Wのヒーローアカデミア   作:0101シュート

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Aからの試練 / 個性把握テスト

三話 Aからの試練 / 個性把握テスト

 

 

 

俺の名前は心操 人使。

クールでハードボイルドな探偵を目指す、ヒーローの卵さ。

あの騒々しい試験のあと俺は無事合格の通知がきた。ポイントの方が少し不安だったがどうやら

レスキューポイントってのがあって俺はだいぶポイントを稼げてたらしい。筆記の方は英語が

ギリギリだったらしいが........まあその話は今しなくていいか。

ちなみに出久の方はサポート科の推薦枠に既に合格している。あいつ知識だけは異次元だからな。

そして今日は待ちに待った雄英高校入学式だ。俺はいつもより早起きし、朝食を済ませ制服

をバッチリ着こなす。さて準備は万端。そろそろ登校の時間........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと待て!?出久のやつ今日一度も部屋から出てきてなくないか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オープニングテーマ Over again

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心操は緑谷の部屋に向かう。

 

「おい!出久。準備できたか?」

 

心操は緑谷の扉の目の前で尋ねるも返事が全くない。

このままでは遅刻してしまう。ここは少しマナー違反をせざるを得ないだろう。

 

「おい!開けるぞ」

 

心操は扉をあける。するとそこは三つのホワイトボードに大量の文章を書いている緑谷の姿があった。

 

「おい!なにお前朝っぱらこんなことしてんだよ!?」

 

「ん?人使君。入るときくらいノックしてよ」

 

まるでこっちが異常であるかのような目でこちらを見てくる緑谷。その態度に心操はキレそうになるも

今喧嘩したら時間を食って遅刻してしまうと悟り、何とか怒りをこらえる。

 

「あ~もう、悪かったよ。それより早く出ねーといけねーっていうのに

なにしてんだよ?」

 

「ああ!今年の冬から活躍しだしたヒーローたちのデータをまとめていてね!

例えばこのヒーローとかは........」

 

「分かった分かった。それは帰ってから聞くからさっさといくぞ」

 

「え?ちょっと.........」

 

心操は緑谷を腕をひっぱって無理やり部屋から出し、制服に着替えさせ、そして必要な荷物を全部持たせる。

そして自宅から出て心操は家の玄関の前に止めてあるハードボイルダー

(ダブル専用のバイク)にまたがり

緑谷にヘルメットを差し出した。

 

「ほら、いくぞ。被って、さっさと後ろに乗れ」

 

「わ、わかったよ........。いいところだったのに、」

 

(まったく。おれはお前のカーちゃんかよ)

 

そして心操もヘルメットを被り、緑谷が乗ったのを確認して出発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前ホントそんなんで大丈夫かよ?くさってもお前はサポート科推薦入学者なんだからな。周りに迷惑とか掛けんなよ」

 

「大丈夫だよ人使くん。人との付き合い方についても既に検索済みさ」

 

「なんか不安なんだよな。っておい。もう少しで着くぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心操は指定の駐輪場にハードボイルダーを停め、教室に向かおうとしたときとある人物

が話かけてくる。

 

「あ!緑谷さん!おはようございます!ついでに心操さん!お久しぶりです!!」

 

元気よく挨拶してきたのは発目 明であった。

 

「おはよう。発目さん」

 

「おはよう発目。ってかついでってなんだよ」

 

ついで扱いされたことに少し不服な心操。

しかし発目は構わず話し続ける。

 

「そうえば緑谷さん。前一緒に開発したガジェットはどんな感じですか?」

 

「デンデンセンサーのことだね。あれはとてもいい出来だったよ」

 

「そうですか!もしまた別のものを発明するなるなら是非作るのを手伝わせて欲しいです!!」

 

「そうかい?じゃあ今度リボルギャリーの改造の手伝いを………」

 

「おい二人とも。しゃべるのはいいが教室に向かった方がいいぜ」

 

そして三人は校舎に入り少しした後心操は一人で1年A組の教室に向かう。

 

 

 

 

 

 

そして心操は1年A組の教室の扉の目の前に着いた。

そして扉を開けようとしたその時.........

 

「あれ?心操?心操じゃん!」

 

「ん?おお耳郎か」

 

その場にいたのは耳郎響香であった。

 

「うちA組だけど、もしかして心操もA組?」

 

「ああそうみたいだぜ。ということはこれから俺たちは

クラスメイトってわけだ(ドヤァ)。よろしく」

 

「う、うん……あの........心操?」

 

「ん?なんだよ?」

 

「初めて会った時から少し思ってたんだけど、心操って結構かっこつけてしゃべってない?」

 

ギクッ、心操の心から、そして体から確かにそういう音が聞こえた。

 

「は、はあー!?そ、そんなことねーよ...........」

 

「なんか前のもそうだけど、今の言葉も結構かっこつけて........

ププ、なんかおかしいよww」

 

耳郎は片手で口を押えて笑いを堪えてる。明らかに小馬鹿にしている。

心操は恥ずかしさで顔を少し赤らめてしまう。

 

「う、うるせー!これがハードボイルドなんだよ!ほらさっさと入るぞ」

 

「フフフ、はいはい」

 

二人は教室に入った。

 

 

 

 

 

 

 

「机に足をかけるな!雄英の先輩方や机の製作者に申し訳ないと思わないのか!?」

 

「おもわねーよ!つーかテメーどこ中だ端役が!!」

 

教室に入ったと同時に怒声が響き渡る。なにやら目つきの悪い奴と眼鏡をかけたやつが喧嘩しているようだ。

心操は見かねて喧嘩の仲裁に入ろうと前に出た。

 

「おいお前ら。喧嘩はよそうぜ。周りにも人が……」

 

「あん!?話しかけんじゃねーよ根暗顔ヤロー!!」

 

 

 

 

 

 

ブチ、心操の頭の中でなにかキレる音がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

根暗という言葉はどうやら心操にとっての禁句らしい。

 

 

「はー!?どういう意味だー!!」

 

心操は怒り狂い襲い掛かろうとするも眼鏡をかけた青年が何とか間に入る。

 

「喧嘩はよしたまえ!!」

 

「ちょっと心操!あんた喧嘩の仲裁にはいったんじゃないの!?」

 

 

 

 

そんなカオスな状況が続くなか、教室の外から声が聞こえた。

 

「喧嘩がしたいなら他所へ行け。ここはヒーロー科だぞ」

 

教室にいる者たちが廊下の方をみると寝袋の中で横になっている小汚いおっさんがいた。

心操はその人物に見覚えがあった。

 

(あの人........確かイレイザーヘッドっていうヒーローだったな)

 

寝袋からでたあと彼は教壇に立つ。

 

「はい。静かになるまで8秒かかりました。君たちは合理性に欠けるね。

担任の相澤消太だ。よろしくね。早速だが体操服コレ着てグラウンドに出ろ」

 

 

それだけ言うと相澤はさっさと教室を出て行ってしまった。

とりあえず一年A組の面子は着替えるために更衣室へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄英高校グラウンド

 

 

「「「「「「「「「「「「「「個性把握テスト!?」」」」」」」」」」」」」

 

「入学式は!?ガイダンスは!?」

 

「ヒーローになるなら、そんな悠長な行事出る時間ないよ。雄英は“自由”な校風が売り文句。

それは“先生側”もまた然り。

爆豪、中学の時ソフトボール投げ何mだった?」

 

「67m」

 

「そうか。じゃあ個性ありでやってみろ」

 

「んじゃまぁ……死ねえ!!!!」

 

直後、強烈な爆発音がしたと同時に強力な突風と砂埃がグラウンドに舞った。

結果はなんと705m。

 

 

「なんだこれ!!すげー面白そう!」 

 

「705mってマジかよ」

 

「個性思いっきり使えるんだ!流石ヒーロー科!」

 

「…………面白そう……か。ヒーローになるための三年間、そんな腹積もりで過ごす気でいるのかい?

よし、トータル成績最下位の者は、見込みなしと判断し、除籍処分としよう」

 

(........!?この人マジか!?)

 

 

「最下位除籍って……!入学初日ですよ!?いや初日じゃなくても……理不尽すぎる!!」

 

 

「自然災害……大事故……身勝手なヴィラン達……いつもどこから来るか分からない厄災。日本はいつも理不尽にまみれている。そういう理不尽ピンチを覆していくのがヒーロー。放課後マックで談笑したかったのならお生憎。これから三年間、雄英は君たちに全力で苦難を与え続ける。“Plus Ultra”『更に向こうへ』さ、全力で乗り越えて来い」

 

そして把握テストは始まった。

 

 

第一種目 50m走

 

飯田を始め、生徒たちは好記録をたたき出していた。

 

(うわー。俺にとって一番不利なテストじゃねーか)

 

心操の個性はこういう場面では役にたたない。まさに心操は崖っぷちの状況なのだ。

そんなか耳郎が心操に話しかける。

 

「心操。あんたあの姿にならないの?」

 

多分ダブルのことだろうか?心操はそう思いながら答える

 

「いやならない。あれはそもそも個性じゃないからな。それにわけあって今はつかえないし」

 

「え?個性じゃない?どういう…............」

 

「何をしている心操。お前の番だ、さっさとやれ」

 

相澤がふたりの会話を遮断する。

 

「悪い。この話はまた今度な」

 

心操スタートラインに立ち、合図を待つ。

 

(クソ!やるしかねー!伊達に足は鍛えてねーんだからな)

 

位置について!!よーいドン!!

 

心操は思いっ切りスタートを切った。

そしてゴールする。

 

 

「心操。タイムは....................

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4秒12」

 

 

「うおー!あいつ素で速えー!!」

 

「あいつ個性使ったか?」

 

「強化系の個性かしら?」

 

心操のタイムにクラスが驚きでざわつく。しかし一番驚いていたのは心操本人だった。

 

(なんだ今のは........?走りに集中した瞬間突然、力が湧き出たぞ。

なんというか……少しダブルの力を使ってる時の感覚が............)

 

心操が考え込もうとした瞬間、相澤が終わったんだから退けと言われて移動した。

 

(まあ後で出久に相談してみるか)

 

その後心操は第二種目の握力測定では50kgを出し、第三種目の立ち幅跳びでは約11m、第四種目の反復横飛びでは4位に食い込んだ。そして五種目のソフトボールでは120m。最後の長距離走では5位だった。

 

「んじゃ、パパッと結果発表。

トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する

ちなみに除籍は嘘な」

 

空中にスクリーンが表示されると、各々の順位が載っていた。

 

心操は7位だった。

 

こうして個性把握テストは終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『なるほど。そのテストの時に不思議な力を感じたと』

 

「ああ。なんかわからないか?」

 

心操は校門の前で緑谷とスタッグフォンで連絡を取っていた。

 

『そうだね…...............これは仮説だけど、変身するときジョーカーメモリを使い続けた影響じゃないかい?』

 

「ジョーカーメモリを使い続けた影響?」

 

『うん。話をきく限りだと君はジョーカーメモリの特性を一時的に引き出したことになる。

君は変身するときは基本的にジョーカーメモリを使うから、二年間の活動のせいで

体に影響が出てるんじゃないかな?』

 

「つまり。長い間ジョーカーメモリを使い続けたから体にその力が染みついてきてるってことか?」

 

『そういうことだね。まあこれはあくまでも仮説だ。こちらでも色々しらべてみるよ。

ああそれと今からパワーローダー先生と発目さんの二人と

ちょっと約束があるから。先に帰ってて』

 

「わかった。俺は今日電車で帰るからお前はバイクで帰ってこい。

あと今日はあの人が帰ってくるんだからな。早めに帰って来いよ」

 

そして緑谷はわかったと最後に言い残して電話を切る。

 

「ふう。さて帰るか」

 

「すまない。ちょっといいだろうか」

 

「ん?」

 

心操が振り向くとそこには教室で不良に注意していた眼鏡をかけた

生徒がいた。

 

「たしか心操君といったね。先ほどは

喧嘩に巻き込んでしまい申し訳なかった」

 

「いや別にいいよ。えっとお前は............」

 

「ああそういえば名乗ってなかったな。

ぼ、俺は飯田天哉だ。よろしく」

 

「それじゃあ俺も改めて。

心操人使だ。よろしく」

 

心操は2人目の友達?ができたことを嬉しく思った。

 

 

 

 

緑谷は廊下を歩いていた。

 

「さて発目さんが手伝ってくれるしあの件もすぐおわりそうかな?

いや、せっかく手伝ってくれるんだからあの新アイテムの開発を

............」

 

緑谷は廊下を歩きながら今後の計画をブツブツ言いながら立てていた。

そんなため周りが見えるはずもなく廊下で人にぶつかってしまう。

そしてその相手は運悪くあの爆豪だった。

 

「あ。すいません」

 

「ああ!?てめえ!どこに目を付けて............は?」

 

爆豪は怒鳴ろうとしたが緑谷を見た瞬間なぜか呆然とした。

緑谷も爆豪の態度に疑問を感じつつもどうしていいかわからず

ただただ困惑してしまう。なんとも言えない空気が続く中

先にに口を開いたのは爆豪の方だった。

 

「チッ。ちゃんと前見ろ。じゃねーとあぶねーだろ」

 

「あ、はい。すいません」

 

緑谷は一礼すると去っていた。

緑谷が去ったあと爆豪は一人呟いた。

 

「ハハ。馬鹿か俺は。あいつがここにいるわけねーだろ」

 

爆豪は自分の右の手の平を見て思い出す。

自分の原点となったあの悲劇を............

 

 

 

 

 

 

あれは爆豪と緑谷が4歳の時に起こった。

 

二人が公園で遊んでいるとき突然黒いスーツを

着た数名の男たちが現れ緑谷を誘拐しようと

捕まえたのだ。

 

『誰か助けて!』

 

『出久を離せ!この野郎!!』

 

『おい。このガキどうする?』

 

『適当にいたぶって捨てておけ』

 

『了解。おら!!』

 

黒服の一人が爆豪の小さな体を蹴り飛ばす。

 

『グハ!?ガ!!』

 

爆豪は吹き飛ばされて近くにあった花壇に

頭を思いっきりぶつけてしまった。爆豪は

頭から血を流してその場に倒れこんでしまう。

 

『かっちゃん!!』

 

『よし。こいつ連れて帰還するぞ』

 

『い、いやだ!!お母さん!お母さーん!!」

 

『出久............!』

 

爆豪は朦朧とする意識の中緑谷に手を伸ばした。

しかし無情にもその手は届くことはない。

 

『かっちゃん!!助けて!!うわー!!』

 

緑谷はそのまま連れ去られてしまった。

 

「出久............ああああ…........!うわーーーーーー!!」

 

爆豪の叫びは虚しくその場に響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(出久。俺はお前を救えなかった。あのときお前が

必死に助けを求めて伸ばした手が俺の頭を離れない。

俺はここでナンバーワンヒーローになってやる。

そしてあいつらを見つけ出してこの過去と

決別するんだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心操と緑谷の自宅

 

「ただいま!」

 

「お帰り出久。ちゃんと帰ってきたな、安心したぜ」

 

「失礼だな。僕だって約束ぐらい守るよ」

 

「ヒーローミュージアムに行った時、勝手にどっか行くなって約束したのに

入って1分たたずに行方不明になったのは何処のどいつだ?」

 

「それは............忘れた」

 

「おい。都合のいい頭してんじゃねーよ」

 

 

 

 

二人は会話を交わしたあとキッチンで夕飯を料理し

机に並べたころ玄関の扉が開く音が聞こえてきた。

 

 

「私が帰ってきた!!」

 

「八木さん。家なんだからマッスルフォームじゃなくていいっすよ」

 

「そうだな!」

 

オールマイトはマッスルフォームを解除する。

 

「では改めて、ただいま!心操少年!緑谷少年」

 

「おかえりなさい八木さん」

 

「おかえり!敏則!」

 

そうこの二人はオールマイトと一緒に暮らしているのである。

 

 

 

 

次回仮面ライダーダブル!!

 

「さあ訓練を始めようか!受精卵ども!」

 

ついに始まる対人訓練!

 

心操の相手は推薦入学者の轟!?

 

次回 「Sとの戦い / 屋内戦闘訓練」

 

これで決まりだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

人物紹介

 

 

 

 

 

心操 人使

 

個性 洗脳

 

 

 

幼少期にとあるヴィランによる事件に巻き込まれ両親を亡くし天涯孤独の身となる。そんな時、探偵ヒーロー

ナルミこと鳴海 荘吉に拾われる。心操は鳴海に憧れを持つようになり、鳴海に鍛えられながらヒーロー、いや

探偵を 目指す。そして彼はあの運命の夜の日に鳴海を失いながらも、緑谷出久と出会い大いなる力を手に入れる。

 

 

 

 

緑谷 出久 

 

個性???

 

 

4才の時の彼は蛇腔病院で無個性と診断された.......はずだった。

病院に行った数日後、彼はとある犯罪組織の手先により誘拐されてしまい彼は

10年間実験体として監禁される。

そしてあの運命の夜の日に心操と出会い、社会に復帰する。10年間監禁されていたため世間知らずな所が多いが持ち前の正義感や観察眼、そしてブツブツ言う癖は健在である。

 

 

 

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