次回は父親と再会できるのでしょうか?とても楽しみです。
戒炎本部
「我妻ちゃん。関西と東北での麻薬組織が警察とヒーローに摘発されたあの事件の
こと情報屋にしらべさせたけどやっぱりどの組織も死穢八斎會の息のかかった組織だった」
「そうか。戒炎の販売をルートをあんまり使ってないなって思ってたけど、
あいつら地方にもいくつか販売ルートを持っていたのか」
「けどあいつら関西と東北のルート使い過ぎて逆に警察に目を付けられてるね。
このままじゃあ遅かれ早かれ検挙されちゃうよ」
「ふ~ん。じゃあ治崎には最後にちょっと痛い目を見てもらおうかな?」
俺の名前は紅林二郎。
「二郎君。一体何が始まるんだろう?」
「んー。わからないな」
クラスメイトの出久、麗日、切島、上鳴と共に沢山のヒーローたちが集う会議に参加させてもらっている
雄英高校ヒーロー科のインターン生だ。
あの少女の件から数週間後俺はインターン先のサーナイトアイに
呼び出されミリオ先輩と共にとある会議に参加することとなった。
その会議には様々なヒーローたちが参加ししている。グラントリノや相澤先生、
さらにはリューキュウやファットガムと言った有名プロヒーロー達も多くいる。
そして顔見知りも。
「よう。紅林」
「久我!?お前も来てたのか」
「ああ。実は俺は別の所にインターンにいっていんだがわけあって
この会議に参加させてもらうことになった」
「わけって?」
「それは会議の時にわかるさ」
そして久我以外にも麗日のインターン先の獅子王事務所から犬亥、伊武、井上。
「フフフ。何人か顔見知りがいるねぇ」
「はい。皆さん相当な実力者っすね」
「ああ。俺たちも舐められないようにしなければ」
切島のインターン先の天王寺事務所から戸狩、渋谷、室谷。
「そういえば渋谷。頼んだ551の豚まんちゃんと買ってきたか?」
「それが戸狩の兄貴、10件ほど店探しましたがどこにも売ってません!」
「ば、馬鹿な!!そんなことはないやろ!」
「二人とも知らんですか?東京にあれ売ってませんよ?」
「「な、なんやて!?( ゚Д゚)( ゚Д゚)」」
出久と上鳴のインターン先の天羽組から永瀬、南雲、青山。
「永瀬の兄貴お願いです!俺と今度合コンに行ってください!」
「いい加減にしろ南雲。俺はそういうのに興味ないんだよ」
「そこをどうか!!」
「ああ·········イライラする········!お前の髪焼いてやろうか?」
「ああちょっと二人とも!会議もうすぐ始まります。
永瀬の兄貴はこの緑茶飲んで落ち着いてください。
あと合コンなら俺でよければ付き合わせていただきますよ?」
「フン······!ったく。ズズ············」
「俺は諦めませんからね!」
京極事務所から一条先生、六車、守若が来ていた。
「守若。頼むから大人しくしていてくれよ」
「大丈夫ですよ六車の兄貴~。俺は世界一の平和主義者です~?」
「きっと大丈夫ですよ六車の兄貴。守若ある程度常識を持つようになりましたから」
何人か前世で戦った人もいるな。そんな彼らも今や味方か············。頼もしいぜ!
「えーそれでは初めて参ります。我々ナイトアイ事務所は約2週間前から
死穢八斎會という指定ヴィラン団体について独自調査を進めています。」
そして会議が始まった。
「私が追跡調査をしたところ、彼らは他の構成員や指定ヴィラン団体との接触が増えてきており、
組織の拡大や資金集めに動いているとみられます。
そして先日戒炎のボス。我妻との接触も確認されました。」
その時俺たち久我を除いた雄英生たちが表情を変えた。俺たちが呼ばれたのはそれが理由か。
現在極道ヒーローたちは協力して戒炎関連の事件を追っているらしい。
だからこの会議に呼ばれたのだ。
そしてその戒炎の捜査にグラントリノも協力している。
「それ以外にも戒炎との協力関係にあると思われる組織。羅威刃の
東雲竜政、秋元詩郎なども確認されています」
「あ、あいつが·············!?」
「ク········!秋元·············!」
切島と上鳴はその話を聞いて更に表情がこわばった。上鳴にいたっては
あの時、秋元につけられた傷跡を片手でおさえている。切島も拳を怒りで握り締めたいた。
「八斎會は認可されていない薬物の売買をシノギにしている疑いがあり、
その道に詳しいファットガム氏に協力を要請しました」
「昔はゴリゴリにそういうのぶっ潰してました!そんで先日見たことない種類のモンが環に撃ち込まれたッ…!
個性を壊すクスリ!」
「「個性を壊す!?」」
その言葉にヒーローたちはざわめき始めた。
渋谷さんと切島が対応した大阪での発砲事件。環先輩はその事件で弾丸を体に撃たれてしまったのだ
「個性を壊すって…!環、大丈夫なんだろ!?」
「ああ、寝たら回復したよ。見てよ、この牛の蹄。」
「朝食は牛丼かな?」
「回復するなら安心だな。致命傷にはならねえ。」
「いえ、その辺りはイレイザーヘッドから」
「俺の抹消とはちょっと違うみたいですね。俺は個性を攻撃しているわけじゃないので、人の身体に宿る個性因子を俺は一時停止させるだけで、ダメージを与えることはできない。」
「環が撃たれた直後!病院で診てもらったんやが、その個性因子が傷付いとったんや!幸い今は元通りやけど!体の方も他は異常無しや、ただただ個性だけが攻撃された!」
「個性だけを狙ったクスリか…」
「その撃ち込まれたものの解析は?」
「ああ!その中身を調べた結果、むっちゃ気色悪いモンが出てきた!人の血や細胞が入っとった!」
人の······一体どうして···?俺はこの言葉を聞いた時点で何か嫌な予感を感じていた。
「個性による個性破壊っていうのはわかるけど、どうやって八斎會と繋がってくるのかしら?」
「今回切島君が捕えた男が使った違法薬物。その売買にかかわる組織と八斎會に繋がりがあった!」
「それだけか?」
リューキュウの問いかけにサーナイトアイが答える。
「先日リューキュウ達が対処したヴィラングループ同士の抗争を始めとする多くの組織的犯罪に彼らが絡んでいる。だが、それだけでは決定的な証拠とはならない。」
その時、スクリーンに治崎の顔が表示される。
「若頭、治崎の個性はオーバーホール。対象の分解、修復が可能という力です。分解、一度壊し治す個性。そして個性を破壊する弾」
治崎の顔を見た瞬間。俺とミリオ先輩の頭に
あのエリと呼ばれてた少女の存在が頭をよぎった。
俺も大勢の外道と関わってきた。その経験則が俺の頭に警鐘を鳴らし続けていた。
(なんだよ·············なんだこの胸騒ぎ!?)
心臓の鼓動が早まり緊張の汗が止まらない。そんな俺たちをよそにサーナイトアイは
話を続けた。
「治崎には壊理という娘がいる。出生届もなく詳細は不明ですが、
ミリオと紅林が遭遇した時は手足に夥しい包帯が巻かれていた」
サーナイトアイの言葉を聞いて···········俺たちの疑念が確信に変わる。
俺たちの視界が本当に真っ暗になりそうになった。
「まさかそんなおぞましいことを…」
「クソだな…」
他のヒーローたちも怒りの表情を見せている。
「紅林··········どうやら気がついちまったようだな··········」
「気が付いたって·······どういことだよ久我」
緑谷、麗日、切島、上鳴はまだ話の全容を理解できてなかった。
「まあお前らに理解しろってのも酷な話だがここにいる以上理解しろ。
要するにだ···治崎って野郎は娘の身体を銃弾にして捌いてんじゃねえかってことだよ」
「·········!?」
「そ、そんな·········」
「ふざけな········!あいつら·····人じゃねぇ········!!」
「クズが········!」
出久と麗日は驚愕し、切島と上鳴は怒りで体を震わせていた。
「今出回っている物は中途半端な性能だが、もし完成すればこの社会を一転させれてしまうだろう…」
「んな惨いこと…!こうなったら今からガさ入れじゃ!」
ファットが怒りの声を露わにする。そしてそれに怒りの連鎖するように
極道ヒーローたちも怒りのオーラを爆発させる。
「犬亥の兄貴、伊武の兄貴。これは絶対に許せませんね······」
「自分の娘を消耗品のように扱うとは·······!親の、いやもはや人の所業ではない!」
「こんな腐れ外道共全く羨ましくねぇな······!全員死んでいいねぇ!!」
「兄貴方。こいつら全員人間ちゃうらしいです」
「ああ室谷。戸狩の兄貴、俺怒りで頭が狂いそうですわ」
「ああ許せんな······弱いモンを傷つける奴らは特に······!」
「無垢なリトルガールにこの仕打ちとは完全なる外道ですね」
「女の子をこんな形で傷つけるなんて··········絶対に生かしちゃおけんわな」
「こんな胸クソ悪いことしてるとは······ガスバーナーであぶってやろうか·····!」
「外道共が······絶対犯しちゃおけん!」
「そうですね六車の兄貴。下種共に~地獄の制裁~全員で~」
「ん~。このマスク野郎むかつく顔してんな~。カッパ~にしちゃうぞ~」
極道ヒーローたちの半端ない圧。その圧は会議室の空気をどえらいものに変えていた。
何にかのヒーローたちもその圧に息を飲んでいる。
俺とミリオ先輩も皆さんをまねるように声を上げた。
「「次こそ!壊理ちゃんを保護する!!」」
「そうそれが今後の我らの目標になります」
その後も会議が続いたが、すぐに壊理を救けに行くという結論は出なかった。
当然だ。まだ壊理ちゃんがどこに捕まっているのかわかっていない。
俺たちは今すぐあの子のために動きたかったがそうは行かなかった。
その後相澤先生が俺たちにインターンの中止を宣告しようとしたが
小峠先生の説得によりなんとか続行が認められた。
「相澤先生。あいつらの、特に紅林の目を見たでしょう?
ここで中止にしたら、多分あいつら勝手に現場に来てしまいますよ」
「ああ········確かにそうだな。みんな俺が見て············」
「話は聞かせてもらったで!」
その時部屋に渋谷、犬亥、南雲、永瀬が入ってくる。
「こいつらをちゃんと見るのはインターン先の俺たちの仕事や!
インターン生切島鋭児郎はこの天王寺事務所の渋谷大智が責任をもって面倒みたる!」
「麗日お茶子は現場ではこの犬亥 鳳太郎がこの命を掛けて守ろう」
「上鳴は俺がちゃんと見ておく。この色男、南雲 梗平に任せておけ」
「緑谷テメーどうせもし我妻が出たらそっちに突っ走るつもりだろ?
させねぇよ。お前が勝手なことをしねぇようにこの永瀬光一が
目を光らしておいてやる」
「皆さん········どうかお願いします」
そういって相澤先生と小峠先生は4人に頭を下げた。
次回、紅林と緑谷に異変。そしてついにカチコミ!