幻想郷設立計画
「でさ、こことかは?」
「ここは人間が住むには難しいわ。」
今、紫と二人で幻想郷を作る場所を探しているが、何せ見つからないのだ。
(紫がうさんくさいからとは言ってない。)
あ゛ーっ!!イライラする!
「もう!だったら紹介したところとこれから紹介しようと思ったとこ全部幻想郷にする!」
「………は?」
「それだったら紫の条件もクリアできる。」
「………そうね。頼むわ、三狐神。」
「お前も一緒にやるんだ………よ!」
そう言ってスキマに逃げ込もうとする紫を引っ張り出した。
「ちょっ、やめなさいよ!」
「何でもかんでも人任せか!」
「それでも結構!」
………こいつ、開き直った。
「人任せなのと任せるのとは全く違う。少しは責任を持て。」
「………わかったわよ。」
よし、これで連帯責任だ。
あとは、
「ここに結界を張る。」
そうして僕と紫で箱庭のように結界をぐるりと張る。
ちなみに、この結界は後に『博麗大結界』と名付けられ、インターネットでは次のように書かれている。
『博麗大結界とは、百数十年前に張られた幻想郷と外の世界との往来を遮断する結界であり、博麗の巫女によって管理されている。』と。
で、張っている間に僕は結界の中をざっくりではあるが見ていく。
あと人里があれば『ここの近くに神社を建てる』と言っておいた。
結界の中には、何やら地底に繋がっていそうな穴やどこかで見たような………八ヶ岳みたいな山があったり、挙げ句の果てには是非曲直庁に繋がる三途の川があったりと、いろいろと情報が多すぎて頭がパンクしそうだった。
(是非曲直庁とは、東方Projectに登場する組織の名称。 是非曲直庁とは東方Projectに登場する組織の名称。 地獄に存在しており、死後の人や妖怪の魂を裁いたりしている。)
後はどこに神社を建てるかも兼ねての結界内の散歩だったが。
戻るころには既に紫は結界を貼り終わっていた。
「どうだったかしら?」
「是非曲直庁に繋がる三途の川があったりと情報量が多すぎるよ。」
「で、神社の方はどうだったかしら?」
「一ヶ所だけ良さそうな場所があった。」
「案内してくれるかしら?」
~ 案内中 ~
「………たしかに、ここなら人里の様子も見下ろせるし、いいわね。」
「じゃあここに決まりかな?」
「あっ、後神社を建てるからには名前も必要じゃないかしら?」
余計なことを…………!
神社は名前が無くとも機能していける。
「あ゛ー……、いいよ、そこも含めて人里と要相談だ。」
………うさんくさいな。