紅鬼のヒーローアカデミア   作:0101シュート

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今回は少なめです。


覚悟を決めろ!

俺の名前は紅林二郎。

 

「おまえら行くぞ」

 

バラバラに散らばってしまったA組との合流を目指す

ヒーロー科の1年生だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴィランの襲撃によって俺たちはUSJの色んなエリアに飛ばされてしまった。

そして出久が飛ばされてしまったエリアは...........。

 

 

 

 

 

山岳エリア

 

「ここは!?まさかあの黒いモヤはワープゲートだったのか?

いや。今はそんなこと考えている場合じゃない。麗日さん大丈夫?」

 

「大丈夫だよ!」

 

出久は麗日と一緒に山岳エリアに飛ばされてしまっていた。

二人もみんなとの合流のためにその場から移動しようとする。しかし...........

 

「おい!ガキ二人見つけたぞ!!」

 

「よし!ふたりともなぶり殺しだ!」

 

ヴィランたちが二人の目の前に現れたのだ。ヴィランの数人は刃物を取り出す。

その刃物を見た出久の脳内にあの記憶が蘇る。

 

(は、刃物だ............。ど、どうしよう?あれで刺されたら、吐く程度じゃ済まない............)

 

出久の頭をよぎったのはあの対人訓練の時の記憶。

あの時出久は小峠先生に木製のドスで思いっきり腹を刺されてしまった。

その時の痛みは出久のトラウマになってしまっていたのだ。

 

 

(体の震えが止まらない!これじゃあ戦闘は無理か!?

逃げないと!いやこの状況で逃げ切れるのか!?)

 

出久の思考がなかなかまとまらない。その時麗日が出久の服の袖を掴んだ。

 

「デ、デク君............。ど、どうしよう............?」

 

出久が麗日の方に目線を向ける。彼女は今にも泣きそうな顔で

体を震わせていた。

 

(麗日さん............。そうだ!怖いのは僕だけじゃない!

麗日さんだって怖がってる。今麗日さんが今頼れるのは僕だけなんだ!!)

 

「やってやる!やってやる!!」

 

その時出久の目に狂気が宿る!

 

 

 

 

「何ブツブツ言ってんだ?クソガキ!」

 

「頭おかしくなっちまったか!?やっちまえ!!」

 

ヴィランたちが一斉に襲い掛かる!しかし出久も応戦するために

ヴィランたちに突っ込んで行く!!

 

「スマッシュ!!」

 

「グオ!?」

 

出久がヴィランたちに拳を叩き込んでいく!

 

「クソ!死ね!!」

 

一人のヴィランがナイフを構えて出久に突っ込んで行く。

出久はそいつに恐怖を感じるもその感情を押し殺す!

 

「う!?うわーーー!!!!!」

 

出久はぎりぎりで避けてそいつの腕に思いっきり蹴りを食らわした!

 

、グキ!!

 

「ぎゃーーーーーーーーーー!!!」

 

奴の腕はえぐい角度に折れ、ナイフを地面に落とす。

 

 

 

 

「ひ!?」

 

麗日の悲鳴が出久の耳に入る。悲鳴の聞こえた方を見ると

麗日が3人のヴィランに襲われそうになってしまっていたのだ。

 

「やめろ!!麗日さんに手を出すな!!」

 

出久は地面に落ちているナイフをとっさに拾い麗日の所に向かう。

 

「は!!」

 

「「「ギャ!?」」

 

出久は奴らの後ろに回り、ナイフを振って三人の足の付け根を切り裂いた。

飛び散った血が出久の腕にかかる。

三人のヴィランは足を抱えてその場にうずくまった。

 

「痛てー!このクソガキ!」

 

「く、狂ってやがる」

 

それを見た残りのヴィランたちは出久の行動に恐怖し

バツの悪そうな顔で逃げっていった。

 

 

 

 

 

 

「デク君ありがとう!助かったよ............デク君?」

 

出久は血に染まったナイフを両手で握り、体を震わせていた。

 

「ひ、人を、人をナイフで傷つけた............。

ひ、人の足をナイフでき、切り裂いた。ぼ、僕は、僕は...........ひどい奴だ」

 

出久はとっさに人をナイフで切りつけた自分に恐怖していた。

人を刃物で傷つける。この体験は出久の心に深い恐怖心を

与えていのだ。気が付けば目にも涙が溜まっていった。

 

「デ、デク君!」

 

麗日が出久の血がかかった両手を強く握りしめた。

 

「デク君はなにも悪くないよ!私を助けるためだったんだったんしょ?

だからそんなこと言わんといて!」

 

「麗日さん............うう...........」

 

出久はその言葉に涙した。手を汚した自分を励ましてくれた

麗日が自分にとってとても救いになったのだ。

 

 

 

 

 

「ありがとう麗日さん。泣いてる場合じゃないよね!

はやくみんなと合流しなきゃ!」

 

「うん!そうだね!」

 

(このナイフは............一応持っていこう)

 

出久はナイフをズボンの横にある収納スペースにしまう。

麗日と出久はその場から移動した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして二人は山岳エリアを脱出し、施設の真ん中にある噴水広場にたどり着く。

そこで二人は恐ろしい光景を目にした。

 

「ひ!?」

 

「あ、相澤先生?」

 

 それは腕のマネキンを顔に着けているヴィランの個性によって肘を破壊されてしまい、

脳ミソを剥き出しにした巨大な怪人に組み伏せられた相澤先生の姿だった。

捻り上げられた右腕は歪に変形し、手首から先は力なく垂れ下がっている。

 

その時黒いモヤのヴィランがその場に現れた。

 

「死柄木弔」

 

「黒霧、13号はやったのか?」

 

「行動不能にはできたものの散らし損ねた生徒がおりまして…............一名、逃げられました」

 

「…はぁ?黒霧、おまえ…ワープゲートじゃなかったら粉々にしてたよ。さすがに何十人ものプロ相手じゃ敵わない。今回はゲームオーバーだ。」

 

 

 

 

 

「え?帰るのか?こんなあっさり」

 

(オールマイトを殺したいんじゃないのか!?これで帰ったら雄英の危機意識が

高まるだけだぞ。ゲームオーバー!?一体何を考えて..........)

 

「けどその前に、平和の象徴の矜持を少しでも…」

 

 奴は一瞬で出久たちの下へ近づき、手を伸ばす!

 

「へし折って帰ろう!」

 

その瞬間麗日の目の前に奴の腕が迫る。

 

(ア、アカン。怖くて体が動かない..........)

 

「麗日さん!!」

 

出久は奴の腕を止めるために動き出そうとするも

やつの動きの方が速くとても間に合いそうにない!

このまま麗日が殺されると誰もが思ったその瞬間!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

銃声が鳴り響いた!

 

「が!?ごは!?」

 

(な、なんだ!?背中が............!?)

 

その瞬間奴の動きが止まり、口から血を流す。奴が後ろを

振り向くとそこにいたのは小峠先生だった。

 

「外道のクソガキが!死にやがれ!!」

 

小峠先生が更に引き金を引き、やつに弾丸を放つ!

しかし黒いモヤのヴィランが撃たれた奴を

守るように囲う。

 

「死柄木弔!!大丈夫ですか!?」

 

「痛ってーなクソが!!大丈夫なわけないだろう!!

おい脳無!!あのクソ野郎をぶち殺せ!!」

 

脳無はやつの指示を聞くと相澤先生を手放して

小峠先生のもとに走っていく!

 

「チッ!はえーなクソが!!」

 

小峠先生は後ろにバックステップを取る!

しかし脳無の動きの速さがそれを上回り一気に小峠先生の

前に移動した!

 

「な!?」

 

脳無が小峠先生の腹にでかい拳を直撃させる!

それを受けた小峠先生は血を吐きながら吹き飛ばされた!!

 

「ぐは!?」

 

小峠先生は地面に背中から落ちる。

 

 

(クソが!体が痙攣して動かねー!!)

 

 

 

 

「小峠先生!!」

 

出久は倒れた小峠先生の元に走る。

 

「小峠先生!大丈夫ですか!?」

 

「み、緑谷..........俺にかまうな。麗日を連れて早く逃げろ..........!!」

 

小峠先生が出久に見せたのはまさに鬼の形相。

普通の生徒ならおびえて先生に従うだろう。

しかし出久は............。

 

「いやです!僕は先生を見捨てたくありません!!」

 

「な!?」

 

「僕にも意地があります!ここであなたを見捨てたら僕は

一生ヒーローをなのれない!!」

 

出久はナイフを取り出し構えた。

 

(すごく怖いけど!僕の憧れた彼なら!二郎君なら

絶対逃げない!!)

 

出久が見せたのは揺るぎない覚悟!

自分の意地を貫き通すという気迫!

出久はここで一歩、修羅の世界に一歩足を踏み入れた!




唐突に伊集院みたいなことをしだした出久。
今後彼のメインウエポンになるのは..........?
おっとこれはまだまだ先のお話。
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