Wのヒーローアカデミア   作:0101シュート

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Wの始動 / 雄英高校入試試験

とある絶海の孤島にある研究施設。そこですべてがはじまった。

 

探偵ヒーローこと鳴海惣吉は弟子の心操と共にとある犯罪組織の研究所に潜入していた。

そして実験体の青年を開放し、その場から脱出しようとしていた。しかし彼らは大量のヴィランとドーパント

に見つかってしまい鳴海はヴィランに後ろから背中を撃たれてしまう。

 

「おやっさん!おやっさん!!」

 

心操は後ろから撃たれてしまった鳴海のもとに駆け寄り叫ぶ。もう自分は助からないことを悟った鳴海は

震える右手で心操の頭に自分の帽子をかぶらせ、息絶えてしまった。

 

「おやっさー-------ん!!」

 

心操の叫びは虚しく建物中に響き渡る。しかし追手のヴィランはすぐそこまで迫っていた。心操は実験体の青年の手を引いて逃げようとするが囲まれており逃げ場がなかった。

 

「くそ!どうすれば」

 

心操が悔しそうに呟くと実験体の青年が突然持っていたアタッシュケースを開ける。そして目線を心操に向けた。

 

「君。僕と.......悪魔と相乗りする勇気はあるかい?」

 

心操がアタッシュケースに目をやるとそこには6本のUSBメモリーのようなものと赤い機械がはいっていた。

 

(俺はまだ死にたくない!俺は

 絶対おやっさんみたいなハードボイルドな探偵になるんだ!!)

 

「うわーーーーーーーーーー!!!!!!!!)

 

心操は赤い機械を腰に当て装着し、黒色のメモリをもつ。そして緑谷は緑色のメモリを手に持った。

 

 

 

 

 

「「変身!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「は!?」

 

心操はベッドから起き上がり自分の部屋を見渡し、窓から漏れる朝日を見てすぐ理解する。

 

「夢か….......…。そうかあの日からもう2年以上経つのか」

 

心操はそう呟きながらベッドから降り、部屋を出て洗面所に向かい顔を洗う。

そして髪を軽くたくし上げ

鏡に映っている自分を見つめた。

 

(俺………まだあの日のことを……。いや考えるのはよそう)

 

心操は洗面所を後にしリビングに入る。するとキッチンで料理しているエプロンを付けた緑髪の青年が挨拶してきた。

 

「あ、おはよう人使くん。朝ごはんできるから座ってちょっと待ってて」

 

「おはよう出久。わるいな作ってもらって」

 

心操はあくびをしながらテーブルの椅子に座り料理を待つ。そして緑谷はニコニコしながら料理をテーブルに置く。

 

「ほら、かつ丼だよ!」

 

「え?」

 

心操は予想外のメニューに呆気に取られてしまう。

 

「朝からかつ丼….......。理由をきいても?」

 

「だってさ。ゲン担ぎのさいは縁起の良い料理を食べるといいと聞いてさ。

なに作ろうかなって悩んだけど

かつ丼にしちゃった。そういえば調べたところ

ゲン担ぎに良いとされる料理は結構あって、

例えばレンコンとかおくらとかのーーーー」

 

「あーーーもう!!朝からそんな長い話聞きたくねーよ!くそ。朝から油ものか………。

いただきます!!」

 

心操は朝っぱらから胃にきついもの食べるはめとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心操は制服に着替え、カバンに必要な書類を入れる。そして仏壇に手を合わせ、目をつぶる。

そして鳴海との思い出を振り返った。

 

 

(え?おやっさんってヒーローじゃないんすか?)

 

(まあ。定義上一応ヒーローなんだが俺は探偵を生業としている。)

 

(探偵?)

 

(そうだ。俺は依頼者の願いを聞き入れ、人探しやペットの捜索などの小さな事件からヴィランがかかわっている

大きな事件をなんでも解決するんだ。)

 

そして心操は鳴海と過ごしていくにつれ、ヒーローではなく探偵に憧れるようになったのだ。

 

 

 

 

 

 

心操は目をあけ、仏壇に語りかけた。

 

(おやっさん。今日は雄英高校の入試だ。受かっておやっさんに少しでも近づいて見せるからな)

 

しばらくして緑谷が話しかけた。

 

「いよいよだね。雄英の入試試験」

 

「ああ。絶対に受かってみせるぜ。じゃ、いってくる」

 

自分の師の志を胸に心操は雄英高校に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄英高校 試験会場前

 

「ここか。やっぱりすげーでけえな」

 

心操がそう呟き建物全体を観察する。その時、心操の横で一人の少女が転んでしまう。

 

「痛ったー……」

 

それを見た心操は少女の所へ向かった。

 

「ゴホン。お嬢さん怪我はないかい?」

 

心操はそう言いながら少女に手を差し出す。声を微妙に低くしながら。

 

「あ、ごめん。ありがとう」

 

少女は心操の手を借り立ち上がる。

 

「いやいや当然のことをしたまでだ。それより君も受験を受けにきたのか?」

 

「そうだよ。うちは耳郎 響香。よろしく。あんたは?」

 

「心操 人使だ。よろしく」

 

 

 

 

 

 

その後二人は筆記試験を受けたあと、プレゼントマイクの説明を受けて試験会場に向かった。

 

 

 

 

 

 

(さーて。説明受けた感じ、0ポイントとは戦わない方がよさそうな感じだったな。

あとメモリと例のドライバーは使わないでやってみるか)

 

「ハイ、スタート!!」

 

アナウンスが鳴ると同時に受験者たちも走り出す。そして心操も皆に合わせて走り出した。

 

『標的補足。ブっ殺ス』

 

「おいおい物騒なこと言うロボットだな」

 

心操はそう言いながらロボットに蹴りを入れて破壊する。

 

(よしこの調子で破壊していこう)

 

 

試験終了間際。ついに0ポイントが現れた。

 

「うわー!!」

 

「に、逃げろー!!」

 

受験者たちは声をあげて逃げ出す。

 

(まずいな。俺も逃げるか)

 

心操も背中を向けて逃げようとする。しかし……。

 

「痛い……」

 

耳郎が足を捻ってその場に倒れていた。

 

「あれはヤベーぞ!おい!大丈夫か!?」

 

心操は耳郎の所に走る。

 

「え?心操?駄目だよ来ちゃ!早く逃げて!」

 

「わかってるって!ちょっと触るぞ!」

 

「え、ちょっと!きゃっ!」

 

心操は耳郎をお姫様抱っこしその場から離れる。耳郎は人生で初めてされた行為に赤面してしまう。

そして安全な所に着いた頃、試験終了のアナウンスが鳴り、0ポイントも動きを停止した。

 

「ふう~。もう大丈夫か。って、イテ!」

 

「ちょっともういいでしょ!

離してよ!!」

 

耳郎はあまりの恥ずかしさに心操の肩をボカボカ叩いていた。

 

「わかったわかった。降ろすからやめろ」

 

心操は耳郎を降ろす。耳郎は悪態をつきながらも、顔を少し赤くしながら礼をいう。

 

「えっとその.......ありがとう。助けてくれて」

 

「ふっ、いいってことよ。男として当然のことをしたまでだ」

 

「フフフ。なんだよそれ」

 

耳郎は明らかにかっこつけてると感じ,思わず笑みをこぼした。

 

これで試験は何事もなく終了した......はずだった。

 

「きゃーーー!!」

 

その時周りから悲鳴が聞こえ始めた。

 

「おいやめろ!試験はもう終わってんだぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

耳郎と心操は状況を知るために悲鳴の聞こえた方へ向かった。

 

「もう試験終わったよね?どうしたんだろう?」

 

「わからない。何か揉め事か?」

 

耳郎と心操が現場にくるとそこには恐ろしい怪物がいた。

 

「まだだ!!もっと暴れさせろー-----!!!!!」

 

「なんだよあいつは!?」

 

「知らねーよ!試験中に活躍してると思ったら終わった

瞬間突然暴れだしたんだよ!!」

 

その化け物は黒い体と赤いマグマのようなものに包まれている人型のようなものであった。

 

「え?なにあいつ?異形系の個性?」

 

耳郎がそう呟くが心操がそれを否定する。

 

「違う!あれはドーパントだ!!」

 

「ドーパント?」

 

怪物は暴れるのをやめない。そして雄英高校の教師であるセメントスがその場に現れた。

 

「いい加減にしなさい!拘束させていただきます!!」

 

セメントスは個性を発動させドーパントをコンクリートで拘束しようとする。

しかしそのコンクリートはドーパントが放つ大量の炎の玉によって木っ端みじんに破壊され、セメントスに玉が一つ

命中してしまう。

 

「ぐわー----!!」

 

セメントスは吹き飛ばされその場に倒れてしまう。

 

「くそ!大丈夫か!?」

 

「ちょ、ちょっと!」

 

心操と耳郎はセメントスのもとに駆け寄った。

 

「君たち……早く逃げなさい………」

 

「そんなこと言われても見捨てられませんよ」

 

耳郎はそういうがドーパントは耳郎たちに向かって歩いてくる。

 

(どうしよう………。勢いにまかせて心操と一緒に飛び出たけど.......このままじゃ.......)

 

耳郎の思考がよくない方に向かう。その証拠に、過呼吸になってしまっている。その時心操が耳郎の肩をやさしく叩いた。

 

「耳郎。ここは俺に任せろ」

 

心操はそういうとドーパントの方に向かう。

耳郎は心操の言葉に安心感を少し感じるも、それ以上に

不安にならざるを得ない。

 

「ちょっと待って!あんた危ないよ!死んじゃうよ!!」

 

耳郎が悲痛な叫びを漏らす。しかし心操は耳郎に言い放つ。

 

「耳郎、大丈夫だ。止めてやるよ、俺が。いや、()()()()

 

心操はダブルドライバーを取り出し腰に当てた。

 

 

 

 

そのころ心操たちの自宅では……。

 

緑谷は椅子に座って空白のページしかない本を読んでいた。

 

「人使くんの試験そろそろ終わったかな?ん?」

 

その時緑谷の腰にベルトが巻きつく。

 

「どうやらただじゃ終わらなかったみたいだね」

 

緑谷は椅子からたちあがり緑色のメモリを手に取る。

 

 

 

サイクロン!!

 

 

 

そして心操も黒色のメモリを手に取った。

 

 

 

ジョーカー!!

 

 

 

 

「「変身!!」」

 

 

 

 

サイクロン!!ジョーカー!!

 

その時心操の周りに風が吹き荒れる。そして心操の姿が黒と緑の姿に変わった。

 

「心操.......あんた一体…......」

 

耳郎がそう呟くと彼は.......いや彼らは答える。

 

「「俺たち(僕たち)は仮面ライダーダブル!」」

 

そしてドーパントにあのセリフを言い放った。

 

「「さあ!お前の罪を数えろ!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、仮面ライダーダブル!!

 

 

 

 

 

「人使君!メモリブレイクだ!」

 

「よっしゃ。行くぜ!」

 

そしてその場に集まる雄英高校の教師たち。

 

「お前.......一体何者だ」

 

「それについては私が説明しよう」

 

その場に突如現れたのはナンバー1ヒーロー、オールマイト!?

 

次回『Tたちとの邂逅 / ガイアメモリの存在』

 

 

これで決まりだ!!

 

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