俺の名前は爆豪勝己。
上鳴電気、切島ともに試験会場を走りまわっている雄英ヒーロー科の1年だ。
「ったく。なんでお前ら付いてくるんだよ?」
「別にいいじゃねぇか。なあ兄弟!」
「おう!お兄ちゃん!!」
「いや........せめて兄貴って呼んでくれ........」
「フッ。好きにしろ」
俺たち三人は高速道路を模したエリアに来ていた俺たちはそこで
気持ちの悪い光景を目にする。
「な、なんだありゃ?どうなってんだ?」
謎の肉の塊がそこら中にばら撒かれていたのだ。
上鳴と切島はその光景に戸惑いの表情を見せる。
「フン、あの野郎の仕業ってことだろ........」
そこには士傑高校の帽子を被った根暗そうな野郎がいた。
後から知ったがアイツの名前は肉倉精児。個性を精肉だ。
「我々士傑生は、活動時には制帽の着用を義務付けられている。
何故か?それは我々の一挙手一投足が、士傑高校という伝統ある名を冠しているからだ。」
野郎は突然自分の高校の自慢話を始めやがった。なんだこいつ?
「これは示威である。就学時より責務と矜持を涵養する我々と、
粗野で徒者のままヒーローを目指す君達の圧倒的な水準差」
なるほどの自分らはテメーらより真面目ですよアピールか。
ったく、むかつく野郎だぜ。
「雄英高校、私は尊敬している。御高と伍する事に、誇りすら感じていたのだ。
それを諸君らは品位を貶めてばかり.......」
バン!!
「!?」
その時銃声が周りに響く。肉倉の頬を弾丸がかすり抜ける。
奴の表情が焦りへと変わった。撃ったのはそう........上鳴だ。
「き、貴様!!」
「........話は終わりましたか?ってか何戦場でくっちゃべってんすか?
なめてるんすか?」
上鳴の表情が消える。そしてこいつは肉倉を無感情な感じで睨みつけた。
「........っ!!」
肉倉も少し肝が冷えてやがる。ざまあねぇぜ。
「ああ。安心してください。これは麻酔銃です。まああんたにこれは
もう使いませんけどね」
上鳴はジャッケトの裏にある拳銃ホルダーに銃をしまった。
そしてゆっくりと奴に近づく。
「二人とも。こいつ俺にまかせてくれねぇか?」
なに?まったく調子乗ってんのか?まあいいや
「フン。やってみろアホ面」
俺は見守ることにした。
「お、おい爆豪!いいのかよ!?」
「黙って見とけ。面白いもんが見れるかもな」
「貴様........!俺を一人で倒す気でいるのか...............!?」
「だから何くっちゃべってんすか?もうしませんけど、また撃たれちゃいますよ?
次はこの眉間に」
上鳴はまるで挑発するかのように自分の眉間を人差し指でツンツン触る。
それに案の定、肉野郎は怒りを爆発させた。
「.......く!!フン!!」
奴は血管が顔に出るほど怒り個性を発動させ、肉塊を上鳴に放つ。
「怒りに染まった攻撃ですね。当たらないっすよ」
上鳴は肉塊を軽々よけながら奴に向かってスタートを切る。
そしてアイツはジャケットの裏に隠してある武器を取り出した。
「俺専用の超改造スタンロッド!!とくと味わえ!!」
上鳴はスタンロッドを構え奴に突っ込もうとした。しかし........。
(ん?後ろの方に気配が........)
上鳴は自分の後ろに嫌な気配を感じる。上鳴はその本能に従い
身を屈める。するとその頭上に奴の操る肉塊が通り過ぎた!
「うお!?あ、あぶねぇ........!」
ったく結構危なかったじゃねぇか。俺は思わず上鳴に向かって叫んだ。
「おいアホ面油断してんじゃねぇぞ!!ただ単に飛ばすだけなわけあるか!!」
「た、確かに........あれは飛ばす個性じゃなくて操る個性だからな」
俺と切島は遠くからそれを見て奴の個性を分析していた。
しかしこのままここにいてもつまらねぇ。俺は切島とヒーローらしい行動を
取ることに。肉塊にされた奴らをここから遠ざけてやる。
俺たちはあいつらの戦闘の隙をついて肉塊なった奴らを運んだ。
「うお!?以外にも近づけない!?」
「どうした?先ほどの威勢はどこに行ったんだ?」
「く、クソー!!どうしよもない................なんてな!」
その時上鳴が懐に手を入れあるものを出す。それは謎の瓶。
アイツはその瓶を空中に投げ肉倉の頭上にきたタイミングで
銃を抜きその瓶を射撃!すると瓶が破裂。すると奴の頭上に
謎の液体が降り注ぐ。
「ぐ!?なんだこれは!?」
「弱酸性の水溶液っすよ」
すると上鳴はジャケットの裾の部分から謎のチューブが出てくる。
そしてそのチューブからまた謎の液体が噴出してきた。そして
濡れている地面にまるで道になるように液体を自分の所に真っ直ぐとまく。
「なにしてるかわからないって顔ですね?特別に教えてあげますよ。
俺の個性は帯電です!」
「!?ま、まさか!?」
上鳴は片手で水に触れる。そして個性を発動させた。
「おらー!!あんたは電気ウナギ~!!」
「ギャー!!!」
すると肉倉は感電した。奴の体は電撃によりブルブルと震えた!
すると上鳴はスタンロッドを再び構えて奴に突っ込む。
「俺たちを、雄英をけなしてんじゃねぇ!!
みんなはヒーロー張るために命かけてんだ!!」
上鳴はスタンロッドを奴の腹に押し当て最高威力を出す!
「テメーの薄っぺらな信念で俺の友達たちをディスってんじゃねぇー!!
ハードビリビリー!!テメーは試験落ちて当然~!補習行き~!!」
「グアーーー!!!???」
肉倉は最高威力電撃を食らい断末魔を上げるすると奴は
黒焦げになりその場に倒れた。
「おー!流石だぜ兄弟!!」
「おう!!ありがとう兄弟!!」
切島と上鳴は笑顔で勝利のハイタッチをした。フ、やるじゃねか上鳴。
だがまだ油断するところじゃねぇな。
「おいお前ら!!アイツの個性が解けて肉塊にされた奴らが
元に戻り始めてるぞ!!気合入れろ!!こいつら全員のして
ボールをぶつける!!」
「「おう!!」」
そしてその後俺たちは奴らを制圧してボールをぶつけ一次試験を突破。
そして俺たちA組は全員突破することに成功した。
今から10分前、轟は試験を突破して待合室で待機していた。
そして彼はただ一人スマホの画面を見てた。その画面にはとある写真が。
その写真には自分と久我、犬飼、五十嵐組長が写っていた。
(ここで仮免とって俺は早く京極に行きたい!早く
皆さんの役に立てるように頑張りたい!)
「よし!次も頑張るぞ!!」
轟は夢を胸に気合を入れ直していた。そんな轟を士傑高校の夜嵐イサナは
遠くからじっと見つめていた。
(あの目.......あいつはあのエンデヴァーとは違うのか?いやまだわからない。
しっかりこの目で見極めさせてもらうっすよ)
次回、二次試験開始。
上鳴のコスチュームにはまだまだギミックが隠されています。