俺の名前は紅林二郎。
「なあ紅林。あの小峠って先生やばくなかったか?
俺あの人見た瞬間ブルっちまったぜ」
「そうだな。あの人はきっと只者じゃねーよ」
隣に座っている切島と始業式の開始を待っている
雄英高校の一年生だ。
俺たちは小峠先生の自己紹介が終わったあと
相澤先生に誘導されて体育館にきた。
そして大量に用意されているパイプ椅子に俺たちは
座った。
「あの先生たちやばくない?」
「俺らやばい高校にきちゃったかな?」
A組の面々はやはり少しざわついていた。それはそうだろ
廊下で寝袋で横になっている教師やいきなり発砲する教師がいるんだからな。
俺も普通にこの高校の健全さを疑っていた。
「はー。それにしてもあの人が雄英の教師か。
なんかの運命かこれは?」
「なんだ紅林。もしかしてあの人と知り合いなのか?」
「ああいや。俺が一方的に知ってただけだよ」
前世で関わりがあったなんて信じてもらえないだろうな。
いや出久は信じてくれたんだが。
『これから雄英高校入学式を開始します』
アナウンス鳴った。やっと始まるみたいだ。
「はいどうも!初めましての人は初めまして!
鼠なのか犬なのか熊なのか、かくしてその正体は……雄英高校の根津校長さ!
新一年生のみんな入学おめでとう!!
君たちはこれからこの学び舎で........ペラペラ」
校長の長い話が始まる。やはりこういう言う時間はやはり退屈なものだ。
まあ一応真剣に俺は聞いている。だがやはりけだるそうに聞いてる
やつらが大半だ。はやく終わらないかと周りが思い始めた瞬間異変が
起こった。
「というわけで君たちは未来を担うため........」
「おい校長さんよ!話がなげー。そろそろ俺に代われ」
「え!?ちょっと、うわ!?」
突然ステージに現れた中年の男が根津校長のマイクを奪う。
その行動に周りがざわつき始めた。
「俺は雄英高校、教頭の日下!この腐り始めたヒーロー業界を
変えるために教育の現場にきた男だ!!」
「え?なにあの人?」
「頭おかしいんじゃね?」
周りは更にざわめく。だってそうだろう。いきなり
そんなこと言われてもわけがわからねー。だが教頭は構わず
話を続ける。
「現在の超人社会の平和を築いた不動のナンバー1ヒーローオールマイト。
彼はその才能を遺憾なく発揮しこの国は平和そのものになった。
しかしその結果、形だけの有象無象のクズヒーローが増えた!今のヒーロー業界は
人気取りのクズどもがすごく多い!そういうやつらはいざって時に命を懸けられない!
断言してやる!オールマイトがこの先引退したあと
今のヒーロー社会は混乱に陥るだろう!」
その瞬間周りがシーンと静かになった。
「そのわけないと思った野郎もいるだろうな。だがどんな組織もな
一つの才能に依存してる状態は極めて脆いんだ。それは国だって同じ。
それにオールマイトも不死身じゃない。彼が引退する日はいつかくる。
そして俺はオールマイトを必要とせず自身の正義に命を懸けられる
そんな世代を作りたい」
俺は教頭の言葉に圧倒されてしまった。それにあの人の言葉には
かつての極道と同じ執念を感じる。
「それに伴って俺はかつて極道と呼ばれ恐れられた組織。天羽事務所、京極事務所から
現役のヒーローたちを教師として招いた。こいつら全員ヴィランを容赦なく
ブチ殺せる狂人どもだ!特にヒーロー科の奴らは覚悟するように」
するとステージに数名の男たちが現れた!そこにいたのはなんと........。
「A組の副担任を務めることになった。
天羽事務所所属の小峠華太だ。よろしく頼む」
「B組の副担任を務めることになった。
京極事務所所属の一条康明だ。
雄英の~教師になれて~感無量~」
「どうも~天羽組の小林で~す。
趣味は一人焼肉と一人組織壊滅で~す」
「兄貴!事務所とお答えください!」
「天羽事務所からきた富樫宗司だ!!よろしく頼む!ガッハハハ」
「俺は天羽事務所の野田なのだ!趣味は人をアイスピックで
串刺し~!」
「京極事務所から来た仙石だ。ヒーローのセンスねーと
思ったやつは俺ぼこるから」
「同じく近藤だ。よろしく頼むファッキンガイズ!」
「京極の海瀬だ。俺はガキだろうが容赦しねーぞ。
この業界舐めた奴は容赦なくしばく!」
なんてことだ。前世での知り合いが何人かいるぞ。それに多分全員狂人だ!
俺の高校生活どうなっちまうんだ!?