「ねえ、神奈子?」
「ああ、ついに来たな、7年に1度の『神遊び』が。」
「人を見るなら諏訪御柱、綺羅(きれいな衣服)を見るなら小野御柱」と言われるように、両方共言葉通り以上の賑やかさ、華やかさがあるこの御柱。
両方7年周期で行われ、今年は2023年5月3日、5月4日、5月5日に行われるということで、このサイトを通じて宣伝させて頂いているのだ。
「長かったー!」
「諏訪子、くれぐれも羽目を外さないようにな?」
「もっちろん!」
神奈子と諏訪子。
八坂 神奈子。
神号は建御名方神で、かつて諏訪子と戦い(諏訪大戦)、勝利した神である。
蛇神(龍神)、水神、風神、狩猟神、農耕神、軍神、開拓の神といったように、様々な呼び方がある。
守矢 諏訪子。
神号(?)は洩矢神で、かつては諏訪の国というのを築き上げ、大和にも負けず劣らずの勢力にまで押し上げたが、さっきのように諏訪大戦で負けてしまった神である。
「我らが幻想郷に来たのは数ヶ月前だが、やはりここでも御柱祭はできるようだな。」
ちなみに会場は妖怪の山である。
天狗たちにとっては傍迷惑以外の何者でもないが。
あとは言い伝えとして、昔から、世間一般に御柱祭りの年には結婚式を行ってはいけないといわれている。これは今日でも長野県下をはじめ、山梨県の北部地方にもいい伝えられており、 「この御柱年に結婚をすると7年目ごとに離縁される!」とか、「寅は千里走って千里かえる。」とか、いろいろといい伝えられているのだ。
あ、あとは御柱が倒れると不吉なことがおきるとかもあった。
七年間建っているべき諏訪大社の御柱が、中途の年に倒れると何か不吉を事が起こるといわれ、御柱が外側に倒れると国外に起り、内側に倒れると国内に不吉な事が起ると言われ、明治27年には外側に倒れたので日清戦争が起ったのがよい例であると言われていることをひいおばあさんからも聞いている。
(どこぞのドナ好きは長野の人間なので、こういう言い伝えとかは知ってます。)
「あ、そんなのもあったね、」
「倒れなければいいg...」
ドスン!!
「!?」
「!?」
神奈子が言った矢先に倒れた。
御柱は内側に倒れているため、国外で何か不吉なことでも起こるのだろう。
「ああ………、」
「最悪だね。」
ああ、本当に最悪でしかない。
「なんで内側に倒れるんだよー!」
「なぜ幻想郷の中で不吉なことが起こらなきゃいけないんだよ!」
たしかに。
幻想郷という箱庭の中では、今日も一悶着ありました。
御柱は現実では倒れてません。
この話の時間軸は2007年の年末辺りです。