俺の名前は紅林二郎。
「よっしゃ!気合入れていくぜ!!」
仮免習得に向けて気合を入れ直している雄英高校ヒーロー科の1年だ。
ついに向かえた仮免試験。俺たちはバスでその会場に来ていた。
「この試験に合格し、仮免許を取得できれば、お前たちは卵からひよっこ、
つまりはセミプロへと孵化できる。頑張ってこい!」
「言われなくてもわかっているとは思うが一応言っておく全員気合を入れていけ!!」
相澤先生と小峠先生の言葉に俺たちは「はい!」と答えた。
そこからみんな一言も喋っていない。全員今日のために
命を懸けて訓練してきた。全員気合が半端なく入っている状態。
全員肝が座りきった顔をして会場の入口へと歩いていた。
「イレイザー?イレイザーじゃないか!」
「!?」
「テレビや体育祭では見てたけど、直で会うのは久しぶりだな!」
相澤の顔が引きつる
「結婚しようぜ」
「しない」
「しないのかよ!受ける!ブハァ!」
「相変わらず絡みづらいなジョーク」
相澤先生に絡んでいるあの女性ヒーローは誰だ?俺は気になり出久に声をかける。
「出久あのヒーローは誰だ?」
「スマイルヒーロー、Ms.ジョークだよ。人を強制的に爆笑させる個性を持ってるんだ。
傑物学園高校の教師でもあるらしいよ」
「へ~。爆笑させる個性か」
(結婚か........いつか私も出久君と……/////)
「うふふ……」
「どうしたの?」
「ん?なんでもないよ響香ちゃん」
麗日は全く関係ないことを考えていた。
そんな中切島に声をかける二人組が。
「切島君!久しぶりやな!」
「あ!城戸さん!浅倉さん!」
その二人組は天王寺事務所、城戸派はトップの城戸丈一郎、ナンバー2の浅倉潤。
職業体験の切島の体験先の人たちだ。切島は二人の所へと走り頭を下げる。
「二人ともお久ぶりです!でもどうしてここに?」
「実はな俺と浅倉は今、士傑高校の特別教師をやってるんや」
「え!?そうなんですか?」
「ああ、で俺たちもこの会場に来たわけや。切島君たち雄英も俺たち士傑の
次に応援してるで!がんばりや!!」
「はい!!あと仮免取れたら天王寺事務所にインターンに行っていいですか?
俺まだ天王寺事務所で学びたいことがあるんです!!」
「おう!いつでも大歓迎や!」
「切島君。またうちに来た時はきっと城戸の兄貴が高級焼肉おごってくれるで。
だから来るなら早めにな」
「マジすか!?ゴチになります!!」
「おいおい浅倉!まだおごるなんて言うてへんし、切島君も遠慮せい!( ´∀` )」
「「「アハハ」」」
さきほどの真剣な表情とは違い切島君は心の底から笑ってるのが伝わってくるほど
笑っていた。みてるこっちもなんか緊張がほぐれたな。
しばらく笑った後城戸さんは小峠先生に声をかけた。
「あなたが小峠華太さんですね?噂は関西の方でも聞いてますよ。
よろしくお願いします」
「はい。よろしくお願いいたします城戸丈一郎さん。」
そういって握手を交わす二人。
「今度一杯どうですか?雄英での教育について色々聞きたいんですわ」
「ええ。もちろんいいですよ」
「フン、あっちの教師の笑いを見習ったらどうだ?ジョーク」
「は!?ちょっとそれはひどいぜイレイザー!」
試験内容
ターゲット3つとボール6つが配布される。このターゲットにボールを当てると光が灯る。
このターゲットの三つ目を光らせた者が倒した者となり、二人倒せば合格となり、
3つのターゲットにボールを当てられた者は脱落となる。そして突破者は先着100名だ。
まさかここまで厳しい条件とはな。だがそんなの関係ない。こんな修羅場
難なく突破してみせる!
「えー、じゃ展開後ターゲットとボール配るんで、全員に行き渡ってから1分後にスタートします」
その時説明会場の屋根が真っ二つに割れた。
するとそこには超巨大な演習場がすでに周囲に広がっていた。
試験はじまる直前飯田がみんなに叫ぶ。
「よしみんな行くぞ!!できればチームで動いた方がいいと思うが
強制はしない!各々自分が最適だと思う行動をとってくれ!!
俺からは以上だ!健闘を祈る!全員ここを突破しよう!!」
飯田の言葉を聞いた爆豪、轟はみんな所から離れる。切島、上鳴も
爆豪についていく。
「飯田さんよろしいのですか?皆さんをバラバラにするような指示を出して」
「いいさ。僕はみんな決断を信じるし、
この試験は個人の力が試されている気がするんだ。
だからの程度の修羅場自分自身の力で突破しないと意味がない。
と言ってもチームで動くのも
一つの手だ。だから自分が後悔しない道を選んでくれ」
「承知いたしました」
そういってA組の面々はその場から離れていった。
俺は自分一人の力を試したかったので轟のように単独行動をとっている。
俺は岩場エリアへと足を運んでいた。それにしても敵が誰もいないな........ん?
その時は俺は後ろの方に二人の気配を感じた。俺がすぐさま後ろを振り向くと
そこには巨大な岩が。恐らく後ろに誰か隠れている。
「おい誰だ!!そこにいるのはわかってんだ!!出てきやがれ!」
「やべ!?な、なんでわかったんだ!?」
「お、落ち着け!とりあえず姿をあらわそう。敵はないことを伝えるんだ」
岩の陰から二人の男が出てくる。
「待ってくれ。敵意はないんだ」
「そうそう!俺たちは君に会いに来ただけだ」
「あ!?何言って........は?」
俺はその二人を見て唖然としてしまう........なんとその二人は........
愛天雄の羽柴 和成と如月だったんだ。二人は目をキラキラさせながら
俺に近づく。
「俺は馬鹿田高校の羽柴ってもんだ!そしてこいつ俺の相棒の…」
「如月だ!実は俺たち二人は君の、紅林二郎君の大ファンなんだ!!
雄英体育祭、会場で見てたぜ!!」
「お、おう........どうも」
「で、提案なんだけど紅林君!この一次試験を突破するために俺たちと
協力しないか!?」
「は?えっと........」
俺が回答を渋ると二人は子供のように駄々をこねながら俺に抱き着いてきた。
「な~!頼むよ~!!俺たちは君と一緒に戦ってみたいんだ!」
「頼む!一生のお願いだ!!」
「お、おい........!わかったわかった!とにかく離れてくれ!」
俺はとりあえず二人は引きはがす。
しかしその瞬間俺は第六感に嫌な物を感じた。
「二人とも伏せろ!!」
俺の叫びに二人は驚きながら身を屈める。それとほぼ同時の瞬間!
ボールが俺たちの頭上を通過した!
「うお!?」
「危ねぇ!!」
くそ!何人かの奴らが俺たちを狙ってる!結構な人数がそこには集まっていた。
なんとかここを突破しないと!
「二人とも!!三人でここを突破するぞ!!」
「「おう!!」
俺たちは奴らの元へと突っ込んで行った!
「よし行くぜ!手加減はしないぜ!真剣勝負だからよ!!」
「ぐあ!?」
羽柴は素早い動きで奴らの懐に入り込みパワフルなパンチを奴らに
お見舞いする。
「よし俺も行くぜ!!ハ!!」
「ぎゃ!?」
如月は格闘技サバットを使って華麗な足技で奴らを蹴散らしていく!
俺も負けてられない!!
「おら!!吹き飛んどけ!!」
「「「ギャーーー!!!!」」」
本気で殴ったら相手に大怪我を負わせちまう。なので俺は
渾身のラリアットを三人同時に食らわせ奴らを同時に吹き飛ばした。
吹き飛ばされた奴らは後ろの奴らにぶつかり気絶する。
「うおー!!なんちゅうパワーだよ!?」
「やっぱりスゲーよあんた!!」
二人は俺の戦いぶりを見て目を輝かせていた。
そして俺たちは倒したこいつらにボールを当てて無事一次試験を突破した。
次回、上鳴電気VS肉倉精児
「俺の友達を馬鹿にするやつは許さない!!」
上鳴の新しい戦闘スタイル!爆豪と切島も驚愕!?