俺の名前は上鳴電気。
「クソ!駄目だもっと早く!!」
雄英高校の射撃訓練所で猛特訓している雄英高校ヒーロー科の1年だ。
俺はこの前強くなる覚悟が欲しくて背中に麒麟の刺青を入れた。
そして今日の授業が終わった後俺はただ一人射撃訓練所で
早撃ちの訓練を行っていた。だが........上達の実感がなかなか得られない。
「くそ!!くそ!!」
俺はとにかく早撃ちをし続けた。だけど........
(駄目だ........!あいつの早撃ちを上回れるイメージができない........)
クソ........胸の傷が…........撃たれた肩と足がうずきやがる。
そんな風に訓練を続けいると、その場に無表情な小林先生が現れた。
「おい上鳴、今日もう訓練終えて帰れ」
「え?」
俺はその言葉に思わず唖然とする。そしてすぐさま抗議の意を示した。
「で、でも!まだ俺全然上達........」
「お前、まだ傷が完治してねぇだろ?やり続けたら明日の授業に響く。だから今日は帰れ」
「で、でも........」
「いい加減しろお前........」
「う........」
小林先生が俺の顔面に超至近距離まで顔を近づけて圧をかける。俺はその圧に
逆らうことができなかった。
「強くなりたくて無茶するのは確かに必要なことだ........だがな
自分の無力さから目をそらすために無茶して訓練するのは違う。
自分の状態と向き合うことも忘れんじゃねぇぞボケ」
「うう........わかりました」
その後俺は小林先生に言われた通り着替えて帰路につくとにした。
「うう........グス」
俺は半ベソをかきながら校舎を出た。
「上鳴........泣いてるの?」
「え?耳郎?」
俺が校舎を出る入口前で立っている耳郎がいた。
俺はすぐさま涙をぬぐって耳郎に向き直る。
「いや!泣いてないし!!ちょっと目にゴミが入っただけ........」
「小林先生に怒られたんでしょ?」
「いやだから違うって!それより耳郎はどうしてここに?」
誰か女子と待ち合わせか?
しかし彼女はどうやら俺に用があるらしい。
「肩と足まだ痛むんでしょ?荷物持つよ」
「え?なんで........」
「なんでって........あんたが心配だからに決まってるでしょ!」
そういって俺の荷物をぶんどる耳郎。
「ほら一緒に帰ろ?」
「わ、わかったよ」
俺たちはそのまま帰路についた。
その帰路の途中で俺は耳郎と色々話す。
「上鳴さ、最近ちょっと焦り過ぎじゃない?
小峠先生が言ってたよ。あいつ無茶をしなきゃいいがって」
「え?いや別にそんなわけじゃ........それにさっきのことだって」
「小林先生に怒られて泣いてたのに?」
「だ、だから泣いてないって!」
「フフフ........うちはこの目でみたけど?」
「う......../////」
俺は恥ずかしさのあまり顔を赤らめてしまう。そんな俺を見て
彼女は優しそうに微笑んだ。ったくめっちゃ恥ずかしい........。
「ねえ上鳴今度さ、うち今度の休みライブに行こうと思ってだけど
上鳴も一緒に行かない?」
「え?で、でも........」
「いいじゃん!一緒に行こうよ。気分転換も大事だしきっと楽しいよ」
「そっか........そうだな!いいね!俺も行くよ!とても楽しみだな」
「うん!期待してて!!私の推しのバンドチームのライブだから!」
なんだろう........久しぶりに心が躍った気がする。
何でだろう?耳郎とこんな風に楽しく話せたからかな?
それから5日後俺は傷を治すことに専念し、無事傷を完治させることに成功。
そして俺はコスチュームも変えることにした。
俺はその日の訓練の時にそのコスチュームを披露する。
「おお!!上鳴すげーかっけじゃねぇか!!」
「おう!サンキュー切島」
俺の新しいコスチュームを紹介しよう。
白いワイシャツに青色のベスト。
白いジャケットに青色のズボン。
黄色のネクタイとストール(須永の兄貴が首にかけてるやつ)。
そして青色のサングラス。
このコスチュームにはたくさんの
俺専用の武器の収容できるようになっており
それ以外にも俺の個性を生かすたくさんのギミックが仕掛けられている。
「かっこいいよ!上鳴くん!!」
「俺も似合ってると思うぜ!」
他にも緑谷と瀬呂が俺のコスチュームのことを褒めてくれた。
そんな風にみんなと喋っていると俺は耳郎と目が合った。
俺の足は自然と彼女の方へと向かう。
「な、なあ耳郎。コスチューム変えたんだけど........どうかな?」
「うん!すごいロックでうちもいいと思うよ!」
「マジ!すげー嬉しいぜ!!」
彼女の言葉は何故か他のみんなよりも心が躍った。
『撃つときはそうズバリ!まるで女の子のハートを打ち抜くような
イメージをしろ!』
多分撃ちぬかれたのは俺みたいです........南雲さん。
職員室
「なあ~華太。最近上鳴どうだ?」
「そうですね.小林の兄貴のおかげで無茶はもうあまりしてませんよ。
怪我もちゃんと直したみたいです」
「ふ~ん。それにしてもあいつ刺青入れたから結構変わったよな。
刺青入れて間もなかった頃のお前に少し似てたぜ」
「え?そうですか?」
小林先生の言葉に首をかしげる小峠先生。その言葉を聞いた
野田先生と冨樫先生はニヤニヤした。
「フン。確かにあの頃の華太を思いだすな。あの頃から
お前の目つきが徐々に変わりだしたのを覚えてるのだ」
「ハハハハ。確かにそうですね。刺青を入れるという行為は
自分の覚悟を確固たるものにするため一種の儀式みたいなものですからね」
「そ、そうですか........ああそうだ!兄貴たちに聞いてもらいたい話が。
緑谷についてのことです」
三人の表情が真剣なものに変わる。そして小峠先生が口を開いた。
「この前あいつに頭を下げられたんですよ
卒業したらうちに........天羽組に入れてくれって」
次回、仮免試験会場に!
上鳴は小林の洗練された戦闘スタイルと野田の卑怯スタイルの融合を目指しています。
あと耳郎に優しくされたのをきっかけに彼は恋してしました。