紅鬼のヒーローアカデミア   作:0101シュート

34 / 91
ドリームハンター

僕の名前は緑谷出久。

 

「小僧行くぞ」

 

「はい!グラントリノ」

 

職場体験を行っている雄英高校ヒーロー科の1年です!

 

 

 

保須市でのヒーロー殺しの事件この事件は

奴の死で幕を閉じました。この一件で僕と二郎君と

飯田君は警察の人達にすごく怒られてしまいました。

けど小峠先生たちの説得のおかげで重い罰は下されませんでした。

一体どうやったんだろう?

 

その後僕と二郎君は怪我があまりひどくなかったので職場体験に戻りました。

そして職場体験4日目。僕に大仕事が来たのです!

 

 

 

「小僧。実は昨晩、結構大きな会社から仕事に依頼が来たんだ。

いい機会だから受けてみるか?」

 

「はい!ぜひ経験してみたいです!!」

 

こうして僕はその大きな会社の依頼を受けることにしました!

 

 

その会社はどうやら東京の都心にあるらしく

僕とグラントリノは新幹線で東京に向かいました。

駅に着くとなんとその会社からリムジンでのお迎えが来たのです!

僕はリムジンに乗るなんて初めてでしたからとても緊張しました。

そしてその会社に着き、僕らは依頼主が待っている最上階の社長室へと

向かいました。

 

「グラントリノ。一体どういうお方なのでしょうか?」

 

「さあな.........昨日突然連絡が来たものだからワシもよくわからん」

 

僕たちエレベーターで最上階に到着しとても長い廊下の先にある

社長室へと向かいました。

そして社長室の扉をノックします。

 

『うむ!入ってきてくれたまえ!!」

 

「し、失礼します!!」

 

僕とグラントリノは扉を開け部屋へと入りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やあ!君が緑谷出久君だね!!私この鬼頭コーポレーションCEOにして

奇食や秘境を追い求めるドリームハンター!!鬼頭丈二だ!!」

 

「えっとこんにちは。秘書?的な物をやらせてもらっています。

佐竹博文という者です」

 

「鬼頭コーポレーション所属ヒーロー。元雲嵐だ。よろしく頼む」

 

「同じく赤城栄吉です。よろしくね緑谷君」

 

 

 

僕はなんととある国際的大企業の鬼頭コーポレーションから

招待を受けたのです!!

 

 

 

 

 

 

僕とグラントリノはフカフカのソファーに座り鬼頭社長の

お話を聞くこととなりました。

 

「いやいや。君がどの体験場所に行ったか調べるのは本当に骨が折れたよ。

まさか大手じゃない場所にいるなんて夢にも思わなかったからね」

 

「えっと。なんで僕なんかを.........」

 

「それは私が君の大ファンだからさ!あの雄英体育祭をきっかけに

君に惹かれるものを感じてね!君の絶対にあきらめない姿勢!

私はとても感動してしまったんだ!!」

 

「あ、ありがとうございます////」

 

「まあその話は置いておいて!

あなたたちは二人には二つの仕事を頼みたい!

一つ目は明日行われる鬼頭コーポレーション主催のグルメフェスタの警備!

そしてその夕方に行われる私がやっている動画配信の生放送の

ゲストとして出ていただきたい!!」

 

なんと僕は鬼頭さんのチャンネルに出演することと

なったのです!

 

 

 

翌日僕は元さんや赤城さんともに警備の仕事をこなしました。

そして夕方になりついに配信の時間がやってきました!!

 

 

 

 

 

鬼頭コーポレーション 撮影場

 

「では緑谷君、グラントリノさん。私があなたたちをお呼びする

タイミングで入ってきてくれ!さあ佐竹!元!永吉!

まもなく撮影を開始する!気を引き締めろ!!」

 

この撮影会は背景は緑のカーテンの前で椅子に座るといった感じだ。

おそらくCGで背景を変えたりするのだろう。鬼頭さんたちが

各々の椅子に座り姿勢を整えました。

 

 

「はい!では本番開始五秒前!四!三!二!一!スタート!!」

 

 

カメラマンの合図とともに鬼頭さんたちは挨拶を始めました

 

 

「やあ鬼頭チャンネル視聴者のみんな!!奇食と秘境を追い求める

ドリームハンター鬼頭丈二だ!!」

 

「どうも皆さんご無沙汰しております。ごく普通の男、佐竹博文です」

 

「ニーハオ。拳法ヒーローの元雲乱です」

 

「こんばわ。忍者系ヒーロー赤城栄吉です」

 

 

 

四人が挨拶を終えると最初の雑談が始まりました。

 

「佐竹。どうやら最近貴様また不幸な目にあったらしいな」

 

「そうなんだよ。実はさ、八百屋で買ったバナナの皮にさ、

世界最強クラスの毒を持った蜘蛛が潜んでいてんだ。しかも噛まれて

病院送りにされてんだよ」

 

すると鬼頭さんはどこからかその蜘蛛が写っているパネルを

取り出しその蜘蛛の解説を始めました。

 

「今回佐竹が噛まれてしまった蜘蛛の名前はクロドクシボク蜘蛛。別名バナナスパイダー

の異名を持つとても危険な蜘蛛だ。こいつの毒はギネスにも登録されているほどの

強い毒性を持っている。一匹で80人を殺せるほどの毒だ」

 

え!?佐竹さんそんな毒を受けたのに生きてるの!?すごいな........。

すると元さんが口を開きました。

 

「佐竹さん去年はヒョウモンダコとキングコブラにも

噛まれてませんでしたっけ?」

 

「そうなんだよ。それに去年はそれだけじゃなく海でエイの毒にも刺されたし、

それ以外ににもコウモリの持ってたウィルスやコレラ、

あと炭疽菌にも感染したな~」

 

え?ど、どういうこと?理解が追いつかない中、赤城さんが更に

僕の理解を妨げる発言をしました。

 

「佐竹さんって本当にすごいですよね!事故で車に下半身を潰されたり

頭蓋骨に鉄骨が刺さっても生き残った!この前なんかは飛行機から

上空1万メートルの空に放りだされても生き残ったみたいじゃないですか!

まさに不死身のアンデットマンですよ!!」

 

もう意味がわからない................そうか!きっとそういう個性を........。

 

「視聴者の諸君。毎回言ってはいるが佐竹はこう見えて

無個性の普通の男だ」

 

「え、え~~~~~~~~!!!!!!!??( ´゚Д゚`)」

 

僕は撮影中にも関わらず声を驚いてしまいました。

え!?じゃああの人なんで生きてるの!?

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ今回の不幸話もこれくらいにして今回の

スペシャルゲストをご紹介しよう!!

雄英体育祭ベスト4の成績を残したヒーローの卵!緑谷出久だ!!

そして緑谷君の職業体験先の事務所のオーナー。グラントリノさんだ!!」

 

僕はとグラントリノはステージに上がり、ぎこちない挨拶をしました。

 

「え、えっと。こ、こ、こんにちは........み、緑谷出久です」

 

「グラントリノだ。小僧!みんなが見ているんだぞ!しゃっきとせい!!」

 

「す、す、すいません」

 

「気にするな緑谷君!いつもの君でいてくれて構わないぞ」

 

 

 

そんなこんなで生配信が始まりました。

僕の軽い紹介のあと鬼頭さんは先月に行ったというアフリカの

秘境の話を始めます。

 

今回紹介する秘境は 濃縮硫酸の湖「ダロル」。

それはアフリカの砂漠を超えた先の火山帯の岩場に存在する黄色の湖。

そこは黄土色の岩場やその異色の湖によってまるで地球の景色とは

思えない、まるで別の星に来たかのような雰囲気を感じられるそうです。

 

「そしてこれがその時の写真だ!見るがいい!!」

 

すると後ろにあるモニターが起動し、写真がうつりました。

 

「す、すごい!本当に別の星のような光景だ!」

 

「ほ~。こりゃあすごいな」

 

僕とグラントリノは鬼頭さんが紹介してくれる写真の数々に

釘付けになってしまいました。

 

「緑谷君!写真を見て素晴らしい思っただろう。

しかし!秘境とは誰かの写真ではなく、自分の足で見に行くことに

より今とは桁違いの感動を得ることが出来る!!もし君が秘境に興味を

もったならば是非、直接自分の目で見て感じて欲しい!」

 

「な、なるほど!わかりました!!」

 

鬼頭さんの言葉に僕は深くうなずきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて!秘境紹介のコーナーは終わりにして………........次は

奇食紹介のコーナーに移らせてもらう!!」

 

「「「は、はい........」」」

 

え!?佐竹さんたちの表情が明らかに暗くなった!?

い、一体何が始まるんだ!?すると鬼頭さんが再び話始めました。

 

「今回の旅も私はとある奇食に挑戦した!いつもはVTRで紹介する

所だが、今回はなんと!輸入することに成功したのだ!!

なので今回の旅で私が挑戦した奇食!クンビクンビの刺身を

このゲスト二人に実食していただく!!」

 

すると奥の方から二つの皿を持っている黒服の人が

現れました。そして他のスタッフさんたちが僕たちの椅子の前に

丸い大きめのテーブルを置きます。そして黒服の人が

僕とグラントリノの目の前に皿を置きました。その

皿に乗っているものに僕とグラントリノは思わず声を上げてしまいます。

 

「な、なんだこれ!?」

 

「な、なんじゃこれは!?」

 

な、なんと!皿の上に乗っていたのは羽が生えた無数のシロアリ!!

こ、こ、こ、これを食べろっていうの!?

血の気が引くような光景を目の当たりにした僕たちに

鬼頭さんがすごいオーラを放ちながら話始めます........。

 

「二人とも食事とは命をいただくこと........。

奇食とは現地人たちが生み出した生きるための知恵........。

お残しは許しませんよ........」

 

........!?え?なにこのオーラ。この人も極道だっけ?いやそんなことより

これを完食!?いや鬼頭さんのお言葉はごもっともだけど!

 

 

 

「こ、小僧!鬼頭さんの言う通りじゃ!!これくらいのこと

プルスウルトラの精神で乗り越えろ!!」

 

「そ、そうですね」

 

いや、なんで食事でこの単語がでてくるんだ!?で、でも

食べなきゃ!僕とグラントリノは箸でそのシロアリを一つ

つまみました!

 

「「いただきます!!」」

 

僕とグラントリノはその姿を直視できず目を閉じながら、恐る恐るそのシロアリを

口の中に放りこみました!!

 

「あ、あれ?甘い?」

 

すると僕たちの舌に伝わってきたのはまるでカシューナッツのような

味わい。それだけじゃなく身もプリプリで歯ごたえも

心地良いものでした。

 

「お、おいしい!おいしいですよグラントリノ!」

 

「ああ!信じられん!!」

 

そのまま僕たちはシロアリをぺろりと平らげてしまいました!

 

「どうだったかな?」

 

「はい!とても美味しかったです!奇食も悪くないですね」

 

「そうだろう?」

 

 

 

 

 

(((いや。タマタマ今回は当たりだっただけだよ))))

 

 

 

 

 

 

そしてその後鬼頭さんが再び話を始めます!

 

「さて!お二人が奇食のすばらさに目覚めた所で

新コーナーに移らせてもらう!その名も

当たりか外れか!?ドキドキ!鬼頭の過去の

奇食ルーレット!!」

 

するとスタッフさんたちがどこからか巨大なルーレットを

持ってきました。

 

「な、なんですかこれ?」

 

「うむ。このルーレットには俺が過去に食してきた奇食たちが

書かれている!今からゲストである君にこのルーレットをまわしてもらい

この針が止まったところに書いてある奇食をみんなで食べるぞ!」

 

「わ、わかりました!エイ!!」

 

(うん。俺も色んな奇食を味わってきたな。うまいものもあれば

鼻がもげそうなほどのとてもこの世のものとは思えない奴もあった。

けど大丈夫。とても難易度の高い奇食はすごい低確率で出るように

してある!だからあの忌々しいあの………)

 

「でました!えっと…止まった料理は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国料理のホンフォエです!」

 

 

 

 

「な、なんだと................!?」

 

 

 

ぼくの言葉を聞いた鬼頭さんはとても

険しそうな顔をしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして僕たちの目の前にそのホンフォエと呼ばれる料理が

置かれました。見た目はただのお刺身................しかし

 

「え!?な、なんだこの匂いは!?臭い!!」

 

僕は刺身が放つあまりの激臭を鼻を抑えました。

臭い!とてつもなく臭い!!いや意味が分からないくらい臭い!!

例えるなら公園のまったく清掃されていない公衆便所のような匂いだ!

 

「こ、これは韓国の奇食、ホンフォエ。エイを発行させた刺身だ................。

大量の尿素を無害にするため発酵させるのだが、その過程で

このようなアンモニア臭を放つようになったのだ................。我が人生でこれほど食すのに

苦労した料理はあまりないだろう」

 

え!?そんなものをルーレットに入れちゃったの!?

これは........う!?駄目だ........ちょっと皿を覗いただけで涙が出てくる........。

こ、こんなの食べられるわけないよ(;ω;)。

僕の泣いてる姿を見た佐竹さんが鬼頭さんに声を上げました。

 

 

 

「き、鬼頭!奇食初心者の二人にこれはあんまりだ。

今回は中止にしよう!」

 

「さ、佐竹さんの言う通りだ!こんなものどんな漢方薬を

用意しても完食は難しい!!」

 

「そうですよ。今回だけはやめましょう」

 

 

 

(うむ。確かに三人の言う通りだ。この俺がもっとも苦戦した

この料理をはっきりいってこの二人が、いや佐竹たちも食えるはずがない!

今回は中止にするべきだろう!とでも言うと思ったか!!

俺は奇食ハンター!!例え俺一人でも完食する義務がある!!

いや、この量一人じゃ無理だ。ならやはり........)

 

「駄目だ!この料理はこの場の全員で完食する!!」

 

「「「「「「えーーーーー!!!????」」」」」

 

「き、鬼頭!ひどいよ!!」

 

「そ、そうですよ!」

 

「黙れ佐竹、栄吉!!雇い主はこの俺だ!!拒否権など貴様らにはない!!

さあ全員席につけ!!食べるぞ!!」

 

 

こうして僕たち箸で刺身を掴みました。

そして鬼頭さんが叫びます!

 

「いただきーーーーーーま~~~~~す!!」

 

鬼頭さんが刺身を口の中に放り込みました。それに合わせて僕らも

刺身を口に含みます!

 

「う!?」

 

その時その場のみんなさんがもれなく全員、白目を剝きました。

まるで脳天を突き抜けるようなアンモニアの刺激臭!!

臭い!!臭い!!ただひたすら臭い!!あまりの臭さに僕の

意識は一瞬飛びかけました!!けどまだ刺身は残っている........。

も、もう駄目だ................お終いだ................。

 

 

 

完全に心を折られた僕の頭に浮かんできたのは........

鬼頭さんのあの言葉

 

 

『食事とは命をいただくこと........。

奇食とは現地人たちが生み出した生きるための知恵........』

 

 

そうだ!これだって立派な食べ物!残すなんて許されるはずがない!!

 

「うおーーーーー!!」

 

僕はなんとか意識を気合で立ち直らせ刺身を再び口に放り込みました!!

 

「緑谷君!それでこそ私が見込んだ男だ!!私も負けられん!!

うおーーーーーーーー!!!!!」

 

「小僧が頑張ってるんじゃ!!ワシも負けん!!うおーーーーー!!」

 

「佐竹さん!赤城君!我々も続きましょう!!うおーーーーー!!」

 

「なぜ食事でこんな熱い展開なるんだ!?」

 

「もうどうにもなってください!!」

 

こうして僕たちは完食に成功しました................

僕を含めみなさん屍みたいにぐったりとなってる................。

 

 

「........今日はこれで配信を終わらせて頂く........

視聴者の諸君さらばだ........」

 

 

あ。そうだった今配信中なんだっけ?アハハ........もうなんかどうでもいいや。

こうして僕の大仕事は終わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

余談だがこの後何故か佐竹だけが食中毒にかかったぞ!

 

え!?なんで!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、紅林二郎がテレビ出演!

しかしは彼はとあるトップアイドルの事件に巻き込まれる!!

 

 

 

 

 

 




緑谷はこの後、元と赤城から色々教わります。

あと赤城栄吉は皆さんご存知でしょうか?
彼はバグアカデミアで鬼頭シリーズで登場するキャラクターです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。