あまねく奇跡の召喚録 作:熱核戦争先生
キヴォトスと日本との間にキ日友好条約が締結されてから、キヴォトス…特に連邦生徒会は過去に見ないほど忙しかった。
クラークリアの国家が立て続けに訪問しては国交を締結し訪問しては国交を締結した。
担当している先生や連邦生徒会の行政官やスタッフは目を血走りながら捌いていた。
連邦生徒会は新たに外交を担う行政委員会の設置が必要と考え外交室の設置を決定。
外交室長に浅瀧トウコが任命された。
しかし、キヴォトスでは他国家との外交経験が無く外交下手である。
そのため、日本国外務省新興国家局の小原達数名がアドバイザーとして派遣されおりキヴォトス外交室を指導している。
更にクラークリアの国家の特性や復活する古の魔法帝国に備え、キヴォトスに降りかかる火の粉を払うため、防衛室傘下の学園や各学園の治安維持組織の指揮系統を統一する学園間軍事同盟“
原因は各学園が連邦生徒会に非協力的な事。
連邦生徒会は各学園の問題などに消去的な姿勢だった事もあり、連邦生徒会に提案に「問題をほったらかしにしておいて協力しろなんて虫が良すぎる」と各学園から一蹴されている。
他にも、古の魔法帝国が侵略してくる事になると、侵略者を殺す必要がある。
身体が頑丈なキヴォトスの生徒とはいえ、人を殺す行為を忌避しており、それで消極的な学園もあったりする。
「あの時積極的に動いてれば…」と連邦生徒会は後悔し、代替え案としてヴァルキューレやエイギルの規模拡大ないし、外的からの脅威を排除する事に特化した学園の設立、カイザーPMCのようなオートマタ部隊の創設、日本との安全保障条約の締結などを模索している。
日本との安全保障条約の締結に関しては当初、締結には消極的で見送っていたが、ウトナピシュティム条約機構軍の設立が頓挫したので条約締結の必要性が急遽高まった。
それ以外に連邦生徒会では議論されていたSRT特殊学園の閉鎖が見送られる事になる。
SRT特殊学園
連邦生徒会長直属の学園で、Special Response Team の頭文字から取りSRTと呼ばれている。
治安維持を担うヴァルキューレ警察学校では、各学園に自治権があるが故動きが制限されたり、対処できない案件に対して即時に出動が許される上各学園自治区を制限なしに行き来できる学園だ。
選抜基準は厳しく生徒はエリート揃い、装備もキヴォトス最高レベル。
しかし、連邦生徒会長が失踪した事によりSRTの責任所在が宙に浮き、進んで責任を取ろうとする者が現れず議論は閉鎖賛成が同然だった。
そこに待ったをかけたのがクラークリアの世界情勢だ。
ウトナピシュティム条約機構の設立が頓挫し、古の魔法帝国や覇権主義国家の脅威に備えるため、少しでも多くの武力が欲しい連邦生徒会にとっては四の五の言ってられない状況になった。
責任の所在に関しては連邦生徒会長代行のリンが覚悟を決め受け継ぐ事になった。
To Be Continued......