紅鬼のヒーローアカデミア   作:0101シュート

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紅林とアイドル 後編

俺の名前は紅林二郎。

 

「ミオさん頼む。俺を信じてすべて教えてくれないか?」

 

「………わかりました。紅林君を信じます」

 

訳ありのアイドル、間宮ミオさんと芸能事務所の部屋で

話す職業体験をさせてもらっている雄英高校ヒーロー科の1年だ。

 

 

 

 

人気アイドル、間宮ミオさんに起こったマンション襲撃事件。

俺はギリギリの所でミオさんを守ることに成功した。しかし

俺はその現場で信じられないものを見てしまう。

 

「な!?そ、その子はミオさんのお子さんですか?」

 

なんとミオさんが彼女をママと呼ぶ幼い女の子を大切に

抱きしめていたのだ!俺が驚いているとミオさんは一旦子供から

離れ俺に向かって土下座をし始めたんだ!

 

「ちょ、ちょっとミオさん!!」

 

「紅林君お願いします!!この子の存在は誰にも

話さないでください!!私、なんでも、なんでもしますから

どうかこの子ことは........」

 

彼女は泣きながら俺に懇願してきた。この感じ彼女は何かにすごく怯えている?

 

「ミオさん。女性が何でもするなんて男に言うもんじゃない。

誰に言いませんからどうか落ち着いてください」

 

「うう………すいません........」

 

俺はなんとか彼女を落ち着かせることに成功した。その後

俺はバーニンに現状を報告。とりあえず迎えに来てもらった。

 

そして彼女の安全を確保するために一旦彼女の所属している

芸能事務所へと送ることとなった。もちろん子供も一緒にだ。

車で送られている彼女はとても弱っているように見えた。

 

「ど、どうしよう........このままじゃ........どうすれば........」

 

(ミオさん........あなたは何を抱えているんだ?)

 

 

 

 

ミオさんを事務所に送り届けた後俺とバーニンは所長の

所へと向かった。

 

 

 

 

 

所長室

 

「所長。あの子供のことを深く聞くつもりはありません。

けどあなた方はミオさんを襲った黒幕になにか心あたりがあるんじゃないですか?」

 

「う........」

 

バーニンが所長に問いかける。しかし所長はその質問に答えずただ俯いてしまった。

だがしばらくして所長が口を開く。

 

「申し訳ないが私の口から話すことはできません。これはミオ本人と

交わした契約でもあり大事な約束なのです。ただ…........彼女本人が話すなら」

 

所長の口からは何も話を聞くことが出来なかった。

もしこれ以上に情報を得るにはミオさん本人から聞くしかないだろう。

だが................。

 

「う~ん、見た感じ彼女から聞き出すのは難しいそうだな。

仕方ない、とりあえず捜査は警察に任せて警護を続けよう」

 

バーニンの言う通り本人から直接聞き出すのは難しいだろう。

なんせ彼女は今とても疲弊しきってなにかに怯えている。

それにあの子供が世間に知れ渡るのもすごく恐れていた。

聞いても多分彼女は話してくれないだろう。

 

(だがミオさんは一体何を抱えているんだ?どうすればミオさんを

救える?このまま護衛するだけでいいのか?

いや、彼女を

救うならなおさら彼女と向き合わないといけない気がする!)

 

「バーニン。ちょっと俺行ってきます!」

 

「え?ちょっと紅林!!」

 

俺はミオさんのいる部屋へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

「ミオさん。ちょっといいですか?」

 

「………紅林君」

 

ミオさんは寝ている我が子を抱きしめていた。

彼女は子供を起こさないように静かに話を始めた。

 

「失望しましたよね。ファンに黙って子供を作ってなんて。

しかもその大事な子供も危険な目に合わせて

私........アイドルとしても母親としても........失格です」

 

そういいながら彼女は涙を流した。彼女は自分をとてもせめている。確かに

アイドルがに黙って勝手に子供を作ったのはファンからしたらとてもショックだろう。

だが彼女はここまで苦しむべきなのだろうか?いや........。

 

「確かにあなたにお子さんがいて俺は正直ショックを受けました。

だけど俺は失望はなんてしません」

 

「え?」

 

「あなたの頑張りぶりは以前テレビで見ていた時から感じていました。

それに今回の護衛であなたのアイドルへの熱量はとてもすごいもの

だと俺は感じました。例え子供がいたとしてもあなた立派なアイドルだと思います」

 

それに母親として失格?そんな悲しいことあなたが言うもんじゃない。

 

「あとその子供のことを見てればすぐわかりますよ。

この子はお母さんが大好きなんだって。きっとあなたは

アイドルの仕事じゃなくこの子とも真剣に向き合ってきたんでしょ?

そんなあなたが母親失格なんて俺は絶対許せません」

 

「紅林君………うう………」

 

「ミオさん俺はあなたを救いたい。だからどうか俺を信じて知ってることを

全部話してくれませんか?」

 

「………わかりました。私、紅林君を信じます」

 

ミオさんは自分の過去を語りだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミオさんがアイドルの道を進むきっかけは

中学生の頃に町でスカウトを受けたことだった。

 

「君可愛いね?うちの事務所でアイドル目指してみない?」

 

「え!?本当ですか!?」

 

彼女は夢と希望を胸にその事務所へと入った。

しかし現実はそんなに甘いものではなかった。

 

「はー。練習きびしいなー。それになかなか人気でないし」

 

なかなか自分の思い描いていたような結果を出せず

理想と現実のギャップで苦しむ日々。けど彼女は

必死でアイドルを頑張り続けた。そんなある日.......

 

「あれミオちゃん。元気ないじゃんどうしたの?」

 

「あ。聖歌さん」

 

自分と同じ事務所に所属していた聖歌スバルに声を掛けられたのだ。

 

「悩み事があるなら今夜俺の家に来る?相談にのってあげるよ」

 

「え?で、でも………」

 

「いいからいいから」

 

ミオさんは半ば強引に聖歌の家に連れていかれた。

そして彼女は奴に心を奪われ、夜を共にしてしまう。

次の日奴は悪魔のようの本性をあらわにしたんだ。

 

「おいミオこれを見ろ」

 

奴がミオさんにスマホの画面を見せつける。そこに映っていたのは

なんと昨晩の行為をしている時の彼女の姿だった。しかも

自分の顔にはモザイクを掛けてあるという用意周到っぷり。

それを見た彼女の血の気が引く。

 

「え?嘘.......なんですかこれ」

 

「もしこれがネットにばらまかれたら困るよな?

そうなればお前のアイドル人生は終わりだ」

 

「そ、そんな!お願いします!やめてください!!きゃ!?」

 

奴は泣きわめく彼女の髪を掴み無理やり目線を合わせる。

その時奴が見せたのは醜い満面の笑み。

 

「じゃあ今日からお前は俺の奴隷だ。お前の体、飽きるまで楽しんでやるよ」

 

「うう………」

 

それからの日々は彼女にとってまるで地獄のようなものだった。

アイドルの仕事が終わった後は奴の家に連れ込まれ

醜い欲望を吐き出される日々。日がたつに連れ行為中の過激さも

増していった。そしてしばらくして彼女が一番恐れていたことが起こったのだ。

 

「え.......嘘?私妊娠してる?」

 

ついに彼女は奴の子供をお腹に宿してしまったのだ。

彼女はすぐさま聖歌に報告。しかし........

 

「ああ!?ガキを孕んだだと!?ふざけるな!!!」

 

「う!?」

 

返ってきたは下劣すぎる暴力だったのだ。

奴は彼女を押し倒し体を何回も蹴りつける。挙句の果てに

子供が宿ってる腹まで蹴ろうとしたんだ。

 

「や、やめて!この子を傷つけないで!!」

 

「うるせーよ!はー、もうお前飽きたしいいわ。今すぐうちの

事務所をやめろ。そうすればもう解放してやる。その代わり

そのガキの父親のことは誰にいうな。わかったな?さもなければ

俺は何するかわからないぞ」

 

「うう………」

 

彼女は泣きながらその場から立ち去る。しかし彼女が

去る前に聖歌は最低な言葉を吐いた。

 

「まあおろしちまえば俺もお前も楽ちんだがな!ハハハハハ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...............絶対おろすもんか........」

 

その後彼女は事務所を脱退。そして子供を出産する決意をする。

彼女はこのまま実家に帰ろうと考えていた。だがそこで

彼女の人生の転機が訪れた。なんと、とある芸能事務所

からスカウトが来たのだ。

 

「君の活動を私は少し見ていてね。君はどうやらあの事務所を

辞めたらしいじゃないか。どうだ?うちに来てアイドルを続ける気はないかい?」

 

彼女は妊娠を理由に勧誘を断ろうとした。しかし所長は

それでもいいからぜひうちに入って欲しいといった。しかも

出産と子育ての支援もするといった条件まで出してきたんだ。

 

「な、なんでそこまで」

 

「私は君に前から可能性を感じていたんだ。前の事務所は君の可能性を

軽視していたらしいが私は君という原石を全力で磨くことを

約束する。だからどうかうちに来てくれないかい?」

 

彼女はその言葉に涙した。まさか自分にこんなにも可能性を

感じてくれる人がいるなんて夢にも思わなかったんだ。

彼女は自分の夢と自分の子供両方と向き合う決意をしたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが私の秘密です」

 

「………なんてこった」

 

俺は彼女の過去を聞いて言葉を失った。まさか

この子供の父親があの聖歌スバルだったなんて................。

 

「じゃああの襲撃者たちは........」

 

「はい。多分聖歌の指示で襲ったんです」

 

なるほど。この前の会話といい、あの彼女へのひどい態度、

色々とつながってきたぞ。恐らく奴は醜い我欲で彼女を傷つけようとしてる。

色々とわかってきた。しかし........。

 

(クソ。黒幕は奴だってことは確かだが、多分奴につながるは

証拠は今の所なに一つない)

 

それに下手に奴を刺激すればそ例の写真をばらまかれる可能性だってある。

彼女の尊厳を傷つけられるのは絶対に許されない。

クソ!前世じゃクズ野郎どもに殴り込めば解決していたのに!

俺は今学生とはいえ仮にもヒーローなのだ。正当性のない暴力など許されるはずがない。

俺はいい解決案を出せずにいた………………そうだあいつに頼ってみるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っていうわけなんだよ久我。何かいい知恵をくれねーか?」

 

『紅林お前また厄介ごとに巻き込まれたのかよ……』

 

俺は久我に電話で相談することにした。ちゃんとミオさんや

子供のことは省いてだ。

 

『まあまずお前の話を聞く限りじゃあ多分そいつ今回が初めてじゃないな』

 

「どういことだ?」

 

『明らかに手慣れすぎている。恐らく奴は過去にも色んな

女の子たちを毒牙にかけている』

 

「マジかよ........なんてクソ野郎だ」

 

『だがそういった噂は表じゃあ全然聞かない。これは多分裏の人間と

つながって証拠隠滅を協力させてるな』

 

「な、なるほど!じゃあその裏の人間とつながっているっていう証拠を

手に入れれば!俺ちょっと探って........」

 

『おいおい待てばか。そういうことお前が勝手にやっていいことなのか?

俺らまだ学生だろう!

それに探るって言ってもお前探りの入れかたしってるのかよ?』

 

「た、確かに........」

 

久我の全くの言うと通りだ。

 

『全く。そのクズ野郎の件ちょっと俺に任せろ。親父に頼んで

情報屋につなげてもらう』

 

「え?いいのか?」

 

『いいよ別に。それに俺もこれだけ関わったんだ。今更知らん顔するつもりもねーよ』

 

「わ、わかった」

 

こうして俺は久我に情報収集を頼んだ。すると

なんとその三時間後に久我から返事が返ってきた。

 

 

「お、おい。もうなんか情報を得られたのか?」

 

『ああ俺も正直驚いてるよ。情報屋に聞いてみら調べるまでもないって

言ってきた。あいつ裏社会じゃ結構な有名人らしい。

まず奴は俺の予想通り性犯罪の常習犯だ。過去にもグラビアアイドル、

女性ヒーロー、アイドルなどに手を出している。そしてその都度やつは

とある犯罪組織にその女の子たちの口封じのために殺害を指示していた。

しかもそれだけじゃない奴はその組織から賄賂を受け取って

色んな犯罪行為に手を貸してやがる。見逃しやもみ消しと様々だ。

でその犯罪組織の名前は羽伊蘇音(ぱいそん)だ』

 

「なんだと........!?そいつらのアジトはわかるのか?」

 

『ああ。○○町の廃工場だ。今夜そこで大規模な集会が行われる。

聖歌の野郎が来る可能性も高い』

 

「そうか!ありがとう久我!!」

 

『おう。いつかちゃんとこの情報の金払えよ』

 

「え?じょ、冗談だよな?」

 

『さてどうしようかな?』

 

 

こうして俺は奴の悪事に関する情報を手に入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はこのことをすぐにバーニンに報告。そして今夜

俺たちはその廃工場に向かうこととなった。

 

 

 

廃工場前

 

「バーニン!わがまま言って連れてきてもらってすいません!」

 

「全くだよ!本来なら連れてべきじゃないからね!!

けどあんたのおかげで色々情報得られたのは事実だ。

まあ京極の奴らから情報得たってのはちょっと気に入らないけどね」

 

バーニンは少し複雑そうな表情を見せる。

 

「やっぱり極道系の人達は嫌いなんですか?」

 

「ああ。そもそも奴らとはそりが合わない。だってあいつら

街を荒らすヴィランを殺してもいいって考えてやがる。

奴らが言うには徹底的にやるってことらしいが、私は平気で

人を殺す奴らと仲良くする気はないよ」

 

なるほど........言われてみればその通りだ。俺だって人殺しは

許すつもりはない。だが........俺はあの人たちのことをよく知っている。

だから簡単に嫌いになんてなれはしない。

 

「まあとにかく気合を入れろ紅林!今から突撃だ!」

 

「はい!!」

 

そして俺はバーニンとともに工場の扉を派手に蹴破る!!

 

 

 

「おら!!ヒーローのバーニンだ!!全員大人しくしな!!」

 

「テメーらの悪行は今日で終わりじゃ!!」

 

すると中にいた奴らがわめきだす。

 

「な、なんだ!?」

 

「ま、まずい!エンデヴァー事務所のバーニンだ!!」

 

その時奴らの奥に俺は目的の奴を見つけた!

 

「おい。見つけたぜ聖歌」

 

そうこの集会に聖歌の野郎がいやがったんだ!

 

「おいなんでテメーがいやがる!お前らこいつらを殺せ!

殺した奴には2億払ってやろう!」

 

「おおマジか!?よしやってやるぜ!!」

 

聖歌の野郎の言葉にさっきまで慌てふためいていた奴らに

やる気が芽生える!そしてやつらは俺たちに襲い掛かってきた!

だがやつらは舐めている。このプロヒーローバーニンのことを。

 

「遅い!!ハ!!」

 

バーニンは自慢の燃髪から多数の火の玉が噴き出る!

そしてその火の玉は雑魚どもに当たっていく!

 

「うわ!?」

 

「ぎゃー!?」

 

その時バーニンが俺に向かって叫ぶ。

 

「紅林!ここは私に任せて聖歌の野郎をとっ捕まえてやんな!!」

 

「わかりました!!」

 

俺は雑魚どもをバーニンに任せ聖歌の野郎のとこに向かった!

そして俺は奴と対峙する。

 

「ち!ガキのくせにまた俺の邪魔をするつもりか!?」

 

「うるせークソ野郎!!なんで彼女を殺そうとした!?

お前は彼女を自分の事務所に戻そうとしてたんじゃねーのかよ!?」

 

「は!また俺の奴隷にしてやろうと思っただけだよ!!

結構お気に入りだったから妊娠が発覚した後も生かしてやった!

だがあいつはよりを戻そうとした俺に逆らいやがったんだ!

そんな生意気な女死んで当然だろ!」

 

その言葉を聞いたとき俺の堪忍袋の緒が切れた。

 

「ふざけんじゃねーぞクソ野郎………!!テメーはヒーロー、アイドル、そして父親........いや男失格だ........!!」

 

色んな女性たちの尊厳や命を奪い、挙句の果てに生まれた命の責任を放棄し、

その配偶者の命を奪おうとする。そんなこと人間のやることじゃねー!!

 

「テメーは絶対にゆるさない!!」

 

「うるせークソガキ!ただの学生が調子に乗ってんじゃねーよ!!」

 

 

 

 

聖歌スバル

個性 多色光線

カラフルな光線を放つことが出来るぞ!!

威力も調整可能で簡単に人の体をつらなく鋭い光線も放つことが出来る!

 

 

「最大出力だ!身の程わきまえて地獄に落ちやがれ!!」

 

奴の殺意マックスの光線が俺に向かって飛んでくる!だが

 

「馬鹿野郎。目線と殺気で撃つタイミングがバレバレだ」

 

俺は身を素早く屈めその光線を軽々と避けた。

 

「な、なに!?」

 

俺は光線をすぐ避けると大勢を低くしたまま奴に向かって突っ込む!!

 

「二度とアイドルを出来ねー顔にしてやる!!」

 

「な!?はや!?」

 

俺は一瞬で奴の懐に入り込んだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「女性の人生をぶち壊すクソ男が!!顎粉砕しとけ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「グハ!?」

 

俺の全力のアッパーを受けた奴の体はそれ高く舞い激しく地面に叩きつけられた!

そして大の字にその場に倒れた。

 

「あ........あ........」

 

(な、なんだよこいつ........化け物かよ)

 

これでこいつは立てねーだろう。だがこれだけじゃ許せねー。

俺は奴の胸倉を掴み無理やり立たせる!

 

「おいクズ野郎。テメーは女性たちではなくファン傷つけ

そしてテメーの我が子をも傷つけようとした!

お前のファンたちはなこれからたくさん傷つく。自分たちが

大好きだったテメーがこんな極悪人だったんだ。当然だ!

アイドルはファンに夢や希望を与える仕事なんじゃねーのかよ!?

そんなお前がファンたちを絶望に落としてどうする!?

それにお前はあの子供から母親を奪おうとしたんだ!

あの子には父親がいない!あの子にとって母親は全てなんだ!

子供から母親を奪うなんざぜってーしちゃいけねーんだよ!!」

 

俺は全力で拳を握った!

 

「テメーは一発だけじゃ許せねー。もう一回気合入れてやるから

歯を食いしばれ」

 

「ひ!?ゆ、ゆるして........」

 

 

 

 

 

 

「テメーの我欲で色んな人を傷つけるんじゃねーぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ギャーーーーーー!!!??」

 

俺はこいつの顔面にフルスイングを決めた!!

そして再び地面に倒れた奴の体にまたがり再び拳を打ち込もうとした。

しかし........。

 

 

「紅林!やりずぎだ!!いい加減にしろ!!」

 

「な!?」

 

俺はバーニンに振り下ろそうとした拳を掴まれてしまった。

 

 

 

 

 

その後聖歌と羽伊蘇音の構成たちは逮捕。その後ミオさんの画像も

消すことに成功した。ただ羽伊蘇音のリーダーとその幹部一人が

まだ捕まっていないらしい。この一件はしばらくテレビのニュースで

持ちきりとなった。

 

そして俺はというと事務所でバーニンに長時間説教されてしまった。

 

「紅林!あれは明らかにやり過ぎだ!!ヒーローとしてのの自覚が足りない!!」

 

「す、すいません........」

 

はー。でも外道に対しては怒りが抑えらないんだよな。

けどこれから本気でヒーローやっていくなら感情のコントロール

はできるよにならないといけないとは思った。

 

あとミオさんについてなんだが、

実はあの事件からしばらくし、職業体験が終わったあと

子供と一緒に俺の自宅に訪ねてきたんだ!

家に人気アイドルが来たことに驚きを隠せないお袋と姉貴。

 

「ちょ、ちょっと二郎!どういことだいこれ!」

 

「な、なんであのミオちゃんがこんなところに!?」

 

「二人とも落ち着いてくれ。

とりあえずミオさん俺の部屋に来てくれ」

 

俺はミオさんと子供を自室に連れて行った。

リビングなんかで話したらなんかやばいことになりそうだからな。

 

「紅林君。この前は本当にありがとうございました!」

 

「いやいや。俺は見習いのヒーローとして当たり前のことをしたまでですよ」

 

俺らが言葉を交わしていると子供がミオさんに話しかけてきた。

 

「ね~ママこの人ヒーローなんでしょ?強いの?」

 

「うんとても強いよ!ママのピンチを二回も救ってくれたんだから!!」

 

「わー!お兄さんすごい!!」

 

「ありがとうお嬢ちゃん。そういえば君のお名前はなんていうんだい?」

 

「私は間宮ヒカリ!いい名前でしょ!」

 

「うん、いい名前だな」

 

俺はそういってヒカリちゃんの頭を優しくなでた。

この子はどうやら俺に懐いたらしくその後もいっぱい

質問攻めされた。そして時間は過ぎ彼女たちが帰る時間となる。

そのときミオさんが俺にこう言ってきたんだ。

 

「紅林君。また私たちと会ってくれる?」

 

「もちろんですよ。俺でよければ是非会いに来てください!」

 

「じゃあこれを........」

 

すると彼女は一枚のメモ用紙を渡してきた。

俺がそれを受けっとった瞬間彼女が突然俺の顔面に近づき

耳元で呟く。

 

 

 

 

「大好きです........私のヒーロー」

 

 

 

 

 

 

そう呟いた彼女は子供を抱えて家を出っていた。

 

「またね!二郎君!!」

 

「お兄さん!またね!」

 

え?今のってどういう........。とりあえず俺は彼女に渡された

メモを開いた。そこに書いてあったのは........

 

 

 

 

 

 

 

私を救ってくれてありがとう。いつか絶対お礼します。

いつでも連絡してきてください。

 

 

 

そして最後に書いてあったのは彼女の連絡先........。

 

 

 

「おい........あのつぶやきは反則だろ」

 

正直すごくときめいた!あー顔が滅茶苦茶熱い。

まあせっかくできた縁だ。大切にしなきゃな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、八百万の職業体験! 和中の兄貴ともに街の子供を守る!!

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