紅鬼のヒーローアカデミア   作:0101シュート

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今回は心操の過去編です。


騎馬戦と思い出

俺の名前は心操人使。

 

「........誰と組もうかな?」

 

騎馬戦の相手を探して歩いている雄英高校普通科の一年だ。

 

 

 

雄英高校体育祭第二種目である騎馬戦。この競技では2~4人で

チームを組まないといけない。

俺の個性は洗脳。俺は他人を利用しないとこの競技突破できない。

誰と組もう。とりあえず俺の個性のことを知らない奴と組みたいな。

そんなことを考えていると久我がとある二人を連れて俺に声を掛けてきた。

 

「なあ人使。俺たちと組まないか?」

 

「え?や、やめとけよ。俺なんかあんま戦力には........」

 

「そんなの関係ないよ。いいから頼む!俺たちと組んでくれ」

 

「........わかったよ」

 

そこまでいわれたら断る気になれなかった。俺は虎徹たちと組むことにした。

 

虎徹が連れてきたメンバーは紅林二郎と鉄哲徹鐵。

この二人のことはよく覚えている。廊下で紅林が怒鳴ってるのを

目の前で見ていたし。それに紅林二郎。こいつは虎徹と

同じく転生者らしいからな。

 

 

 

 

 

「久我。お前がメンバー選んだが、なんか作戦があるのか?」

 

「ああ。とりあえず俺は身体能力の高さでお前らを選んだ。

俺、紅林、鉄哲は下につく。俺らの身体能力なら最強の馬になれるはずだ。

だけどそれは完璧に息を合わせたときの話だ。いきなり

息を完璧に合わせるって言っても多分無理だろう。だから上に人使を乗せる」

 

「え?」

 

「人使。お前は俺らを個性で洗脳させろ。お前が俺らをコントロールすれば

完璧にシンクロさせて行動できるはずだ」

 

「ま、待てよ。いいのかよお前ら?俺に操られるんだぞ?」

 

「何言ってるんだよ。組織が一丸となって勝つために全員が最適な形で全能力を発揮する。

それはどこの業界だって同じことじゃねーか」

 

その言葉を聞いた鉄哲と紅林もその作戦に賛同した。

 

「そうだ!組長の言う通りだぜ!」

 

「そうだな、心操よろしく頼むぜ」

 

俺は少し気恥ずかしさを感じながら頬をかく。

 

「わ、わかったよ。俺のせいで負けても知らないからな」

 

「ああ。大舟に乗った気でいろ!」

 

 

 

虎徹。お前は何年たっても変わらないな。いや当然か..................。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺と虎徹が出会ったのはたしか小学4年の頃だった。

みんなの知ってる通り、俺の個性は洗脳。だからクラスのみんなはいつも

俺に操られるんじゃないかと距離を取っていた。別にいじめられたわけではない。

けど俺は気が付けばいつも孤独になっていた。

そんなある日の休み時間。俺が机で一人寂しく本を読んでいた時だった。

 

「なあ。心操だっけ?よかったら俺たちと外で遊ばないか?」

 

「え?い、いいのか?」

 

ある日を境に虎徹が俺にしゃべりかけるようになってきたのだ。

俺はとてもうれしかった。俺の中で友達って呼べる奴が出来たのだから。

けど俺は疑問に思っていた。

なぜあいつが俺を気にかけてきたのかわからなかったんだ。

 

 

 

 

 

 

俺はある日、夕方の河川敷の草原で寝転がっている虎徹に聞いてみたんだ。

 

「なあ虎徹。なんであの時俺に声を掛けてくれたんだ?」

 

「ん?えっとな.........ん~」

 

虎徹は上半身を立たせ。頭をかきながら少し唸る。

喋る内容が定まったのかアイツは語りだした。

 

「言っちゃなんだけどさ。あの時お前周りか避けられてじゃねーか。

なんか放っておけなかったんだよ。クラスから避けられてるお前が」

 

すると虎徹は真剣に語りだす。

 

「俺もさ、クラスというかいろんな人たちから避けられてきた。

社会からはじき出されてたんだわ。まあ色々荒れたことをしてたからな。

俺の場合は自業自得だし文句はねー。

けどさお前は別になにもしてねーじゃん。お前は世間からはじき出されるようなことを

一切してないのに周りから避けられてる。なんか許せなったんだ。

だからせめて俺は受け入れてやろうって思った。世間から白い目で見られる辛さはよくわかるからな」

 

「虎徹..................いやお前小学生だろ」

 

「あ。そ、そうだったなアハハ。.........その.........なんだ

別に信じなくてもいいんだがよ。俺実は転生者なんだ」

 

「は?」

 

虎徹は俺に突然衝撃的な告白をしてきた。久我虎徹。どうやらこいつは

前世では京極組の極道だったらしい。極道として色んな修羅場を経験して

来たとのことだ。普通ならこんな話信じないだろう。けど.........。

 

「まあそのなんだ。お前は友達だし.........信じるよ。その話」

 

俺の言葉を聞いた虎徹は ”そうか” と嬉しそうに笑った。

その後俺たちは同じ中学、同じ高校に通った。

 

俺はヒーロー科には入れなかった。けど虎徹はそんな俺を見捨てず

空いた時間に戦闘の特訓に付き合ってくれた。あいつの戦い方からは色んなことを

学んだ。だから俺はこの体育祭でヒーロー科への道を切り開いて見せる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

馬は右に虎徹。左に紅林。真ん中に鉄哲。そして騎手は俺だ。

 

「さあお前ら行くぞ!!」

 

「「「おう!!」」」

 

俺はその返事と共に三人を洗脳した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

「紅林!!あの時は本当にすまなかった!!!!」土下座

 

「お、おい!?なにやってんだ!?」

 

「鉄哲はこの前のこと気にしてるんだよ。まあ許してやってくれなーか?」

 

「.........俺だけじゃなくみんなにも後で謝ってくれ。そうしたら許す」

 

「わかった!!A組のみんな~~~~~~!!!この前は本当にすまなかった~~!!!!!!!」

 

 

「「いやうるせえ!」」

 

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