東方神狐録   作:赤狐イナリ

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やっぱ毎週10000文字とか書いてる方はすげえよ………
ここから異変をすっ飛ばしたりしながらクロウサギの無実を証明します。


第八章∶白黒兎狐逃亡中
ESCAPE


「いきなりなんだけどさ、」

「なんだ?」

「なんで幻想郷にまで月の兵士がきてレーザー撃ってきてんのーーーー!?」

 

そう。

月の兵士は本来なら月で任務を果たすはずなのだ。

しかし普通に幻想郷に来てレーザーを大量に撃ってきてるのだ。

そのお陰で妖精とかがどんどんピチュってるのだ。

(現在地は霧の湖辺りです。)

 

「てか、元々月にいたんならその刀でレーザーとか斬れるでしょ?」

「それなら、三狐神こそ。」

「「やるしかないかぁ………。」」

 

二人は刀を抜いた。

それが抵抗の合図と知ると月の兵士は次から次へと見境なくレーザーを撃つ。

しかし、そんなものは二人には効く訳もない。

 

「反則じゃね?三狐神のその『能力』は。」

「お前こそ。『身体が水素で構成されてる』なんて、普通の攻撃ならことごとくすり抜けるんだからさ。」

 

「効かないだとおおおぉぉ!?」

「撃て!それでも撃ち続け………」

 

司令官らしき兵士の声が途切れた。

 

「抹消するなら能力とかも全部調べ上げとけよ、ただレーザーを撃ってくるだけじゃ、何の意味も為さないんだからよ。」

「………流石。」

「月にいた時にツクヨミから意味のない殺人術を教え込まれたからな。まさか、それが『同士討ち』という形で活きるとは思わなかった。」

「意味のない殺人術ね………」

「まーいいか、増援が来ちゃったし。」

 

月の兵士の増援がこちらに迫ってくる。

一体何人いるんだ?月の兵士は。

 

「黒兎殿!止まれ!撃つと止まる!あれ?止まらないと撃つだ。間違えた。」

「止まってるし。しかも肝心のセリフを間違えちゃダメだろ。」

「名前?黒兎は。」

「うーん、名前と言うよりかはコードネームみたいなの。コードネームって言ってもそのまま、黒兎の読みで『コクト』。」

「なかなかかっこいいコードネームじゃん。」

「そう?月だと大体の兵士とか玉兎には名前がないからコードネームで呼ばれるよ。」

「そこ!何をゴチャゴチャと話してる!」

 

ここは教室かっての。

 

「何でもいーじゃーん。」

 

コクトが相手を少し煽る。

 

「〜〜〜〜〜〜〜〜!」

 

あ、怒った。

 

「怒ると周りが見えなくなるよー、「死海」。」

 

ドサッ、バタン!

月の兵士達が次々と倒れる。

 

「な……………、」

「殺したとでも?」

「お前の性格だ!殺したに決まってる!」

「少し脱水症状を起こしただけだが?何ならお前も同じ目に遭わせるが?」

「そ、それだけはやめろ!」

「仲間はどうなってもいいから自分だけは助かりたいんだ?」

 

生き残りの月の兵士は壊れた人形のように首を縦に振る。

 

「だったら今すぐ月に戻ってツクヨミにこう伝えろ。」

「………。」

「逃げ延びてやるからいくらでも増援を寄越してこい。返り討ちにしてやる。」

 

コクトの宣戦布告。

まさかそれが幻想郷中を巻き込んだ争いになるとは、まだ誰も知る由もない。

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