東方神狐録   作:赤狐イナリ

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今回は第39話の宇迦之御魂神視点です。
内容としてはあまり変わらないかも………?


宇迦が夢枕に立つ

「宇迦様、おはようございます。」

「ああ、おはよう。」

 

私は宇迦之御魂神。

みんなからは宇迦と略して呼ばれている。

 

『ウカノミタマは、日本神話に登場する女神。『古事記』では宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、『日本書紀』では倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と表記する。名前の「宇迦」は穀物・食物の意味で、穀物の神である。また「宇迦」は「ウケ」(食物)の古形で、特に稲霊を表し、「御」は「神秘・神聖」、「魂」は「霊」で、名義は「稲に宿る神秘な霊」と考えられる。記紀ともに性別が明確にわかるような記述はないが、古くから女神とされてきた。』

(いつも解説に助かるwikipedia情報)

 

別に神様だからといって何か特定の仕事があるわけでもない。

そして眷属の狐達との争いも最近となっては無くなってきた。

そのおかげで私は暇を持て余しているのだ。

 

………そういえばこの前荒神が『コクト』という玉兎とツクヨミの事件に関わっているとアメノミナカヌシから聞いた。

三狐神の夢の中にでも入って伝えるか。

 

 

○三狐神目線

 

 

「おや、珍しいお客さんが来たな。」

「久しぶりですね、三狐神。」

 

 

 

夢の中には宇迦之御魂神がいた。

つまりこれは、『夢枕に立つ』という現象か。

 

 

 

「なんでここに宇迦が?」

「実は例の事件について、手がかりが見つかりました。」

「まあどうせ、アメノミナカヌシからの情報なんだろうけど。」

「ええ。」

「んで、情報って?」

「日本には八百万の神々がいるでしょう?」

「?なんで今そのことを?」

「その八百万の神々とは別で、荒神としているのが600万柱いるのは知っているでしょう?」

「そこからか?」

「ええ、その600万柱がどうやら組織的に動いていたみたいですよ。」

 

 

 

手がかりが掴めた。後はツクヨミ達の力を借りてそいつらの主犯格をとっ捕まえるだけだ?

 

 

 

「でも三狐神、荒神筆頭の『奴』には注意しなさい。」

「奴か。もう同じ間違いはしない。」

「あなたの身体に絶対に消えない傷を負わせた奴なんだから。」

 

 

 

もうかなり前の話だ。

そのときはなんとか勝てたものの背中に大きな十字傷を負った。

そんなこともあった。

 

 

 

「もう負けないよ。」

「奴らは全国に信仰を拡げているわ。それこそ、今のあなたじゃ勝てないくらいの力まで持ってる。」

 

 

 

『荒神信仰は、西日本、特に瀬戸内海沿岸地方で盛んだったようである。各県の荒神社の数を挙げると、岡山(200社)、広島(140社)、島根(120社)、兵庫(110社)、愛媛(65社)、香川(35社)、鳥取(30社)、徳島(30社)、山口(27社)のように中国、四国等の瀬戸内海を中心とした地域が上位を占めている。他の県は全て10社以下である。県内に荒神社が一つもない県も多い。

 

荒神信仰には後述するように大別すると二通りの系統がある(三系統ともいう)。屋内に祀られるいわゆる「三宝(寶)荒神」、屋外の「地荒神」である。』

 

(wikipedia情報)

 

 

 

「む………確かに多いな、でもさ、宇迦も少しは力を貸してくれるんでしょ?わざわざ夢枕に立って手がかりと警告をしに来たわけじゃないんだろうし。」

「………ええ、微力ながらも私のちか………三狐神、祝詞を使えばいいじゃない。」

「あ。」

(三狐神は祝詞が頭に全て入っていません。)

「そうすればあなたの神力と引き換えに私の力を貸すことができるわ。」

「僕や荒神よりも広く厚く信仰されてる宇迦なら、荒神に匹敵する力があるからね。」

「そろそろじゃないかしら?」

「それじゃあ、僕は夢から醒めるよ。」

「クスッ………。」

 

さて、夢枕に立って三狐神に情報は伝えたし、私は小説でも読むか。




あ、これ41話目なのね。
(今更)
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