東方神狐録   作:赤狐イナリ

11 / 50
UAが600に!?


稲荷の狂気

決戦の日。

神野悪五郎の働きで15万の軍勢はどこまで減ったのか。

 

「ツクヨミ様!全方位から、大量の妖怪が!その数、ざっと5000!」

 

5000。

14万5000もの妖怪が神野悪五郎の呼びかけによって救われたのだ。

しかし、残りの5000は、一体誰の命令で?

 

「紫苑、」

「あーもう、やればいーんでしょ?(棒読み)」

 

紫苑はさっきからずっと嫌がっている。

紫苑は戦いが好きだと言っていたはずだが。

 

「なんでって、なんで稲荷大明神がここにいるのさ。」

「稲荷大明神………雪炎のこと嫌いなの?」

「嫌いじゃないけどさ、なんかやな感じがするんだ。」

「嫌な感じか。なんとなく分かる。」

「早くしないとロケットが壊されるよー。」

「ほら、早く行く!」

「えっ?だから嫌だって!」

「GOGOGOGO!」

「イヤあああぁァァァ!?」

 

 

~決戦開始!~

 

 

「…………。」

 

何故だ?

何故ここまで敵の手応えがない?

 

「牡丹!こりゃあ些か、」

「おかしい。」

「だよな。あまりにも手応えが無さすぎる。」

 

紫苑もそれに気がついていた。

 

「本当なら大妖怪くらいの力を持っててもおかしくないヤツも………」

「まるで、弱体化されてるかのように。」

「一体、誰が?」

「以外と近くにいるかも。」

「雪炎なら………できるか。」

 

雪炎の能力は、簡単に言えば幻覚などを他人に見せたり、脳波などをコントロールしてテレパシー能力ができたりと、何かと便利な能力なのだ。

 

「その、雪炎が波を乗っ取って弱体化させてるのか?」

「フッ、正解。」

「やっぱり。」

「波を乗っ取ったりもできるけど、何なら今直ぐ全員の波を乗っ取ってもいいよ?」

「やめてくれ。」

「それとも波を斬って殺す?」

「それができるならここにいる敵を全員倒すこともできるんでしょ?」

「exactly.」

「それができるんなら早くやってよ。」

「その前に、三狐神………後で話がある。」

「分かった。」

「逃げられますか? 降り注ぐ“死”の雨から『波斬り雨(ウェーブ・カット・レイン)』。」

「うわ………」

「この人にとって“死”ってなんなんだろうね?」

「あんまりイメージが湧かないんだよね?」

「それを承知だとしたら?」

「じゃあこうとでも言っておくか。」

 

「 他 人 事 」

 

「うわぉ………」

「完全に『アレ』じゃん。」

「うん。」

「………どうかした?」

 

本人にその自覚は1ナノメートルも無かった。

 

「………いや、なんでもない。」

「ロケットは………無事飛び立ったようですね。」

「ふうー………終わったぁ。」

 

三人を襲ったのは安心感だった。




『アレ』とはある漫画、アニメの登場人物のことです。
誰でしょう?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。