紅鬼のヒーローアカデミア   作:0101シュート

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天羽組での職業体験 後編

私の名前は八百万百

 

「わ、和中さん!私も子供たちの救出作戦に参加させて下さい!!」

 

「駄目だ............黙って俺たちの帰りを待っていろ............!!」

 

膝をガクガク震わせながら和中さんにお願いする雄英高校ヒーロー科の1年ですわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「八百万ついてこい!」

 

「は、はい!」

 

私たちは孤児院の緊急連絡を受けすぐ現場に向かいまいしたわ。

そして孤児院に着くと院の前に大量のパトカーと消防車がサイレンを鳴らして待機していました。

 

「一体何が............!?」

 

「和中さん!!」

 

その時警察に保護されていた孤児院の園長が和中さんの所へと走ってきました。

 

「園長!なにがあったのですか!?」

 

「子供たちが............!!子供たちが............!!」

 

 

 

 

 

 

園長が少し落ち着きを取り戻したあと彼女は今回起こったことを話し始めました。

 

 

 

 

 

事件が起こったのは子供の就寝の時間帯。園長が子供たちが眠ったのを確認した後、

園長室で今日の出来事などをノートにまとめていた時だった。

なんと火災報知器が鳴り始めたのだ。

 

「な、なに?」

 

園長は驚きながらもすぐ立ち上がり子供たちの部屋へと向かう。

 

「みんな起きて!!火事よ!!早くグランドに出なさい!!」

 

「うわーー!!??」

 

「いやだーー!!」

 

子供たちもサイレンの音にパニックになりながらも園長の指示で

建物の外へと出ていく。園長は子供たちが全員外に出たのを確認すると

消火器を持って火の元に向かう。するとキッチンの部屋に燃えた布が

放置されていたのだ。園長はすぐさま消火器で鎮火する。

 

(窓ガラスが割られてる?まさかここから投げた?一体なんでこんなひどいことを)

 

園長は疑問を感じながらも外に出て子供たちの所へと向かう。しかし............。

 

「え?誰もいない?」

 

なんと孤児院のグラウンドに避難した子供たちが誰一人としていなかったのだ。

目の前の現実を受け入れられず唖然としていると孤児院の囲う塀の外側から叫び声が。

 

「いやーーー!!!」

 

「誰か助けて!!」

 

その叫び声は園長の聞きなれた子供たちの声。園長はすぐさま塀の外へと出て行った。

その時彼女は驚愕の光景を目にしてしまう!

なんと黒いマスクを付けた男たちが子供たちを縄で縛り付け無数のバンに入れ込んでいたのだ!

 

「こ、子供たちに何をしてるんですか!?」

 

「ち。もう来ちまったか!車を出せ!!」

 

園長はその男たちに向かっていったが男たちは素早くバンに乗り込み、その場から発進し

その場から消え去ってしまったのだ。

 

「みんな!!そ、そんな............いやーーーーーー!!!!!!!」

 

園長はその場で泣き叫ぶことしかできなかった............。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんということを............!!!」

 

園長の話を聞いた和中さん怒りに震えます。そして園長にこう言いました。

 

「園長。子供たち天羽組が責任をもって救い出します!ですから少しだけ時間をください」

 

 

 

 

 

 

 

 

その後私たちはすぐさま事務所に戻り天羽さんにこのことを報告。

このことを聞いた天羽さんも怒髪冠を衝くいていました。

 

「孤児院に火を放った挙句子供たちを全員さらうとは............

なんて外道どもじゃ............!和中!!犯人を見つけてこい!!」

 

「承知いたしました」

 

「今回の一件、海外マフィアの人身売買組織が関わってる可能性がある。

もしそうなら時間がないかもしれねー。今回は情報屋の伍代に調査を頼め」

 

その後和中さんは情報屋に今回のことの調査を依頼。その二日後

返事が返ってきましたわ............。

 

 

 

 

 

 

 

とある路地裏

 

 

 

 

 

「和中の旦那。今回の一件色々わかったよ」

 

「そうか。では教えてくれ、一体何者たちの仕業だ?」

 

「まず今回の誘拐事件を実行した組織は炉理蛇(ろりた)。

人さらいを主に行っている半グレ組織だ。そして彼らは今回とある海外の

マフィアに依頼されて異形系の子供たちを誘拐したらしい。

そのマフィアの名前はナックルアイだ」

 

「ナックルアイだと?確かアジアを中心に暗躍する巨大人身売買組織か」

 

「ああ。炉理蛇(ろりた)はナックルアイに子供たちを売りつけて

大金を得ようとしている。奴らのアジトは○○街の漁港の無人の建物だ。

子供たちを救いたいなら急いだほうがいい」

 

「わかった、感謝する。お代は色を付けておこう」

 

 

 

 

 

その後和中さんこのことを天羽さんに報告。

 

「和中!須永!子供たちを救い出してこい!!」

 

 

「はい。奴らを全員薄切り豚肉にしてまいります」

 

「はい。全員噛み殺して天羽組の恐ろしさを思い知らせます」

 

今回子供たちの救出作戦を任せられたのは和中さんとバイティング須永こと

須永陽咲也さんでした。お二人は武器を用意し作戦に向けて話し合いを

していました。その時私は和中さんの所へ向かい話かけました。

 

「わ、和中さん............ちょっといいですか?」

 

「む。どうかしたのか?八百万」

 

「わ、私も子供たちの救出作戦に参加させて下さい!!]

 

私は決意を胸に和中さんに頼みました。しかし............。

 

何を言っている............?駄目だ。黙って俺たちの帰りを待っていろ............!!

 

「う............!?」

 

その時和中さんが見せてのは見せたのは真っ赤な圧力。私はその圧に足を震わせてしまいました。

確かに私を戦場に連れて行くのはリスクの方が高いでしょう。しかし私にも引けない理由があったんです!

 

「わ、私も............!園長先生の涙を見ました!私もこの命に代えてでも子供たちを助けたいんです!!

絶対に足手纏いにはなりません!!だから…!だからお願いします!!」

 

私の言葉を聞いた和中さんは少し黙りました。

 

(うむ............どうやら覚悟は本物の様だな。しかしどうしたものか............)

 

「いいじゃねーか和中。連れて行こうぜ」

 

「須永の兄貴............」

 

「だが八百万。一つだけ約束しろ........!」

 

「な、なんでしょうか?」

 

「自分の身は死ぬ気で守れ........!自分の身は自分で守る。それが戦場に立つ最低条件だ」

 

「わ、分かりましたわ........」

 

須永さんの圧にもなんとか耐え私は同行を許可されましたわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後私たちは○○町の港に到着。そして炉理蛇(ろりた)のアジトが

ある建物に到着しました。そしてお二人はいきなりアジトの扉を蹴破ったのです!!

 

「どうも~!嚙み殺すタイプのマハトマ・ガンジーです!!聖人君主です!本物です!!」

 

「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。子供たちを返してもらうぞ」

 

 

 

 

 

「お、おい!なんだ!?」

 

「うおー!?天羽事務所の和中と須永!?」

 

「ビビるな!!こっちの方が人数は上なんだ!!ぶち殺せ!!」

 

炉理蛇(ろりた)のメンバーたちは武器所持したり自分の個性を発動させ

二人に襲い掛かりましたわ。しかし二人は異様に冷静に構えました。

 

「おら!!全員薄切り豚肉じゃーー!!!」

 

「「「ぎゃーーー!!!???」」」

 

なんと和中さんは一振りで三人の敵を切り裂きました!

切り裂かれた敵たちはその場にバッタリと倒れ込みました。

 

 

 

「ガンジーバイティング!!地獄への移住の権利をどうぞ!!」

 

「ぎゃー!!!!???」

 

須永さんはなんとナイフで敵を刺しながら首に噛みつくという

異常な戦闘をしていました!

 

 

「こ、これがお二人の実力........!」

 

私は二人の戦いぶりに唖然となってしまいましたわ。

そんな私に一人の敵が襲い掛かってしまったのです!

 

「女!死にやがれ!!」

 

「し、しまった!?」

 

私はお二人に戦いぶりに夢中になってしまい。敵に油断を見せてしまいましたわ。

敵は鉄パイプを持って私に襲い掛かります!しかし

 

バン!!

 

「が!?」

 

「やらせるかゴミが」

 

須永さんが拳銃で私を助けてくれたのです!!

 

「須永さんありがとうござ........」

 

「おい!!ここは戦場だぞ!!ボーとしてんじゃねーぞボケ!!」

 

「す、すいません............」

 

私は須永さんに怒鳴られてしまいましたわ。

 

 

 

そして私たちは奴らのアジトの奥に向かいましたわ。

そして奥に行くにつれてなんと子供たちの声が聞こえてきたのです。

 

「恐らくここだ!入るぞ!」

 

私たちはその部屋に入りました!するとその部屋にあったのは

巨大な檻とその中に入っている攫われた子供たち!私たちが

すぐに子供たちを救出しようと檻に近づこうとしましたしかし............。

 

「おっと!それ以上近づくんじゃねーぞ?」

 

「む!?」

 

「な!?」

 

なんと檻の横にライターとダイナマイトを持った男がいたのです!!

その男は炉理蛇(ろりた)のボス、高田でした!

 

「もしそれ以上近づいたらこれに火をつけて檻に中にぶち込んでやる!!

さあ!さっさと持ってる武器を納めな」

 

「く!」

 

和中さんは刀を鞘に須永さんはナイフを地面に置きましたわ。

高田は二人が武器を置いたのを確認すると声を上げました。

 

「おい!お前ら!全員出て来い!!」

 

高田の言葉と共に武器をもった4人ほどの男たちが出てきましたわ。

私たちは子供たちを人質に取られて身動きが取れないのが今の現状!

そして敵は全員で五人。まさに絶体絶命のピンチですわ!

そんな状況の中和中さん口を開きました。

 

「おい。何故おまえらはあの孤児院から子供たちをさらった?」

 

「ん?ああ、そのことか。どうやら海外に異形系の子供に興奮する

異常な趣味を持った金持ちがいるらしいぜ?この前ナックルアイに

連絡を取ってみたら高値で買い取るっていうっていう話を聞かされてさ、

そして調べてみたらまさに異形系の子供を引き取ってる孤児院という完璧な

金ずるを見つけたのさ!!ビッグチャンスだと胸が躍ったよ!!ハハハハハ!」

 

「貴様........」

 

「待て和中君。高島と言ったか?ではこういうのはどうだろう?

君たちが子供たちを返す代わりに我々は天羽組の全財産うちの半分をやろう」

 

「は?な、なんだと?それに俺は高田だ」

 

高田は須永さんの言葉に頭を傾げました。他の手下四人もざわめき始めましたわ。

 

「まあ。まずは話を聞け高鷹君。子供たちを返してくれたらいっぱいお金を上げると言っている」

 

「テメー本気で言ってるのか?それに俺は高田だって言ってんだろうが!」

 

私も正気かと疑いましたわ。一体須永さんは何を言っていますの?

 

「まあまあ落ち着け、とりあえず支払い方法について話そう。支払い方法はこうだ!!

 

バン!!

 

「ぎゃーーーー!!!????」

 

「え!?」

 

「「「「た、高田さん!?」」」」

 

な、なんと須永さんは会話の途中に突然ピストルを抜き高田の頭を打ち抜いたのです!

そしてその瞬間和中さんが一瞬で奴らの前に出ました!!

 

「外道が!!刀の錆になるがいい!!」

 

そして和中さんが見せたのは高速の抜刀術!

 

「輪切りになっとけーーーー!!!!!!」

 

「「「「ぎゃーーーー!!!????」」」」

 

そして和中さんは残った四人を真っ二つにしてしまったのです!!

 

 

 

 

 

 

その後私たちは子供たちを無事救出。

 

「君たち、もう大丈夫だ。さあ孤児院に帰ろう。園長がまっているぞ」

 

「うわーん」

 

「怖かったよー」

 

和中さんは泣きじゃくる子供たちの頭を優しくなでました。その姿は先ほどの

鬼神のような姿からは全く考えられないほど優しい雰囲気を纏っていたのです。

 

こうして事件は幕を下ろしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その事件を解決した日の夜。和中さんは道場で一人木刀を振っていました。

私はその夜道場に向かい和中さんに会いに行きました。

 

「和中さん」

 

「む?八百万か。何か用か?」

 

「その........今回何も役に立てず申し訳ございませんでした。足手纏いにならないと

約束したはずなのに........私は............」

 

私は今回作戦に参加させてもらったのに何もできなかった............私は............私は............。

気が付けば私はまた悔しさで涙を流していました。

 

「ならば今回の失敗決して忘れるな。そして今感じてる無力感を決して無駄にするな」

 

「え?」

 

「痛定思痛(つうていしつう)。今回の失敗から学べ。一体自分になにが足りないのか。

そしてあの場での自分はどう動くべきだったかを考えるのだ」

 

「で、でも私............そもそもヒーローの才能があるのでしょうか?」

 

「初志貫徹(しょしかんてつ)。もし自分に迷いがあるのなら今一度原点に戻れ。

そして難しく考えるな。貴様の原点は単純明快なもののはずだ」

 

「和中さん............」

 

「さあとりあえず今は体を動かそう。木刀を取れ。稽古を付けてやる」

 

「はい!!よろしくお願いいたします!!」

 

私は和中さんみたいになりたいと想いを込めて木刀を握り構えました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

麗日の職業体験。

 

私の名前は麗日お茶子。

雄英高校ヒーロー科の一年です!

 

 

職業体験。私は獅子王事務所に行くことにしました。

そしていま私は獅子王事務所の所長である

眉済俊之さんにあいさつしています。

 

「麗日お茶子です。よろしくお願いいたします!」

 

「おう!責任者の眉済俊之だ。とりあえず全員集めるから

みんなの前で自己紹介よろしくな!」

 

「は、はい!」

 

その後私はみんなの前で挨拶することになりました。

 

「う、麗日お茶子です。よ、よ、よろしくお願いいたします」

 

私は緊張のあまりすごい早口で喋ってしまいました!

だって!みなさんとても怖いんだもん!! 

 

 

(麗日さん。すごい緊張してるな…............そうだ!)

 

その時インターン生の阿蒜さんが声を上げました!

 

「兄貴の皆さん!麗日さんの歓迎会を兼ねてどうでしょう?

みんなでにらめっこ大会をするのは!」

 

「え、え!?」

 

にらめっこ大会!?な、なんで今!?

 

「フフフ。阿蒜いい考えだね~............」

 

「ああ!楽しそうでいいじゃないか!よしお前らやるぞ!!いいでよね親父?」

 

「ああもちろんだ龍本」

 

こうして何故かにらめっこ大会が始まったのです!!

 

 

 

「よーし!じゃあまず戌亥の兄貴!俺とやりましょうよ!」

 

「フン!いいだろう月麦!娘のためにも負けられん!!」

 

まず勝負するのはお兄ちゃん感の出ている月麦さんと

イケメンイケおじパパの戌亥さんでした!

 

「よし!では審判はこの龍本がやらせてもらおう!!はいアップップ!!」

 

その時戌亥さんが見せたのは............。

 

「おさかなー!」

 

その真剣な表情からは全然考えらない気の抜けた変顔!

しかも月月麦さんも…............

 

「む~~~。」

 

強烈すぎる変顔を放ちました。

 

「ブ!?」

 

私は思わず吹き出してしまいました。

そして周りからも笑い声が聞こえます!

 

「ハハハハハ!二人となんだその顔は」

 

「フフフまだ二人ともぬるいね~。それじゃあ次は俺がやるね~」

 

「おお!伊武か!相手はじゃあ…............麗日やってみるか?」

 

「え!?あ、はい!!やります!!」

 

なんと私は伊武さんと対決することになりました!

私たちは定位置に着き睨みあいます。

 

「フフフ…............若造にはまだ負けられないね~」

 

「わ、私だって負けません!!」

 

「では行くぞ!にらめっこしましょ!笑うと負けよ!アップップ!」

 

「む~~~!!」

 

とりあえず私は頬を膨らませて目を上にやりました!けど伊武さんは............

 

「むー。羨ましい~」

 

歯を出っ張らせてより目といった顔をしたんです!

 

「ぷ............アハハハハハハハ!」

 

私は腹を抱えて笑ってしまいました!

他の人達も伊武さんの変顔に大爆笑!

 

「アハハハハハハハ!もうこの中に伊武に勝てる奴いないだろ!」

 

「兄貴!マジで最強過ぎます!!」

 

「ちょっと複雑だね~」

 

 

「アハハハハハハハ!はー。麗日もどうやら緊張が解けたようだな。ゴホン!

では改めてようこそ獅子王事務所へ!!」

 

「はい今日からお世話になります!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、我妻ヴィラン伝説 パート1

トガヒミコ目線で語られる我妻の狂気をお楽しみに

 

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