東方霧雨録〜転生したら霧雨魔理沙♂だった〜 作:クジラのお腹
どこかに飛んで行った霊夢を追いかけて数分がたったころ、ようやく追いついた。
魔理沙「お~い霊夢、待ってくれ~」
霊夢「ああもう、わかったわよ」
やっと合流したところで調査を再開しようというときに、何かが聞こえてきた。
???「・・・よー!」
魔理沙「ん?何か聞こえないか?」
咲夜「たしかに何か聞こえるわね」
霊夢「何かしら」
この声は・・・、後ろから来てる!?
???「春ですよー!」
魔理沙「あっぶね!」
あと少しよけるのが遅れてたら激突されてたぞ!あんな速度でぶつかったら絶対痛かったぞ!
魔理沙「あの野郎、ぶっ飛ばす!(あいつに話を聞いてみようぜ!)」
咲夜「本音と建前が逆になってるわよ」
咲夜が何か言ってるがそんなことはどうでもいい!今はあいつをぶっ飛ばす!
魔理沙「これでも食らいやがれ!」
俺が弾幕を打つと奴に当たり、撃ち落された。
よし!
霊夢「あ~、もう何やってんのよ」
魔理沙「まあ、話も聞くんだからいいじゃないか」
そういって、あいつに近づいていく、そいつは妖精だが目を回している様子だった。
霊夢「ほらあんた、目を回してるんじゃないわよ」
そういって霊夢は妖精の頭をお祓い棒で軽くたたいた、妖精はようやく目を覚ました。
???「あれここはどこですか?」
魔理沙「なあ、おまえの名前はなんだ?」
リリー「私の名前は、リリー・ホワイト、春告精です!」
春告精か、春告精といえば春の訪れを知らせる妖精でげんそうきょうでは、春の季語として使われるほどだ、こいつならこんな状況になった理由がわかるかもしれない。
咲夜「ねえ、あなた春なのにこんな状況になった理由を知らないかしら?」
リリー「知ってますよー!」
魔理沙「本当か!教えてくれないか?」
リリー「はい!この先にたくさんの春が集まっている場所があるんですが、集まりすぎていてほかの場所の春まで奪っているんです!」
ほかの場所のものまで奪っているか、それならそこに異変の黒幕がいそうだな。
霊夢「これで行き先が決まったわね」
咲夜「ええ、それじゃあ行きましょう」
魔理沙「さっさと解決して帰るぞ!」
リリー「おー!」
魔理沙「お前もついてくるのか・・・、まあいいと思うが危険だと思ったらすぐに 離れろよ?」
あんまり危険なことに巻き込むわけには行けないからな。
少しづつ、目的の場所につくころだが、こっちの方向に進むほど暖かくなっているような気がする。
そうしてついに、俺たちの目の前に巨大な門が見えた。
リリー「この門の先に春が集まっています!」
魔理沙「なんだ?この門?」
咲夜「かなり大きな門ね」
霊夢「う~ん、この門なんか見たことがあるような・・・」
魔理沙「どこで見たんだよ?」
霊夢「たしか・・・、紫が持ってきた写真を子供のころに見たような気がするわ」
てことは、幻想郷にとって大事なところか?前世で見たような気もするがよく思い出せないな。
とにかく行ってみないことには何も始まらないから乗り込むことにした。
そうして門の中に足を踏み入れた瞬間、空気が変わったのを感じた。
魔理沙「なんだこの感じ・・・?生の気配を全く感じられない」
咲夜「まるで死後の世界ね・・・」
霊夢「・・・思い出したわ、ここは罪の無い死者が成仏するか転生するまでの間を
幽霊として過ごす世界、冥界よ」
冥界か・・・、周りに咲く桜はとても美しいものだが、空中を幽霊が飛んでいる
それにしても、桜が咲いているということはここで会っているだろう、冥界に四季があるのかは知らないが。
リリー「あの大きな桜に集まっています!」
リリーが指を向けた方向を見るとここからでも見えるほどにデカい桜があった、ほとんど満開に近い、なんとなくだが、あの桜が咲いたら面倒なことになる気がする。
魔理沙「急いだほうがよさそうだな」
咲夜「早くいきましょう」
俺たちは、階段に沿って上に向かて飛んでいく、そうすると門の前に人が立っているのが見えた。
???「止まりなさい!ここから先は立ち入り禁止です!」
霊夢「誰よあんた、どきなさい私は異変を解決しなくちゃならないのよ」
妖夢「私は白玉楼の剣術指南役兼庭師、魂魄妖夢です、先ほども言いましたがここから先は誰も通すなと言われていますのでお引き取り願います」
魔理沙「そういうわけにはいかないんでな、押し通らせてもらうぞ!」
妖夢「致し方ありませんね、少し痛い目を見てもらいます!」
咲夜「ここは私が相手をするから先に行きなさい」
魔理沙「そうか、じゃあ任せるぞ!」
霊夢「負けたりするんじゃないわよ!」
妖夢「なっ!行かせるか!」
妖夢が先に行こうとする俺たちを止めようとするが、目の前をナイフが通り過ぎ思わず足を止める。
咲夜「あなたの相手は私よ」
妖夢「くっ、ならば手早くおまえを倒してあいつらを追いかける!」
妖夢の斬撃と咲夜の投げたナイフがぶつかり火花を散らす、それが勝負開始の合図となった。
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