あとUA100突破!
倒した門番は八咫烏というらしく、導きの神で、門番の他に、迷子を元の場所に送り届ける役割などがあるらしい。
だったら僕も戦わずに元の場所に送り届けてほしかったな。
「でさ、八咫烏。」
「そう気安く私の名を呼ぶな。侵入者。お前を案内しているのは、天照大神様と宇迦之御魂神様が『案内しろ』と言ったからだ。別に私が案内したくて案内している訳ではない。」
「あっそう。」
さっきからこの八咫烏はツンツンしている。
僕が侵入者だからか?シラネ。
「では、私はここで。」
八咫烏が案内を止めた場所は、宴会場だった。
ここでは、『いけー!』だの『やれー』だったり『そこだー!』とかいう歓声、野次が聞こえてきた。どうやら神様同士で強さを争っているようだ。
「おや?参加希望ですか?」
「はい!」
「お名前は?」
「牡丹ということで。」
「分かりました。では、三試合後ですので、それまでしばらくお待ち下さい。」
「はーい!」
~ 三試合後(割愛!)~
『次の試合は―――――――――』
お、やっと来た!
て、リングに行くと、
「え?二人?」
二人の神様がリングにいた。
2vs1など、俺は認めぬぅ!
「兄者、あの狐が我ら兄弟の対戦相手らしいですぞ。」
「カイロスよ、こちらには絶対の勝利法がある。心配はなにもいらぬ。」
カイロス………じゃあ兄者と呼ばれたあの神はクロノスか。
僕を過去に送った神様に早速出会えるとは!
「早く始めようではないか、審判よ。」
「あっ、では!始め!」
「「時よ止まれ!」」
クロノスとカイロスは試合開始と同時に時間を停止させた。
「三秒経過。」
クロノスとカイロスは動かない牡丹に向けて無数のナイフを投げつける。
「四秒経過。」
「五秒経過。」
時間が刻々と過ぎる。牡丹は動かない。
「七秒経過。」
「そろそろいいだろう。八秒経過。」
「「………九秒経過。そして時は動き出す。」」
一瞬で動き出す無数のナイフ。
そのナイフが牡丹めがけて突き進む。
「『変われ』時よ止まれ。」
牡丹は二人が時を止めたように、同じように時を止めた。
そして、
「犯ヴァーガーだッ!!ウリイイイヤアアアッー!ぶっつぶれよォォッ!!」
流石に二人も時を止められるとは思わなかっただろう。
反応が遅れた。
「ウオオオオオオオォォォッ!!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!」
「オラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!」
vs八咫烏のようになっているが、大丈夫か?
「うぉぉぉぉぉッ!!問題ねぇぇぇぇ!!ウリイイイヤアアアッー!ぶっつぶれよォォッ!!」
「「ウォォォォォォォ!!」」
「十二秒経過!!時は動き出す!!」
静止していた時間が動き出す。
犯ヴァーガーは爆発する。
その影響で、衝撃波が生まれ、
「「うごおおぉぉ!?」」
クロノスとカイロスは吹き飛ばされた。
で、そのまま壁に当たって気を失った。
「おーい審判終わりだぞ?」
「あっ!しょ、勝者牡丹!」
『ウォォォォォ‼︎‼︎』
すごい盛り上がってるけど、それほどなの?
牡丹の名前の由来は、キツネノボタンという花からです。
キツネノボタンの花言葉には、騙ましうち、ひとりぼっちという意味があるそうです。