紅鬼のヒーローアカデミア   作:0101シュート

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ミリオと極道

俺の名前は紅林二郎。

 

「そこを退け!!バケモン共がーーーー!!

 

壊理ちゃんを助けたい一心でバットを振り続けているヒーローのインターン生だ。

 

 

 

 

死穢八斎會若頭、治崎 廻ことオーバーホールは若頭補佐の玄野 針と壊理ちゃんを

連れて逃亡を図っていた。そんな奴らに追いついた人物がいた。

そうミリオ先輩ことヒーロー、ルミリオンである。

 

「すぐ来れるような道じゃなかったはずだが········」

 

「近道したんで········その子の保護しに来ました」

 

そう。ルミリオンは透化の個性を使いすべての壁をすり抜けて奴に追いついたのだ。

 

「事情が分かったらヒーロー面か、学生さん。あの時見て見ぬ振りしたよな。お前に保護されるなんてこの子は望んじゃいない··············この子にとってお前はヒーローじゃない」

 

「··············だから来た」

 

「伝わらないならわかりやすく言ってやろう··············死ぬってことだよ」

 

「!?」

 

するとルミリオンの視覚がガクッと揺れる。まるで酩酊したかのように

ふらつき壁にぶつかる。

 

(な、なんだ?体が急に)

 

「ヒャヒャヒャヒャ!酔っ払っちゃったかァァ〜!?」

 

「!?」

 

ルミリオンは自分の頭上に目線を向ける。するとそこには

一升瓶を片手に飲酒を行いながら天井にぶら下がっている白い仮面の男がいた。

 

「ウィィィ足元がァおぼつかっおぼつかねェエなァァァ!?俺もだよ!だから道は歩かねえぇ~!」

 

奴は鉄砲玉八斎衆 酒木泥泥。泥水の個性を持った男だ。

 

更ににそこに黒い仮面を被った男も現れる。そいつはルミリオンに射撃するが

彼は透化でそれを避ける。

 

「どういう個性だ?」

 

「透過!発動中はあらゆるものがすり抜ける!っ!?」

 

(口が勝手に!?)

 

ルミリオンは自分の意識関係なく質問に答えてしまう。

 

奴は鉄砲玉八斎衆 音本真 真実を吐かせる個性を持っている男だ。

 

「どこから湧いたかと思ったら...なるほどそれならミミックたちもスルー出来るわけか」

 

「強制的に喋らせる、ってところか···········!」

 

「私は他の使い捨てとは違う!!八斎衆唯一、若の野望に寄り添うことを許された身!!」

 

そう言いながら音本はルミリオに拳銃を向けた。ルミリオンは透化の個性を発動させ

弾丸を避けようとする。銃声が確かになった。

しかしその瞬間··········音本の銃を持った手がはじきとんだ。

 

「ハ··········?ギャーーーー!?」

 

「!?」

 

音本が手を抑えながらその場に倒れ込む。そうその銃声の出処は奴ではない。

 

「おーい。お前どんな神経で清い学生に銃口を向けとるん?」

 

「貴様は·········!?」

 

「戸狩玄弥と申します~。名前だけでも覚えて帰ってや」

 

「と、戸狩さん」

 

そう戸狩派トップ。戸狩玄弥がその場に現れたのだ。

 

「ば、馬鹿な·········!?貴様も透化の様な個性を持っているというのか!?」

 

「ああ?俺がそんな上等な個性持っているわけないやろ」

 

「ちょっと戸狩さん!このスーパーマンを置いて走らんでくださいよ!」

 

更にその場に天羽事務所の青山琉己が現れたのだ!そして青山

銃口を天井にぶら下がっている酒木に向け発砲する!

 

「ち!」

 

酒木はすぐさまぶら下がるのをやめ下に落下しその銃弾を避ける。

しかし奴が地面に着地した瞬間、戸狩が既に奴の懐に入っていた。

 

「あ········?」

 

「酔っ払いが戦場に立つなんてナメとるやんか?なんもおもんなくないぞお前」

 

「ぎゃー!?」

 

戸狩が奴の後頭部を掴み膝蹴りを顔面に食らわせる。すると奴の仮面が砕け散り

鼻血をまき散らしながらその場に痙攣しながら倒れた。

 

「戸狩さん、青山さんどうしてここに?」

 

「ああ···壁をすり抜けてる君を偶然見かけてな。それで思いついたんや。

この自称スーパーマンの青山くんに全部壁を破壊してもらおうって」

 

そう。この二人は壁を破壊しながら真っ直ぐここに向かってきたのだ。

青山の腕力は天羽事務所でもトップクラス。この腕力と狩猟刀で

壁を破壊してここまできたのだ。

 

「でも戸狩さん!人使い荒すぎます。まあスーパーマンなので全然問題ありません

でしたけど」

 

「ええやんええやん。ウチのパーフェクトヒューマンぐらい超人的やん。

まあそれはさておき········さっさとそいつからケジメでも取ろうかぁ」

 

三人は········その場を去ろうとしているオーバーホール方へと目線を向ける。そして青山が

ルミリオンの耳元で囁く。

 

「奴の注意を俺たちが引き付ける。君はその隙に」

 

「わかりました」

 

ルミリオンは透化して地面に潜り込む。それと同時に二人は銃口をオーバーホールに

向けて青山が叫ぶ。

 

「おらー!!往生しろ外道がー!!」

 

「チ!!」

 

オーバーホール後ろを向き個性を発動させようとする。だがその後ろから

ルミリオンが現れた。

 

「く!?」

 

ルミリオンは容赦なく奴を殴り飛ばす。そしてその流れのまま

壊理ちゃんを抱えている玄野に右足を透化させ壊理ちゃんに当てないように

して奴の顔面に蹴りをいれる。奴はそのまま倒れ彼女を放す。そして

すぐさまルミリオンは彼女を抱えて二人の所へ戻る。

 

「よし!やったぜ少年」

 

「何で·······!来たら·······ダメだよ。あの人に殺されちゃう!!」

 

「·······決して君を悲しませない。大丈夫!俺が君のヒーローになる!!」

 

「まあそういことらしいわお嬢ちゃん。あとはこの兄ちゃんと

おっちゃん二人に任せぇ」

 

「ちょっと!?俺まだまだお兄さんって呼べるとしっすよ!?」

 

壊理ちゃんの不安などお構いなしに漫才じみた会話をする二人の極道。

そんな中起き上がったオーバーホールが彼らを睨みつける。

 

「汚いな······戻ってこい壊理。殺されちゃう?何度言ったら分かるんだ。

お前は人を壊す。そう生まれついた」

 

「····!?駄目!やっぱり······」

 

壊理が叫ぼうとするがそれを遮るように青山と戸狩が抱えられた

彼女に背中を見せるように前に立つ。

 

「こいつは俺らが相手したる」

 

「君たちは地上に向かえ!」

 

「············わかりました!お願いします!!」

 

ルミリオンは彼女を抱えてきた道を走っていく。

 

「ま、待て!!くそー!!」

 

「おっと行かせへんで」

 

「テメーみたいな外道にこれ以上好き勝手させない」

 

怒り狂うオーバーホールを二人はおさえるために戦う!

 

 

 

 

 

 

「もう大丈夫だよ壊理ちゃん!あとは僕たちに任せて」

 

ルミリオンは彼女に笑顔を向けながら地上へのルートへ

走ろうとした。これで彼女を救うことができる。これ以上苦しませない。

そうルミリオンは思っていた。

しかし·············その希望は容易く壊されることとなる。

 

「!?」

 

その時ルミリオンたちの前に空中に黒いヘドロが発生する。

ルミリオンはすぐさまその場に急停止する。

 

「なんだこれ!?何かがでてくる?」

 

その時黒いヘドロの中に人影が。そしてそれはヘドロの中からゆっくりと

姿を現す。その人物にルミリオンは言葉を失った。

 

「こ、こいつ······まさか············」

 

「へー。通形ミリオじゃないか。雄英高校トップクラスの実力を持つ男。

引きはまずまずって所かな?」

 

人形のように無表情な表情を顔に張り付けながらドス黒いオーラを放つ男。

そう。奴が来てしまったのだ。ヴィラン組織、戒炎のボス。我妻京也が。

 

(く!?くそ!このタイミングで······)

 

「ひ······。な、なにこの人······」

 

「大丈夫だよ壊理ちゃん」

 

ルミリオンは我妻のオーラから壊理ちゃんを守るように抱き寄せる。

我妻はその様子を見てニヤリと口角を上げ、狂気の笑顔を見せつける。

 

「腕に無数の包帯。そうか······その女の子があの弾丸の元か。

本当にいい当たりをひけたみたいだね」

 

(な、なんだあいつの笑顔!?感情が全く読み取れない!?)

 

「ねえ通形君。申し訳ないがその子は貰っていきたいんだけど······

大人しくくれない?こんな所で死にたくないでしょ?」

 

「········ッ!断る!!この子にこれ以上苦しい思いをさせるわけにはいかない!」

 

「フフフ············いいね。君みたいなヒーロー本当に愛せるよ」

 

ルミリオンと我妻が激突する。そしてこの戦いはとても恐ろしいものとなるんだ。

 

 

 

 

 

 

次回、我妻VSルミリオン

 

「通形。お前は今の状況をちゃんと理解した方がいい。じゃなきゃ死ぬ」

 

我妻の残忍さがルミリオンを苦しめる。

 

 

 

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