしっ!当たった!!」
ブゥン…
するとまたmihoの分身が現れた。
miho「よしっ!行くよ!」
mihoは分身と一緒にモンスターを囲んだ。
ピピピッ!
モンスターは本体を探った。
miho「ここでやっつける!!」
mihoはここで決着をつけることにした。
miho「神速!破壊神の加護!狂戦士の加護!」
ブゥゥゥゥゥン!
mihoはスキル:神速でスピードが上昇し、スキル:破壊神の加護で攻撃命中時にHPが回復するようになり、スキル:狂戦士の加護で一定時間MPを継続消費する代わりに攻撃力が上昇するようになった。
miho「爆裂拳!爆裂拳!爆裂拳!」
ズドドドドドドドドド!!
mihoと分身は一気にモンスターを攻撃し始めた。
アリシア「うわっ!すごっ!!」
ロザリー「速い…数も多い…」
miho「爆裂拳!爆裂拳!撃乱舞!」
ドドドドドドドドドドドドド!!
mihoは容赦なく攻撃していく。その間モンスターは仰け反りすぎて攻撃できていなかった。
音声「コンボカウンターが上限に達しました」
miho「爆裂拳!爆裂拳!撃乱舞!!」
ドドドドドドドドドドドドド!!
mihoはMPが消費しきるまで攻撃を続けた。1秒ごとにMPが1減る仕様なので、mihoは約1分間ずっと攻撃し続けていた。
miho「はぁ…はぁ…はぁ…MP…切れちゃった…」
シュゥゥゥゥゥ…
mihoのスキル:破壊神の加護と狂戦士の加護も切れた。
モンスター「…」
ブゥン…ブゥン…ドゥンドゥン…
モンスターはまだ倒せていなかった。
アリシア「あれだけの攻撃でも倒せないなんて…」
ロザリー「確かに結構硬いね。モンスター」
miho「よしっ…あとは…」
ドカッ!ドカッ!ドカッ!
mihoはモンスターに軽く攻撃した。
シュゥゥゥゥゥ…
mihoが攻撃するとMPが少し回復した。
音声「特性:挑戦者が発動しました。攻撃時にMPが回復します」
miho「やぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!
mihoは続けて攻撃した。そのお陰で少しずつMPが回復していく。
miho「よしっ!溜まった!爆裂拳!!」
ズドドドドドドドドド!!
mihoは爆裂拳が使えるくらいにMPが回復したのですぐに爆裂拳を使った。爆裂拳は全部当たったのでMPも一気に回復した。
音声「特性:挑戦者の効果が切れました」
mihoのMPが全回復したので特性:挑戦者の効果が切れた。
miho「これで終わらせる!爆裂拳!爆裂拳!爆裂拳!」
ドゴ!ドゴ!ドゴ!ドゴ!ドゴ!ドゴ!ドゴ!ドゴ!
mihoは分身たちと一緒に最後の最後まで攻撃し続けた。
miho「やぁぁぁぁぁぁぁ!!」
バゴォォォォォン!!
mihoは爆裂拳を終えて最後の一撃を放った。
ジジジ…バリバリバリ!バゴォォォォォン!!
するとモンスターが爆発し、部品が周囲に散らばった。
miho「よしっ!勝てた!」
アリシア「あれ、モンスター爆発しちゃったよ?」
ロザリー「恐らく倒せたんだと思う」
アリシア「あ、あれで終わりなんだね。でも結構強そうだよね」
ロザリー「うん…あの手数でこれだけかかるなら強い方だね」
タッタッタッタッ!
バトルに勝ったmihoが走って戻ってきた。
miho「こんな感じです!」
アリシア「すごいねmihoさん!」
ロザリー「ちなみに経験値はどれくらいなの?」
miho「えっと…今私がLv.53で2回倒せばレベルが上がるくらいです」
ロザリー「お、結構ある」
miho「ちょっと強いですが、下手なモンスター倒すよりも効率的ですよ!終わってもすぐ入ればまた戦えますし、モンスターはさっきのやつだけではないので」
ロザリー「そういえばまだたくさん魔法陣があったね」
アリシア「じゃあロザリー!私たちに合う相手を探しに行こうよ!」
ロザリー「そうだね。結構経験値も美味しいし」
アリシア「やったー!」
miho「私も一緒に行ってもいいですか?」
アリシア「いいよ!行こう!」
スタスタスタスタ
アリシアたちは自分に合った相手を探すために色々な魔法陣に入っていった。
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あれからアリシアたちは全てのモンスターを討伐し、どこでレベルを上げるか話し合っていた。
ロザリー「私はやっぱり遠距離に弱いから近接系の相手が良かったよ」
アリシア「私はなんでもいいけどどうしよ…」
miho「なんでもいいなら1番経験値が高い1番奥の魔法陣とかならどうでしょう?」
ロザリー「確かに。どこでもいけるなら高い方がいいよ」
アリシア「やっぱりそうだよね」
miho「まぁアリシアさんの戦い方を見てると色々なモンスターがそれぞれに適した場所があるからオールラウンダーみたいな感じだよね」
アリシア「うん!みんな強いよ!」
ロザリー「そういえばmihoさんはどこかギルドに入ってるのかな?入ってなければうちのところに来る?」
miho「あ、すみません…もう入ってるんです」
アリシア「どこのギルド?」
miho「えっと、天明ノ帝です」
アリシア「…えっ!?」
ロザリー「…えっ!?」
ギルド:天明ノ帝はギルドマスター:ライン率いるギルドだった。他にもスレッドやマートンもいる強いギルドだった。
アリシア「えっ!?今まで見たことなかったよ!?」
miho「最近入ったんですよ。ラインさんに誘われて。それまでは一人でしてたんですけど、あるクエストをしていると、たまたまそこにラインさんが来て私の戦い方を見てギルドに勧誘してくれました」
アリシア「へぇ!」
ロザリー (遅かった…)
miho「あとで調べたら天明ノ帝って強いギルドらしいですね。そんなギルドに呼ばれて嬉しいです」
アリシア「じゃあいつか私たちと戦うことになるかもね!」
miho「はい!その時はよろしくお願いします!」
アリシア「うん!お互い頑張ろう!」
miho「そうと決まれば私、アリシアさんとロザリーさんに勝てるようにレベルアップしてきます!」
アリシア「うん!私もする!教えてくれてありがとう!」
miho「はい!それでは!」
タッタッタッタッ!
mihoはいつもの魔法陣に乗ってその場をあとにした。
アリシア「よしっ!次のイベント絶対勝つ!」
ロザリー「アリシア」
アリシア「ん?どしたの?」
ロザリー「次のイベント…あの子は気をつけた方がいいね」
アリシア「そうだね。絶対強くなってるよ」
ロザリー「あの子、一人であれだけの手数を武器にできるから油断できないね」
アリシア「うん。中々強いよ。あの子は」
ロザリー「よしっ。あの子に負けないよう私たちもレベルアップしよう!」
アリシア「うん!」
それからアリシアとロザリーは何度も同じ場所を周回してレベルアップを図った。そのお陰でアリシアはLv.60→Lv.63、ロザリーはLv.63→Lv.65に上がった。
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場所…広場
アリシアはレベルアップの後、広場来ていた。ロザリーはログアウトしたので仕方なく一人でプレイしていた。
アリシア「ふんふんふん♪」
アリシアはスザクと一緒に道を歩いていた。
アリシア「ねぇスザク」
スザク「はい。何でしょうか」
アリシア「スザクってさ、主とかいるのかな」
スザク「? 主様はあなたですよ」
アリシア「あ、違う違う。私の前の主だよ」
スタスタスタスタ…ピタッ…
スザクは立ち止まって空を見上げた。前を歩いていたアリシアは突然足音が聞こえなくなったのでスザクの方に振り返った。
スザク「…そうですねぇ。まぁ、いましたね」
アリシア「誰なの?」
スザク「…そういえばまだお会いしたことないですね。あの方はあらゆる防御を貫通する剣を持ち、あらゆる攻撃を反射する鏡を持ち、あらゆる相手から身を守るために命を13個に分けた人物です」
アリシア「え、何それ…そんなのいるの…?」
スザク「人間ではないのです。神様です。元々私たちはその方に仕えていました。ですがある時、主様がとある戦いで敵から私たちを守るために私たちを別の世界に飛ばしました」
アリシア「別の世界?」
スザク「はい。飛ばされている途中で私たちは離散しましたが、私とコハクは第1層で、セイリュウは第2層で、ゲンブは第3層で再び会うことができました」
アリシア「あ、別の世界ってそういう…」
スザク「まぁ、その方に仕えていたのは私たちの他にもう4人いましたよ」
アリシア「え?まだいるの?」
スザク「はい。私たちは四獣と呼ばれていますが、他の4人は俗に四霊と呼ばれている人たちです」
アリシア「四霊?なにそれ…スザクたちは四獣って呼ばれてるの?」
スザク「はい。私と白虎、玄武、青龍。この4人で四獣です。まぁ他に呼び方は様々ですが」
アリシア「あ、そうなんだ。全然知らなかった」
スザク「そうなんですね…まぁとりあえず残りの4人は麒麟、鳳凰、霊亀、応竜。これら4人が四霊と呼ばれています」
アリシア「へぇ、スザクたちはその人たちとなにか関係あるの?」
スザク「ま〜…私たちが一緒にいた頃は8人で喧嘩ばかりでしたよ。四獣VS四霊みたいな感じで」
アリシア「スザクってそんなに喧嘩する子なの?」
スザク「しませんよ。私は良い子ですから」
アリシア「だよね」
スザク「そういえば私たちが離散してから一度も会ってませんね。どこにいるのでしょうか」
アリシア「他の子たちに聞いたら分かるかな?」
スザク「さぁ?どうでしょう」
アリシア「出てきて。コハク、セイリュウ、ゲンブ」
シュゥゥゥゥゥ…
コハク、セイリュウ、ゲンブはアリシアの召喚に応えた。
コハク「 (´・ω・`)?」
セイリュウ「お呼びでしょうか。主様」
ゲンブ「お呼びでしょうか。ご主人様」
アリシア「ねぇコハク、セイリュウ、ゲンブ。四霊の人たちって今どこにいるのか分かる?」
コハク「 Σ( ˙꒳˙ ) 」
セイリュウ「えっ?」
ゲンブ「…?」
3人はアリシアの口から出てきた四霊という言葉に驚いていた。
セイリュウ「あの、主様…四霊をどこでお聞きになりましたか?」
アリシア「スザクが話してくれたよ?もしかして…聞いちゃダメだった?」
セイリュウ「いえ…ダメなことはありませんが…」
セイリュウはスザクの方を見た。スザクは何かを決心したような真面目な顔をしていた。
セイリュウ「…」
それを見たセイリュウは少し黙ってしまった。
コハク「 :(´◦ω◦`): 」
コハクはアリシアから出た四霊の言葉にまだ驚いていた。そんな中、ゲンブが口を開いた。
ゲンブ「四霊は私たちと一緒に生活していた人たちのことですよ」
セイリュウ「ゲンブ!」
ゲンブ「…主様は戦争から遠ざけるために私たちを別の世界に飛ばしました。その時、四霊たちも一緒に飛ばされる予定でしたが、あの人たちは私たちを先に飛ばし、自分たちは主様と残って戦争に参加しました」
アリシア「えっ…?」
ゲンブ「私たちは主様によって別の世界に飛ばされ、その後彼らと連絡は取っていません」
アリシア「そうなんだ…ちなみに戦争って何?」
スザク「…この話は長くなりますので、そこの椅子に座りましょうか」
アリシア「あ、うん」
スタスタスタスタ
スザクはアリシア、セイリュウ、ゲンブ、コハクに近くの椅子に座るよう促した。
スザク「…ある日突然、私たちの世界に穢れたモノが出現しました。あのモノは私たちの世界を我がものとするために私たちに戦争をしかけました。しかしあのモノは私たち四獣や主様のような神でさえ苦戦する相手でした。当時私たちはまだ未熟だったので主様から身を隠すよう言われていました」
アリシア「え、スザクたちが未熟な時ってあったの?」
スザク「私たちもあなた同様、未熟な時がありましたよ」
アリシア「へぇ、みんな強いからあんまりそんなイメージなかったなぁ…」
スザク「さっき話にあった四霊たちは私たちの兄弟子、姉弟子たちのことです。彼らは戦争中未熟な私たちを先に逃がし、自分たちは穢れたモノと戦ったのです」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ー回想ー
場所…???
ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!
とある場所でけたたましい警告音が鳴り響く。
音声「城内に穢れが侵入!城内に穢れが侵入!速やかに殲滅に向かってください!戦乙女や神々は穢れの殲滅に向かってください!」
タッタッタッタッ!
そんな放送が流れている中、ある人物が城内を走っていた。
???「朱雀…青龍…玄武…白虎…」
タッタッタッタッ!ガチャッ!!
その人はとある部屋にたどり着くと勢いよく扉を開けた。
鳳凰「朱雀!青龍!玄武!白虎!」
朱雀「お師匠様…」
青龍「鳳凰様!」
玄武「鳳凰様!」
白虎「鳳凰様…」
鳳凰「朱雀!青龍!玄武!白虎!今すぐ私たちと一緒に逃げますよ!」
青龍「鳳凰様!主様は!」
鳳凰「あの方は穢れを食い止めてくれています!あの方からみんなを逃がすよう命令を受けました!」
朱雀「そんな…主様は!!」
鳳凰「主様なら大丈夫です!もう穢れが中まで侵入してきてます!あれに触れたら自我を失います!4人を今すぐここから逃がします!」
タッタッタッタッ!
すると少しあとに3人の人物が現れた。
応竜「鳳凰!4人いるか!?」
霊亀「もう近くまで穢れが迫ってる!急ぐぞ!」
麒麟「みんな、急いで」
鳳凰「さぁみんな立って!今すぐここから逃げますよ!」
朱雀「お師匠様!逃げるってどこに!」
鳳凰「ここから少ししたところに主様が事前に転送用の魔法陣を作ってくれています!そこに逃げます!」
朱雀「主様が…」
麒麟「鳳凰!来たよ!」
鳳凰「さぁ早く!みんな立って!」
タッタッタッタッ!
朱雀たちはすぐに立ってその部屋から城の外へ脱出した。
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場所…???
朱雀たちは主が作った転送用の魔法陣に着いた。それは白色の魔法陣でとても大きく、大人数でも一度で転送できる優れものだった。
鳳凰「さ、朱雀、青龍、玄武、白虎。この魔法陣の上に立って」
朱雀「お師匠様はどうするんですか?」
鳳凰「私たちも一緒に行きます。主様からあなたたちを守るよう仰せつかっていますので。さ、早く」
バゴォォォォォン!!
その瞬間、城の方から爆発音が響いてきた。
鳳凰「!」
応竜「!」
霊亀「!」
麒麟「!」
朱雀「!?」
青龍「!?」
玄武「!?」
白虎「!?」
みんなが驚いて城の方を見ると城の一角から煙が上がっていた。
朱雀「主様!」
朱雀は煙の中で戦う人物を見つけた。その方は朱雀たちが主と慕っていた人物だった。その方は右手に剣を持ち、左手に鏡と周囲に勾玉を浮かせていた。
バゴォン!バゴォン!バゴォン!
さらに続けて爆発音が響き渡る。その方は煙の中に消えていった。
朱雀「主様…」
麒麟「鳳凰、穢れが来た」
鳳凰「!!」
麒麟が迫り来る穢れに気づいた。鳳凰もそれを確認すると、とあることを思いつく。
鳳凰「…麒麟、応竜、霊亀。少し頼みがあります」
応竜「なんだ?」
麒麟「何…?」
霊亀「…なんだ」
鳳凰は3人にある提案をした。3人は途中顔をしかめたが、鳳凰の意見に賛同した。
鳳凰「では、お願いしますね」
応竜「分かった」
麒麟「いいよ」
霊亀「あぁ」
朱雀「お師匠様…?」
鳳凰「朱雀、青龍、玄武、白虎。今すぐここから出ますよ」
朱雀「はい!みんな、魔法陣に」
青龍「はい」
玄武「うん」
白虎「うん」
スタスタスタスタ
朱雀、青龍、玄武、白虎は全員魔法陣の上に立った。
朱雀「お師匠様。全員乗りました」
鳳凰「よしっ」
ポワッ!
すると朱雀、青龍、玄武、白虎が白い光に包まれた。
朱雀「えっ!お師匠様!」
鳳凰「すみません朱雀。私は主様の命令をこの場で果たします」
朱雀「待って!お師匠様!!」
ザッ!
鳳凰は朱雀たちに背を向けて穢れに立ち向かうことにした。
鳳凰「麒麟、応竜、霊亀…魔法陣の転送が始まるまで私たちで食い止めますよ」
応竜「あぁ。任せろ」
霊亀「さて、師匠として最後の力を振り絞るか」
麒麟「やるよ。可愛い弟子のために」
朱雀「お師匠様!!」
鳳凰「朱雀…いつか私たちを救いに来てくださいね」
応竜「青龍。師匠の最後。見届けてくれな」
青龍「お師匠様…!」
霊亀「玄武。お前のことは俺が守ってやる。安心しろ」
玄武「師匠!」
麒麟「白虎。私、頑張るから。見てて」
白虎「師匠…」
鳳凰「いきますよ!応龍!麒麟!霊亀!」
応竜「おう!」
麒麟「うん」
霊亀「あぁ」
タッタッタッタッ!!
鳳凰たちは穢れに立ち向かった。鳳凰たちは自分の力をフル活用して転送完了までの時間稼ぎをした。
ポワァァァァァァァッ…
しばらくすると朱雀たちを包んでいた白い光が強くなった。
朱雀「待って!お師匠様!お師匠様!!」
バゴォン!バゴォン!バゴォォォォォン!!
鳳凰たちは穢れを食い止めるのに必死だった。朱雀の声は全く聞こえていなかった。
シュゥゥゥゥゥ!!
するとさらに光が強くなった。
朱雀「お師匠様!お師匠様!!」
ビキビキビキビキ!ドゴォン!
すると魔法陣を展開していた地面がひび割れた。
青龍「地面が!」
玄武「これ…マズイんじゃ…」
白虎「っ…」
シュゥゥゥゥゥ…ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!
すると朱雀たちは白い光に包まれて空高く飛んだ。
鳳凰「!!」
それに気づいた鳳凰は空を見上げた。
鳳凰「朱雀…みんなをよろしくお願いします」
応竜「よしっ!行ったか!」
他の3人も朱雀たちが空高く飛んだのに気づいて空を見上げた。
霊亀「玄武…しばらくの別れだ」
麒麟「白虎…バイバイ…」
ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!
朱雀たちは白い光に包まれて別の世界に転送された。
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場所…白い光の中
朱雀「お師匠…様…」
朱雀は遠くなっていく鳳凰たちから目が離せなかった。
青龍「朱雀…」
白い光は一旦別々に動いていたが、やがてひとつにまとまって大きな白い光となった。そうなることで朱雀たちは4人で同じ白い光の中に存在することができた。
玄武「私たち…どうなるんだろう…」
白虎「分からない…でも今の僕たちじゃ何も…」
朱雀「うっ…くっ…」
青龍「朱雀…」
青龍は朱雀の背中を摩った。朱雀は涙を零していた。それを見た青龍は少し心が締め付けられた。
玄武「…!」
玄武は白い光に違和感を覚えた。
玄武「これ…」
白い光が飛び立った時のように分裂しようとしていた。玄武は結界の扱いに長けているのでこういった異変にはすぐに気づく。
玄武「朱雀!青龍!白虎!」
プツン!
すると玄武だけが大きな白い光から分裂した。
白虎「玄武!!」
青龍「!?」
玄武「そんな…!みんな!!」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥ!
玄武は白い小さな光となって第3層に落ちていった。
白虎「そんな…玄武が…」
青龍「玄武…」
プツン!
すると今度は青龍の白い光が分裂した。
青龍「わっ!わわわっ!」
白虎「青龍!!」
朱雀「!!」
青龍「朱雀!白虎!!」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥ!
青龍は第2層に落ちていった。
白虎「そんな…青龍まで…」
朱雀「白虎…」
プツン!
すると今度は朱雀の白い光が分裂した。
朱雀「白虎!!」
白虎「待って!朱雀!!」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥ!
朱雀は第1層に落ちていった。
白虎「そんな…みんな…」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥ!
するとその直後に白虎の白い光も第1層に落ちていった。
ー回想ー
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場所…広場
スザク「それから私たちはそれぞれの世界に落ちていき、やがて主様と出会うことになりました」
アリシア「そ…そんな事があったんだね…結構壮大…」
セイリュウ「私たちが主様に会うまで結構時間かかりましたね」
ゲンブ「うん」
コハク「 (o・ω・))-ω-)) 」
スザク「すみません主様。少し話が長くなりましたね」
アリシア「ううんいいよ。最初に長くなるって言ってくれてたし」
スザク「私たちは主様とお師匠様たちを助けに行きたいです」
アリシア「分かった!それ協力するよ!」
スザク「えっ?」
アリシア「私はみんなの主だよ!ロザリーたちにも協力してもらお!」
スザク「…ありがとうございます。主様」
アリシア「よぉし!そうと決まればスザクたちのお師匠様や主を助けるためにいっぱいレベルアップしよう!」
スザク「はい!」
セイリュウ「はい!」
ゲンブ「うん!」
コハク「 \( *°ω°* )/ 」
アリシアはスザクたちの話を聞いて、より一層レベルアップに力を入れることにしたのだった。
〜物語メモ〜
miho
アリシアとロザリーと同じ学校に通っている女の子。ゲーム内の職業は拳闘士。ギルドはライン率いる天明ノ帝。
職業:拳闘士
高い攻撃力とスピードを誇る職業。手数が多く、攻撃頻度も多い。拳の他に爪なども装備できる。全体的にMPの消費が少なく、覚えるスキルも消費MPが少ない。得られる特性にMP継続消費が多く、同じ技を連発することができる。
特性
撃砕:分身が消えた時、一定時間防御無視の攻撃を繰り出すことができる
分身:自身の攻撃命中回数によって自身と同じ性能の分身を作り出す(最大2人まで)
戦闘狂:HPとMP共に1割を下回った時、1度だけHPとMPが全回復し、継続的にHPとMPが消費するようになる。この間あらゆる攻撃を無効化し、HPが1、MPが0になった時に効果が切れる
挑戦者:MPを全て消費しきった時、攻撃時にMPが回復するようになる(MPが全回復すると効果が切れる)
コンボカウンター:攻撃を当て続けることで攻撃力とスピードが上昇する(最大20%)
スキル
爆裂拳:素早い打撃を繰り出す
撃乱舞:素早い蹴り技を繰り出す
神速:スピードが上昇する
破壊神の加護:攻撃命中時にHPが回復するようになる
狂戦士の加護:MPを全て消費しきるまで時間経過でMPを継続消費する代わりに攻撃力が上昇する
四霊
スザクたちの兄弟子と姉弟子たちである鳳凰、応竜、霊亀、麒麟のこと。
鳳凰はスザクの師匠
応竜はセイリュウの師匠
霊亀はゲンブの師匠
麒麟はコハクの師匠
穢れたモノ
朱雀たちの住む世界を襲撃したモノ。