南雲の兄貴はみんなに愛されてたんだなと実感しました。
この小説では南雲の兄貴を活躍させようと頑張ります!
どうか今後も応援お願いします!
雄英高校体育祭最終種目ガチンコバトル二回戦。
それぞれ結果が出た。
第三試合
久我VS上鳴
上鳴は突っ込んでくる久我に無差別放電するも久我は大ジャンプしそれを避け
そのまま空中から膝蹴りを顔面に食らわせノックアウト。
結果、久我の勝利。
第四試合
爆豪VS飯田
爆豪は最初、飯田のスピードに対応しきれなかったが
徐々にタイミングを合わせ最終的のカウンターの爆破を
飯田に直撃させ戦闘不能に陥らせる。
結果、爆豪の勝利
ついにベスト4が出そろった。
(紅林、緑谷、久我、爆豪)
俺の名前は紅林二郎。
「出久。来ると信じてたぜ!さあ勝負だ!!」
「二郎君!絶対君に勝つ!!」
親友の緑谷出久と対峙する雄英高校ヒーロー科の一年だ。
ガチンコバトル準決勝、一回戦。
ついに実現した出久とのタイマン。しかし俺には一つ気掛かりなことがあった。
それは出久の右手の怪我に関することだ。
「出久お前その手.........」
出久の手はテーピングでグルグル巻きにされていた。まるであの怪我を
隠すように。
「.........大丈夫だよ二郎君。リカバリガールになんとか拳を振れるまでに
直してもらった。けどうまく拳が握れなくてね.........。なんとかテーピングまいて
拳を握れるようにしたんだ」
どうやら出久は無理してここに立っているらしい。そう考えると俺の心に
何とも言えない悲壮感が生まれた。
「出久お前.........」
「二郎君、お願いがある。どうか手を抜かないで欲しい!
本気の君と戦って勝ちたいんだ!だからどうか僕の右手のことは
気にしないで戦って!!」
出久は真剣な眼差しで俺に懇願してきた。正直言えば怪我人と戦いのは気が引けるが
ここまで戦い抜いてきた親友からのお願いを断ることなんて俺にはできない!
「わかった、お前の気合伝わったぜ!手加減なしだ!お前も本気で掛かってこい!!」
『この泥臭い友情!最高だわ~~~!!ゴホン、さあ二人とも位置について!』
俺たちはミッドナイト先生の指示に従いお互い定位置に着く。
そして拳を構えた!!
『試合———開始!』
「行くぞ!出久!!」
俺は先手を取るために試合開始とともに出久に向かって猛ダッシュする!
そして助走をつけたパンチを出久に打ち込む!!
「おら!!」
「く!?」
出久はガードし俺のパンチを受けそして回避の体勢を取り俺のパンチを受け流す。
(やっぱり二郎君のパンチはえぐい!避けるだけじゃ防げない!けどなんとか
攻撃を半減させることができた!)
「おら!まだまだ行くぞ!!」
俺は出久に拳を振り続けた!出久はそのたびに回避、防御、受け流しをして
俺の猛攻を防ぐ!
(やばい!二郎君のプレッシャーがすごすぎてカウンターを取る勇気がでない!
それだけじゃない。やっぱり右手が………)
「う!?」
出久は右手の痛みに顔をゆがめてしまう。俺もその顔を見て出久が
実は戦える状態じゃないのを悟る。だがな.........
「手加減しねーぜ!勝負だからよ!!おら!!」
「グハ!?」
俺のパンチが出久の頬に突き刺さる。出久はそのまま吹き飛ばされ
俺から少し離れたところに倒れてしまう。
「ま、まだだ!!」
出久は立ち上がり再び拳を構えた。
「わかってる!けどこれでしまいだ!!」
俺は出久に一瞬で近づフルスイングの体勢を取った!
俺の構えを見た出久は本能でそのやばさを感じんた。
(ま、まずい、まずい、まずい!!動け僕の体!!)
出久は決死の覚悟で俺の拳を横にとんで避けた。出久が避けたことにより
俺の拳は地面直撃する。するとリングのど真ん中に激しい爆音とともに
おおきなクレータが出来上がる!その光景に出久はもちろん周りの観客たちも息を飲む。
(じ、二郎君やばー。こんなの受けたら.........)
「よく避けたな出久。けどそんな逃げ腰じゃ俺に勝てねーぞ」
「く.........」
(二郎君の言う通りだ。勝つためには攻撃を当てないと.........
攻撃当てれる希望があるのはやっぱりカウンターしかない!けどもし
失敗したら.........)
そう出久は俺のパンチの恐ろしさをいやというほど理解している。
だからこそ体を張る覚悟が持てなかったのだ。
けどそんな時、出久の頭に浮かんだのは.........麗日のあの魂の咆哮だった。
『私はまだ負けてへん!!君もいつまでボーとしてるつもりや!?
かかってこんかい!!!爆豪ーーーーー!!!!』
(ハー。情けない僕。麗日さんはどれだけ攻撃を受けても立ち上がってたじゃないか!
僕だって例え失敗したって何度でも立ち上がればいい!!)
「来い!二郎君!!」
「行くぜ!出久!!」
出久はどうやら覚悟を決めたようだ!ならば俺もその覚悟に応える!!
「うおーーーーー!!」
俺は再び出久にダッシュし再び拳を構える!
(ビビるな!集中しろ!!相手の目線、腕の動き、そして殺気を読むんだ!!)
その時出久に異変が起きる!!
(ま、まただ.........相手の動きがスローモーションに見える!?これなら!!)
その時出久は俺の拳を見切る!!
、シュン
「な!?」
出久はなんと俺の拳を躱したんだ!!
「スマッシュ!!」
「グ!!」
俺の顔面に出久のカウンター右ストレートが突き刺さる。
「この!!」
俺は出久にお返しのパンチを食らわせようとした!!
しかし俺の拳が振るわれる前に出久のボディブローが俺の腹に突き刺さる!!
「ぐ!!」
このままじゃ分が悪いと悟った俺はバックステップで距離を取った。
出久は俺を追いかけるとカウンターを取れないと思ったのか
その場にとどまる。
「ったく腕痛いくせに異様に冷静じゃねーか。何か掴んだみてーだな」
(おそらく今の出久に今までのパンチは通用しないだろう。
まったく強くなったな出久。なら俺もお前に勝つために切り札を
使う必要があるな!)
「出久。悪いが俺も切り札を使わせてもらうぜ」
俺は拳の構え方を変えた。先ほどの大振りな構え方から
脇を締めコンパクトな構え方をしたのだ。
その光景に出久はもちろん観客席からも驚愕の反応を見せてくる。
(なんだこの構えは?二郎君一体何を)
「別に大したもんじゃねー..................ただのジャブだよ.........フ!!」
「え!?は、はや!?ぎゃ!?」
俺のジャブは出久の額に命中。すると出久は一瞬動きを止める。
俺はその隙を逃さず高速ジャブを出久に叩き込みまくった!!
「シュ!シュ!!」
「ク!?」
(駄目だ!こんな攻撃、カウンターは疎か回避だってしようがない!!)
出久はなんとか俺の攻撃から逃げようと必死にバックステップをとった。
けどな、俺にその行為をした時点で終わりなんだよ!!
「これで終わりだ出久!!」
俺は出久に一瞬で近づき拳を大きく構えた!!
(や、やばい!!どうすれば………そうだ切島君がやってたあの
わざと攻撃を受けてのカウンター!逆転チャンスを作るにはあれしかない)
出久は回避という選択肢を捨てて自分の体に力を籠める!
絶対耐え抜いて見せる気迫。それは俺にもビシビシと伝わってきた!
だからこそ俺は本気で出久に拳をあてに行く!!
「オラ!!吹き飛んどけ!!!!」
「グハ!?」
現実は出久にとって非常なものだった。俺の渾身のパンチは
出久の頬を完全に振りぬいたのだ。
「ああ.........」
俺の拳を受けた出久はまるで糸の切れた人形のようにバタリと倒れる。
「ま、まだだ………僕.........は.........」
そのまま出久の意識は闇へと沈んでいった。
『緑谷君戦闘不能!よって勝者、紅林君!!」
「う、ここは?」
出久の意識が戻ったのは保健室のベッドの上だった。よこで
見ていたリカバリガールが声を掛ける。
「おお、おきたかい。あんた腕の骨折だけじゃなく頬骨も砕けてたよ。
まったく無茶して.........私ちょっと用事があるから保健室少し空けるけど
おとなしくんだよ。決勝戦観戦したいなら今はちゃんとお休み」
そういうとリカバリガールは出て行った。そしてそれに入れ替わるように.........
「デク君。大丈夫?」
麗日が保健室に入ってきたんだ。
「あ。麗日さん.........っていたたた」
「ちょっと。寝たきりでもええよ」
「いや.........大丈夫だよ」
出久はなんとか上半身を立たせ麗日に目線を向けた。
「麗日さんはもう大丈夫なの?」
「私はもう大丈夫!デク君と紅林の試合が始まるちょっと前に目を覚ましたんだ」
「そっか。じゃあもしかして僕の試合見てたの?」
「う、うん………その............残念やったね............」
「そうだね。けど落ち込んでばっかいられない!
次勝てるように色々がんばらなきゃ!ハハ............」
出久は前向きな心意気で笑った。しかし麗日は気づいていた。
その言葉は嘘だということを。
、ギュ
麗日は出久を横から抱きしめる。
「え!?麗日さん/////!?」
「デク君無理しなくていいよ............本当は泣きたいぐらい悔しいんでしょ?」
、ポロ
その言葉を聞いた出久の瞳からポロっと涙が流れた。それを皮切りに
涙はどんどん溢れたいく。彼女に抱きしめられた今涙は止まることを知らなかった。
「う、麗日さん.........。僕悔しいよ.........二郎君に勝てなかった.........
最後なにも出来なかった」
「うん.........そうだね」
「ううう..................クソ..................チクショウ.........うわーーーーん!!!」
出久は泣いた。ただ泣いた。その感情を吐き出すかのように麗日に
ひたすら無念の言葉を並べた。
そしてしばらくして出久は落ち着きを戻しは始める。その時
ドアが開く。小峠先生が入ってきたのだ。
「緑谷。ちょっといいか..................なんだ、お前ら付き合ってのか?」
その言葉を聞いた二人は顔を真っ赤にしながらお互い距離を取る。
「ちょちょちょちょ/////!?小峠先生/////!!!!」
「ち、違います/////!私はただ................../////」
「あー!もうわかったから落ち着け!!」
そして二人が落ち着き始めたころ小峠が口を開く。
「緑谷。おまえなんで最後紅林のパンチをわざわざ受けに行ったんだ?」
「え?そ、それは.........それしか逆転のチャンスをつくれないと思ったから」
「やっぱりそうか。大方見当はつくが切島のマネでもしようとしたんだろう?
だがな、あれは明らかに悪手だ」
「え?」
「テメーの武器はその反射神経と身のこなしだろ?わざわざ自分の専門外で
勝負してどうする?」
「うっ。そ、それは.........」
「鉄火場でもな、見よう見まねの技術なんて通用しない。
自分の物にできてない技術を使おうとするなんざ自殺行為だ。
下手な模倣をしようとしたって戦場じゃ命取りになるだけなんだよ」
「な、なるほど。反省します」
小峠先生はどうやら出久に説教しにきたらしいしにきたらしい。
しかしそれだけではなかったんだ。
「まあ説教は終わりにして本題に移ろう」
「え?」
「緑谷。最後まで勝つためによく立ち向かったな。
そして麗日。一回戦で負けたが爆豪へのあの啖呵スゲーと思った。よく最後まで立ってたな。
お前ら二人とも.........ホントに大したもんだよ」
小峠先生の普段じゃ絶対見せないような優しい笑顔。それは見た二人は
「「うう、小峠先生.........うわーん!!」」
声を上げて泣き始めた。
「お、おい。なにな泣いてんだ」
「だって。ふ、普段はすごく怖いのに.........」
「初めて.........褒めてもらいました.........」
「おい。泣くのもいい加減…………ハー、まあいいか」
小峠先生は泣きじゃくる二人の頭を優しくなでた。
(こういう時ぐらいしかほめてやれないしな.........。
それに俺も嬉しいんだよ。俺の教えを受けたお前らの成長が.........)
「まあというわけだ緑谷。今は休め。決勝戦始まるときに
また声を掛けに来てやる。麗日いくぞ」
「あ、はい!じゃ後でねデク君」
こうして二人は保健室を出っていた。
「麗日。先に観客席に戻ってろ」
「はい。それでは失礼します」
小峠先生は麗日が去ったのを確認すると口を開く。
「で?さっきからそこで何してるんですかオールマイト」
「え?小峠君気づいてたのかい?」
「もう最初から。緑谷と話したいならさっさと入ればよかったじゃないですか」
「いやその.........先に麗日少女や君がきたものだから.........」
「俺もう行くんで.........緑谷と話したいことがあるならどうぞ。じゃ」
(はー。いいなー。私もあんな風にアドバイスできるようになりたい!!)
次回、爆豪。久我の狂気に恐怖する。
もし自分も小峠先生に褒めてもらえたら泣くと思います(笑)