第七試合である飯田VS発目の試合。この二人の間、数十分前とある取引が
行われていた。
「飯田さんお願いです。ここまで来た以上対等だと思うし、
対等に戦いたいのです!だからこのサポートを装備してください!!」
「なるほど。君のスポーツマンシップには関心した!ならば有難く........ん?」
その時飯田の頭にとある記憶が蘇る!その記憶は訓練中に野田先生が
言っていたとある言葉だった。
『飯田。いずれ人を導く側になりたいのならいいことを教えてやる』
『なんと!?それはどういったものでしょうか!?』
『まず戦場では敵だろうが味方だろうが関係なく全員を疑え。
その場にいる人間全員を人の皮を被った侵略系宇宙人だと思うのだ!』
『な!?敵はわかりますが味方を疑うなどみんなを導くものとしてふさわしくな........』
『焦るな、威張るな、腐るな、怠るな』
野田先生は飯田の眼球の前にアイスピック近づけ針を向ける。
飯田は恐怖で言葉を続けることが出来なかった。目の前の針にゴクリと固唾を飲む。
飯田から汗がにじみで出始めるなか野田先生が言葉を続けた。
『疑うってことは周りをちゃんと見たり、常に最悪の事態に備えるってことだ。
周りを疑い続けるってことは自分はもちろん、周りの人間を守ることにも
つながるのだよ。ドウユアーアンダースタンド?』
『な、なるほど........理解しました』
(そうだ。なぜわざわざ僕に装備を渡す必要がある?一体なんのメリットが?
よくわからないがもしかしたら彼女はなにか企んでる?)
「す、すまない。君の提案は断らせてもらう」
「え?な、何でですか!?」
「悪いが君の言ってることが信用できない。騙そうとしてるなら僕はもう行く」
「え........?」
飯田はそういうとその場から立ち去ろうとした。
「ま、待ってください!」
しかし発目は飯田の服の袖を掴む。飯田が振り向くと発目は
申し訳なさそうな顔で俯いていた。
「そ、その騙そうとしてごめんなさい。ちゃんと理由を話すので
私の話を聞いて頂けませんか?」
飯田は少し悩んだが発目の話を聞くことにした。
話をきくとどうやら彼女は飯田を自分の開発した
サポートアイテムの実験台およびアピールの道具にしようとしたらしい。
「君........なんていうか強欲な人だな。あまり人として褒められたものではない」
「う........返す言葉もありません。なんというか、あなたなら簡単にだまされると思って」
「君、ひどいくないか!?」
「ですがちょっと頭が冷えました。今回のことはちゃんと反省しますね。
っていうことで今回の戦いは棄権させていただきます」
「え!?いいのかい?貴重なアピールの場だろう?」
「はい。ですが今回は自分への戒めのためです。なんというかあなたにも
申し訳なくて........まあ私のことは気にしないでください!応援してますよ」
「そ、そうか。なんか締まらないな........」
飯田。不戦勝で二回戦突破!!
私の名前は麗日お茶子
『第一回戦最終試合!中学の時から有名人!その顔本当に堅気か?爆豪勝己!VS!
俺こっち応援したい~ヒーロー科!麗日お茶子!』
今から爆豪君と戦う雄英高校ヒーロー科の一年です。
雄英高校体育祭最終種目であるガチンコバトル。その私の最初の
相手はあの爆豪君。彼は紅林君やデク君並みに強い。正直私とは格が違う
かもしれない。けど私は絶対あきらめません!なんとか爆豪君を倒してみせる!!
『試合———開始!』
「退くなんて選択肢はないから!」
私は爆豪君を個性で浮かせるために彼の所に突っ込みました!
しかし爆豪君は私の動きを読んでいたました。だから躊躇なく
私に爆破を食らわせます!けど私この爆破の煙を利用した!
「ん?そこか!」
爆豪君は煙の中で私のジャージを発見しそれを攻撃しました。
しかしそれは私の仕組んだ罠だったのです!!
私はあの時、爆破と同時にジャージを脱ぎ捨て囮にしました。爆豪君はそれを私だと勘違いし
攻撃するのを狙ったんです。爆豪君は見事引っ掛かりました。
(よし。これで浮かせれば)
私は爆豪君の背後を取り触ろうとしました!しかし........。
「おら!!」
「ぐ!?」
爆豪君は難なく反応し私に爆破を食らわせました。その後私は
爆豪君に触れようと何回も突っ込みましたが彼は容赦なくなんども
爆破を私に食らわせ続けました。
すると観客席のヒーローたちが声を上げたんです。
「見てられねぇ........!おい!!それでもヒーロー志望かよ!そんだけ実力差があるなら早く場外にでも放り出せよ!!」
「女の子をいたぶって遊んでんじゃねー!」
「そーだそーだ!」
その時会場に相澤先生の声が響き渡りました。
『今遊んでるっつったのプロか?何年目だ?シラフで物言ってんなら試合を見る意味はねぇ。帰って転職サイト見てろ!ここまで上がった相手を、自分とは圧倒的に不利な相手をアイツは認めているんだ。認めているから警戒してんだろ。本気で勝とうとしているからこそ手加減も油断もできないんだろうが!!』
そう爆豪君は油断してくれないでいた。でもそれが私の狙いだったんです。
「そろそろいいかな?ありがとう爆豪くん最後まで油断しないで!」
私は両指を合わせて個性を解除します。
「!?」
すると上に浮いていた大量の瓦礫が爆豪君の頭上に落ちてきました。
そう。これこそが私の狙っていたことだったんです!私は爆破を食らい続けてる
間にその瓦礫に触れ、彼にばれないように空中に無重力状態で浮かせ続けていたんです!
これで逆転のチャンスを作れる!けどそんな未来は彼の爆破で消されてしまいました。
ボン!!
なんと爆豪君は渾身の爆破で落ちてくる瓦礫を全て破壊してしまったのです!!
「悪いが俺にこんなもん通用しない」
「く!?」
もう勝ち目などない。けど私は諦めません!!
「うわーーー!」
私は再び爆豪君に突っ込もうとしました。しかし........
「う........」
私は倒れえてしまいました。蓄積したダメージのせいで限界を超えてしまったのです。でも........!
(負けへん........!まだ立ち上がるや!!)
小峠先生とデク君との訓練中私は小峠先生に質問しました。
『小峠先生。USJの時ひどい重症だったなのになんであの化け物に立ち向かえたんですか』
『別に。奴の攻撃受けたときの体と内臓の痙攣がおさまったから立ち上がっただけだ』
『いやその........そういう意味で聞いたんじゃ........なんであんな恐ろしい化け物に立ちむかえるのかなって……』
『...............テメーはよ。もし目の前で堅気や自分の仲間が傷つけられてもイモ引けるのか?
強い弱いなんか関係あるか........。怪我してるかしてねえなんか関係あるか........。
戦場に立った時点で俺らはやるかやれるかだ。イモ引くなんて選択肢なんざ最初からねーんだよ』
私は小峠先生の狂気とも言えるような執念に私は息を飲みました。
けど私だって…………!!
「う........!!」
私は気合で立ち上がりました。その時観客席のヒーローたちがざわめき始めます。
「おいおいあの子まだ立ち上がるのかよ........もう無理しなくても」
「そうそう。もう勝負は決まったんだし」
「相手が悪かったんだよ」
その言葉は私の何かを切れさせました。
「ナメとんちゃうぞ........!ナメとちゃうぞ!!!外野が!!!!!!」
私の叫びは会場全体に響き渡りました!!
爆豪君も私の叫びに少し驚愕の表情をみせました。
「私はまだ負けてへん!!君もいつまでボーとしてるつもりや!?
かかってこんかい!!!爆豪ーーーーー!!!!」
私は魂の咆哮を爆豪君に向ける!そして爆豪君に再び突っ込みました。
(浮かせる!浮かせてみせる!!)
私は爆豪君に手を伸ばします!しかし彼はそれを軽々と避けました。
そして.........。
「フン!!」
「ア........!」
私の腹に重いボディブローをかましたのです。その一撃は限界だった私の意識を
刈り取るには十分な物でした。
「.........悪りーな」
私そのままバタリとその場に取れてしまいました。
『麗日さん戦闘不能!よって勝負は爆豪君!!』
とある観客席
「フフフ。あの子のあの根性、うらやましいね~」
「はい!あの人の気合とてもすごかったです!!」
「そうだな。あれは俺たちも見習うべき姿勢だ」
次回、緑谷。エンデヴァーにきれる!
発目ちゃんちょっとキャラ崩壊してたかな?だとしたらすいません。
うまくかけませんでした。
お茶子ちゃんに勝たせたい気持ちもありましたが
やっぱり負けてしまいました。でも大丈夫彼女はもっと強くなります!
次回をお楽しみに!