転★生★!マジで!?
やあ、僕はどこにでもいるような、至って普通の狐だ。
今日もいつも通り狩りをしたりして、これから帰ろうとしている所だ。
で、いつも住処の真ん前に通っているのが大きな道路。
いつもはここを通って帰るんだけど。
「(右よし、左よし。)」
いつもこうやって安全確認をしてから道路を渡るようにしている。
さて、安全確認もしたし、進m………
「プップーー!!」
突然けたたましく鳴り響くクラクション。
何かがぶつかったような衝撃と『ガンッ』という音。
遅れてやってくる鈍くも激しい痛み。
地面に叩きつけられ、為す術もなく道路のアスファルトを二転三転とする自分の身体。
起き上がりたくても身体が言うことを聞かない、聞いてくれない。
瞬間、何か車から人が駆け寄ってくるように見えたが、意識を失いかけ、朦朧としていたからか鮮明には見えなかった。
暗転する意識、その瞬間、自分は死んだのだと気づいた。
◯
『起きて、起きて!』
うー、誰ですか?
というか眠いからもう少し、あと10日くらい………
「早う起きんかい!!」
「うぇい!?な、なんすか!?」
あれ?声が出てる。
てか、さっき僕を大きな声で怒鳴って起こした目の前にいる人は誰ですか?
「我は宇迦之御魂神。」
宇迦之御魂神?
そもそも誰ですか?
『神』ってつくから、神様なんだろうな。
「詳しい事情は省きますが、結論から、あなたは死にました。」
やっぱり死んだのか。
まあ、あの車の運転手さんには非はないからね。
突然飛び出していった自分が悪い。
「普通てあれば輪廻転生の輪に乗って、このまま次の生を受けるのを待つのですが、クロノスとカイロスという外国の神の目に、たまたま留まったようです。」
だから誰?
おしえてください?
このノーマルだった狐の僕に!
あと勝手に話を進めないでください!?
「そのクロノスとカイロスが、あなたを転生させてやりたいと。」
えっ?
まさかまた生きられるの?
「しかし、神様としてですが。」
Ha?神様?
ってことは?
「転生タグ、付きますよ?」
よっしゃあ!
転生ってやっぱいいね!
「………前置きはこれくらいにして、そろそろ転生させますね。」
えっちょ待って、転生ってどこに!?
「古代の日本と東方projectの世界に転生していただきます。」
転生はいいけど、古代スタートかよぉぉぉ!!
あと、東方projectって何ぃぃぃ!?
「それでは、よい第二の『狐生』を。」
あっちょっと待ってぇぇぇ!?
勝手に話を進めないでぇぇぇ!?
そこで僕の意識は暗転した。