あまねく奇跡の召喚録 作:熱核戦争先生
ミレニアムサイエンススクール
キヴォトスの学園にして三大学園の1校。
生徒数79万人、科学技術に力を入れており新興学園ながら短期間の内にキヴォトス三大学園の指に入るまでに急成長を遂げた学園だ。
“千年難題”という難題に立ち向かう研究者の集まりをきっかけに誕生してから、様々な研究室が生まれキヴォトスの科学技術発展に貢献している。
「今度できる新しい部活の事なんだけど…」
「ふむ、気になるけど、今の部活での研究もあるし…」
「ちょうど、刺激的な物を欲していたし入部しようかな」
異世界に転移した事により創作でしか登場しない魔法の存在や、キヴォトスの生徒にも魔法に準ずる物がある事が明らかになり、魔法に関する研究や技術を開発する部活“マギア”の創設が、ミレニアム生徒の間で話題になっている。
「魔導戦艦に魔導戦闘機…どう言う仕組みで動いてるのか気になるな、分解してみたいな、中身見て見たいな」
学園の性なのか魔法と言う現象を追求したい生徒、魔法でキヴォトスの技術革命を起こしたい生徒、己の欲望を満たしたい生徒がマギアへの入部を考えていた。
マギア創設はミレニアム在校生のみならず、興味を持ったミレニアム自治区と他の自治区の中学生の同校への入学者数の増加、魔法に憧れている他校の生徒がこぞってミレニアムへの転入申請が相次ぐ副次効果も生まれた。
とは言え、彼女らは魔法関する知識は無いに等しい。
ミレニアム魔法研究の顧問として、魔法文明国家から魔導士の派遣を要請している最中だ。
その中で神聖ミリシアル帝国、アニュンリール皇国、パーパルディア皇国、パンドーラ大魔法公国、マギカライヒ学院連合、アガルタ法国、中央法王国の7カ国は魔導士の派遣に前向きな姿勢で検討している。
ただし、アニュンリール皇国は半ば強制的に検討させられているが。
他の魔法文明国家は、キヴォトスの世紀末っぷりの治安状況や、一部で囁かれている“キヴォトス魔帝子孫説”を理由に魔導士の派遣は見送られている。
特異現象捜査部
異世界に関連する事なら特異現象捜査部も切っても離されないだろう。
特異現象捜査部は、同校の生徒会であるセミナー傘下の特務組織で「科学的に証明しがたい事象を研究・追求」する事を目的としている。
「ただでさえ、私と部長でデカグラマトンを調査しているのに、キヴォトス転移現象の調査依頼なんて…イライラしてきて暑くなって来た」
部員の和泉元エイミはそばに置いてあったエアコンのリモコンを取る。
「落ちついてください、エイミ。これ以上温度を下げないでください。部室を冷蔵庫にする気ですか?」
部長の明星ヒマリはエイミの行動を止めようと説得する。
「服を脱ごうとしないでください。え、下着はどうかって?」
ヒマリは、エアコンの温度を下げる代わりに、下着になろうとしているエイミに困惑を隠せなかった。
「そうですね…仕方ありません、水着までなら許します」
「良かった、こんな事もあろうかと水着を用意していたんだ。ちょっと待っててね」
エイミはそう言い、その場で制服を脱ぎ始める。
「お待たせ」
「ま、まさか、その下着が水着って言う訳ありませんよね?」
今のエイミはファスナーが付いたブラジャーとパンティの下着姿だった。
「ああ、この下着は水着としての機能も持ち合わせてるの。暑くて水浴びしたい時に一々着替えずに済むし効率的でしょ?」
「何ですか、制服の下にスクール水着を着てすぐに着替えれるような感覚は」
エイミの効率的な行為にヒマリはツッコミが追いついていけなかった。
「それにしても異世界ってすごいね」
「ええ、日本からの情報によれば、この世界は魔法以外にも、デカグラマトンが存在を証明しようとしていた“神の存在”も確認されていますから。この学園に通う生徒にとって、この世界は正に知識の宝庫。自身の知見を広げるまたとない機会ですね」
『神を研究し、その存在を証明できれば…その構造を分析し、再現できるだろう。すなわちこれは、新たな神を創り出す方法である…』と言う仮説を元に作られた対絶対者自律型分析システム。
同校の超高性能演算機関“ハブhub”を0.00000031秒と言う速さでハッキング、特別な空間に隔離されたサーバーを電源なしで掌握するAI離れした技の性能を持つAIだ。
デカグラマトンは自身の本体があった施設を爆発と水流で消し去り、自身の配下である預言者と共に存在証明をやり直す旅路に出た。
「でも、これ大丈夫?デカグラマトンが、この世界の神と接触しようと何かアクションをとって来るんじゃ無い?」
「その可能性は否定できません。預言者の襲撃、ミレニアムで起きたハッキングとは比べ物にならない大規模なハッキングが」
「日本が一番注意すべき。あそこキヴォトスに匹敵する情報社会が築かれてるし、100年前に神と接触して軍隊をこの世界に派遣したから」
「エイミの言う通りですね。後で連絡係にデカグラマトンの資料を渡して日本に送ってもらいましょう」
その後、ヒマリはデカグラマトンに関する資料を連邦生徒会人材資源室から派遣された行政官に渡された日本に提供された。
ゲーム開発部
「イキスギィ!イクイク!ンアーッ!いいよ、こいよ!胸にかけてください!胸に!」
ゲーム開発部の部員天童アリスは、部室内で大声で叫んでいた。
「あ、アリスちゃん…」
「お姉ちゃん、これはどう言う訳?」
「わ,私もさっぱりだよ!」
そんなアリスの奇怪な行動に、花岡ユズ、才刃姉妹は戸惑っていた。
遡る事3日前…
アリスはスマホでレトロゲー実況動画を視聴していた。
下に表示されている関連動画の上位に、日本の動画投稿サイトから無断転載された動画を見つけた。
アリスはそれをタッチした。
Q.【じゃあ、まず年齢を教えてくれるかな?】
A.【24歳です】
Q.【24歳?もう働いてるの?】
A.【学生です】
Q.【学生?あっ…(察し)ふーん】
アリスはその後、投稿されている関連動画を漁り始めた。
「やりますねぇ!銃が効かねぇんですよ!ンアッー!枕がデカすぎます!」
今に至るのだった。
「ちょっと、ゲーム部!他の部活からクレームが来てるんだけど…あ、アリスちゃん?」
そこにセミナーの会計担当の早瀬ユウカが入って来た。
「ゆ、ユウカ…」
「おっ、ユウカ先輩じゃ無いですか、ちっすちっす」
「アリスちゃん…」
「はえ~ユウカの太もも、すっごい大きいです」
「あ、あんた達〜アリスちゃんに何を吹き込んだのかしら?」
ユウカの地雷を踏んでしまったのか、矛先はモモイ達の方に向いた。
「ひぃっ…」
「ユウカ、これは誤解だよ!私達にもさっぱりなんだよ!?」
モモイ達は必死に弁明する。
「おっ、見たけりゃ見せてやりますよ」
アリスは徐に制服を脱ぎ始める。
「アリスちゃん!?」
「アリス、ストップ、ストップ!!」
半裸になったアリスをモモイとミドリは阻止する。
ユズは唐突な出来事にロッカーに退避した。
「アリス、早まらないで!」
「そ、そうだよ!これ以上やったら廃部にされる!」
「おっ、そうですね、それはいけません。アリス脱ぐのやめます。代わりにこれを胸にかけてください」
アリスは懐から練乳チューブを出す。
「アリスちゃん!!!」
「どこでそんな事を...///」
「はい、シャーレに遊びに行った時に先生の机の底から見つけた本で、先生はこういったシチュエーションが好きだと知りました」
アリスは純粋無垢な笑みで答える。
「えっ、先生そう言うの好きなの?」
「何か以外...てっきりむっつりスケベかなと思ってたけど」
「あんた達、何関心してんの!?ど、どうしよう...と、とりあえず先生に」
「えい!」
アリスはキャップを開け練乳をぶちまける。
「「アリスー!!!」」
「アリスチャン!!!」
To Be Continued......
今回は濃い味付けにしてやったゾ