俺の名前は紅林二郎。
「おいデク!まだヒーローになりたいとかぬかしてんのか!?アン!?」
「は、離してよ...........かっちゃん」
校舎裏で偶然イジメの現場を目撃しちまった中学一年生だ。
俺は中学1年のガキなのだがある秘密がある。
実は俺は転生者なのだ。
俺は前世では学生時代に喧嘩三昧の日々を送っていた。
そのせいというのは少し語弊があるかもしれないがそのせいで
勉強のほうはからっきしだった。高校はなんとか卒業したがフリーターとして社会の路頭に迷うこととなった。
おれは堅気のはずなのだがなぜかヤクザ、反グレ、アサシンとの戦いに巻き込まれてしまう。
だが俺は曲がったことが大っ嫌いだ。だからどんな敵でも立ち向かってやった。
しかしそんな生き方したせいか、俺はとある敵に殺されちまった。
たしかあれは東北最大のマフィア戒炎のボス我妻に久我のやろうと挑んだときだった。
あの時俺は我妻に胸を刺されてしまった。そういえば久我のやろう柄にもなくすごくないてたっけ?
「おい!紅林しっかりしろ!!」
久我が血を吹いて倒れている俺の体に近づく。
あいつの涙が俺の顔面にポタポタと落ちてきた。まさかここまで悲しんでくれるなんてな。
「はっ............まったく。まさか俺を............看取ってくれる奴が……
おまえとはな」
「くそ。まだ俺ら決着つけてねーだろ……。どうしてくれるだよ............
クソ、畜生............」
ああそうだったな。
決着つけたと思ってたあの公園での喧嘩もお互い負けたって勘違いしてたっけ?
「ハハハ………。悪いな、けどもうお別れだ」
瞼が重くなってきやがった。もう限界だ。
「おい............おい!!紅林!?紅林ーー!!」
俺死ぬのか。でも意地は死ぬまで押し通し続けることはできたんだ。悔いはない。
潔くあの世に行ってやろう。
俺の意識は暗闇に包まれた。
俺は気がつくと暗い闇の中をさまよっていた。
なんだここは?なにもみえない。
そう考えていると闇の中に一筋の光が見えた。
俺はその光に向かって進んでみる。
「おめでとうございます!元気な男の子ですよ」
ん?俺は自分の体を見る。するとおれの体は赤ん坊になっていた。
な、なんだこりゃーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
「そういえばあれから13年も経つのか…......」
俺は公園のベンチに座り桜の咲く木を眺めながらそう呟いた。
まあ最初に言った通り俺は前世の記憶をもったまま転生しちまったわけだ。
そしておれがこの世界に転生してから13年の月日が流れた。
そう俺は今日中学1年生になったのである。
しかもここは以前いた世界とは大きく違い何やら、個性と呼ばれるすごい力を世界中の
人達がもっているらしい。
ん?俺に個性はあるのかって?あるぞ。俺の個性は............
「おーい!紅林!!」
ああ。面倒なやつが来ちまった。
とりあえず相手してやらないとな。俺はとりあえずベンチから立ち上がる。
「なんだよ西城。喧嘩はもうしねーぞ」
「なんでだよ!前世のリベンジだ!!」
こいつの名前は西城秀郎。おれと同じく転生者だ。
前世での関係は、まあ腐れ縁というやつで、学生時代に一回喧嘩で負かしたら何回も俺にリベンジしに来た奴だ。
まあそのたびにワンパンで返り討ちにしてやったんだが。
「まあいいだろう!今世での学校生活で漢を磨き必ずお前を倒してやるぜ!!」
「はあ。俺はもう真面目に中坊として過ごしたいんだがな..........お前も真面目に生きたらどうだ」
学力での後悔はもうしたくねーしよ。まあ前世での知り合いがいるってのは
少しうれしかったりする。
その日俺は授業が終わり帰ろうと思っていたが、西城がまた絡んできやがった。
「おい、いい加減しろよ西城。俺は喧嘩はしたくねーんだって」
「おいマジで言ってのか!?あの紅鬼だった頃のお前はどこいっちまったんだ!?」
クソしつこい。俺はとにかく逃げることにした。あと紅鬼ってやめろよ!!
俺にとってはすごい黒歴史なんだからな!!
俺は学校の校舎裏まで逃げていた。
「ハアハア。なんとか、まいたか」
まったく厄介な奴とダチになったな。あいつも前世の記憶あるなら
真面目に生きようとかおもわないのか?
そう思いながら帰ろうとしたその時……
「おいデク!まだヒーローになりたいとかぬかしてんのか!?アン!?」
「は、離してよ。カっちゃん」
どこからか怒鳴り声が聞こえた。
俺は気になり声がした方に向かう。すると5,6人の不良らしき奴らが
緑髪のやつを囲んでいた。これは明らかな集団イジメだ。
厄介ごとには関わりたくないが、生憎弱い者いじめを見て見ぬふりを
する気はない。
「おいおまえら何やってんだよ」
「あん!?なんだテメー!関係ねー奴は失せろ!!」
ウニ色髪の不良が俺を威嚇する。だがしょせん中坊の脅しだ。
俺は気にせず言葉をぶつけた。
「知るか。多数で一人をイジメやがって、ダセーことしてんじゃねーよウニ頭野郎」
「んだと!?ぶっ殺す!!」
その時やつの拳が俺の頬を捉える。俺はあえてその拳を受けてやった。
拳を受けて平然としてる俺をみて奴らは少し驚いていた。
「あわわわ…。ど、どうしよう……」
なにやら緑髪の奴は真っ青になっていた。別に大したことないんだがな。
とりあえず俺は奴に問いかける。
「おい。なんでそいつにそんなことしてる?」
「はっ!こいつはヒーローになりたいとか馬鹿な
ことほざいてやがるから現実をみせてやろうとしたのさ。
ゴミの木偶の坊じゃヒーローなんかになれないってな!!
だからいい加減失せやがれ!!」
奴は今度は俺の腹に膝蹴りを食らわせた。
だがこんなのは痛くも痒くもない。
「先に手を出したのはテメーだからな。後悔すんじゃねーぞ」
俺は怒りのオーラを身にまとい奴を睨みつける。
夢や目標を持つ人間を馬鹿にし、挙句の果てに木偶の坊と
罵るなんざ、そんなことお天道様がゆるさねー!!
「おい。必死に歯を食いしばれこの野郎」
「は?なにいって……」
「おら!!」
「グエ!?」
俺の右ストレート奴の顔面に炸裂する!奴は体を3回転程し、地面に仰向けに倒れこんだ。
「ガっガ、なんてパンチだ。くそ............」
「お、おい!かつき!気絶しちまってる!?」
「おい嘘だろ!?」
ほかの奴らは面白いぐらいに真っ青になってやがる。
「おい。てめーらも同罪だ。歯食いしばれ」
「「「「「ヒヒイ!!」」」」」
「まっまてくれ!俺たちは別に............」
「人の夢をわらってんじゃねー!!」
「「「「「ギャーーーーーーーー!!」」」」
こうして俺は不良どもを全員ボコボコにしてやった。
まあいじめられてた張本人はなにやら複雑な表情をしていたが。
「おい大丈夫か?」
「う、うん」
「俺は紅林二郎だ。お前名前は?」
「み、緑谷出久です。助けてくれてありがとう」
これが俺と出久の 馴れ初めだった。
そしてこの出会いは俺とこいつの運命を大きく変えていくことになるのを
おれはまだ知らなかった。
目に留めていただきありがとうございます。
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あとヒューマンバグ大学好きな人は推しキャラもよかったら
是非教えてください。
ちなみに自分は紅林が好きです。