東方霧雨録〜転生したら霧雨魔理沙♂だった〜 作:クジラのお腹
幕間 冬の幻想郷での一幕
幻想郷は外の世界とは違い、妖怪やらなんやれであふれかえっているが
四季が訪れることは何ら変わりない。
冬というものは、一度暖かいところに入ってしまうと
二度と出たくないと思ってしまう、それは博麗の巫女であろうと変わらないことだ
霊夢「はあ~、真冬のこたつは極楽ね~」
こたつに入っている時こそ、至福のひと時だろう
しかし、この状況を邪魔するものが現れた
魔理沙「来たぞ~霊夢頼まれたものをもt霊夢「早く締めなさい!!」お、おう」
このキレようである、これがこたつの魔力というわけだ
魔理沙「じゃあ俺もこたつに入れせてもらうぜ」
霊夢「駄目よ、こたつに入るときに外の空気が入るじゃない」
魔理沙「別にいいだろそれくらい・・・、ほらこれがお前の欲しがってた焼き芋だ」
霊夢「よくやったわ魔理沙!こたつにはいっていいわよ!」
魔理沙「現金なやつめ・・・」
霊夢「まったく冬ってのはどうしてこうも寒いのかしら」
魔理沙「そういう季節だからだろ、さっはやく焼き芋食べようぜ」
霊夢「そうね、じゃあ食べましょうかじゃあお茶を・・・、ってあら?お茶が切れてるわね
魔理沙、入れてきてちょうだい」
魔理沙「え?ヤダよ霊夢が入れて来いよ」
一触即発、どちらもこたつの力にのまれ動きたくないようだ
お互いの目線が、交わり火花が散っている(ように見える)。
このままでは、第9次どちらがこたつから出るか戦争が始まってしまう
しかしそこに、救世主(?)が現れた。
紫「なら私が入れてきてあげるわよ」
魔理沙「あ、紫きたのか」
霊夢「お茶の葉は、右上の棚に入ってるわよ」
紫「わかったわ」
そういうとゆかりはスキマを開くと、そこに手を入れてお茶の葉を取り出すと
急須に入れお湯を入れた後、湯呑に注いだ
魔理沙「紫が自分から動くなんて珍しい
霊夢「あんた何か変なものでも食べたの?」
紫「あなたたち私のことを何だと思ってるのよ・・・」
「「妖怪の賢者(笑)」」
紫「ら~ん!二人がいじめる~!」
ちょっと悪口言われただけでこのありさまだ、やはり妖怪の賢者(笑)ということだろう
紫がわめいていると藍がやってきた。
藍「紫様、あまり大きい声を出さないでください」
魔理沙「藍さんこんにちわ」
霊夢「このうるさいのを黙らせて」
魔理沙「
まあうるさいのは確かだがな・・・、と魔理沙は思った
とりあえず、焼き芋を魔法で温め直した、ふと思いついたが魔法でお茶を入れたらよかったのでは?
魔理沙「まあ、今更思いついても意味ないよな」
霊夢「どうかしたの?」
魔理沙「いや、何でもない」
紫「う~ん、この焼き芋なかなかおいしいじゃない」
魔理沙「もう食ってやがる・・・」
霊夢「程よい感じの甘さでいいわね」
藍「焼き芋は久しぶりに食べるな」
俺も、焼き芋を手にとって一口ほおばる、外で冷えていたからだが内側から温まっていく
そういえば橙はいないのだろうか。
魔理沙「そういえば橙はいないのか?」
霊夢「そういえばいないわね、どうしたの?」
藍「橙なら今はマヨヒガにいるぞ、猫の集まりが何とかといっていたな」
魔理沙「猫の集まりとかあるんだな・・・」
一体猫同士で集まって何をするというのだろうか、俺にはわからん
藍「くっ!猫に囲まれる橙なんて絶対にかわいいに決まっているというのに!」
魔理沙「あ~あ、またこうなっちまったか」
紫「藍は橙ことになるとすぐにこうなっちゃうんだから・・・」
霊夢「ま、いいんじゃないの?別に」
そういうと霊夢はお茶をすすった
魔理沙「それにしても最近はぐっと気温が下がったよな、もうすぐ冬眠の時期なんじゃないのか?」
紫はなぜか知らんが、冬頃になると冬眠するのだ
紫「そういえば、明後日ぐらいには冬眠することを伝えに来たんだったわ」
霊夢「目的を忘れてるんじゃないわよ・・・」
魔理沙「・・・そうだ、ゆかりが起きてるうちにあの音について聞いておきたいんだが?」
俺がそう口にすると、ほかの三人が真剣な表情になる
今聞いておかなければ次に聞けるのは、春になってからだろう
紫「そうね、今のうちに話しておきましょう、紅魔館の吸血鬼フランの身に起こっていたことを」
霊夢「じゃあまず、あの時フランの体から飛び出ていったものについて教えてくれるかしら」
まずは霊夢が質問した、霊夢もなんだかんだで紅魔館の奴らについて
心配していたみたいだったからな。
だが俺としても、あの時フランの体から飛び出していったものは何だったのか気になる
あの時はあんなものが出てくると思わずすぐに逃げられっちまったからな。
だが確かにあの時、俺はあの黒いものからとてつもない悪意を感じた、今まであれほどの
悪意を持っている奴は見たことがない
紫「結論から言うと、あれは何者かの思念体よ」
魔理沙「思念体?なるほどそいつがフランのからだを乗っ取ってたのか」
紫「いいえそれは違うわ」
霊夢「その思念体が入り込んでいたなら、そいつが操っていたんじゃないの?」
藍「あの子に暴走していた時のことを聞いてみたのだが、その思念体が入ってきた時から
ずっとあの子を精神の奥底に閉じ込め体を奪おうとしていたらしい
暴走していたのは、思念体が乗っ取ろうとするのに抵抗していたかららしい」
魔理沙「・・・これって結構まずいことになってるんじゃないか?」
霊夢「どういうことよ」
魔理沙「俺たちも紅魔館の奴らも暴れまわっていたフランのことを見て
狂気だと判断した、だが実際にはフランは狂気に侵されていなかった
そうなれば、おそらく思念体が偽装する魔法でもかけていたんだろうが
人間である俺はまだしも、長い時を生きているパチュリーですら
気が付かなかった、つまりその思念体はかなりの実力者だってことだ」
俺が言ったその言葉は、この幻想郷で大規模な異変が起こるかもしれないといったも同然だった。
Topic 霊夢と魔理沙の共通認識
二人は、紫のことを妖怪の賢者(笑)だと思っているが、一度もBBAだと思ったことはない