俺の名前は我妻京也。
「ただいま麻生。ステインとトムラの会合はもう始まってるのかな?」
「ああ。けど今にもお互いにブラッドでブラッドを洗う
殺し合いに発展しそうになってたよ」
ヴィラン連合に身を置かせてもらっているとある犯罪組織のリーダーだ。
ヒーロー殺しステイン。自分が偽物と判断したヒーローを惨殺か再起不能に
している凶悪な犯罪者。今日俺たちヴィラン連合のアジトに彼が
来たらしい。ああ.........楽しみだな。一体どう愛してやろう?
俺は一応気配を消しながらトムラたちのいるバーの部屋の扉を覗いた。
すると麻生の言っていた通り壮絶な喧嘩が部屋で行われていた。
まったく。トムラがまた失礼なことを言ったのかな?
それにしてもなぜ黒霧は動かない?トムラのピンチなのに.........
ああ。そういうことか。あの人がわざとこの状況を許したらしい。
そんなことを考えているとトムラの動きが急に止まった。おそらく
ステインの個性だろう。するとステインはトムラの上にまたがり
ナイフを突きつけた。
「なにを成し遂げるにも執念、想いがいる。それがないものは淘汰される。
だからこうなる」
「ああ。クソいてーな。強すぎだろ」
「偽物が蔓延るこの社会も徒に”力”を振りまく犯罪者も全て粛清対象だ…」
、シュ
「ふ~ん。いいねその執念。とても愛を感じるよ」
「!?」
俺は気配を消しながら高速でステインの背後を取って話しかける。
すると奴はナイフをこちらに振りながら俺とトムラから距離を取った。
「お~。あぶないあぶない。いい攻撃だね。相当な鍛錬をこなしてきたんだな」
「気配が少しも感じ取れなかった。貴様何者だ!?」
「はじめまして、俺は我妻京也。ヴィラン連合の人間だけど
普段は個人的に戒炎という犯罪組織をやっている」
「戒炎?聞いたことがある。たしか最近裏社会で頭角を現している
新生の犯罪組織だ。そんな犯罪者が俺に何の用だ?」
「別に。トムラと同じだよ。是非ヴィラン連合に入ってほしい」
俺がそういうとトムラは騒ぎ始めた。
「おい勝手に話を進めんじゃねーよ!!こいつは俺が殺す!!」
「は~。少し黙ってもらえるかな?仕方ない、黒霧。彼をしばらく
遠くにやって」
「.........かしこまりました」
「お、おい!黒霧!!ふざけんな!!おい!!」
黒霧は何か言うトムラを無視してどっかにワープさせた。
「さあ話を続けよう。どうかな?うちに入る気は?」
「その前に一つ聞きたい。貴様はなんのために戦っている?
一体どんな執念、想いを持っている?」
その質問に俺は微笑みながら答えた。
「フフフ、愚問だね。そんなの決まっている。愛のためだよ」
すると奴は困惑の様子を見せる。
「あ、愛だと?貴様ふざけて..................」
「あ”? 愛のためって言ってんだろうが?なにもふざけてねーよこの野郎」
その時俺の表情をみたステインに焦りが生まれる。
(なんだ!?この殺気は!)
どうやら俺に少し怯えたらしい。別に殺す気なんてないのに.........。
「おやおや?どうしたのかな?なにか顔色が優れないようだけど?」
(な、なんだ?先ほどの無感情な感じに戻ってる?こいつは一体!?)
「まあいいから組織に入りなよ。俺はなら君を理解し
愛してあげることが出来る」
「フン。俺に愛など.........」
「いや。俺はわかってるよ君のことが.........本当はどこか理解者を
求めている。自分だけがこの理想を持っているはずがないと
君は戦いながら求めてるんだよ。自分の正義が正しいと肯定してくれる人達を………」
「な、なにを.........」
「でも君のやり方じゃ誰も正義として肯定してくれない。
でも大丈夫。俺なら君を理解してあげられるよ?
君の永遠に埋まることのない心の穴を俺なら満たしてあげられる。
なぜなら君がどれくらいオールマイトを愛してるか俺は知っているから」
そういいながら俺は彼の頬の優しく触れた。けど残念、彼は
俺の腕をはじいてしまった。
「別に今答えを出す必要はないだろ!それより俺を元居た場所に戻せ!
俺にはやり残したことがある」
「そっか。黒霧彼を帰してあげて」
ステインはそのままワープし姿を消した。
俺もそのまま部屋を出て行った。
「フフフ。我妻ちゃんどうやら嫌われちゃったらしいね?」
「そんなことないよ。ファーストコンタクトとしては上出来さ。
何回か話せばあいつは俺の愛が欲しくてたまらなくなるはずだよ」
「お~。怖い怖い」
俺の名前は紅林二郎!
「くれぐれも、体験先のヒーローに失礼のないように…じゃあ、行け」
「よし!気合入れていくぜ!!」
ついに始まる職業体験に向けて気合を入れている
雄英高校ヒーロー科の一年だ!
俺たちは各々の職業体験場所に向かうため都内の駅に集合していた。
そしてついに俺らはそれぞれの体験場所に向かう時間が来た。
その時、出久と麗日が出発しようとしていた飯田に話しかける。
「本当にどうしようもなくなったら言ってね…友達だろ?」
「うんうん」
飯田は自分の兄であるプロヒーロー、インゲ二ウムがステインという犯罪者に
再起不能にされたらしい。出久は飯田の今の精神状態が心配で仕方ないだろう。
その言葉に飯田は.........
「ああ」
と返事して行ってしまった。
みんなと別れた後俺はエンデヴァー事務所に向かう。
そしてしばらく電車に揺られて駅から出て歩くと俺は事務所についた。
「おお。ここがエンデヴァー事務所か。スゲーでかいな」
俺は少し緊張しながらエンデヴァー事務所に入っていた。
事務所に入るとたくさんにヒーローの人達が俺を出迎えてくれた。
「ようこそエンデヴァー事務所へ!歓迎するぞ紅林君!!」
「はい!今日からお世話になります!紅林二郎です!!
よろしくお願いいたします!!」
俺は皆さんに頭を下げた。あれあの人がいない?
「すいませんエンデヴァーさんはいないのですか?」
「ああ。実はの人今機嫌が悪くて気晴らしに外へパトロールに行ってしまったんだよ」
「機嫌が悪い?なんでまた」
「実は.........」
今から2日前
轟の実家
『ショート!話とはなんだ!?ついに俺の元で覇道を歩む覚悟ができたのか!』
『親父………俺さ、極道になりたいんだ」
『………は?』
『俺、久我の兄貴と一緒に任侠に生きてみたい!そしていつかあの人を
業界のてっぺんに立たせたいんだ!』
『な、なにを言ってるんだショート!!!??お前はナンバーワンになるために
俺が作った最高傑作なんだぞ!!』
『悪いけど俺はあの人に惚れちまったんだ。俺は兄貴の
目指してる場所をこの目で見てみたいんだ!』
『なぜだショート!!!??お前にはナンバーワンになれる才能があるんだぞ!!!』
『.........フン、才能?ただの力に何か意味があるのか?」
『な、なに?』
『兄貴から教わったよ。力は誰かのために使うことに意味がある!
だから俺は兄貴を含めたこれから尊敬していく人たちやいつかできる
俺を慕ってくれる人たち.........そして弱い人たち守るためにこの力を使う!』
『な、なぜだ!?ショートーーーーー!!』
『お前にはわからないかもしれねーがな。誰かを本気で尊敬することは
とても素晴らしいことなんだよ.........話は終わりだ。じゃあな」
『ま、待て!!ショート~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!』
「ということがあったらしいぞ」
「マ、マジか.........」
だからあいつ京極に行くっていってのか.........。
まあ、あいつが進みたい道を進めたならいいか!
俺も頑張るぜ!!
そして俺はサイドキックのバーニンの元で色々教わることとなった。
「紅林!ビシビシしごいてやるから覚悟するんだね!!」
「はい!覚悟するのでたくさんご指導ください!!」
こうして俺の職業体験が始まった!!
次回!ステインが飯田と遭遇する!
まずステイン編をやらせていただきます。
その後みんなの職業体験についてのお話。
緑谷、紅林、八百万、轟をメインに
他のメンバーも書かせていただきます。是非おたのしみに!!