Wのヒーローアカデミア   作:0101シュート

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Hの涙 / かりそめの発明品

「ハア~。本当にごめね心操」

 

「ああ.......もういいよ」

 

夜中の昇降口、耳郎はデンデンセンサーを壊したことを俺に謝ってきた。

ここまで反省されたらこれ以上文句を言うわけにはいかないので俺は

許してやることにした。そんな中耳郎がこんなことを言い出した。

 

「それにしても透明人間ってすごいね。足音も全然聞こえなかったよ」

 

「は?どういことだ?」

 

「いや実はウチの個性のイヤホンジャックは小さな音も拾うことが出来るんだけど、

その時ウチら以外の足音が全く聞こえなかったんだよね」

 

足音がなかった..............。妙だな.......透明になれる能力だけじゃないってことか?

そういえばあのタイミングで扉はまだ開いていなかった。窓もしっかりと閉めていた。

奴はどこから入ってきたんだ?

俺の頭でいくつかの疑問が生まれる。俺は少し立ち止まりその場で長考した。

 

(思い出せ.......あそこで他に何か見なかったか?何か.......あそこで.......)

 

その時俺は思い出した。あの時掴んだアイテムのことを。

 

「そうか.......もしかしたら!」

 

俺は耳郎の腕を引っ張って走る。

 

「耳郎!早く戻るぞ!」

 

「え!?ちょっと!?」

 

 

 

 

 

オープニングテーマ Over again

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄英高校。学校の生徒たちが昼食を求めて食堂に行くこの時間帯。

その食堂で佐川麻衣さんとその友人たちは昼食を取っていた。

そんな彼女の元に俺と出久、そして耳郎が現れる。

 

「佐川麻衣さん。ちょっといいですか?」

 

「え?な、なにあんたら?」

 

 

 

 

 

俺たちは佐川さんとともにをとある空き教室に来る。

 

「こんな所に連れてきてあんたらなんのつもり?」

 

佐川さん明らかに機嫌が悪そうだ。だが出久が構わず話を始める。

 

「佐川麻衣さん。単刀直入にお聞きいたします。あなたの過去の発明品。

その多くは.......平井良子さんの盗作ですね?」

 

「ハ、ハア!?あんたいきなり何を言ってるのよ!?」

 

佐川さんはそう言って声を荒げるが出久は構わず話を続けた。

 

「あなたの過去の発明品について色々調べさせていただきました。

あなたのアイテムの構造平井良子さんのアイテムと明らかに似すぎています」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨晩、出久は星の本棚で被害者たちの発明品を調べていた。平井良子が

開発した発明品の情報を見るやとある違和感を感じたのだ。

 

(いくつか同じタイミングで二つの発明品が開発されている。

どれもコンテストや課題のギリギリのタイミングで完成されているな)

 

出久は次に彼女の参加したサポートアイテムのコンテストについての

記録を読み漁る。その中で出久はとある共通点に気が付いた。

 

(二つ開発されてるタイミングでは必ず佐川麻衣がそのコンテストにエントリーしている。

もしかして.......)

 

出久は別のキーワードで検索した。

 

『キーワード。佐川麻衣。そしてサポートアイテムの開発記録』

 

【佐川麻衣 アイテム開発記録】

 

数えきれないほど本棚が白い空間からどんどん消えていき一つの本棚がそこに残る。

そして一冊の本がそこに残った。出久はその本を手に取り閲覧する。

 

『この記録は.......なるほどそういうことか』

 

(佐川麻衣が開発したのはごく一部.......理由はわからないけど、平井良子は

コンテストのたびに.......佐川麻衣にアイテムを渡して提出させている)

 

出久はそう確信して星の本棚から出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

「ふうー」

 

「出久!戻ったぞ!」

 

出久が一息つこうとしてタイミングで俺と耳郎が出久の部屋に入る。

 

「ああ。人使君おかえり。色々わかったんだけど.......」

 

「出久!いますぐ星の本棚で調べてみて欲しいことがある!」

 

「わ、わかった」

 

出久は戸惑いながらまたすぐに星の本棚へとアクセスした。

 

 

 

 

 

『じゃあ人使君。キーワードは?』

 

「キーワードはまずガイアメモリ。そして操作、糸だ」

 

【操作 糸】

 

その言葉にどんどん本棚が消えていく。そして出久は

一冊の本棚を取り出した。

 

『糸による操作。それが可能なメモリはパペティアーメモリだ』

 

「それだ!それが奴の正体だったんだ!!」

 

「心操どういこと?」

 

耳郎が頭にはてなを浮かべながら俺の方を見てきた。

俺はその正体を説明する。

 

「俺たちは奴が姿の見えないドーパントだとずっと勘違いしていた。

でもそれは違う。アイテムは透明なドーパントによって持ち上げられたんじゃなく

糸で持ち上げられたいんだ!」

 

「い、糸!?」

 

「あの日の夜俺がアイテムを掴んだ時少し見えたんだ。窓から漏れる月夜に

照らされた光の筋を。もしかしたらそれ透明な糸なんじゃないかって俺は思ったんだ」

 

「人使君の推理は恐らく正解だ。それならドアが開いてなかったのにも説明がつく。

パペティアーメモリの糸はわずかな隙間からでも通すことが出来るんだ」

 

こうして俺たちはメモリの正体を暴くことに成功した。その流れで

ドーパントのが誰なのかも。

 

そして話は変わり出久は佐川麻衣の盗作について話を俺たちにしてきた。

そして俺たちはドーパントを追いつめる前にこの事件のカタを付けることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話を戻そう。俺たちは佐川さんに盗作の件についてを聞いていた。

彼女は当然それを必死に否定してくる。

 

「いい加減にしなさいよ!!何の証拠もなく勝手ことばっか言わないでよ!」

 

彼女はそう叫ぶ。これじゃあ埒が明かない。俺たちはお望みの

証拠を出すことに。

 

「じゃあ平井良子さん入ってきてください」

 

「え?」

 

俺の一声に平井良子さんが入ってくる。俯きながら自分のスカートを握り締めて

口を開く。

 

「私は4年前から.......佐川さんに自分の発明品を.......何回も提供しました」

 

「ちょっと!何を言って.......」

 

「実は私.......昔から佐川さんにいじめられていたんです.......小学校の頃から.......

そして私の発明品に目もつけられて.......やがて私の発明品を作れって脅されて

.......断ったらいつもひどい目にあって.......」

 

彼女は涙ながら声を途切れさせながら語った。そして俺は核心の付く質問を

唖然としている佐川さんにぶつけた。

 

「佐川さん。平井さんのアイテムを盗んだのはあなたですね?

平井さんは最近体育祭に向けての開発であまりうまくいっておらず二つの

アイテムを作るのは不可能だった。だからあなたはその腹いせに彼女のアイテムを盗んだ。

そうですね?」

 

「ふ、ふざけないで!まさかあなたこの連続窃盗事件の犯人が私だって

言いたいの!?違うわ!私じゃ.......」

 

佐川さんが声を震わせながらそう叫ぶが出久はフッ笑いながら

口を開いた。

 

「そうは言ってませんよ。確かに平井さんのアイテムを盗んだのは

あなたで間違いありません。けどそれ以外の窃盗の犯人は他にいる。

そうですよね?喜界川さん。隠れていないで出てきたらどうですか?」

 

「.......!?」

 

その時俺たちのいる空き教室の外から俺たちの話を聞いていた喜界川さんが

驚いた表情を見せながら教室に入って来た。そんな彼女に俺は警戒しながら

話かける。

 

「あなたがドーパントの正体だったんですね?」

 

「く.......まさかばれていたなんて.......そうよ私がやったのよ」

 

「なんでこんなことをしたんですか?」

 

俺に質問に彼女は頭を搔きながらうんざりした表情で俺たちに叫んだ。

 

「その女に.......佐川に復讐するためよ!こいつは盗作なんかで

お父さんの目を引いていた!しかもかりそめの才能なのに私を

なんども馬鹿にしてきた!だから今回の事件を起こして全部そのクソ野郎に

その罪を擦り付けた上で絶望させてからこの力で殺してやろうと思ったのよ!!」

 

「ま、待ってください!なんであなたは私のアイテムが佐川さんに窃盗

されったって知ったんですか!?なんであの夜あの公園であんなことを

佐川さんに聞いていたんですか!?」

 

そう平井さんが喜界川さんにそう叫ぶ。一体何のことか俺たちにはわからないが

彼女は喜界川さんに何かしらの疑問があるようだった。だが喜界川さんは

それを無視して.......ガイアメモリを取り出す。

 

「もういい….......佐川.......お前をここで殺してやる!!」

 

『パペティア!!』

 

彼女は息を荒げながら自分の首にメモリを突き刺す。すると彼女は

パペティアー・ドーパントの変身する。

 

「喜界川さん.......!」

 

「キャー!!」

 

平井さんと佐川さんはその場に尻もちをついて倒れてしまう。

俺はすぐさまダブルドライバーを腰に当て出久と共にはすぐさまドーパントの前に立ち

メモリを起動させる!

 

CYCLONE

 

JOKER

 

「「変身!!」」

 

  CYCLONE   JOKER

 

 

出久が意識を失いその場に倒れようとする。

 

「お!あ、危ない!うわ!」

 

そんな出久を耳郎が取れる前に何とか支えてくれた。

 

そして俺たちはダブルに変身しドーパントに言い放つ!

 

「「さあ!お前の罪を数えろ!」」

 

俺たちはすぐさまスタートを切りドーパントに拳を振るう。

するとこのドーパントはあまり戦闘向きではないのかすぐさま

後ろに吹き飛ばされた。

 

「クソ!フン!」

 

するとドーパントは窓ガラスを割り窓から下に逃げていく。俺たちは

すぐさまそれを追い外に出て行った。外に出ていくと奴は何やら

唸り声をあげていた。

 

「うう.......私に付いてくるな!!」

 

すると校舎の窓の一部が割れる!そして大量の機械が窓から

出てきた!

 

「なんだありゃ!?」

 

「人使君!あれは開発室に置いてあるサポート科の人達のサポートアイテムだ!」

 

「なに!?うお!?」

 

奴は糸で大量のサポートアイテムを操り俺たちの所に飛ばして攻撃してきた。

俺たちは何とかそれらを避けまくる。しかもその大量のアイテムの一部を

奴は守る壁のように自分の周りに浮かしてやがる。

 

「人使君!あれはみんなの大事なサポートアイテムだ!うかつに攻撃はできないぞ!」

 

「わかってる!ならこいつらの出番だ!」

 

俺たちは青と黄色のメモリを取り出す!

 

 

 

LUNA

 

TRIGGER

 

  LUNA   TRIGGER

 

俺たちの体が緑と黒から青と黄色へと変わる。そして俺たちはすぐさまトリガーマグナムを

装備しその銃口を奴へと向けた。

 

「「ハア!!」」

 

引き金を引くと黄色の弾丸不規則な軌道を見せながら奴に向かって飛んでいく!

その弾丸は浮かんでいるアイテムの間を避けながらドーパントの体に着弾した!

 

「キャ!?」

 

「まだまだオラ!!」

 

俺たちは引き金を引き続ける!奴は何とかそれを防ごうとアイテムを盾にしようと

したがその黄色の弾丸はアイテムを避けながら奴の体に命中していった!

 

「うう.......なによあんたら!?ヒーローでもないくせに私の邪魔をしないでよ!!」

 

「ああ!俺たちはヒーローじゃない!探偵だ!依頼者のためにもあんたをここで止める!」

 

俺たちはすぐさまトリガーメモリをマグナムにセットする!

 

TRIGGER!!マキシマムドライブ!!

 

マグナムに幻想の力がどんどん溜まっていく!そしてそのエネルギーのたまった

銃口を奴に向けた!

 

「「トリガーフルバースト!!ハア!!」」

 

その幻想のエネルギーを纏った弾は高速で飛んでいき奴の体に命中した!

 

「うわー!!!!???」

 

すると奴は断末魔を上げながら大爆発を起こした。そして彼女は人間の姿に

戻りその場に倒れる。そして体からメモリを出てきたその場で粉々に砕け散った。

その時空中に浮いていたアイテムたちが地面に落ちようとする。俺たちは

すぐさまスパイダーショックをトリガーマグナムにセットして引き金を引く。

すると巨大な黄色の網が銃口から発射さえすべてのアイテムを落ちる前に

網で保護した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

報告書

 

最終的に被害者たちのアイテムを取り戻すことに成功しみんなにアイテムを

返した。今回連続窃盗事件の犯人の喜界川真里菜さんはガイアメモリ不正所持の

罪で逮捕。そして佐川麻衣も今まで平井良子をいじめていた過去と今までの

アイテム開発は嘘だったことが明らかになり学校から退学が決まった。

喜界川麻里奈は一体どこからガイアメモリを手に入れたのか。今回も

その事実が判明することはなかった。

それ以外にもまだ謎が残っている。なぜ喜界川は佐川の窃盗の件について

知っていたのかだ。そして何故あの夜彼女は佐川に話をしようとしたのか。

事実はわからないが俺は彼女が佐川から平井さんのアイテムを取り返し

平井さんに返そうとしたんじゃないかと考えている。彼女の善性故の行動だった。

俺はそれを信じたい。

 

 

 

 

 

「ふう。完成した」

 

俺は雄英高校の地下にあるリボルギャリーの格納庫で報告書を作成していた。

その時その地下室にギターの爆音が鳴り響く!

 

「イエー!!!!!!」

 

「うお!?なんだ!?」

 

なんと耳郎がギターに巨大なアンプをつなげて演奏をしていたんだ!

 

「おい耳郎!何をしてんだ!?」

 

「ああ!ここ地下でしょ?ここなら騒音被害ださずにギターの演奏できるなって思って!」

 

「ふざけんな!今すぐかたずけろ!!」

 

「ええ!?別にいいじゃん!私はここの探偵事務所の一員なんだから!」

 

「ハア!?ふざけんな!何勝手にきめてんだよ!?」

 

「もう決まったことだもん!!」

 

「お、おい!ちょっと待て!」

 

 

俺と耳郎の言い合いを出久は呆れて表情で眺めていた。

 

「まったく.......騒がしくなりそうだね」

 

こうして耳郎が探偵団の一員になっちまった。俺は認めてないからな!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、仮面ライダーダブル

 

「根津校長に脅迫状?なんでまた」

 

雄英高校に届いた脅迫状。その内容は体育祭の中止を求める物だった。

 

「内側と外側から犯人を捜すんだ!」

 

体育祭を守れ!

 

 

次回 Nのピンチ/ 危険な体育祭




年越し前に出せなかった(涙)
あとミステリー系の話を書くのがすごい下手くそだと気が付いたのでもっと頑張って
書こうと思いました。もうちょい勉強します(色々)。
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