お金の力で世界を救ってあげます!   作:みずち

32 / 202
一日の終わり

 

そんな感じで、街の中をコメント欄の皆を引き連れるみたいな感じでいろいろ散策した。いくつか評判の良かった場所があったので次回以降の参考にしようと思う。

 

ただなー、このグリッドの街辺境のそれほど大きくない街だからなー。飽きられるのも割と早そうなんだよなぁ。まだとらぬ狸の皮算用になるかもしれないけど、割と早い時期にもう少し大きな街にする事も検討しないといけないかなぁ。

 

それともとっとと戦闘系か逃走系のスキルを身に着けて、街の外での配信を出来るようにするか。うーん、どっちがいいかな? 難しい! しばらく視聴者の傾向をみるしかないかな、継続的に支援を受けれそうな気配があるなら街移動、そうじゃなければスキルを身に着けて後はやり繰りするか。

 

ちなみに街案内が終わった後は宿に戻って、普通に過ごした。うん、生活があるからね、ずっと配信意識して動いているわけにもいかない。いや配信はずっと続けてるんだけどさ。

 

ご飯食べて、水浴びして──いつもはここは映さないんだけど、(ほぼ)常時配信を謡っているいるのに実質初回配信からがっつり席を外すのはアレだと思ったんで、初回限定という事で水浴び場にもカメラ持ち込んで会話は続けた。あ、勿論この時はサウンドオンリー(壁映してた)だよ、BANされるからね。

 

ただ映像は一切映っていないのに結構コメント欄でヒートアップしているのを見て、男って……と思ってしまった。いや俺も男だけど。確かに(外見上は)美少女が全裸で水浴びしている状況ではあったんだけど、環境音だけでよくそこまで興奮できるもんだとおもう。

 

んで、残りは部屋に戻って雑談配信。この世界の話をしたり、以前の俺の話をしたり、後"見せ"だけの為に覚えた<<ライト>>の魔法を使ってみたり。そんな感じで過ごしている内に夜は更けて──

 

『あ、視聴者500人超えてるじゃん。おめでと~』

「あ、マジだ! すげぇ!」

 

コメントに気づいて視聴者数表示を見ると、503人という人数が表示されていた。

配信を続けている内に徐々に増えていってはいたけど、まさか500人も行くとは。

 

「当初想定していた倍くらい人数が来てくれたんだな。みんなマジでありがとう!」

『500人くらいで喜んでいるの可愛い』

「いやいや、俺一週間前までは平均して20人前後くらいしか視聴者いなかったからな?」

『あー、元男ってのが本当なら個人勢のゲーム配信者だとそんなもんか』

『元動画勢だったりするとその動画から人が流れ込んだりするけど、配信しかしてないならそうかもねぇ』

「そうそう、そんなもんそんなもん。俺別にゲームめっちゃうまいとかいう訳でもないしな。なんでめっちゃうれしいよ」

『チャンネル登録もそろそろ900に届きそうだな』

「ホントだ……ありがてぇありがてぇ」

 

開始前からすでに200人くらい増えている。視聴者の数を考えると結構な割合で登録してくれているみたいだ。とりあえず今日の配信内容が悪くなかったと考えてもいいかな。

 

ただチャンネル登録してくれたからって、継続してみてくれるとは限らない。もし見てくれるなら俺のチャンネルだって常時視聴者3桁いってたハズだしな。だから今後はこの増えた登録者達が継続してみてくれるように頑張らないと……。

 

といっても、常時配信な以上常に何かし続けるのは無理なんですけどネー。

 

今も正直結構眠い。ただ視聴者数増加傾向の間は起きていたいんだけど……。

 

『そろそろ眠い?』

 

500人超えしてからもう少しの間雑談をした後。小さな欠伸をしたのに気づかれたらしい、コメント欄でそう聞かれた。

 

「うん、少し。最近割と健康的な生活してたからなー。今そっち何時?」

『11時ちょっと過ぎたところだよー』

 

配信開始してから一日の三分の一くらいが経過したのか。

さすがに今日はこれまでの配信に比べて緊張で力が入っていたので、結構疲れを感じる。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。