紅鬼のヒーローアカデミア   作:0101シュート

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最悪の再会

俺の名前は紅林二郎。

久我とともに鎖を体に巻かれその場の椅子に強制的に座らせられている。

雄英高校ヒーロー科の1年だ。

 

確か俺は合宿所で東雲と戦って……駄目だその後のことは何も思い出せない。

それにしてもここはどこだ?俺は周りを見渡す。ここは上に蛍光灯だけが存在する

コンクリートでできた少し広い殺風景な部屋。ここは奴らのアジト?

そんなことを考えているとこの部屋に一つだけあった扉が開いた。

誰かがこの部屋に入って来たのだ。その入って来た人物を見た俺たちは

言葉を失った。

 

「お、お前........」

 

「やあ。久しぶりだね二人とも」

 

俺たちのあの我妻京也が現れたのだ。

 

 

 

 

 

 

我妻京也。かつての世界で関東を地獄に変え悪魔のような暴力で支配しようとした

巨大マフィア戒炎のボス。奴も俺たちのようにこの世界に転生してきたのだ。

 

「おいおい2人ともそんなに睨まないでよ。前世のことはお互いの

死で決着がついたじゃないか。別にそんな憤らなくても........」

 

その言葉を聞いた久我がブちぎれる。

 

「ふざけんじゃねぇ!!テメーらのせいで雄英のやつらが大勢傷つけられたんだ!!

前世のことなんて関係ないだろ!!」

 

「フフフ確かにそうだね。盲点だったよ」

 

まるで小馬鹿にするかのようにニヤニヤ笑う我妻。こいつの態度は本当に

人の神経を逆なでしやがる。我妻は話を続けた。

 

「本当に久しぶりだね二人とも。雄英体育祭は現場で観させてもらったよ。

とても素晴らしかった。そしてあの時俺は思ったんだ。君たち二人には

前世の記憶があるんじゃないかって。どうやら俺の読みは当たってたようだね」

 

「……お前一体何が目的だ?」

 

「ん?前世と同じだよ。俺は侵略ゲームを楽しむだけさ。今回は関東だけじゃなく

このヒーロー社会のね」

 

こいつ........!またみんなにひどいことをしようとしてるのか!?俺は

やつに叫んだ!

 

「ふざけんじゃねぇ!!もう二度とあんなことさせてたまるか!!」

 

「フフフ、いいね。その感じ本当に愛せるよ」

 

我妻がクスクスと笑っていると扉の方から誰かの声が響いた。

 

「我妻様。末端からの連絡がきました。このエリアでヒーローや機動隊の

動きが確認されたそうです」

 

「そうか。そろそろ始まるね。角中。お前はトガちゃんたちを連れて

戒炎のアジトに戻れ。俺は例のプランを実行してからアジトに戻る」

 

「........了解しました。どうかご無事で」

 

 

 

 

「ちょっと名残惜しいけど君たちとのお喋りはこれでお終いだ」

 

その時我妻は俺の耳元でこうささやく。

 

『なんとかここから生き延びてね。できれば俺は君たちにリベンジしたいんだ。

その鎖、君の限界を超えた力なら引きちぎれるかも』

 

「さあ二人とも俺はもう満足だ!あとは羅威刃が好きにしてくれ」

 

我妻はそういって部屋から出て行った。

そしてそれと入れ替わるに........羅威刃の東雲と秋元が部屋に入って来た。

 

「秋元。この二人は羅威刃の頭である俺がぶっ殺す。それでいいな?」

 

「うん。まあなるべくひどめにぶっ殺しちゃってよ!」

 

「もちろんだ」

 

そういって東雲は斧をもってまず俺を殺そうと俺にゆっくりと近づいてきた。

 

「ち!!やめろー!!東雲!!」

 

久我がそう叫ぶが東雲はその歩みを全然止めない!このままじゃ殺されちまう!

それにしても我妻がさっき言ってたことを本当なのか?いや!とにかく

今はやってみるしかねぇ!

 

「うおーーー!!!!」

 

俺は髪をを赤く染め鎖を破壊しようと体に力を込める!だがなかなか破壊することが出来ない!

けど俺を諦めず力を込め続ける!そして東雲が斧を構え振り下ろそうとしたその瞬間!

 

バキン!!

 

「な!?」

 

俺は鎖をなんとか粉砕した。俺はすぐさま椅子を持ち上げ椅子で奴の

斧を止めようとする。しかし........。

 

「舐めるな!!」

 

「うお!?」

 

奴はそのまま斧を振り下ろしたんだ。俺はすぐさま椅子を手放し久我のいる方向へと飛ぶ。

そして久我の鎖を両手で掴んだ。

 

「久我!気合入れろよ!!せーの!!」

 

久我は俺の合図の意図を理解したのか体に力を込める。すると俺たちの

パワーで久我の鎖も破壊することに成功した。俺たちはすぐさま体勢を整え

拳を構える。

 

「戦えるか紅林!?」

 

「こっちのセリフだ久我!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の名前は爆豪勝己。

 

「グ?ここはどこだ?」

 

ヴィランたちに誘拐された雄英高校ヒーロー科の一年だ。

俺が目を覚まし自分の周りを見渡す。どうやら特殊な拘束具で椅子に固定されているようだ。

更に横を向くとそこには俺と同じように拘束され気を失っているデクがいたんだ。

 

「おい。おい!デク無事か!?起きろ!」

 

俺はデクに意識があるか声を上げたがデクは全然意識がなかった。

 

「おいおいやっと起きたのかよ。本当に待ちわびたぜ」

 

「あ?なんだテメー?」

 

俺の真正面にいたのは腕のマネキンをつけた不気味な野郎がいた。その後ろにも

個性的な奴らがこいつらは恐らく全員ヴィランだ。

 

「起きて早々だが…ヒーロー志望の爆豪克己くん。俺たちの仲間にならないか?」

 

「あ!?なんだテメー頭おかしんじゃねぇのか?」

 

俺はそういったが奴は突然テレビのリモコンを持ちテレビをつける。

 

『この度、我々の不義からヒーロー科1年生22名に被害が及んでしまった事、

ヒーロー育成の場でありながら敵意への防衛を怠り社会に不安を与えた事、

謹んでお詫び申し上げます。まことに申し訳ございませんでした。』

 

これは雄英の謝罪会見?

 

「不思議なもんだよなぁ。何故ヒーローが責められてる!?奴らは少ーし対応がズレてただけだ。

守るのが仕事だから?誰にだってミスの一つや二つある『おまえらは完璧でいろ』って!?

現代ヒーローってのは堅っ苦しいなァ。」

 

「守るという行為に対価が発生した時点でヒーローはヒーローでなくなった。

これがステインのご教示」

 

「俺たちの戦いは『問い』。ヒーローとは何か、この社会が本当に正しいのか一人一人に考えてもらう。

俺たちは勝つつもりだ。君らも勝つのは好きだろ?」

 

ふざけやがって........!!俺はもう我慢できずにブちぎれる!!

 

 

「一緒にするんじゃねぇぞクソが!!みんなを、そしてデクを傷つけて苦しめやがって!!

てめーらみたいな外道が語る正しさになんてクソ以下だ!!」

 

「あれれ?こいつこんなキャラだったか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「どーもぉ、ピザーラ神野店ですー」

 

ん?なんだピザ屋だと?一体どういこと........。

その瞬間!壁が突然大爆発を起こす!それと同時に聞き覚えのある声が!

 

 

「ど~も~地獄のピザ販売人で~す!今回はピザの代わりに地獄の敗北を持ってきました!!」

 

「フールメンズ!!お前ら全員ゴキブリの小便以下!!全員死ぬのだ!!」

 

「おらーー!!お前らの顔で餅をついてやる!!」

 

「見つけたぞ~懺悔をしても~もう遅い~」

 

「おら!!センスある登場だ!!」

 

「おらー!!虎徹たちを返しやがれ!!」

 

 

 

 

「もう逃げられんぞヴィラン連合........!何故って!?我々が来た!!!」

 

 

 

 

 

 

なんと極道教師たちとオールマイトが助けに来てくれたのだ。

しかしここからあんな出来事が起こるなんて誰も知る由がなかったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、オールフォーワンが姿を現す。

そして我妻の策略が明らかに。

 

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